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チューダー「ブラックベイ1958 GMT 可楽圏」: 39mmの“可楽圏”が、GMTウォッチの新基準を打ち立てる

2024年、「ウォッチ・アンド・ワンダーズ」で多くのファンが期待していたのは、ロレックスによる“可楽圏”(コカ・コーラカラー)のGMTマスターIIだった。しかし、その願いは叶わず——代わりに、チューダーが驚きの一手を打った。

それが、チューダースーパーコピーN級品ブラックベイ1958型 GMT “可楽圏”(Ref. M7939G1A0NRU-0001)だ。
これは単なるカラーバリエーションではない。
39mmという理想のサイズ感、200m防水、METAS認定ムーブメント——
すべてを兼ね備えた、現代のGMTウォッチとしての完成形である。

🥤 “可楽圏”の正統進化:赤と黒の絶妙なバランス

“可楽圏”とは、コカ・コーラの商標カラーに由来する、上半分が黒、下半分が赤の双色ベゼルの通称だ。
ロレックスでは1950~80年代にGMTマスターで使用され、近年は復刻モデルで再登場している。

チューダー版の特徴は、赤のトーンがより深く、ワインレッドに近い“ボルドー調” であること。
これにより、派手さを抑えつつ、ヴィンテージ感と上品さを両立している。

さらに、ベゼルの目盛りにはゴールド塗装が施され、文字盤の“雪花針”やインデックスとの統一感を強めている。

📏 39mm——GMTウォッチの“黄金サイズ”

従来のチューダーGMTモデル(例:ブラックベイ GMT Ref. M79830RB)は41mmで、一部ユーザーからは「やや大ぶり」との声もあった。

本作は、ブラックベイ58シリーズの39mmケースを採用。
厚みも12.8mm(旧GMT比で約0.9mm薄)と、着け心地を大幅に改善。

このサイズは、GMT機能を日常的に活用したいビジネスパーソンや、小ぶりな手首のユーザーにとって、まさに“理想のバランス” を実現している。

⚙️ METAS認定 MT5450-U:信頼性の証

心臓部には、自社開発GMTムーブメント Cal. MT5450-U を搭載。

- METASマスター・クロノメーター認定(日差:0~+5秒)
- 動力備蓄:70時間
- 耐磁性能:15,000ガウス
- 独立秒針停止機能(GMT針を含む)

特に注目すべきは、GMT針を独立して調整可能な点。
時差のある国へ移動しても、時針だけを1時間単位で進め・戻すことが可能で、日付変更のリスクなく時刻設定が可能だ。

💧 200m防水:ロレックスを超える実用性

ロレックス GMTマスターII の防水性能は100mだが、
本作は200m防水を実現。
これは、1958年に発売された初代ダイバーズウォッチ「Ref. 7924」へのオマージュであり、
“GMT機能+本格的防水性能”という二重の実用性を誇る。

💰 価格と総評:4万円台の“超コスパGMT”

中国市場での公定価格は40,100元(日本円換算でおよそ87万円前後)。
この価格帯で、METAS認定・200m防水・39mm・可楽圏を兼ね備えたGMTウォッチは、他に存在しない。

編集部コメント:
「ロレックスがやらなかったことを、チューダーがやった。」
この一本は、単なる“弟分ブランドの成功作”ではなく、
GMTウォッチというジャンルそのものの進化を示す、歴史的なモデルだ。
日常使いから旅行、軽いマリンスポーツまで——
あらゆるシーンで主役となる、現代の“真のGMT” である。

カルト的な人気を誇るMIHウォッチが帰ってきた。

2005年に発表されたオリジナルのMIHウォッチは、当時ラ・ショー・ド・フォンの国際時計博物館(Musée International d'Horologerie、通称MIH)のキュレーターであった時計師、ルートヴィヒ・エクスリン(Ludwig Oechslin)氏の発案によるものだった(彼は後に、オックス・ウント・ユニオールという自身のブランドを立ち上げることになる)。そして今回、インダストリアルデザイナーのクリスチャン・ガフナー(Christian Gafner)氏の手によってメカニク2(Mechanik2)というブランドとして復活を遂げようとしている。ガフナー氏はエクスリン氏と独立時計師のポール・ゲルバー(Paul Gerber)氏とともに、オリジナルのMIHウォッチを共同でデザインした人物である。

メカニク2のケースサイド
ブライトリングスーパーコピー新しいメカニク2はオリジナルモデルと同様、直線状のアニュアルカレンダー(年に1回、2月末にリセットする必要がある)を搭載しており、3時位置に午前/午後、曜日、月、日付を表示。さらにモノプッシャーで操作できるクロノグラフも搭載している。オリジナルモデルからアップデートした要素として、メカニク2は文字盤上の12時位置に30分積算計を配置している。これはクロノグラフが作動すると、それに合わせて赤いドットが1分ごとに埋まっていくというものだ(オリジナルは時計の裏側に配された特別な窓から、30分積算計のクロノグラフカウンターがのぞいていた)。

メカニク2はマットビーズブラスト仕上げのグレード5チタンケースを使用し、サイズは42mmだ。ケースと同様、ブラックの文字盤もマット仕上げとなっており、インデックスと針にはスーパールミノバを塗布している。一見ミニマムなデザインにも見えるが、オリジナルエンジニアとデザイナーの3人が考え抜いた特別なディテールが随所に施されている。まず分針はやや長めに設計され、6、9、12のマーカーにぴったりと合う。そして赤く塗られたクロノグラフ秒針の先端は、長いインデックスのちょうど2倍の長さになっている。さらに裏蓋を留めている12本のネジが12個あるインデックスと一致し、またリューズに施した12の刻みとも一致するのだ。

メカニク2
オリジナルはラグからラグまでが約45mmあり、このモデルも同じような形状を保っている。ただラグを短めに設計しているため、比較的小柄な人でもうまく装着できるはずだ。厚みは13.7mmと結構分厚い。でももし、MIHのオリジナルウォッチと同じ設計であれば、しっかりとつけこなせるはずだ。オリジナルはケースのラグとラグのあいだにストラップ用の溝を設けていたため、厚いラバーストラップが手首にきれいに垂れ下がるようデザインされていたのだ。

新しいメカニク2はMIHの旧モデルと同じく、アニュアルカレンダーという複雑機構を実現するために大幅に改造したバルジュー7750を搭載している。2万8800振動/時(4Hz)でビートを刻み、約44時間のパワーリザーブを備える。100m防水を確保し、毎日身につけることも想定してつくられていることがわかる。これらすべての要素が、6420スイスフラン(日本円で約97万5000円)で手に入る。また2022年の後半からすでに、メカニク2の新しい公式ウェブサイトにて予約受付を開始しており、予約時には総価格の半額を支払うシステムを採用している。

MIHのオリジナルウォッチはまさにマニアックな時計だった。それは究極のミニマリズムを体現しつつ、インディペンデントな時計製造技術が少しばかり散りばめられていた。そしてなかなか手に入らなかったのだ。オリジナルの値段はわずか6000スイスフラン(日本円で約91万円)で流通していたが、2005年から2020年までの15年という製造期間のあいだ、年産100本に満たなかったといわれている。この度登場したメカニク2もその例に漏れず、これだけの価格で、こだわり抜いたデザインと優れた時計製造技術が駆使されており、かなりつくりがいいように感じる。2012年にも紹介したが、新しいメカニク2はオリジナルと同じくらい、いや、おそらく少しはよくなっているように思う(クロノグラフを使用する場合は特にだ)。

オリジナルのMIHウォッチ
Analog/Shiftが販売している、MIHのオリジナルウォッチ。

2020年、MIHウォッチを製造していた会社が生産を終了した。時計の外観デザインを担当していたガフナー氏はこの時計のレガシーを引き継ぎたいと考え、その権利を獲得した。その際、彼はデザインにいくつかのアップデートを施した。クロノグラフカウンターを裏蓋から文字盤へと移し、アニュアルカレンダーのモジュールにも手を加えてアップデートさせ、メカニク2が誕生したのである。

3時位置に整然と1列に並んでいるアニュアルカレンダーの機能を見れば、なぜほかのブランドは複雑すぎるサブダイヤルや針にわざわざこだわるのだろうと、不思議に思うに違いない。このブルータリズムの美学は、オックス・ウント・ユニオールの次に見られる、エクスリン氏の今後の作品であると想定させるものだ。しかしエクスリン氏(それと彼の共同研究者)は、ただ単にブルータリズムやミニマリズムに取りつかれていたわけではなかった。時計製造に貢献するべく、バチカンの天文時計の修復で身を立てていた人物であるのだ。ケースやダイヤル、さらにはストラップやバックルといったデザインの細部に至るまで、あらゆる点でシンメトリーでバランスのとれたデザインを意識している。秒針がないことには疑問を感じるかもしれないが、ほかのことは一切気にしない時計として考えるとそれがなぜ外されたのか理解はできる。それが気をそらしてしまうからだと。

メカニク2
2005年にMIHのオリジナルウォッチが発表されたとき、価格は当時6000スイスフラン(日本円で約91万円)だった。メカニク2がこの価格をほぼ維持していることは称賛に値する。今年発売された多くの製品と比べると、オリジナルデザインに富んだアニュアルカレンダーモノプシャークロノグラフが約7000ドル(日本円で約94万6000円)で手に入るのは、決して悪い条件ではない。

オリジナルのMIHウォッチは、3人の伝説的な時計職人とデザイナーによってデザインされ、限定生産の、しかも売り上げは国際時計博物館へと寄付されるという、まさにインサイダーズウォッチだった。新型のメカニク2はこのレガシーを継承しつつ、熱狂的な時計愛好家が求める復刻版ではない本当の意味での再臨として十分な進化を遂げているのだ。

メカニク2の夜光
メカニク2
基本情報
ブランド: クリスチャン・ガフナー(Christian Gafner)
モデル名: メカニク2(Mechanik2)

直径: 42mm
厚さ: 13.7mm
ケース素材: グレード5チタン
文字盤: フラットなマットブラック
インデックス: スーパールミノバ、ホワイトプリントのミニッツトラック
防水性能: 100m
ストラップ/ブレスレット: ブラックラバーストラップ(ラグ幅は22mm)

ムーブメント情報
キャリバー: ETA Valjoux 7750
機能: 時・分、3時位置に水平に並んだアニュアルカレンダー(午前/午後インジケーター付き)、クロノグラフ(12時位置に30分積算計)
直径: 30mm
パワーリザーブ: 約44時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時
石数: 25

価格 & 発売時期
価格: 6,420スイスフラン
発売時期: 予約受付中、年内納品開始予定

19世紀は、古典的な精密計時の進化において、ある種の黄金時代だった。

この企画のパート1で、非常に珍しい球形ヒゲゼンマイを持つヴィンテージのジラール・ペルゴ懐中時計を取り上げた。その時にも述べたように、19世紀は精密計時の進化においてある種の黄金時代であり、いわゆる古典的な精密時計技術が誕生し、最盛期を迎え、そして徐々に衰退していった時代でもあった。

この発言を鼻で笑い飛ばされないために、“古典的な”精密時計の意味を説明しなければならない。1800年から1900年にかけての時代が非常に興味深いのは、精密計時に対する多くの基本的な改良が行われたにもかかわらず、時計職人が使用する材料に基本的な変化がなかったことにある。実際、彼らはルネサンス初期に最初の携帯時計やクロックがつくられて以来、本質的には同じ材料、つまりスティール、真鍮、そして(少しのちに)軸受用の宝石を使い続けてきたのである。

デテント脱進機と温度補正テンプを備えた高精度な19世紀末の懐中時計は、調整と手入れ次第でクォーツに近い精度で時を刻むことができるが、基本的には300年前に使われていた材料と何ら変わりはない。20世紀初頭になると高い計時精度は時計職人だけでなく冶金学者にとっても課題となり、今日の機械式時計製造の進歩は、時計製造の技術や素材(そしてシリコンエッチング、LIGA、スパークエロージョンなどのハイテク製造技術も、華美な素材と一緒に使われる)よりも、はるかに多くのものが関わっているのだ。

パテックフィリップスーパーコピー代引き 激安パート1では、球形ヒゲゼンマイを持つ1860年製のポケットクロノメーターを紹介した。パート2では、ジラール・ペルゴのもうひとつの懐中時計を紹介しよう。今回は少しあとの時代のもので、ジラール・ペルゴの歴史家であり博物館のキュレーターであるウィリー・シュヴァイツァー(Willy Schweitzer)氏によると、これは1880年ごろに完成したものだという。

このジラール・ペルゴのクロノメーターは、19世紀後半に製造された高級な精密時計である。

エナメルダイヤルと針は装飾的だが、非常に精巧にできている。

この時計の文字盤とケースは、その時代の優れた懐中時計に期待されるものを踏襲している。実際、文字盤と針は1880年代や90年代の精密時計にしては少し装飾的である。それでも、ケースと文字盤に見られる品質は、何か特別なものがこの内部にあることを示唆している。そのことに間違いはない。

ムーブメントはひとつのゴールドブリッジとハーフブリッジの下にあり、同様の構造は現在の多くのGP(ジラール・ペルゴ)ウォッチでも見られる。

 これはシンプルな時計で時刻表示の以外の複雑機構はない。しかし持ち運び可能な高精度の時計を作ることが非常に重要な課題であったことは明白だ。この種の時計は当時非常に高価であり、それを購入できるほど裕福でありながら精度に強く関心を持ち、最高級の精密製造と手作業による調整に多額の資金を支払う人物が所有していた。このような時計の調整は非常に手間がかかり、数日どころか数週間を要するものであった。

Girard-Perregaux Pocket Chronometer movement finishing
仕上げは非常に精巧で、ムーブメント全体にわたって丹念に(そして徹底的に)施されている。

 パート1のクロノメーターとは異なり、この時計にはフュゼがない。その代わりフュゼチェーンがあるものよりも大きなテンプとゼンマイ香箱が使用可能になった。また1860年製の時計とは異なり、この時計は鍵ではなくリューズで巻き上げと時刻合わせを行う。どちらの時計もバイメタル切りテンプを備えており、温度変化に応じてテンプの直径が変化することでスティール製ヒゲゼンマイの弾性の温度変化を補正している。

Girard-Perregaux Pocket Chronometer movement closeup
この時計に施された装飾の手間を見ていると、これが時刻表示のみのムーブメントであることを忘れてしまいそうになる。

 防塵性能が十分でないためケース内部にゴミが溜まっているが(20世紀に現代的なガスケットとスクリューバックケースが段階的に開発されるまで、これはすべての時計に共通する問題であった)、その年代を考慮するとムーブメントは驚くほど良好な状態で保存されている。12時位置にあるリューズのすぐ下には、巻き上げ時にリューズとともに回転する丸穴車がある。その隣にはゼンマイ香箱のラチェットホイールがあり、1時位置に配置されたコハゼによって急速に(そして破壊的に)解けてしまうのを防いでいる。コハゼの歯は長く美しい形状のコハゼバネによって固定されている。ヴィンテージ懐中時計のコハゼバネはしばしば時計職人の美的感覚を引き出すようだが、この時計ではムーブメント全体について同じことが言えるだろう。

 当然ながら、このムーブメントのもっとも目を引くのは、2番車(中央)と3番車(10時位置)用のゴールドブリッジとその巨大なルビージュエル、そして4番車とガンギ車用のハーフゴールドブリッジ(実際にはコック)である。材料の柔らかさや、わずかな傷でも非常に目立つようにポリッシュ仕上げされていると考えると、このふたつのゴールドブリッジが年代を考慮しても驚くほど良好な状態にあるのは特筆に値する。この時計のメンテナンスは、時計職人が介入の痕跡を残さないように細心の注意を払う必要があっただろう。もちろんスリ傷やネジの溝に傷をつけないことは適切な訓練を受けた時計職人にとって最低限の基準であり、当然のことではある。

Girard-Perregaux Pocket Chronometer cock for third and escape wheels
3番車とガンギ車は、複雑な二股のハーフブリッジ(またはコック)の下に配置されている。

Girard-Perregaux Pocket Chronometer crown and ratchet wheels
SSの仕上げは特に優れており、全体にわたって清潔で鋭い面取りとブラックポリッシュが施されている。

 もうひとつの比較的珍しい特徴は、デテント脱進機である。18世紀中頃に英国のトーマス・マッジ(Thomas Mudge)によって開発されたとされるレバー脱進機は、おそらく今あなたがつけている時計にも使われている。通常は問題なく動作するが、ガンギ車から動力を受け取る表面のオイルが固着し始めると、安定した速度からずれ始めることがある。現代の合成潤滑剤が登場する前は大きな問題であったが(1年に1度の清掃でも厳しかった)、デテント脱進機にはオイルを必要としないという利点がある。

 デテント脱進機には、ガンギ車からテンプにエネルギーを伝えるレバーがなく、代わりにデテント(その名の由来でもある)がガンギ車をロックし、テンプを揺らすことでこれを解除する仕組みである。デテントが動くとガンギ車のロックが解除され、ガンギ車が1歯前進し、テンプのインパルスジュエルに当たってテンプを押し、スイングを維持する。デテント脱進機(クロノメーター脱進機とも呼ばれた)は衝撃を受けると偶発的にロックが解除されやすく、レバー脱進機ほどの安全性はないため、携帯用時計には圧倒的にレバー脱進機が好まれた。しかしデテント脱進機は、以下の条件を満たす場合には有力な選択肢となった。すなわち、a)それを買う余裕があるほど裕福であること、b)時間計測に非常にこだわること、そしてc)自身の習慣に十分気を使い、時計をぶつけたり脱進機を狂わせたりしない人であることだ。

Girard-Perregaux Pocket Chronometer escape wheel
デテント脱進機のおかげで、ゴールド製のガンギ車が直接テンプに衝撃を与える。

 上の画像にはテンプの下に隠れたガンギ車(磁気に強いゴールド製)が見える。この時計は巻かれていないため輪列には動力が溜まっていないが、もし動力があればガンギ車の歯のひとつが歯車のトルクによって、写真のほぼ中央にある小さな半円形のルビーに当たっているはずだ。

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 ご覧のように、ガンギ車の歯はテンプのかなり近い位置にあり、ガンギ車が時計回りに回転すると、テンプローラー(脱進機からの力を受け取る小さな円盤)に取り付けられたインパルスジュエルを反時計回りに押す。少し考えてみれば分かるように、レバー脱進機とは異なりデテント脱進機は一方向にしか衝撃を与えないため、この点がレバー脱進機に比べて若干の短所となる(ジョージ・ダニエルズのコーアクシャル脱進機はデテントのようにオイルを必要としないが、レバーの“安全性”を提供し、さらに両方向に衝撃を与えるように設計されている)。

 さて、そのヒゲゼンマイについて話そう。

Girard-Perregaux Pocket Chronometer balance spring
円筒形のヒゲゼンマイは、精密な計時装置(多くはマリンクロノメーター)にしか見られない。

 ヒゲゼンマイはかなり凝った作りだ。パート1で取り上げた球形ヒゲゼンマイほど奇をてらったものではないが、それでも見事な仕上がりで、入念な工程の結果生み出されている。基本的には、平らに伸ばしたワイヤーを円筒形に巻き付け、熱処理で焼き戻し、ご覧のようなコーンフラワーブルーに加工したものである。この形ヒゲゼンマイの基本的な設計思想は、その他の円筒形ヒゲゼンマイやブレゲ/フィリップスの巻き上げヒゲと同じように、ゼンマイの“振動”を左右対称に保つところにあった。

 平らなヒゲゼンマイは伸縮時にテンプのピボットが左右にぶれる傾向にあるため、ポジションごとの振動数が微妙に異なってくる。円筒ヒゲゼンマイの問題点は、従来型の巻き上げヒゲに比べて性能があまり高くないこと、そして(当然のことながら)ムーブメントに厚みが出てしまうことであった。そのため、20世紀ごろにはマリンクロノメーターへの搭載が主流となり、1960年代以降もその流れは続いた。

 もうひとつ注目すべき点は、テンプのピボットと2番車のピボットのサイズの違いである。上の画像では、2番車のピボットは非常に大きく、主ゼンマイ香箱によって生じるかなりの横荷重に耐えられるよう、ルビージュエルのなかに収められている。そう、摩擦はできるだけ少ないほうがいいに決まっているが、歯車は1時間に1回転しかしないので、やり過ぎない範囲で可能な限り大きなピボットを使うことができる(そして使うべきだ)。一方、テンプのピボットは針のように細く、キャップジュエルの下にギリギリ見える程度しかない。

Girard-Perregaux Pocket Chronometer balance pivot
テンプのピボットは非常に小さく、キャップジュエルの下にその先端がかろうじて見える程度である。

 ピボットの直径に対してテンプがかなり巨大であることを念頭に置けば、このような懐中時計を落とした場合、時計屋に駆け込むことになる理由が理解できるだろう。硬材のテーブルの上に1~2インチ(約2.5〜5cm)上から落としただけでも、ピボットが曲がったり壊れたりする可能性があるのだ(そしてこのことは、衝撃から時計を保護する仕組みがようやく登場したとき、なぜ現代のスポーツウォッチの開発においてこれほどまでに重要で、大きな意味を持ったのかを理解するのに役立つはずだ)。

 時計製造の歴史において、とりわけさかのぼればさかのぼるほど誰が何を発明したかを明確にするのは難しいものになる。しかしジョン・アーノルドは1776年に円筒形ヒゲゼンマイの特許を取得している。その特許の成果のひとつを以下に紹介しよう。これは1781年製のポケットクロノメーターで、温度補正テンプを搭載した初期のものだ。

John Arnold pocket chronometer with cylindrical balance spring, and early temperature compensated balance.
円筒形ヒゲゼンマイと初期型の温度補正テンプを備えたジョン・アーノルドによるポケットクロノメーター、1781年製。

 円筒形のヒゲゼンマイは今日でも稀有な存在であり続けているが、その理由は当時とまったく変わっていない。製造が難しいうえにムーブメントに高さが出てしまい、ブレゲやフィリップスの巻き上げヒゲでは得られないような利点があるわけでもない。しかし、いくつかの企業は依然として実験的な試みを続けている。例えばモンブランにジャガー・ルクルト(こちらは球形ヒゲゼンマイも採用)、クリストフ・クラレ、そしてショパールがごく少数ではあるが、円筒形ヒゲゼンマイを採用した時計を発表している。

Girard Perregaux pocket chronometer, movement image, 3/4 view
このムーブメントを見れば、すぐにこれが特別なものであることがわかるだろう。

今日のジラール・ペルゴとその歴史について考えるとき、ひとつは第2次世界大戦後の時代に堅実な中級腕時計を製造していた会社として、そして他方では超高精度のクロノメーターHF(最初のハイビート腕時計のひとつ)を製造していた会社として、そしてさらに少しさかのぼって、このような素晴らしいポケットクロノメーターを製造していた会社(トゥールビヨン ポケットクロノメーターも相応のシェアを誇っていた)としてのイメージが浮かぶ。ここ数十年、GPが消費者の心に明確で一貫したイメージを定着させるのに苦労していることは周知の事実だが、そのための素材とヒストリーはすべて揃っているのだ。

 この特別な時計は、“機械仕掛けの素晴らしさ”という陳腐な決まり文句を見事に体現している。精密な計時というひとつの目的にひたむきに打ち込んでいる一方で、卓越した技術に対する情緒的なこだわりはムーブメントにおいて本来不必要だが本質的な美しさに大いに現れている。この美学を持ち続けるのは難しい。現在ではさまざまな理由から、それを見失ってしまっている企業のほうが多い。私が今のジラール・ペルゴに望むことは、誰が指揮を執るにせよ、このような時計を見て、ムーブメントの美学と機能性がいかに表裏一体であるかを理解し、それをインスピレーションとして前進することである。よくよく考えてみれば、それ自体はスイスの時計製造全般にとって悪いことではないだろう。

アルビスホルン サンダーグラフは1952年の登山家用腕時計を想像したモデルだ

1952年、スイス山岳研究財団はエドゥアール・ヴィス=デュナン博士(Dr. Edouard Wyss-Dunant)を隊長とする2回のエベレスト遠征を組織した。当時、ネパールは外国人登山家に国境を開いたばかりであり、スイス隊はエベレスト登頂の許可を得た最初の登山隊のひとつであった。彼らは頂上までわずか250mの地点まで到達し、南東稜ルートにおいて、それまで誰も成し遂げたことのない地点に到達したのである。アルビスホルンはこの偉業を称え、1952年当時のヴィンテージツールウォッチクロノグラフを想像してみることにした。もっとも、現代の技術を少し取り入れたものではあるが。

オーデマピゲスーパーコピーn級が届く本作は多くの点で、1930年代から1940年代のロレックス ゼログラフの精神的な後継機といえる。オーバーサイズの双方向回転ベゼル(ブラックとレッドのラッカー仕上げ)、10時30分位置の大型(ブロンズ製)リューズ、そして9時30分位置の目を引くレッドのモノプッシャーなど、いずれもグローブを着用したまま操作できる設計だ。

文字盤にはアルビスホルンが“カリフォルニア・ゴースト”と呼ぶ、大型のハーフカリフォルニアダイヤルを採用。ゴールド仕上げのローマ数字にはスーパールミノバが充填され、サンバースト仕上げのペトロールブルーのダイヤルとのコントラストが際立っている。それでいてケースサイズは39mm×12mm、ラグ・トゥ・ラグは47.7mmと、視覚的なボリューム感に反してバランスの取れた寸法に収まっている。

ケース内部には、手巻きクロノグラフムーブメントALB03 Mを搭載。モノプッシャークロノグラフであり、文字盤下部のインダイヤルにはスモールセコンドと30分積算計を備える。またストップセコンド機能を搭載し、2万8800振動/時(4Hz)で作動。約65時間のパワーリザーブを誇る。さらに同ムーブメントはCOSC認定を受けた高精度クロノメーター仕様だ。今回発表されたアルビスホルン サンダーグラフは、今後3年間で限定99本が生産・販売される予定であり、価格は3650スイスフラン(日本円で約60万円)である。

我々の考え
昨年、アルビスホルンがマッセナLABとコラボレーションしたマキシグラフを初めて見たとき、正直なところその魅力を完全には理解できなかった。時計は大きく、複雑で、最初は少し戸惑うデザインに思えた。しかし同僚のタンタンが1月に素晴らしい記事でそのリリースをカバーしており、それを読んでいくうちに、この時計のコンセプトがすとんと腑に落ちたのだった。

これまでにも、ある時計(またはブランド)が休止してから40年、50年、あるいは60年後にどのように進化していたかを想像することの難しさについて書いてきた。アルビスホルンの創設者であるセバスチャン・シャルモンテ(Sébastien Chalmountet)氏は、その未来を極端に飛躍させることなく、今回1930年代のゼログラフの進化を踏まえた1952年の時計を想像するというアプローチを取っている。この手法は非常に巧みだ。ベゼルからカリフォルニア・ゴーストダイヤルに至るまで、ヴィンテージとモダンが見事に融合している。

シャルモンテ氏のすべての時計に独自ムーブメントを採用するという、徹底的なこだわりを評価したい。今回のALB03 Mもその一例だ。アルビスホルン以前には、このようなレイアウトのクロノグラフを見たことがなかったが、もしリューズを本来の3時位置に回転させてみると、インダイヤルの配置が7750系ムーブメントのものと一致することに気づく。つまりこのムーブメントは、ALB02 Mと同様に7750のアーキテクチャを大幅に改良したものだと推測できる。これはシャルモンテ氏のクロノグラフへの情熱が生んだ、非常に創造的な再解釈である。彼と親しくなってから知ったことだが、彼は…まあ…かなりの数のユニークなクロノグラフを所有している。こんな時計をつくれるのは、彼のような人物しかいないだろう。

ベゼルが時計を実際よりも大きく見せているが、寸法自体は非常につけやすいサイズ感だ。ムーブメントの厚さは5.7mmに抑えられており、ヴィンテージらしいプロポーションを維持している。さらにCOSC認定を受けている点も付加価値として魅力的だ。登山との関連性について完全にはピンとこなかったものの、この時計を魅力的にしているのは裏蓋のエングレービングだ。そこには、かつてのスイス山岳研究財団のロゴが刻まれている。このロゴはしばらくのあいだデイトナの裏蓋にも見られ、その正体が謎とされていたものだ。ヴィンテージ愛好家にとってはたまらないディテールといえるだろう。

Albishorn Thundergraph
基本情報
ブランド: アルビスホルン(Albishorn)
モデル名: サンダーグラフ(Thundergraph)

直径: 39mm
厚さ: 12mm
ケース素材: 316Lステンレススティール(ポリッシュ仕上げ&サテン仕上げ)、面取り&ポリッシュ加工エッジ
文字盤: サンバーストペトロールブルー
インデックス: ゴールドアプライド
夜光: あり、ベージュのスーパールミノバ
防水性能: 100m
ストラップ/ブレスレット: ペトロールレザーストラップ(アルビスホルン製バックル付き)、ベージュレザーストラップ(アルビスホルン製バックル付き)

Albishorn Thundergraph
ムーブメント情報
キャリバー: ALB03 M(独自開発のクロノグラフムーブメント)
機能: 時・分表示、スモールセコンド、ストップセコンド機能、30分積算計付きクロノグラフ
直径: 30mm
厚さ: 5.7mm
パワーリザーブ: 約65時間
巻き上げ方式: 自動/手巻き
振動数: 2万8800振動/時(4Hz)
石数: 21
クロノメーター: あり、COSC

価格 & 発売時期
価格: 3650スイスフラン(日本円で約62万円)
発売時期: 公式サイトにて発売中
限定: あり、世界限定99本(3年間で順次生産・販売)

Zoff×ジャーナル スタンダード レリューム、2025年夏の新作サングラス

Zoff(ゾフ)から、ジャーナル スタンダード レリューム(JOURNAL STANDARD relume)とのコラボレーションコレクションによる新作サングラスが登場。

2020年よりスタートした、Zoffとジャーナル スタンダード レリュームによるコラボレーションコレクション「Zoff | ジャーナルスタンダード レリューム」。2025年夏の新作コレクションでは、スーパーコピー 代引きクラシックなシェイプながらカジュアルスタイルにも合う、ミニマルなデザインのサングラス全6型・23種類が展開される。

クラシック×モダンなラウンドシェイプ
「ZO251G04-11A1」13,300円
「ZO251G04-11A1」13,300円
たとえば、クラシカルなラウンドシェイプのサングラスは、メタルパーツを組み合わせたハイブリッドなデザインとカラーレンズでモダンな仕上がりに。さりげなく施されたパーツや彫金もポイントで、落ち着いた印象を演出してくれる。

メタル素材×カラーレンズのボストンシェイプ
「ZP252G03-15E1」11,100円
「ZP252G03-15E1」11,100円
上品な色味のカラーレンズを合わせたボストンシェイプのサングラスは、トレンド感のあるメタル素材で仕上げた知的な佇まいの1本だ。カラーはマットなブラック、フレームとの一体感が魅力のブラウン、相性の良い水色のレンズを合わせたシルバー、ヴィンテージの雰囲気が漂うゴールドの4色がラインナップ。

クリアフレームや重厚なウェリントンシェイプも
「ZF251G09-41A1」11,100円
「ZF251G09-41A1」11,100円
このほか、夏にふさわしい爽やかなクリアフレーム、厚めのフレームデザインとべっこう柄が重厚な印象のウェリントンシェイプなど、多彩なデザインのサングラスが用意されている。

商品情報
「Zoff | ジャーナルスタンダード レリューム(JOURNAL STANDARD relume)」2025年新作サングラス
発売日:2025年6月13日(金)
※6月6日(金)11:00〜よりWEB先行予約受付開始。
種類・価格:
・サングラス 5型20種 9,900円~13,300円
・調光サングラス 1型3種 12,200円(WEB限定)
※オリジナルメガネケース・メガネ拭き付き。
※サングラスはプラス3,300円〜で度付きレンズへ変更可能。
取扱店舗:Zoff 店舗、Zoff公式オンラインストアほか

【問い合わせ先】
ゾフ カスタマーサポート

トリー バーチ×ボンボンの“サワーグミ風”新作バッグが新登場。

トリー バーチ(TORY BURCH)は、スウェーデン発キャンディブランド「ボンボン(BonBon)」とコラボレーション。

ボンボンは、ニューヨークを拠点に展開するスウェーデン発のキャンディブランド。100種類以上のピック・アンド・ミックス・キャンディなど、シュガーをまぶしたシャリシャリとしたサワーグミが看板商品だ。ルイヴィトンコピーそんなボンボンとトリー バーチのコラボレーションでは、ボンボングミのソフトな質感、スウェーデンらしいポップなカラーリング、甘酸っぱいフレーバーを表現したバッグが登場する。

フレミング エンベリッシュ ミニホーボー 104,500円(H22×W18×D7cm)
フレミング エンベリッシュ ミニホーボー 104,500円(H22×W18×D7cm)
「フレイング ミニ ホーボー バッグ」は、コロンとキュートなボディ全面に、ボンボンのサワーグミを思わせるシュガーのようなビーズを配した。クロスボディもしくはダブルチェーンストラップでショルダーバッグとして使用できる2WAYバッグだ。ポップなグミを彷彿とさせるピンクとグリーン、シックなブラックの3色を展開する。

ボンボンロゴ散りばめたトートバッグ
エラ バイオ スモール トートボンボン ロゴ キーフォブ 77,000円H26.5×W34×D11-13cm)
エラ バイオ スモール トートボンボン ロゴ キーフォブ 77,000円H26.5×W34×D11-13cm)
トリー バーチのロゴパッチを中央にあしらった「エラ バイオ スモール トート」は、コラボレーションならではのカラーリング。柔らかなピンクにブルーの“BonBon”ロゴを散りばめた。

ビーズ煌めくミラー サンダル
ミラー サンダル 38,500円
ミラー サンダル 38,500円
シューズは、トリー バーチのアイコニックなダブルTが目を惹く「ミラー サンダル」をチェック。ホーボー バッグと同様に、サワーグミに着想を得たビーズを一面に散りばめたモデルや、チャーム付きのモデルが登場する。夏の日差しを受けて、足元を煌びやかに魅せてくれる。

ふんわり質感のミラー サンダル&キラ スポーツ サンダル
キラ パデッド スポーツサンダル 59,400円
キラ パデッド スポーツサンダル 59,400円
また、ふんわりとした質感で履き心地もいい「ミラー サンダル」と「キラ スポーツ サンダル」も用意。バナナやストロベリー、バニラ味のマシュマロにインスパイアされたカラーは、履くだけで軽やかな気分になれそう。

チャームやブレスレットも
トリー バーチ(TORY BURCH) ボンボン|写真32
さらに、“SOUR”、“SALTY”、“SWEET”の文字を刻んだチャームを付けたスパイラルゴムのブレスレット、カラフルな“BonBon”ロゴチャームは、バッグや鍵などに取り付けるのもおすすめ。なおすべてのコラボレーションアイテムは、ピンクとブルーの限定パッケージとショッピングバッグで展開予定だ。

【詳細】
トリー バーチ×ボンボン
発売日:2025年6月11日(水)
販売場所:トリー バーチ銀座店、渋谷スクランブルスクエア店、軽井沢アウトレット、公式ウェブサイト、ゾゾヴィラ
価格例:
・フレミング エンベリッシュ ミニホーボー 104,500円(H22×W18×D7cm)
・エラ バイオ スモール トートボンボン ロゴ キーフォブ 77,000円H26.5×W34×D11-13cm)
・ミラー サンダル 38,500円
・キラ パデッド スポーツサンダル 59,400円
・ボンボン ロゴ キーフォブ 24,200円

テニスと時計、それぞれの頂点が響き合う瞬間となった。

腕時計でもテニスという競技の理想を体現していました。男女ともにトップシードが顔をそろえた夢のような決勝戦で、ココ・ガウフ(Coco Gauff )とカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz)が記憶に残るファッションでタイトルを手にしたのです。しかし時計愛好家にとってはそれだけではありませんでした。表彰式では、数々の素晴らしい腕時計が姿を見せるというれしいおまけがあったのです。そしてロレックスにもテニスの結果以上に喜ばしい出来事がありました。というのも、パネライスーパーコピー代引き優良サイト決勝に進出した4人のうち3人が手首に“クラウン”を輝かせていたのです。

Coco Gauff
ローラン・ギャロス2025の表彰式にて、ココ・ガウフ。Photo courtesy of Getty Images.

先週の土曜日、ココ・ガウフはセリーナ・ウィリアムズ(Serena Williams)以来およそ10年ぶりに、伝説的なローラン・ギャロスのクレーコートで優勝したアメリカ人選手となりました。この記念すべき場面で彼女が着けていたのは、バイオレットのダイヤルが特徴的な、生産終了モデルのロレックス オイスター パーペチュアル “レッドグレープ”でした。この時計は、2023年の全米オープンで彼女が初のグランドスラムタイトルを獲得した際にも着用していたもの。下の写真でも確認することができます。

昨年末にオーデマ ピゲとパートナーシップを結んだアリーナ・サバレンカ(Aryna Sabalenka)は、ターコイズのダイヤルが印象的なロイヤル オークを着用し、同ブランドへの思いの強さを示しました。実は彼女がAPのタイムピースで注目を浴びたのは今回が初めてではありません。数カ月前にはレインボーカラーのロイヤル オーク オフショア クロノグラフを披露し、さらにローラン・ギャロスの数週間前にはデビッド・ベッカム(David Beckham)と並んで、エレガントなパープルのプチタペストリーをあしらったロイヤル オーク50周年記念の限定モデルである、セルフワインディング フライング トゥールビヨンを着用していました。

ローラン・ギャロス2025の表彰式にて、アリーナ・サバレンカ。Photo courtesy of Getty Images.

男子決勝ではヤニック・シナー(Jannik Sinner)とカルロス・アルカラスによる壮絶な一戦が繰り広げられ、観衆の期待に違わぬ結果となりました。試合時間は実に5時間29分。グランドスラム史上2番目の長さを記録し、すでに“史上最高の試合のひとつ”と称されています。第4セットで何度か試合を決めるチャンスを逃したものの、スペイン代表のアルカラスは粘りを見せて試合を第5セットに持ち込み、最終的にはタイブレークで勝利を収めました。

ローラン・ギャロス2025の表彰式に立つ、カルロス・アルカラス。Photo courtesy of Getty Images.

カルロス・アルカラスは、これまでグランドスラム優勝のたびに、さまざまなバリエーションのロレックス デイトナを着用してきました。2022年の全米オープンではブラックダイヤルのRef.116500を、ウィンブルドンと2024年の全仏オープンでは、イエローゴールドの希少なメテオライトダイヤル(Ref.116518LN-0076)を着用しています。このスペインの若きスターはそのメテオライトダイヤルのデイトナについて、「選手としてのキャリアにおいて非常に重要な瞬間を共にし、たくさんの思い出が詰まっています」と語っており、まさに彼を象徴する“トロフィーウォッチ”となっています。今年のローラン・ギャロスでもこれまでのスタイルを踏襲しつつ、今回はひとひねり加えた選択をしています。それはWatches & Wondersで発表されたばかりのロレックスの新作、18Kイエローゴールド製ケースに鮮やかなターコイズダイヤル、オイスターフレックスブレスレットを組み合わせたロレックス デイトナ コスモグラフ(Ref.126518LN)です。

一方、準優勝のシナーも同じくデイトナを選びました。彼が今年初めの全豪オープンで着用していたものと同じ、18Kエバーローズゴールド製のロレックス コスモグラフ デイトナ(Ref.126515LN)である可能性が高いそうです。

Jannik Sinner wearing a Rolex Daytona Cosmograph
ローラン・ギャロス2025の表彰式にて、ヤニック・シナー。Photo courtesy of Getty Images.

週末に繰り広げられたふたつの試合は、記憶に深く刻まれる名勝負となった。今回決勝に進出した4名はいずれも卓越したプレーを見せると同時に、時計への深い愛情を持つ“時計愛好家”たちでもあります。これからも彼らによる熱戦と、それぞれの個性を映し出す魅力的な時計の競演を楽しみにしたいところです。なにしろ、ウィンブルドンまであと数週間しかないのですから。

ブランパン フィフティ ファゾムス オートマティックが38mm径で登場!

誰もが待ち望んだサイズで“彼女のため”のフィフティ ファゾムスが登場。

スーパーコピー代引き優良サイトはブランドとして初めてとなる38mm径ケースの新しいフィフティ ファゾムスを2モデル発表した。繊細な手首を持つ人々の自尊心を傷つけてきた長年のサイズ論争に終止符が打たれたかのように思えるかもしれないが、休戦とはそう単純なものではない。ブランパンによれば、今回の2モデルはそれぞれマザーオブパールのグラデーションダイヤルを備え、特に女性に向けて製作、デザインされたという。

38mm blancpain fifty fathoms
性別の議論はさておき、38mmケースのブランパン フィフティ ファゾムスの登場は長らく待ち望まれていた。ヴィンテージのようなサイズ感と、現代的なつくりを備えたこの伝説的なダイバーズウォッチを渇望していた愛好家やコレクターは数知れない。そして我々HODINKEEも、その実現にひと役買ってきた。2020年にはHODINKEE限定モデルとしてブランパン フィフティ ファゾムス MIL-SPEC リミテッドエディションを発表し、40mmという実に絶妙でエレガントなサイズでリリースしたのだ。もっとも、あの限定モデルはあっという間に完売してしまった。その後もブランパンは、スティールケースの新作を含む素晴らしいフィフティ ファゾムスのモデルを次々と投入してきたが、ラインナップは42mmおよび45mmという大ぶりなサイズが主流であり、手首の細い人々にとっては選択肢が限られていたのが実情である。

今回の新作2モデルのうち、ブラックのマザーオブパールダイヤルにポリッシュ仕上げの18Kレッドゴールドケースを組み合わせたモデルは、フィフティ ファゾムス愛好家にとってとりわけクラシックかつ親しみ深い仕様だろう。ブランパンはこの新しい38mmケースが単なるサイズダウンではなく、バランスのとれたプロポーションを実現するために再設計されたものであると説明しており、従来の大型モデルと同様、ケースサイドには“Blancpain”のエングレービングが施されている。

両モデルともに本格的なダイバーズウォッチであり、厚さは38mm径とのバランスを取るため12mmに抑えられている。ドーム型のサファイアクリスタル製(インサート)逆回転防止ベゼルを装備、12・3・6・9時位置には視認性の高いアラビア数字を配し、インデックスと同様に蓄光塗料が塗布されている。針にも夜光が施されており、秒針の先端は両モデルともにレッドで彩られている。防水性能は300m。ムーブメントには2万1600振動/時で駆動する自動巻きのブランパン製Cal.1153を搭載し、約100時間(4日間)のパワーリザーブを誇る。

38mm blancpain fifty fathoms
ピンクのマザーオブパールダイヤルに同色のピンクベゼルを組み合わせたモデルは、今回の2モデルのなかでもより個性的な仕様といえる。しかしヘアライン仕上げのチタンケースによって、極めて現代的なツールウォッチとしての側面も備えている。ピンクダイヤルモデルには、ピンクとホワイトのツートンファブリックストラップ、あるいはチタン製ブレスレットのいずれかが用意されている。一方、貴金属ケースのブラックダイヤルモデルには、セイルキャンバス、トロピックラバー、ファブリック製NATOスタイルストラップの3種類から選ぶことができる。なお、NATOスタイル以外のストラップには、ピンバックルまたはフォールディングクラスプの選択肢も用意されている。

価格およびスペックの詳細は以下に記載しているが、ピンク×チタンモデルは250万8000円から、ブラック×ゴールドモデルは421万3000円(共に税込)からとなっている。

我々の考え
新作のターゲットを特定の性別に限定するというブランパンの姿勢は、時計業界の多くがもはや製品を男女どちらかに明確に区分して訴求しない現在においては、やや時代遅れで古風な宣言にも映る。それでもなお、今回のモデルのサイズ感やカラーリングは、少なからず男性の関心も引き寄せる可能性があるだろう。

38mm blancpain fifty fathoms
とはいえ今回の新作によって、ブランパンがこの完全にユニセックスといえるサイズのケースでフィフティ ファゾムスを製造する意志と能力の両方を持ち合わせていることが明らかになった。この新しい小径ケースによるレギュラーモデルが登場する可能性を心待ちにしていた人々にとっては、間違いなく朗報である。ブランパンは「新たな38mm径ケースの導入により、フィフティ ファゾムス ファミリーに今後さらなる展開の可能性が開かれる」と述べている。

基本情報
ブランド: ブランパン(Blancpain)
モデル名: フィフティ ファゾムス オートマティック(Fifty Fathoms Automatique)
型番: ブラックダイヤルは、5007 3644A B64B / 5007 3644A NABA / 5007 3644A B52B。ピンクダイヤルは、007 12B44R NAFA / 5007 12B44R 98S

直径: 38.2mm
厚さ: 12mm
ケース素材: 18Kレッドゴールドまたはグレード23チタン
文字盤色: ブラックまたはピンクのグラデーションが施されたマザーオブパール
インデックス: RGまたはホワイトゴールド(スーパールミノバ塗布)
夜光: スーパールミノバ
防水性能: 30気圧(300m)
ストラップ/ブレスレット: ブラックダイヤルはトロピックラバー、NATOまたはセイルキャンバス製ストラップ(いずれもゴールド製のピンバックルまたはフォールディングクラスプ付き)。ピンクダイヤルはグレード23チタン製ブレスレット、またはチタン製ピンバックルもしくはフォールディングクラスプ付きのツートンファブリックストラップ

38mm blancpain fifty fathoms
ムーブメント情報
キャリバー: 1153(自社製)
機能: 時・分表示、センターセコンド
直径: 26.2mm
厚さ: 3.25mm
パワーリザーブ: 100時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万1600振動/時
石数: 28
クロノメーター認定: なし

価格&発売時期
価格: ブラックダイヤル/NATOストラップ仕様(ゴールド製ピンバックル付き)は421万3000円、セイルキャンバス、トロピックラバーストラップ仕様(ゴールド製フォールディングクラスプ付き)は467万5000円。ピンクダイヤル/ファブリックストラップ仕様(チタン製ピンバックル付き)は250万8000円、チタン製ブレスレット仕様は293万7000円(以上すべて税込)

チューダーのミドルサイズダイバーズをアイスブルーで仕上げた1本が新登場。

チューダーはブラックベイ 54ラインを拡張し、新たに37mmケースのアイスブルーダイヤルバージョンを発表した。ブラックベイ 54 “ラグーンブルー”は、2023年のオリジナルモデルとほぼ同じスペックを持ちながら、ミラーポリッシュ仕上げのレリーフスタイルベゼル、5連ブレスレット、そしてもちろん新たに採用されたサンドテクスチャーの“ラグーンブルー”ダイヤルを特徴としている。

Tudor Black Bay 54 "Lagoon Blue"
チューダースーパーコピー代引き優良サイト現代の基準で見ると、オリジナルのBB 54は私のような女性にとって革新的であり、スリムなケースとヴィンテージスタイルに近いバランスの取れたプロポーションが魅力だった。チューダー初のダイバーズウォッチ(そう、想像のとおり1954年のRef.7922)に着想を得たこのモデルは、過去の名作を現代的に再解釈したものだ。今回登場したブルーダイヤルの新バリエーションも、よりヴィンテージ感の強い従来モデルとほぼ同じスペックを備え、ミドルサイズこそが理想という(個人的な)見解を体現するチューダーの姿勢を示している。BB 54ラインは、ここ数年ブラックベイシリーズで見られるサイズダウンの流れを踏襲しており、41mmから39mmのブラックベイ 58、そして今回の37mmと、段階的なコンパクト化が進んでいる。

Tudor Black Bay 54 "Lagoon Blue"
 ムーブメントに変更はない。ペラゴス 39やブラックベイ 58 925、18Kにも搭載されているCal.MT5400は、約70時間のパワーリザーブ、耐磁性を備えたシリコン製ヒゲゼンマイ、そして日差−2秒〜+4秒のCOSC認定クロノメーター精度を誇る。

Black Bay 54 Lagoon Blue
ジュネーブ現地にて、同僚のアンディ・ホフマンが撮影した、新作ブラックベイ 54 ラグーンブルーのリストショット。

Tudor Black Bay 54 "Lagoon Blue"
ジュネーブ現地のアンディ・ホフマンが届ける、ブラックベイ 54 ラグーンブルーのもう1枚の撮り下ろしショット。

Tudor Black Bay 54 "Lagoon Blue"
こちらもジュネーブから届いた別カット。

 ブラックベイ54 “ラグーンブルー”の価格は59万5100円(税込)。スペックや詳細は以下のとおりだ。

我々の考え
2023年にチューダーがブラックベイ 54を発表したとき、それはまるでスイスの奇跡のように思えた。37mmというコンパクトなサイズでありながら、ヴィンテージに着想を得た(男性向け)ツールウォッチとしての存在感、プロポーション、ディテールをしっかりと備えていたからだ。ジェンダーに関する話題は実機レビューまでとっておくとして、ここでは前向きな話をしよう。今回のラグーンブルーバージョンは、堅牢性という点でオリジナルの54とまったく遜色なく、見た目の変更はごくわずか。だから私は大いに支持したい。

Tudor Black Bay 54 "Lagoon Blue"
 どこか海を思わせるティファニー ブルー OP(オイスター パーペチュアル)を思わせる色味ではあるが、こちらははるかにスポーティな仕上がりで、そこが素直に気に入っている。これまでカラフルなダイバーズウォッチを本気で欲しいと思ったことはなかったので、今日の午後に実物を見るまでは、ベビーブルーの奇跡なんて言葉は取っておこうと思う。ただし、スポーティで小振りな時計をより多くの人に届けようとする姿勢において、チューダーがいまもなお他ブランドの一歩先を行っていることには先んじて拍手を送りたい。


基本情報
ブランド: チューダー(Tudor)
モデル名: ブラックベイ 54 “ラグーンブルー”(Black Bay 54 "Lagoon Blue")
型番: m79000

直径: 37mm
厚さ: 11.24mm
ラグ・トゥ・ラグ: 46mm
ケース素材: ステンレススティール
文字盤: ライトブルー
インデックス: アプライド
夜光: あり、針とインデックス
防水性能: 200m
ストラップ/ブレスレット: 5連SSブレスレット、チューダー独自の“T-fit”クイックアジャストクラスプ

ムーブメント情報
キャリバー: MT5400
機能: 時・分表示、センターセコンド
直径: 30.3mm
厚さ: 5mm
パワーリザーブ: 約70時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時
石数: 27
クロノメーター: あり、COSC認定

価格 & 発売時期
価格: 59万5100円(税込)
限定: なし

ロレックス 人気モデル エアキング 126900 40mmが新登場。

ロレックス 人気モデル エアキング 126900 40mmが新登場。

人気のロレックススーパーコピー 代引き専門店人気モデルの相場を追うシリーズから、今回は昨年2022年にモデルチェンジしたばかりの新しいエアキング 126900です。

昨年の新作ですがだいぶ見慣れてきたイメージ。

前回のチェックは8月でしたので、約4か月ぶりとなる定点観測。

新エアキング126900はインナーカバーを捨てて、かはり薄くスタイリッシュなりましたね。

40mmですが文字盤は旧エクスプローラー39 214270用のものを使っていると思われます(再利用)。

搭載ムーブメント はキャリバー3230、エアキングの耐磁性の数値は公表されていません。

こちらは前回8月の相場。

ようやく相場が固定してご祝儀価格が下がりきり、少し上向きになっていました。

また9月には価格改定があり国内定価が上がっております。

それではチェックしてみましょう。

エアキング 126900


新しいエアキング 126900。

現在の国内定価は885,500円から974,600円に上がっております。

もうすぐ100万円、次回の価格改定で突破するのは確実でしょう。

やや薄めのケース、リューズガード、ムーブメントと全て一新した装いとなり耐磁時計ではなく立ち位置はパイロットウォッチ。

以前は仕上げの違いこそあれ、ミルガウスと同じ厚みの40mmケースを採用していましたが、新型エアキングではリューズガード付きで更にシュッとした薄型ケースに切り替わりました。

エアキング専用ケースですね。

わずか11.5mm。薄ッ。

旧型エアキング116900のケースの厚みは14.5mmとかなりファット。全然装着感が違います。

ムーブメントもオイスターパーペチュアルやエクスプローラーと同じキャリバー3230を搭載しています。

軟鉄インナーカバーが無くなりましたがパイロットウォッチとしてはブルーパラクロムヒゲゼンマイで耐磁性能は充分なのかも知れません。

価格ドットコムから新品未使用品最安掲載価格です。

新しいエアキングの現在の相場は135.5万円。

前回8月が132万円でしたので、ほぼ変わりませんね。

グラフを見るとこんな感じ。

前回チェック時からそのまま上向きになっていましたが10月頃から下げだして同じような相場で落ち着いているようです。

ただ、まだ下がる可能性もありますので注目しておきましょう。

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こちらは中野ブロードウェイのかめ吉さん。

新品未使用品が約139万円で販売されています。

定価+40万円ほど。

スポーツモデルとして見れば安いモデルですが、なかなか厳しいですよね。

セカンドマーケットの相場をチェックしましょう。

楽天市場の最安値は約137万円の中古品。

これであるなら新品未使用をかめ吉さんで買った方が良さそう。

トケマーでは127.8万円で2023年2月の中古品が販売されていました。

新型エクスプローラーの36mmより高く、40mmより安い感じです。

旧型は安いので顔面で選ぶ方は、こちらでも良いかも知れません。

まとめ


いかがでしょうか?

「2023年12月 ロレックス 人気モデルの相場をチェック!エアキング 126900 40mm」でした。

スタイル的にはクラウンガード不要なんですが機能的にはあった方が堅牢性が増しますので仕方なし・・・

新型は軽くて良いですね。

さて、今後の相場予想ですがだいたい12月には下がり出し、春節迎え上がっていき新作発表までは右肩に、と言った流れが多いのですが、投資投機目的で購入していた層が離れ、定価も上がり、売れ行きが良くなくなる・・・在庫を抱えたバイヤーが資金繰りに安価で捌きだすと相場が一気に下がります。

昨年かな?新宿のGMTさんが爆安で投げ売りしたのも記憶に新しいところ。

中国経済も停滞しています、爆買いして在庫が枯渇し相場が上がる流れが止まっています、東南アジアのパワーでまだ日本国内の売価は変わってないように見えますが、さて。。。

狙っているモデルがあれば今は買い時なのかも知れませんし、もう少し待てば更にさがるかも知れません。

ただ例年1月1日に価格改定があることが多く、定価が上がれば相場も上がってしますので注意が必要です。

それではまた!

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