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テニスと時計、それぞれの頂点が響き合う瞬間となった。

腕時計でもテニスという競技の理想を体現していました。男女ともにトップシードが顔をそろえた夢のような決勝戦で、ココ・ガウフ(Coco Gauff )とカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz)が記憶に残るファッションでタイトルを手にしたのです。しかし時計愛好家にとってはそれだけではありませんでした。表彰式では、数々の素晴らしい腕時計が姿を見せるというれしいおまけがあったのです。そしてロレックスにもテニスの結果以上に喜ばしい出来事がありました。というのも、パネライスーパーコピー代引き優良サイト決勝に進出した4人のうち3人が手首に“クラウン”を輝かせていたのです。

Coco Gauff
ローラン・ギャロス2025の表彰式にて、ココ・ガウフ。Photo courtesy of Getty Images.

先週の土曜日、ココ・ガウフはセリーナ・ウィリアムズ(Serena Williams)以来およそ10年ぶりに、伝説的なローラン・ギャロスのクレーコートで優勝したアメリカ人選手となりました。この記念すべき場面で彼女が着けていたのは、バイオレットのダイヤルが特徴的な、生産終了モデルのロレックス オイスター パーペチュアル “レッドグレープ”でした。この時計は、2023年の全米オープンで彼女が初のグランドスラムタイトルを獲得した際にも着用していたもの。下の写真でも確認することができます。

昨年末にオーデマ ピゲとパートナーシップを結んだアリーナ・サバレンカ(Aryna Sabalenka)は、ターコイズのダイヤルが印象的なロイヤル オークを着用し、同ブランドへの思いの強さを示しました。実は彼女がAPのタイムピースで注目を浴びたのは今回が初めてではありません。数カ月前にはレインボーカラーのロイヤル オーク オフショア クロノグラフを披露し、さらにローラン・ギャロスの数週間前にはデビッド・ベッカム(David Beckham)と並んで、エレガントなパープルのプチタペストリーをあしらったロイヤル オーク50周年記念の限定モデルである、セルフワインディング フライング トゥールビヨンを着用していました。

ローラン・ギャロス2025の表彰式にて、アリーナ・サバレンカ。Photo courtesy of Getty Images.

男子決勝ではヤニック・シナー(Jannik Sinner)とカルロス・アルカラスによる壮絶な一戦が繰り広げられ、観衆の期待に違わぬ結果となりました。試合時間は実に5時間29分。グランドスラム史上2番目の長さを記録し、すでに“史上最高の試合のひとつ”と称されています。第4セットで何度か試合を決めるチャンスを逃したものの、スペイン代表のアルカラスは粘りを見せて試合を第5セットに持ち込み、最終的にはタイブレークで勝利を収めました。

ローラン・ギャロス2025の表彰式に立つ、カルロス・アルカラス。Photo courtesy of Getty Images.

カルロス・アルカラスは、これまでグランドスラム優勝のたびに、さまざまなバリエーションのロレックス デイトナを着用してきました。2022年の全米オープンではブラックダイヤルのRef.116500を、ウィンブルドンと2024年の全仏オープンでは、イエローゴールドの希少なメテオライトダイヤル(Ref.116518LN-0076)を着用しています。このスペインの若きスターはそのメテオライトダイヤルのデイトナについて、「選手としてのキャリアにおいて非常に重要な瞬間を共にし、たくさんの思い出が詰まっています」と語っており、まさに彼を象徴する“トロフィーウォッチ”となっています。今年のローラン・ギャロスでもこれまでのスタイルを踏襲しつつ、今回はひとひねり加えた選択をしています。それはWatches & Wondersで発表されたばかりのロレックスの新作、18Kイエローゴールド製ケースに鮮やかなターコイズダイヤル、オイスターフレックスブレスレットを組み合わせたロレックス デイトナ コスモグラフ(Ref.126518LN)です。

一方、準優勝のシナーも同じくデイトナを選びました。彼が今年初めの全豪オープンで着用していたものと同じ、18Kエバーローズゴールド製のロレックス コスモグラフ デイトナ(Ref.126515LN)である可能性が高いそうです。

Jannik Sinner wearing a Rolex Daytona Cosmograph
ローラン・ギャロス2025の表彰式にて、ヤニック・シナー。Photo courtesy of Getty Images.

週末に繰り広げられたふたつの試合は、記憶に深く刻まれる名勝負となった。今回決勝に進出した4名はいずれも卓越したプレーを見せると同時に、時計への深い愛情を持つ“時計愛好家”たちでもあります。これからも彼らによる熱戦と、それぞれの個性を映し出す魅力的な時計の競演を楽しみにしたいところです。なにしろ、ウィンブルドンまであと数週間しかないのですから。