2025年9月、上海で開催されたショパールの特別展覧会「L’Heure du Diamant(ドゥ・ダイアモンド)」は、単なる新作発表の場ではなかった。
それは、1960~70年代の館蔵ヴィンテージウォッチから現代のハイジュエリーウォッチまでを横断する、“時間と宝石”の物語だった。
この展覧会の核となるのは、ショパールスーパーコピー 代引き共同社長兼アーティスティックディレクターであるキャロライン・シェフェル(Caroline Scheufele)の母・カリン・シェフェルが愛した“ダイヤモンドと花”というロマンティックな原点だ。
夫のカル・シェフェルがその想いを形にした——それが、ドゥ・ダイアモンド・コレクションの誕生秘話である。
💎 1. ドゥ・ダイアモンド 10A178-1301:
最小自社手巻きムーブメントが宿る、26mmの詩
直径26mmの18Kホワイトゴールドケースに収められたこのモデルは、現代のレディースウォッチとして極めて稀有な存在だ。
- 表盤:真珠母貝(マザーオブパール)
- 表帯:ブランド独自の“樹皮紋(Bark Texture)”仕上げ(255個のパーツを手彫り)
- ベゼル:ショパール独自の“クラウン・クロー・セッティング(Crown Claw Setting)”——V字爪が光を最大限に反射し、ダイヤモンドを“王冠”のように輝かせる
心臓部には、ブランド最小級の手巻きムーブメント「Cal. 10.01-C」 を搭載。
これは、女性向けに専用設計された自社機芯であり、「男表の縮小版」ではないというブランドの矜持が込められている。
🌙 2. ドゥ・ダイアモンド 139445-1001:
複雑機構×ハイジュエリーの融合
このモデルは、ドゥ・ダイアモンド初の月相機能付き自動巻きウォッチとして注目を集めた。
- ケース径:35.75mm(現代的なレディースサイズ)
- 素材:18Kホワイトゴールド+ベゼル全面にセットされたラウンド・ブリリアント・ダイヤモンド
- 月相表示:砂金石(アベンチュリン)製ディスク上に、二つの月が回転。
122年でわずか1日しか誤差が出ないという驚異的精度を実現
ムーブメントはCal. 09.02-C(直径20.4mm、厚み4.6mm)。
小型ながらも、169個の部品で構成され、複雑機構のミニチュア化技術の高さを示している。
🦅 3. 雪山傲翼**(Alpine Eagle)
“頂配”と称される、究極のカラーストーン使い
展示の締めくくりを飾ったのは、雪山傲翼(Alpine Eagle)の特別バージョン。
“頂配”(最高グレード)と呼ばれる所以は、その大胆かつ繊細なカラーストーンの使い方にある。
- ケース:18Kホワイトゴールド
- インデックス・針:ブルーとパープルのサファイアを多面カットし、光の角度で色が変化
- 文字盤:グラデーションカラーの“アイスブルー”に、ブランド象徴の“鷲の爪(Eagle’s Talon)”パターンを施す
ムーブメントはCal. 01.15-C(COSC認定)、動力備蓄60時間、ストップ秒機能付き。
裏蓋はサファイアクリスタルで、精緻に仕上げられた自社機芯を鑑賞可能。
なお、このモデルはショパール直営店限定で、一般流通しない希少品だ。
💎 編集部コメント:
宝石商のDNAが、時計を“可動する芸術”へと昇華させる
ショパールは、1860年にルイ=ユリス・ショパールが創立した高級時計メーカーだが、同時に世界有数の宝石商でもある。
この二重のアイデンティティが、ドゥ・ダイアモンドや雪山傲翼のような作品を生み出す原動力となっている。
「時計は時間を示す道具ではない。
身に着ける者の内面を、宝石と機械で表現する芸術品だ。」
上海の展覧会は、そんなショパールの哲学を、過去・現在・未来を通じて静かに語っていた。
そして、その物語は、今もダイヤモンドの輝きと共に、続いていく。