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オメガ 522.92.39.21.99.001 パリ2024 ブロンズゴールド エディション 39mmが新登場。

オリンピックの公式タイムキーパーであるオメガからパリ五輪を記念して特別なモデルが登場。

人気のオメガスーパーコピー 代引き専門店522.92.39.21.99.001 パリ2024 ブロンズゴールド エディション 39mm だそうです。

ブロンズか~3位ですよ銅メダル。いや、違うなゴールドなので金メダルか。

ブロンズゴールドはゴールドと言いますけど9金(18金の半分、全体の37.5%が金)ですからね・・・金相場が高過ぎて含有量を下げないと高額過ぎて買えません。

因みに国内定価は1,848,000円。

同じムーブメントを搭載しているデ・ヴィル40mmは18金なので、3,080,000円もしますからやはり手が出にくいですよね。

アンダー200万円ならコレクションで買う方もいるかも知れません。

オメガも売りたいから敢えてブロンズゴールドにしたのでしょう。この記念のレリーフはやはり素敵。

ブロンズゴールドは錆びにくい加工がしてあるのでブロンズだけどエイジングせず長くきれいに保てます。

ちなみに「“この手巻きキャリバーは、ヴィンテージの30T2ムーブメントにトリビュートを捧げたものです”」で、いつものヤツですね。

過去にもこのデザインはリリースされております。

OT 859は冬季の北京大会時に。

CK 859がベースモデル(1930年代の復刻モデル)。

今回はブロンズゴールドなのでBG 859だそうですよ。

522.92.39.21.99.001も30mmキャリバー30T2を搭載したモデル達をオマージュして金メダル銀メダル(文字盤)銅メダルからインスパイアされた五輪デザインで仕上げたんですね。

シルバーカラーの文字盤にはフランス大会に因んでクルドパリ装飾が施されています。

オシャレ。

522.92.39.21.99.001


SPECIALITIES
パリ2024 ブロンズゴールド エディション
39 MM, BRONZE GOLD レザーストラップ
522.92.39.21.99.001
¥1,848,000

オリンピック&パラリンピックを象徴する3色のメダルを讃えたヴィンテージスタイルのタイムピースは、パリ2024を記念し、ゴールド、シルバー、ブロンズを組み合わせています。その類まれなデザインは、スモールセコンド機能付きの30T手巻きキャリバーを搭載した、1939年のクラシックなオメガの時計を着想源としています。

39mmのブラッシュ仕上げのケースにはオメガ独自の素材であるブロンズゴールドを採用。ポリッシュ仕上げのベゼルのほか、ヴィンテージのオメガロゴがエンボス加工であしらわれたリュウズが備えられています。ドーム型サファイアクリスタルが覆うのは、Ag925シルバー製の文字盤。中心にClous de Paris(クル・ド・パリ/“パリの石畳”)模様があしらわれ、6時位置にスモールセコンドのサブダイアルが配されています。さらに細やかなディテールでは、ミニッツトラックとサブダイアルのミニッツトラックにサーキュラーブラッシュ仕上げの模様が施され、ヴィンテージのオメガロゴがダークグレーに彩られています。18Kセドナ™ ゴールド製の針は、特殊なPVDブロンズゴールド コーティングで仕上げられています。

ケースバックには、ブロンズゴールドの素材とケースの形を表す「BG 859」のエングレービングが施されています。これは、歴史的なテクニカルシートに使用された「CK 859」や「OT 859」の表示を踏襲するものです。また、鏡面仕上げのパリ2024のロゴと象徴的なオリンピック・リングがあしらわれたフロスト加工のメダリオンがセットされています。

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このタイムピースは特別仕様のボックスに収められています。ブラウンのカーフスキンレザーストラップが付属し、サンドブラスト仕上げのブロンズゴールド製バックルには、ポリッシュ仕上げを施したヴィンテージのオメガロゴがポジティブレリーフで象られています。オメガ コーアクシャル マスター クロノメーター キャリバー8926を搭載した、ラグジュアリーな仕上げが印象的なタイムピースです。

リファレンス番号 522.92.39.21.99.001
ラグの間のサイズ 20 mm
ラグを含めた縦方向の長さ 46.2 mm
厚さ 11.7 mm
ケース直径 39 mm
ケース Bronze gold
ダイアルの色 シルバー
クリスタル風防 両面に無反射加工を施したドーム型強化無反射サファイアガラス
防水 3 気圧 (30 メートル / 100 フィート)
おおよその製品総重量 76g
キャリバー オメガ 8926
ムーブメント 手巻き
パワーリザーブ 72時間
ストラップ
ストラップカラー ブラウン
ストラップのタイプ レザーストラップ
ストラップ表面 ノングレインカーフレザー
ストラップ裏面 ノングレインカーフレザー
バックルタイプ ピンバックル
バックル素材 Bronze Gold
ムーブメント キャリバー オメガ 8926
コーアクシャル エスケープメント搭載の手巻きムーブメント。METAS認定のマスター クロノメーター。15,000ガウスの耐磁性能。6時位置にスモールセコンド表示。フリースプラングテンプにシリコン製ヒゲゼンマイ、直列に配置されたツインバレル。アラベスク模様のコート・ド・ジュネーブ装飾とロジウムプレート仕上げ。

パリ2024 ブロンズゴールド エディション
オリンピックとパラリンピックの勝者を讃える、アイコニックな金、銀、銅のメダル。パリ2024のオフィシャルタイムキーパーを務めるオメガは、これらのメダルを表現した特別な時計を発表します。時計がまとうヴィンテージな装いは、オメガがタイムキーピングを担い始めたばかりの1939年まで遡る、オメガのクラシックな腕時計にインスピレーションを得ています。

勝者を讃える3つの素材
スポーツの偉業を讃えたこのスペシャルエディションは、オメガ独自のブロンズゴールドを使った直径39mmのケース、Ag 925シルバー製の明るく輝くダイアル、PVDによるブロンズゴールドコーティングを施した18Kセドナ™ゴールド製の針を備えます。

まとめ


いかがでしょうか?

「【2025年新作】オメガ 522.92.39.21.99.001 パリ2024 ブロンズゴールド エディション 39mm ¥1,848,000-」でした。

ドレッシーなモデルを探されていた方には面白い選択になるんじゃないでしょうか?

数多くは製造しないと思いますので、気になった方は是非。

それではまた!

チューダー M79210CNU-0007 ブラックベイ セラミック ブルーが新登場。

今年の2月にビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チームのドライバー角田さんとリカルドさんが着用されるかたちでお披露目になったブルーカラーのブラックベイ セラミックが遂に販売となりました。

人気のチューダースーパーコピー 代引き専門店M79210CNU-0007 ブラックベイ セラミック ブルー 41mm。

機能と価格はノーマルのM79210CNU-0001 ブラックと変わりません。41mmのブラックセラミックケースに、マスタークロノメータームーブメント マニュファクチュール キャリバー MT5602-1U(COSC)を搭載。

耐磁性能、200m防水、70時間のロングパワーリザーブ、フルセラミック、それで718,300円ですからね、かなりのお買い得モデル。軽くて硬くて最高な1本。

Visa Cash App RBカラーのブルー がかなりインパクトありますので、青文字盤好きには溜まらないんじゃないでしょうか?

NATOストラップも付属していますよ。

M79210CNU-0007

BLACK BAY CERAMIC
¥718,300

マニュファクチュール キャリバー MT5602-1U(COSC)
41 mm セラミック製ケース
ブルーダイアル
付属ストラップ

Reference: M79210CNU-0007
ケース
41 mm マットブラックのセラミック製ケース、マイクロブラスト仕上げ、モノブロック構造ミドルケース
ブラックPVDコーティングのスチール製オープンケースバック(サファイアクリスタル付き)
ラグ:ラグの幅22 mm
ケースの厚さ:14.4 mm
ムーブメント
マニュファクチュール キャリバー MT5602-1U
両方向回転ローターシステム搭載の機械式自動巻ムーブメント
パワーリザーブ
70時間のパワーリザーブ
リューズ
ブラックPVDコーティングのスチール製スクリュー式リューズ、チューダーローズのレリーフ、サテン仕上げのスチール製リューズチューブ
防水性能
200 m (660 ft)防水
ベゼル
ブラックPVDコーティングのスチール製逆回転防止ベゼル、60分目盛り付きブラックセラミック製ディスク、サンレイサテン仕上げにエングレービングのマーカーと数字
ダイアル
ブルー、ドーム型
クリスタル
ドーム型サファイアクリスタル
ブレスレット
ブルーのスティッチを施したレザーとラバーライニングによるハイブリッドストラップ/ブラックPVDコーティングの316Lスチール製フォールディングクラスプ
ブラックファブリックストラップ(ブルーのライン入り)/ブラックPVDコーティングの316Lスチール製バックルが付属

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鮮やかです。

いいですね。

まとめ

いかがでしょうか?

「【2024年新作】チューダー M79210CNU-0007 ブラックベイ セラミック ブルー Visa Cash App RB ¥718,300-」でした。

コスパの良いモデルに面白い文字盤が加わりましたね。

レインボーはドライバー専用カラーで一般発売はありませんでしたし、

ブルーもしばらく告知が無かったのでF1チーム専用カラーなのかと思いましたが、ついに販売されることになりましたね。

チューダーは最近チームモデルを一般にも販売しますし、この売り方はヒットしているかも知れません。

また徐々にマスタークロノメータームーブメントもラインナップに多くなってきており、オメガにかなりプレッシャーをかけ続けています。

気になった方は是非。

それではまた!

内に秘めていた野心によって、彼は早くも時計づくりをスタートさせていた。

F.P.ジュルヌとアカデミー独立時計師協会(AHCI)によって運営されているこの選考は次代を担う若手時計師の発掘を目的としているが、この年の受賞者であった関 法史氏は日本人初の栄冠を手にしたことで、一躍ときの人となった。それから3年以上が経過したわけだが、彼はまたたく間に自身の時計づくりをスタートさせ、Quiet Club(クワイエットクラブ)というブランドを立ち上げた。

クワイエットクラブはアメリカに本社を構え、時計製造は関氏が代表を務める日本で行うというスタイルを取っており、CEOであるHK Ueda(上田北斗)氏とチーフデザイナーのJohnny Ting(ジョニー・ティン)氏を含めて3人のメンバーで構成される、業界でも最若手かつ日米の個性を備えたユニークなブランドである。今回は、いち早くその時計のプロトタイプと、クワイエットクラブの面々に話を聞く機会を得たため、パネライスーパーコピー 代引き専門店その内幕をお伝えしたいと思う。

関 法史氏

持ち主の生活や精神に深く影響を与えるような時計
Yu sekiguchi
クワイエットクラブを立ち上げたきっかけは何ですか?

norifumi seki
このプロジェクトに興味を持った最初の理由は、創業メンバーである上田さんとデザイナーのジョニーさんが持っていた、「魂を感じるものを作りたい」という哲学に強く共感したからです。ちょうど、コロナ禍のあいだに対話を始めたのですが、色々な規制が緩くなってきたタイミングで初めて対面でお話して、そのときにしっかりコンセプトの話をして、それがかなり哲学的な印象を受けたんです。僕にとってはそれがシンパシーを感じるきっかけになりましたね。

YU SEKIGUCHI
上田さんも、当時話したことは印象に残っていますか?

HK Ueda
人でもモノでも自分の居場所を見つけてやるべき役割を最大限に果たすために、切磋琢磨している状態が多分最も充実しているし幸せを感じるよねっていう話で共感したのは覚えてますね。時計についてもそうで、何かの役割を果たすための機能を追求していく先に生まれるフォルムがすごく美しいと僕は感じますし、時計に魂があるとしたらそれがあるべき姿なんだろうとなと思います。

YU SEKIGUCHI
処女作となるモデルはアラーム機能を備えながら、とてもシンプルな意匠が特徴的です。

HK Ueda
時計自体のコンセプトは、自分たちの日常の中で時計の果たす役割ってなんだろうというところから考えました。そこで、僕ら自身が自分磨きをする集中時間を作る道具みたいな時計が欲しいなって思ったんです。アラーム機能を備えていて、かつ従来のアラーム時計には無い美しい音で、集中状態に入ったり出たりする手助けをしてくれる機械式時計。ミニッツリピーターが暗闇の中でも時間を知るための道具として生まれたように、いま一度現代の生活の道具として機能を追求する時計作りをしてみてはどうだろうというアプローチで始めました。

YU SEKIGUCHI
この時計が備えるアラーム機構は関さんが独自に生み出したものだと聞きました。それについて少し教えてください。

NORIFUMI SEKI
時打ち機構自体はすでに存在しているもので、確かにハイエンドな機構ではありますが、ただそれをつくろうというだけのプロジェクトだったらあまりおもしろいと感じなかったかもしれません。この時計には、いわゆるアラーム機構に独自のファンクションを加えることで、ゼロから発明したコンプリケーションを搭載しています。従来の時打ち機構は使い方にも注意が必要で、正しく操作しないと壊れてしまう危険性もあります。それをもっと実用的にシンプルにしたいと考えて、機能のオン・オフとセット状態をひとつのプッシュボタンを押すことで切り替えられるように設計しました。オフ状態から1度プッシュするとセット状態になり任意の時間を合わせます。もう1度押すとオン状態になり、セットした時間になるとアラームが鳴ってオフ状態に戻るというシンプルな仕組みになっています。かなり直感的に使える機構にできたと考えています。

既製品を改造してやるような、何か枠のようなものがあるお話じゃなかったんです

上記のように語る関氏は、控えめな態度に反して野心を強く持つ人物だ。まさに“クワイエットクラブ”の名のとおり、静かに、淡々と夢の実現に進んでいる。時打ち機構のユーザビリティを高めるというUIコンセプトは、デザイナーであるジョニー氏が主導したもの。既存のもので存在していないユーザーエクスペリエンスを求め、関氏はまったく難色を示すことなくいかに実現するかに時間を費やしたそうだ。

YU SEKIGUCHI
ジョニー氏からコンセプトを聞いたとき、実現できるかどうか不安はなかったのでしょうか?

NORIFUMI SEKI
それはまったくなかったですね。こうしたらできるなっていう、確信というか根拠があって“できると思います”と答えていました。そこにあるホワイトボードに、設計を思いついては書き足して。それこそ、寝て起きては書き出してを繰り返して洗練させていったんです。書いてみて、最初は複雑だったものをシンプルにして。自分のなかで改良を重ねていきました。

動作をシンプルにさせる分、中身はそれに反して複雑になるんです。機械的に多くの並行作業が必要になるというか。その並行作業をどれだけ減らせるかが設計のキーになっていて、やはり複雑なままだとトルクも食ってしまうわけで、いかに効率に動作させるかということを重要視しています。

YU SEKIGUCHI
現在は最初のプロトタイプも出来上がっているわけですが、製作期間としてはどの程度かかったのでしょうか? また、その過程で大きな課題だったことはありますか?

NORIFUMI SEKI
大体1年くらいかかりました。ただ、最初は本当に試行錯誤で、コンセプトを詰めることにより時間をかけていたので、ここ半年くらいでスピーディに進んだ感じです。大きな課題は、ジョニーさんがデザインしたケースが、台形というかすり鉢状にケースバックに向かってすぼまっていく形をしているため、ムーブメントをどう収めていくかの難易度が高かったです。通常、こうした時打ち機構にはワイヤーゴングを使うことが多いのですが、時計のなかのスペースをいかに効率よく使うかということを考えた結果、ダイヤル自体をゴングにするという結論に至りました。ケースが台形になっている関係で内部にデッドスペースが生まれていて、ダイヤルをゴングとしたらその空間に音が反響して良い音質になるんじゃないか、という自分なりの仮説もあったので、それを試す良い機会にもなりました。

YU SEKIGUCHI
文字盤をゴングとした場合、ハンマーは横動作ではなく立体的に動いて時打ちをするということでしょうか? あまり聞いたことがない設計ですね。

NORIFUMMI SEKI
はい、そうです。バーティカルハンマーというか、普通水平動作のところを3次元的に動かしています。実はこの設計にしようと考えたあとで調べたのですが、ブレゲが作ったものでひとつだけ例がありました。その腕時計はワイヤーゴングを使っていたようですが、ハンマーを縦型にストロークさせるという。生産が安定しなかったみたいですけれど、“あ、先にやられちゃってたんだな”と思いました(笑)。

パーツによっては関氏が自ら削り出すものもある。

CNC旋盤も稼働させ、設計に即したパーツを生み出していく。

ダイヤルの表面には象嵌エナメルが施されている。これも関氏自身が1枚ずつ焼いて、調整を繰り返しているという。ダイヤル素材はシルバーで、それ自体とインデックスをCNCで削り出す。その後、掘り込み部分にエナメルの釉薬を砕いて詰め、窯で900℃の温度で焼成。白いダイヤル色は、シルバーをサンドブラストしたのちに、バーナーで600〜800℃くらいの温度で徐々に加熱する事で実現しているそうだ(アラームの音色と美観の両立のため、まだ研究段階)。

YU SEKIGUCHI
日本のみならず現在多くのマイクロブランドが生まれています。時計が出来上がってきて、ここまでかなりスピーディに進めてこられた印象ですが、こうした市況をどんな風に捉えていますか?

NORIFUMI SEKI
パネライコピー 代金引換優良サイト実際に盛り上がってきているという感触はありまして、新しい作品を作っている人やブランドが結構いるなと実感しています。しかも新しい設計だったり、かなり良い時計だったりがあるなと。正直、焦る部分もありました、急いで時計を完成させないといけないというか。自分のなかには、Akriviaがあれだけ脚光を浴びて、次は僕、というような気持ちも少しあったので、やっと完成の道筋が見えたので少しホッとしているところです。

YU SEKIGUCHI
上田さんはどのように捉えていますか?

HK Ueda
正直、あまり気にはしていないですね。そういうトレンドがあるから時計づくりを始めたというわけではないし、時計のアイデア自体もそういうところから来ているわけではないので。ただ、タイミングはよかったのかなとは思います。現在どのメーカーも作っていない自分が欲しい時計を作り出した人が増えているというわけなので、僕らが考える時計を欲しい人もいるだろうという仮説が、割と本当だったのかなと。ポジティブには捉えています。

ブランド史に残るクラシックな要素をシャープかつ機能的に再現。

昨年12月に発売されたベントスH1に続き、アクアスターは非常にクールなベントス500を機械的に、忠実に再現したモデルを発表した。300本限定として発表された2024年モデルには、ラ・ジュー・ペレ製の新しいセンターミニッツ式モノプッシャークロノグラフムーブメントが搭載され、ヴィンテージベントス500の独創的かつツール的な魅力を効果的に再現している。プロポーションを整えたケースと、人間工学に基づいて改良された新作ベントス500は、アクアスターの中核的な技術や能力を示す重要な要素であり、ブランドの最も象徴的なレガシーウォッチのひとつを真に考え抜いたものである。

2024年のベントス500 “ファウンダーズエディション” クロノグラフのサイズは、直径42mm、厚さ15.8mm、口コミ第1位のスーパーコピー 代引き専門店ラグからラグまで47mm。ラグ幅は22mm、200mの防水性、ARコーティングを施したフラットサファイア風防、夜光セラミックベゼルを備えたこの300本限定のシリアルナンバー入りモデルは、ソリッドスティールの裏蓋でまとめている。

奇妙なことにベントス500は、ダイバーズウォッチとしてはムーブメントが重要な部分を占めている。2020年にリック・マレイ(Rick Marei)氏によって再始動されたアクアスターは、これまで機能に適したムーブメントに制限があったためにベントス500を再現することができなかった。この限定モデルのために、マレイ氏はスイスのムーブメントメーカーであるラ・ジュー・ペレというパートナーを見つけた。ラ・ジュー・ペレはスイスのムーブメント製造会社で、ETAやミヨタがいわゆる“エボーシュ”オプションとして提供する以上のものを必要とするブランドに向けた、特別なムーブメントを製造することで知られている。

その結果生まれたのがCal.1MPSだ。これは2万8800振動/時で時を刻む自動巻きムーブメントであり、中央に60分積算計、モノプッシャーコントロール(ここではケースの2時位置に配置)を備えている。オリジナルを好む人にとっては、リューズがふたつ、クロノグラフプッシャーを4時位置に配したほうがいいのだろうが、より自然な姿勢でクロノグラフを操作できるよう、コントロールを入れ替えた(左利きの場合、4時位置よりも2時位置で操作するほうが自然な感じがする)。なおアクアスターは、水中でもクロノグラフを操作できると保証している。

そのほか、注目すべきオリジナルからの変更点は、セミグロスのブラックダイヤルの採用と(最近発表されたベントスH1はフルマットだった)、300mから200mへの防水性の変更である。これはどのダイバーにとっても問題ではないだろうが、一部の純粋主義者の感情を逆なでするかもしれない。ただパッケージングのほかの部分と適切なムーブメントを考えると、水中で使用できない100mの防水性であったとしても許せたと思う。

2024年の新しいアクアスター ベントス500(左)と、2023年のベントス H1(右)のプロトタイプ。

アクアスターではいつものことだが、ベントス500 クロノグラフはブランドのウェブサイトを通じて直接販売され、最も安い価格で入手できるのは予約注文の期間のみだ。ベントス500 クロノグラフの価格は、予約注文で2790ドル(日本円で約42万2000円)、予約注文以降は3790ドル(日本円で約57万3000円)となる。予約受付期間は4月5日までで、配送は今年5月を予定している。

我々の考え
ある程度の背景を知らなければ、このモデルはここ数年で広く浸透してきたブランドの復刻戦略のひとつにすぎないと思うだろう。そして確かに2024年のベントス500はそうなのだが、それ以上のものでもある。ありがたいことに、僕はアクアスターとベントス500の両方をかなり真剣に取り組んでいるふたり組を知っている。リック・マレイ氏(彼はアクアスターの仕掛人だが、ドクサをオンライン時代に引き込み、2017年の50周年記念サブ300シリーズなどのヒット作を手がけた人物としても覚えているかもしれない)と、僕の親友でHODINKEE出身であもるジェイソン・ヒートンだ。

リック氏に話を聞くと、おそらくベントス500ほど彼の心に近いアクアスターモデルはないとわかる。この時計を発表するまでに、彼と僕のあいだでやり取りした数通のメールのなかで、彼はこう語っている。「アクアスターにとって、これはファミリーの聖杯です。個人的にも、これが時計業界における私の仕事のハイライトです。思い返せば、この日を25年間待ち望んでいたような気がします」

aquastar benthos 500
初代ベントス500(1970年)、ベントスI(1978年)、ベントスII(1985年)、ベントスH1(2023年)を含むアクアスター ベントスの系譜。

ジェイソンは「歴史的な観点から言えば、発表された当時のベントス500は最も高性能なダイバーズウォッチのひとつであり、当時としては非常に優れた防水性と、ダイバーが完全なダイブ(クロノグラフで最大1時間)と減圧停止(ベゼルで)などの中間機能を追跡できる手段を備えていた。現代の復刻版においても、独自に開発した新しいクロノグラフムーブメントを搭載して同じ機能を提供し、同階級の先頭を走っている」

ヒートンにはさらに個人的なつながりがある。彼は自身の書籍シリーズの主人公であるジュリアン・“タスカー”・タスク(Julian "Tusker" Tusk)が着用した時計にベントスを選んでいるのだ。ジェイソンはこの選択について次のように説明している。「私の著書『Depth Charge』では、主人公のタスカーに、彼自身の性格を反映させるために、より目的にかなった高価なものではない時計を身につけて欲しかった。彼が身につけているベントスは、元米海軍の潜水士だった亡き父から受け継いだもので、彼が初めてダイビングを学んだ際、タスカーに受け継がれた。それは家宝であり、大切にしまわれるものではなく使われるべきものだが、古いツールウォッチであるベントスのような時計は、そうあるべきだと思っている」。このベントスの選択に敬意を表して、新しいベントス500の各予約注文には、現在進行中の彼のタスカー小説シリーズ2作目、『Sweetwater』が1冊付属する。

僕の手首にアクアスター ベントス500のプロトタイプを着用した。

その時代のダイバーズウォッチとしても、アクアスター全体としても、長い歴史を持つ時計である。ここで強調しておかなければならないもうひとつの注意点は、今僕たちが話題にしているのが、4000ドル以下(日本円で約60万5000円、予約注文だともっと安い)でセンターミニッツを備えたスイス製モノプッシャークロノグラフだということだ。そもそもセンターミニッツクロノグラフ自体、モノプッシャークロノグラフ同様に珍しい。それらを1本の時計にまとめたとなると、ダイバーズウォッチとして、特にこの価格帯ではかなり珍しいと感じる。

この1週間、ベントス500のプロトタイプを使ってみたが、着用感はまさに予想どおりであった。ずっしりとした厚みがあり、さすがそこからインスピレーションを得ただけはある。とはいえ大きすぎず、クロノグラフ機能は非常に便利だ。もちろん60分しか計測できないが、小さなインダイヤルの目盛りのために目を細めて計測する必要はない。ダイブコンピューターの時代よりも前に考案されたダイバーズウォッチとしては、その理由は理解できるし、着用すると本当に楽しいのだ。その大きな理由は、アクアスターがセンターミニッツ式のクロノグラフムーブメントを搭載しているからである。僕はH1の外観が好きだが、ベントス500はさらにいくつかの、そして非常に魅力的な条件を満たしている。

僕は普段、クロノグラフ、特にダイビング用に設計されたものにそれほど熱心ではないが、機能的な観点から見ると、この新しいベントス500はダイバーズウォッチの黄金時代に発売されたオリジナルの特別な魅力を見事に再現した素晴らしい仕事をしており、これはアクアスターとそのファンの両方にとってワクワクするような展開だと思っている。

基本情報
ブランド: アクアスター(Aquastar)
モデル名: ベントス500(Benthos 500)

直径: 42mm
厚さ: 15.8mm
ラグからラグまで: 47mm
ケース素材: ステンレススティール
文字盤: ブラック
インデックス: 高密度のスーパールミノバを充填したスクエアインデックス
防水性能: 200m
ストラップ/ブレスレット: イソフレーン(Isofrane)社ラバーストラップ

ムーブメント情報
フランクミュラーコピー 代金引換優良サイトキャリバー: 1MPSモノプッシャー・クロノグラフ(ラ・ジュー・ペレ社製、アクアスター専用)
機能: 時・分・センターセコンド、センターミニッツクロノグラフ(60分積算計)
直径: 30mm
厚さ: 7.9mm
パワーリザーブ: 約60時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時

価格 & 発売時期
価格: 予約注文で2790ドル(日本円で約42万2000円)、予約注文以降は3790ドル(日本円で約57万3000円)
発売時期: 2024年5月~納品
限定: あり、世界限定300本

ロレックス “赤サブ” Ref.1680を初披露

今年で3周年。ということで、もちろん今回選んだ映画はレッドフォードの作品だ。

1973年のアカデミー賞で、ジャック・レモン(Jack Lemmon)は2部門のオスカーを受賞するためにステージに上がった。ひとつはアカデミー脚色賞、もうひとつはアカデミー脚本賞で、当時は別の名前で呼ばれていたが今はそんなことどうでもいい。重要なのは、誰がこのふたつの賞を取ったかだ。1本目はマリオ・プーゾ(Mario Puzo)とフランシス・フォード・コッポラ(Francis Ford Coppola)が『ゴッドファーザー(原題:Godfather)』という小さな映画で、もうひとつはジェレミー・ラーナー(Jeremy Larner)による『候補者ビル・マッケイ(原題:The Candidate)』で、ロバート・レッドフォード(Robert Redford)が出演している。興味深いことに受賞のために壇上に上がったとき、コッポラはアル・パチーノ(Al Pacino)とマーロン・ブランド(Marlon Brando)による有名な庭のワンシーンに貢献した、伝説の脚本家ロバート・タウン(Robert Towne)に感謝の意を表した。ラーナーはまた、『候補者ビル・マッケイ』への彼の貢献がなければ、ロレックススーパーコピー 代引き専門店脚本が完成することはなかっただろうと述べ、タウンの功績を公に認めた。

私がこのふたつの映画に言及する理由はただひとつ。間違いなく、『ゴッドファーザー』はメディア史における最も偉大な映画的偉業のひとつとして、その地位を確固たるものにした。一方で『候補者ビル・マッケイ』は、制作された時代の遺物として忘れ去られているが、そうであってはならないはずだ。レッドフォードが重要な上院議員候補者として主役を務める、この鋭い機知に富んだ政治風刺は、時代を超越した映画であるだけでなく、そのスターが同じく時代を超越したロレックスのダイバーズウォッチを身につけている。70年代の映画における象徴的な時計として確立したのだ。

『候補者ビル・マッケイ』のポスターにて、ロレックス “レッド” サブマリーナーを着用したロバート・レッドフォード。Image: Warner Bros.

注目する理由
2023年はシリーズにとってそれほど多作な年ではなかったかもしれないが、記念日を祝う機会を逃すことはない。私をよく知っている人なら、レッドフォードが私の好きな俳優のひとりであること、『大統領の陰謀(原題:All The President's Men)』(1976年)が私の好きな映画であること、そしてこの日を飾るにふさわしい人物と作品がたったひとつしかないことを知っているだろう。そこで今日は、私が“レッドフォード・赤サブ三部作”と呼んでいる最初の映画『候補者ビル・マッケイ』(1972年)を取り上げることにした。2作目の映画は、前述した1976年のウォーターゲート事件の再話。3つ目は『出逢い(原題:The Electric Horseman)』(1979年)でこれはいずれ紹介しよう。

Redford
『候補者ビル・マッケイ』では、ビル・マッケイ(レッドフォード)が有権者らの前で話しており、そのとき手首に“赤サブ”を身につけている。Image: Warner Bros/Getty

しかし、今日は風刺映画の礎であり、レッドフォードをハリウッドの実力者として、単なる俳優以上の存在として確固たる地位を築いた映画に焦点を当てる。この映画で彼は、自身が持つ影響力のようなものと、意味のある映画を制作するために適切なスタッフを集めるなど、正しい方法で映画を作る能力を示した。『候補者ビル・マッケイ』はアメリカの政治機構の裏を追跡し、候補者がいかにしてほぼ完全な作り話から生み出されるかを描いている。レッドフォード演じる公益弁護士ビル・マッケイ(カリフォルニア州知事ジョン・J・マッケイの息子)は、勝ち目のない上院議員選挙に出馬することになるが、そこがポイントだ。この痛快な映画は、スキャンダル、偽善、そして絶対的なプライバシーの喪失など、スポットライトを浴びる候補者になることがどのようなものかを描いている。ネタバレにならないように言っておくと、この映画は有名な、そしてそれにふさわしい“さて、これからどうする?”というセリフで幕を閉じる。

Redford
レッドフォードは『候補者ビル・マッケイ』のビル・マッケイ役で、赤サブにウールのブレザーと黒のタートルネックを合わせ、スタイリッシュな一面を見せた。Image: Warner Bros.

Watching Movies: 『大統領の陰謀』

Watching Moviesセクションの1周年記念として、ロバート・レッドフォードと彼の赤サブが登場した『大統領の陰謀』にフォーカスを当てる。

そしてこの映画は、その鋭い脚本、ドキュメンタリー風の撮影、レッドフォードの控えめな演技の両方において、全員にこの映画を見ることを強くすすめたいが、私がこの映画に夢中になるのは、レッドフォードの手首につけられた時計のためでもある。ロレックス サブマリーナー Ref.1680(赤サブ)は、おそらく私が最も好きなヴィンテージウォッチであり、その理由の多くは、この映画と『大統領の陰謀』のレッドフォードとのつながりにある。これらの映画では、彼はただ時計をしているだけではない。まるで時計が画面のなかのひとつのキャラクターであるかのようだ。以前記事でも書いたように、これは彼自身が所有するサブマリーナーであり、複数の映画で銀幕のなかで手首につけたいと思ったということは、彼とサブマリーナーのつながりを物語っている。また、の2本の映画でプロデューサーを務めたことについても、彼が何かを語っている。というのもこの両作品には、彼が演じた役柄に自分自身の本当の姿を登場させたいと思うほど、彼にとって本当に意味のあるものだったからだ。

ロレックス サブマリーナー Ref.1680は、デイト表示を搭載した最初のサブマリーナーである。デビュー当初は、サブマリーナーの文字が赤で描かれ、デイトバージョンとノンデイトバージョンを区別していた。このRef.1680は1969年から1975年までと、比較的短い期間しか製造されず、その後サブマリーナーの文字は再び元のホワイトに戻された。レッドフォードのサブには、この時計に付属していたオリジナルクラスプがあり、シングルエンクロージャーのリベットブレスレットと思われるものが付いている。

『候補者ビル・マッケイ』でロバート・レッドフォードが着用していた時計と同じ、1971年製のロレックス “赤サブ”。

インターネットを調査して、かなりの写真アーカイブを調べたが、私が知る限り、レッドフォードは『明日に向って撃て!(原題:Butch Cassidy & The Sundance Kid)』(1969年)の大ヒットを受けて、お祝いとして赤サブを買ったようだった。彼はポール・ニューマン(Paul Newman)にサンダンス・キッド役に抜擢され(妻のジョアン・ウッドワードの協力もあった)、それが彼のスターへの飛躍のきっかけとなったことは間違いない。ニューマンとロレックス デイトナの組み合わせは、スターと時計の組み合わせとしてよく知られている。しかしレッドフォードの出演作を見直し、1970年代から1980年代まで彼がサブマリーナーをつけているのを見れば見るほど、同じくらい注目に値すると思う。ふたりが生涯の友人であることもその理由のひとつだ。

いずれにせよ、『候補者ビル・マッケイ』は私の映画好き人生のなかでも感傷的な位置を占めており、赤サブは単なる小道具であることを超越し、スタッフが選んだ小道具時計では伝えられない真正性の層を加えていると思うのだ。そして『大統領の陰謀』と同じように、この映画はスクリーンに映し出される赤サブをゆっくりとみる時間を与えてくれる。

見るべきシーン
映画の中盤あたりで、マッケイはわざと、不運な上院議員への立候補に深く関与する。彼をより親しみやすくし、そして現職のクロッカー・ジャーモン(Crocker Jarmon)に勝利するためにテレビスポットを制作するために、メディアの専門家チームが彼を担当してテレビCMを制作する。マッケイは事態の進展についてあまりいい気分ではなく、(ピーター・ボイル演じる)キャンペーンの責任者がやって来たとき、このプロセス全体に疲れ果てている自分に気づく。マッケイはソファに横たわっていた体を起こすと(00:42:44)、両手を顔に当て、手首の赤サブに目をやる。

映画の最後のほうでは、レッドフォード演じるマッケイがテレビのニュース番組の撮影にやって来る。ロレックスコピー 代金引換激安このシーンで特におもしろいのは、ロレックスがプロダクトプレースメント(広告手法のひとつ。実在する企業名や商品名を、小道具や背景として登場させる)をしていないという事実と、この映画がドキュメンタリー風に撮影されたという事実を考えると、まったくの偶然だと思うがロレックスの文字が書かれた机の前に座っていることだ。このシーンでは、マッケイは笑いをこらえきれずに爆笑し、抑えきれずにコーナーを終えるのだが、その間、机に置かれた彼の手首の赤サブ(01:33:43)が見える。

『候補者ビル・マッケイ』(ロバート・レッドフォード主演)はマイケル・リッチー(Michael Ritchie)監督、小道具はダグ・フォン・コス(Doug von Koss)担当。AppleやAmazonでレンタルすることができます。

ロレックスの注目ロット6選

ロレックスは一時の過熱から落ち着きを見せた多くのブランドと比べ、オークション結果でも底堅い評価を維持している。特にヴィンテージモデルや限定版は、現在も何千万円という高額で取引されており、その安定した価値が際立っている。本テーマオークションでは、基本的に日本市場向けに製造された限定モデルや、希少なヴィンテージモデル、さらに日本のコレクターによって長年大切に保管されてきた個体だけが出品される。そのラインナップは単なるオークションピースにとどまらず、ロレックスがいかにして日本や世界の時計文化に影響を与えてきたかを示す重要な存在といえるだろう。

今回のオークションでは、実に25本ものロレックススーパーコピー代引きが出品される。そのなかから、厳選した6本をピックアップした。

ロット79: ロレックス コスモグラフ デイトナ Ref.6264

ロレックス コスモグラフ デイトナ Ref.6264(この個体は1970年製)は、“ポール・ニューマン”パンダダイヤルを備えた希少なステンレススティール製クロノグラフである。ヴィンテージデイトナのなかでも特に注目度が高く、オークション市場でしばしばコレクターの垂涎の的となるモデルだ。今回のオークションでもトップロットのひとつに挙げられる。本作はCal.722およびCal.722-1を改良したCal.727を搭載したデイトナで、赤い“DAYTONA”ロゴが6時位置のインダイヤル上部で際立つデザインが特徴的だ。クリーミーホワイトとブラックのツートンカラーが印象的で、夜光インデックスは均一にエイジングし、温かみのあるバター色へと変化している。この個体にはオリジナルの保証書、化粧箱、説明書、さらに1975年のロレックス札幌でのサービス記録が付属。この時計が長年にわたり大切に管理されてきたことを示す証拠でもあり、個人的にも魅力を感じる。

ロット79: ロレックス コスモグラフ デイトナ Ref.6264のエスティメートは、140万〜280万香港ドル(約2780万〜5570万円)。そのほかの詳細はこちらから。

ロット78: ロレックス プレデイトナ Ref.6238

ロレックスのRef.6238、通称プレデイトナは、1967年製の14Kイエローゴールド製クロノグラフである。この個体は、ナイフの彫金で名高いイタリア人彫刻家マルチェロ・ペディーニ氏による精巧なエングレービングが施され、虎と女性をモチーフにした彫刻がケースやブレスレット全体に刻まれている。唯一無二の存在感を持つこの時計は、1991年に日本の時計雑誌『世界の腕時計』にも掲載され、そこでは当時の所有者である山中氏がニューヨークのナイフショーで発見し購入に至ったエピソードが語られている。さらに、ムーブメントにはアメリカ市場向けモデルを示す“ROW(Rolex Oyster Watch)”の刻印が施されており、その特異性も際立つ。所有者が自分だけのストーリーを時計に刻み込むという発想におもしろさを感じるし、これは単なる計時装置を超えたアートピースのようである。

ロット78: ロレックス Ref.6238のエスティメートは、ノーリザーブで24万〜40万香港ドル(約480万〜795万円)。そのほかの詳細はこちらから。

ロット76: ロレックス GMTマスター Ref.1675

この1961年製GMTマスター Ref.1675は、非常に希少な“エクスクラメーションマーク”ダイヤルを備えた逸品である。このダイヤルは、ロレックスが放射性物質であるラジウムの使用を減らした移行期にのみ製造されており、ヴィンテージGMTマスターのなかでも特に注目される存在だ。均一に経年変化したギルトダイヤルと夜光インデックスが美しく調和し、ヴィンテージウォッチならではの魅力を引き立てている。さらに、初期モデル特有のポインテッドクラウンガード(“コルニーノ”の愛称で親しまれる)や赤いGMT針などは、コレクターが高く評価するポイントでもある。保証書、クロノメーター証明書、化粧箱といった付属品も完備した、コレクター必見の一品である。

ロット76: ロレックス GMTマスター Ref.1675のエスティメートは、24万〜48万香港ドル(約480万〜955万円)。そのほかの詳細はこちらから。

ロット24: ロレックス サブマリーナー Ref.5508

これはリューズガードのないサブマリーナーとして最後に製造された、1962年製のRef.5508だ。“スモールクラウン”の愛称で知られるこのモデルは、100mの防水性能を持つ“100m=330ft”表記が特徴である。本個体のブラックラッカーダイヤルは、経年変化によって美しいチョコレートブラウンに変化し、グラデーションが独特の魅力を醸し出す。この時計は2008年に日本のロレックス公認修理店、奥時計店でオーバーホールを受けており、ラグのシャープなラインを含め、きわめて良好な状態を保っている。加えてオーバーホール時に同封された直筆の感謝状から、当時のやり取りに思いを馳せることができる。今回のオークションではどのような評価を受けるか、注目したいところだ。

ロット24: ロレックス サブマリーナー Ref.5508のエスティメートは、32万〜64万香港ドル(約640万〜1270万円)。そのほかの詳細はこちらから。

ロット26: ロレックス エクスプローラー Ref.1016

グロス感の強いギルトグロスダイヤルを備えたこのRef.1016は、経年により深みのあるブラウンに変化した文字盤上の“トロピカルアンダーライン”が最大の特徴だ。SCOC(スイス公認クロノメーター協会)のサイン下に見られるアンダーラインは、ロレックスがラジウムからトリチウムへ夜光塗料を切り替えた移行期を示しているとされ、コレクターから高い評価を得ている。トロピカルダイヤルのブラウンと温かみのあるバター色の夜光塗料の調和が美しく、この時計のヴィンテージ感をいっそう引き立てる。さらに1’040’000台のシリアルナンバーや1964年に製造されたことを示す刻印もその歴史的背景を物語る。オークション市場においても、エクスプローラー Ref.1016は非常に人気が高く、特にこの個体のようにコンディションが良好で唯一無二のダイヤルを持つ個体は希少である。

ロット26: ロレックス エクスプローラー Ref.1016のエスティメートは、16万〜32万香港ドル(約320万〜640万円)。そのほかの詳細はこちらから。

ロット67: ロレックス デイデイト Ref.18038

大人気のロレックス時計コピーNランク代金引換18Kイエローゴールド製のケースにパヴェイエローダイヤモンドが輝く、デイデイト Ref.18038は、“プレジデント”の名にふさわしいゴージャスな時計である。36mmという程よいサイズ感、金無垢ケースと見事に調和したダイヤモンド文字盤、さらに6時と9時位置に配されたサファイアインデックスにより、華やかさと上品さを兼ね備えている。イエローゴールドのダイヤモンドがセッティングされたデイデイトは市場ではこの個体しか知られていない。また、この個体は保存状態がきわめて良好だ。さらに、2024年6月に日本ロレックスでオーバーホールを受けた記録や、サービスカード、見積書といった付属書類が揃っており、時計の正統性と希少性を証明する要素となっている。

ロット67: ロレックス デイデイト Ref.18038のエスティメートは、ノーリザーブで24万〜40万香港ドル(約480万〜795万円)。

オーデマ ピゲ研究開発ディレクター ルカス・ラッジが明かす、

最新トゥールビヨンクロノグラフの革新

CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲで拡張され続けるコンプリケーションは、斬新な発想と彼らの新しい開発アプローチによって支えられている。

意外な事実であるが、オーデマ ピゲは1996年に発表したCal.2885以降、新たなグランドコンプリケーションの発表を長らくしていなかった。いまは定着したラグジュアリースポーツウォッチの過熱がちょうど始まった2016年頃、次の時代を見据えて自社の本懐に立ち返るように、ハイエンドなコンプリケーション開発が再び着手されたのだ。結実したものの最たる例は、オーデマ ピゲ史上最も複雑な腕時計として2023年に発表された、CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ ウルトラ コンプリケーション ユニヴェルセル RD#4がある。

これは単に1本のハイエンドウォッチ以上の意味を持っており、オーデマ ピゲにおけるコンプリケーション開発という時間の針を進めたものでもある。今回は、同社の研究開発ディレクターを務めるルカス・ラッジ氏へのインタビューを通して、オーデマ ピゲのコンプリケーション、特にCODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ トゥールビヨンクロノグラフにスポットを当てることで、その哲学に迫りたい。

オーデマ ピゲ研究開発ディレクター ルカス・ラッジ氏が語る、オーデマ ピゲの“革新性”
最信頼性の日本スーパーコピー時計代金引換専門店!研究開発ディレクター ルカス・ラッジ(Lucas Raggi)氏

ローザンヌのスイス国立テクノロジー学院 (EPFL)精密工学製造研究所にて、J.ジャコー教授の指導のもと、R&Dエンジニアとして3年間勤務。EPFLでは精密工学の修士号を修め、中でもロボット工学と自動システムを専門とした。2011年オーデマ ピゲ ル・ロックル入社後、2013年 R&D部門マネジャー就任。2017年より現職。同社の最新コレクションであるCODE 11.59 バイ オーデマ ピゲの開発も担当した。

オーデマ ピゲは50年以上前、ロイヤル オークによって時計のあり方に一石を投じた。以来、1993年のロイヤル オーク オフショア、2002年のロイヤル オーク コンセプトも内包しながら、新素材の導入も積極的に行うことで高級時計でありながらコンサバティブの対極にある時計づくりを続けてきた。

その姿勢は現在でも変わっていない。それを示すのが、2019年に発表されたCODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ(以下、CODE 11.59)であることは間違いなく、同社の新時代のクリエイティブキャンバスとして活用されてきた。13リファレンス、3種の新キャリバーで始まったこのコレクションは、5年あまりのあいだに3世代目(1世目はPGとWGケース、2世代目はミドルケースの素材を変更、3世代目はSSケースを採用)に移行し、38mmなどの小ぶりなサイズの展開と並行してコンプリケーションでの進化が目覚ましい。

これは当初から意図されていたことなのだが、CODE 11.59はオーデマ ピゲのクリエイティブ、すなわちコンプリケーションを多彩に表現するベースとなるコレクションである。そのため、現代の潮流からすると若干大きめの41mm径をメインとしたケースには、八角形のミドルケースと中空構造のラウンドケースを合わせた複雑な外装が与えられた。オーデマ ピゲは、10年以上にもわたって新たなスーパーソヌリの技術開発を続けているが、音の反響を効率化するために独自の外装開発を始めたのをきっかけとし、内部のコンプリケーションのみならずケースにもそれにふさわしい革新を追求してきたわけだ。それは、CODE 11.59で顕著である。前置きはこのあたりにして、ここ数年アップデートが進んでいるCODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ フライング トゥールビヨン クロノグラフの、ユニークな進化を明らかにする。

CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ フライング トゥールビヨン クロノグラフ Ref.26399NB.OO.D009KB.01 価格要問い合わせ 自動巻きCal.2952搭載。2万1600振動/時、パワーリザーブ約65時間。41mm径、18KWG×ブラックセラミックケース、13.8mm厚。3気圧防水

新しいCODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ フライング トゥールビヨン クロノグラフが目指したもの
あらかじめ確保されていたクロノグラフ積算計用のスペース
関口 優(以下、関口)
トゥールビヨンクロノグラフの新モデルを拝見しましたが、シンメトリーなデザインが特に印象的です。おさらいとなりますが、トゥールビヨンキャリッジは薄く、積算計もコンパクトなこのムーブメントをどのように実現されたのか教えていただけますか?

ルカス・ラッジ氏(以下、ルカス)
実は、トゥールビヨンを搭載したCal.2950を開発する段階で、将来的にクロノグラフを組み込むことを想定して設計していました。そのため、薄型のトゥールビヨンは初めから準備されていたと言えます。そこには、クロノグラフ機構を組み込むためのスペース、特に積算計用の余白をあらかじめ確保していたのです。それが、2020年に自動巻きトゥールビヨンのCal.2952として発表されたもので本機にも搭載されており、厚さは8.3mmに抑えています。

関口
元々クロノグラフ用のスペースが考慮されていたのですね。かつてのCal.2870を彷彿とさせる、薄型の自動巻きトゥールビヨンがベースにあることもオーデマ ピゲらしさを感じさせ、追加されたクロノグラフ機構がコンパクトなのも素晴らしいです。そのあたりは、どのように工夫されたのでしょうか?

ルカス
通常の積算計は3時と9時の位置にありますが、今回は少し上の位置に配置しています。既存のCal.4401やロイヤル オーク コンセプト ラップタイマーなど、ノウハウがあるために実現したのですが、トゥールビヨンと積算計のあいだに間隔(トゥールビヨンキャリッジ周辺のスペース)を残すことで見た目にも視認性よく、違和感をなくしました。こうした配置によって、全体的なスペースを縮小するとともによりコンパクトなレイアウトになったと思います。

関口
トゥールビヨンの視認性向上のため、針の形状も変更されているのは、視認性のために調整されたデザインの一環なのでしょうか?

ルカス
そうです。針のデザインもコレクションの進化とともにアップデートし、視認性向上のために改良しました。これにより、さらなる視認性が確保され、全体としての審美性も高まっています。

本作は視認性を考慮して、針のデザインが改められ、夜光までが塗布されている。黒く加工されたブリッジと金針とのコントラストで視認性がさらに際立つ。


2020年に発表された同名のモデル。コレクション発表当時のデザインコードが踏襲され、より細く青い針が採用され、わずかにクラシカルな印象を受ける。

シンメトリーデザインのために、トゥールビヨンキャリッジの同軸上にコラムホイールを配置
関口
このトゥールビヨンクロノグラフは、キャリッジと同軸にコラムホイールを配置しています。 これはあまり一般的でない設計だと考えられますが、メリットデメリットとともにその理由をまず教えていただけますか?

ルカス
まず、なぜコラムホイールをキャリッジの下、つまり同軸上に配置したかですが、なんと言ってもシンメトリーデザインに仕上げるためです。 シンメトリーというのは、人が違和感なく無意識に受け入れやすいレイアウト。つまり、人の顔がそうであるように、縦に見たときに左右対称であることが時計でも自然になじむわけです。一方で、水平(横方向)に見た場合、コラムホールと角穴車を水平に配置することで、スケルトン仕上げのオープンワークにおいても美しいバランスが取れるのです。

メリットとしては、オープンワークのデザインとしてバランスよく左右の対称性を作ることができます。スケルトン構造におけるデザインは、アーキテクチュアルな設計かどうかを重視しており、そのためににもコラムホイールをキャリッジ下に配置することが理想的だったと言えます。

反対にデメリットとしては、我々が大きなチャレンジをする必要があったということ。なぜなら、トゥールビヨンのキャリッジは回転する必要があります。しかも本作はフライング トゥールビヨンであり、キャリッジを上面でなく底面で抑えるしかありません。実際、本作ではキャリッジ同軸にあるコラムホイールの下で支える構造を取っていますが、これは業界としても例のない高度な試みでした。


関口
製造面での苦労も伺いたいのですが、ハイエンドモデルには非常に小さくて精密なパーツが多い。LIGA工法なども用いられると思いますが、今回のパーツの加工にはどのような技術が用いられているのでしょうか?

ルカス
本作では機械式時計で伝統的な製造方法を選択しました。それぞれのパーツのサイズや形状によって最適な製造法を使い分けています。

関口
伝統的な方法を選んだ理由について、何か特別な理由はありますか?

ルカス
このカテゴリーの時計で用いるパーツはそのすべてにおいて高度な技術が要求されるのですが、特に積算計の軸は非常に小さい上に回転する必要があります。加えて長さもあるこのような稼働パーツには、伝統的な方法が適しています。LIGAは歯車などフラットな形状のパーツに向いていますが、立体的に回転するものには不向きなのです。

時計業界になじみない開発スタイルを採用
2016年ごろから顕著になったダイヤルデザイン主導の開発スタンス
関口
本作では、視認性や審美性がかなり重要なテーマとされてプロジェクトが進行されている印象です。外観のアップデートは特に重要度を増しているのでしょうか?

ルカス
このモデルのプロジェクトの進行、という話からは少し外れますが、時計業界では通常、ムーブメントを開発してからダイヤル上の要素の位置などを決めてきました。それが近年、オーデマ ピゲはその逆で、まず見た目の視認性や審美性を高めることを目的にダイヤルをデザインしてから、ムーブメントの設計に入っています。以前から一部では存在したアプローチではありますが、特に2016年ごろから強化してきました。ユニヴェルセルの開発が、このスタイルが一層推進されたきっかけですね。

関口
既に、技術的にはコンプリケーションを豊富に作れるという理由もあると思いますが、なぜあえて審美面に注力しようというアプローチになったのですか?

ルカス
元々オーデマ ピゲの歴史の中で1番大事なことは革新性。常に新しいものを生み出して革新を続けるというのがモットーなんですね。 もちろん研究開発ディレクターとしても、チームとしてもチャレンジを常に続けていきたいと考えています。

なんと言っても、エンジニアが開発するために時計を作るのではなく、我々は顧客の方のために満足してもらえるものを作るわけです。そのためにもデザイン的に皆さんが気に入るもの、そしてあとは、フィット感を重要視しています。人間工学的なものも常に考えていて、着用感のよいものを作りたいのです。

関口
素晴らしいですね、このトゥールビヨンクロノグラフは確かに薄くて つけやすい。トゥールビヨンだけのモデルではさらに高いフィット感を感じました。また、スケルトン文字盤ながら本当にシンプルにまとまっていて、とても見やすいということを強く感じました。

ルカス
ありがとうございます。実際につけていただいた感想はうれしいですね。

高まるデザイナーとエンジニアの協力関係

写真は2020年に完成した「ミュゼ アトリエ オーデマ ピゲ」。開発部門とデザイン部門は近年、物理的にも非常に近い環境下のなか、チームワークによる開発がすすめられているという。

関口
時計業界で一般的ではない、デザイン先行の開発が主流になってきているとのことですが、例えばデザイナーの提案が野心的すぎて、形にするのは難しいなどと難航することはあるのでしょうか?

ルカス
毎日あります(笑)。デザイナーが決めたものに対して、設計者も少しでもマッチしたものになるようお互いに話をしながら進めるんですが、特に今回のトゥールビヨンクロノグラフは、 隣同士の席で膝を突き合わせて作り上げたものです。まずデザイナーが時計を発案し、エンジニアがデザイナーと密に連携しながら設計を考え始める。そういう意味では真の共同製作です。片方を先に作ってというのではなくて、本作はチームワークだったからよい結果になったのではないでしょうか。

関口
今後はそれがオーデマ ピゲのベーシックな製作スタイルになるのですね。

ルカス
フランクミュラー スーパーコピー優良サイトそうですね。2016年から徐々に、特に2017年からはなるべくデザイナーとエンジニアは同時に進行するようなフローで開発を進めています。

オーデマ ピゲが他の追随をすることはない
 トゥールビヨンにまつわる今回のインタビューの最後に、現在ひとつの潮流にもなっているセンタートゥールビヨンについて、オーデマ ピゲではどう考えているのか話題を投げかけた。すると、“最近までオメガが所有する特許の効力があったため、ここ数年前までは他社が導入をすることはなかった。オーデマ ピゲでは現在のところ採用することはない。それは、我々が時計のグラフィックとして最も重要視する中心部分を占めてしまうから”と、あくまでもデザイン性と視認性の両方を叶える姿勢を、ルカス氏は強調した。

 現在オーデマ ピゲのトゥールビヨンモデルには、その機構が6時と9時位置に配置されたダイヤルデザインが存在している。これらは、その位置にこだわりがあるわけではなく、今後の開発において全体のデザインバランス上、他の位置の可能性が見いだせればそうなることもあると語り、常に柔軟性を持って開発に取り組むと話してくれた。正直、グランドコンプリケーションにおいて、オーデマ ピゲはデザインの革新性で頭一つ抜けていると感じる。それは、デザインと複雑機構の開発の融合にかなりの時間が割かれてきたことの証左だろう。ハイエンドメゾンでありながら、伝統的というより革新的で常に野心的な時計デザインを味わわせてくれるのが、オーデマ ピゲなのだ。

オーデマ ピゲ×KAWS ロイヤル オーク コンセプト トゥールビヨン “コンパニオン”が登場

オーデマ ピゲは、ポップカルチャーのコンセプトを自社の超高級ラインであるロイヤル オーク コンセプトに取り入れることに余念がない。過去数年で登場した最も有名(あるいは悪名高い)な例に、マーベルコラボレーションの“親愛なる隣人”スパイダーマンや、ワカンダの王がコンセプト トゥールビヨンのダイヤルを飾ったことがある。今回のオーデマ ピゲは、ブルックリンを拠点に活動するアーティスト、KAWS(カウズ)とタッグを組み、彼の象徴的なキャラクターデザインを取り入れた新たなコンセプト トゥールビヨンを発表した。

ブライアン・ドネリー(Brian Donnelly、本名)を名乗るKAWSは、1990年代後半にニューヨークでのグラフィティ活動を通じて注目を集めた。その後ストリートアートの美学を反映したトイデザインをきっかけに、現代ポップアートシーンで一躍その名を轟かせる存在となった。

代表作といえば“コンパニオン”というキャラクターだろう。これは頭蓋骨とクロスボーンをモチーフにした、有名なラバーホーススタイルのカートゥーンマウスを思わせるデザインである。ビニール製トイから、ナイキやユニクロといったブランドとのアパレルコラボレーションに至るまで幅広く展開されているため、多くの形態で目にしたことがあるはずだ。

本日、極上オーデマピゲスーパーコピー代引き専門店そら~はコンパニオンのフィギュアをロイヤル オーク コンセプト トゥールビヨンに取り入れた。このモデルは象徴的な頭蓋骨型の顔、手袋、そしてX字型の目が特徴となっている。サファイアクリスタル越しにのぞき込むコンパニオンは、手袋や顔がまるでガラスに押し付けられているようなデザインになっている。このフィギュアはすべてサテンとサンドブラスト仕上げを施したチタンで構成されており、それがサンブラッシュ仕上げのチタン製ダイヤルプレートの上に配置されている。胸元にはトゥールビヨンケージが露出しており、時計の動きを大胆に見せる。また頭蓋骨のX字型の目にはグレーのラッカーが塗布されている。

これまでのキャラクターを中心に据えたコンセプト トゥールビヨンとは異なり、今回のモデルではダイヤル中央のフィギュアが時・分針によってさえぎられることはない。このモデルでは、オーデマ ピゲがローラーガイド付き歯車を用いたチタン製の時・分針を特徴とする、新しいペリフェラル時刻表示を採用している。さらにチタン製のインナー見返しリングには5分刻みの目盛りを配置。その目盛りと針の両方に夜光塗料があしらわれているため、暗所でも視認性が確保できる。

この新しいペリフェラル時刻表示を駆動するのは、手巻きムーブメントのCal.2979である。2万1600振動/時(3Hz)で動作するワンミニッツトゥールビヨンを搭載し、精度と動力効率を実現している。ムーブメントのブリッジにはブラックPVDコーティングが施されており、さらにアーティストへのオマージュとしてラチェットホイールはKAWSの象徴的な“X”モチーフを取り入れたスケルトンデザインだ。またオーデマ ピゲのロゴやその他のテキストはレーザーで刻印し、ホワイトラッカーで埋め込むことで、コントラストを際立たせる仕上がりとなっている。

このコンセプト トゥールビヨンのケースは、シルエットは似ているものの、42mmのスパイダーマンやブラックパンサーのコンセプト トゥールビヨンよりやや大きい43mmだ。ほかの43mmのロイヤル オーク コンセプトモデルと同様、ケースには新たに角度のついたインサートが加えられ、もともと複雑な形状のチタンケースにさらに異なる仕上げのコントラストが生まれている。リューズはブラックセラミック製で、裏蓋にはKAWSのサインと“Limited Edition of 250 pieces(250本限定)”の文字が刻まれている。ケース全体を固定する8本の六角形の“ネジ”には、KAWSの象徴的な“X”モチーフがあしらわれている。

本作にはテキスタイルパターンが型押しされたダークグレーのカーフスキンレザーストラップと、スレートグレーのカーフスキンストラップの2種類が付属する。

また裏蓋の刻印からお察しのとおり、ロイヤル オーク コンセプト トゥールビヨン “コンパニオン”は世界限定250本。価格は20万スイスフラン(日本円で約3500万円)となっている。

我々の考え
正直に言おう。私は毎年コミコン(アメリカを中心に開催される大規模なポップカルチャーイベント)に行く人間で、必ずKAWSフィギュアがぎっしり並んだブースを見つけ出し、その前で30分くらい立ち尽くして“ロレックスと同じくらいの値段を中古のカートゥーンフィギュアに出すなんて世界があり得るだろうか”と真剣に考えてしまう人間だ。答えはノーだが、夢を見ることはできる。今回のコラボレーションを見て思わず笑みがこぼれたとしても、それは誰にとっても驚くことではないだろう。

もしKAWSのような現代の消費主義に根差したアートに興味がないなら、この時計はおそらくあなた向きではないだろう。しかし時計コレクターやトイコレクターのように、自身の収入に不釣り合いな額を費やしてまで人気のあるアイテムを集める世界では、そしてKAWSの作品がオークションで数百万ドルに達する例もあるような現状を考えれば、今回の250本限定の時計も確実に買い手を見つけるだろう。かつてのマーベルコラボレーションの時計がそうだったように。熱狂的なKAWSコレクターにとって、自宅にはアートや彫刻作品が並んでいることは間違いない。そしてアーティストのタッチが加えられた時計を手にすることは、まさに最後のフロンティアといえるだろう。どこへ行っても身につけられるレアなエディションがついに登場したのだから。

コンセプチュアルな観点から見ると、今回のコラボレーションは非常に完成度が高いと感じる。マーベルとのコラボレーションではあまり感じられなかったが、今回はKAWSのアートとオーデマ ピゲのウォッチメイキング技術がうまく融合し、互いを引き立て合っているように思える。特に時計のフォルムと巧みに調和する形でデザインされたチタン製コンパニオンは、自己認識に満ち、非常に細部まで意識された造形となっている。また金属で表現されたフィギュアというのも新鮮だ。通常、コンパニオンといえばビニールや木製のイメージが強い。さらにこの時計ではサテンとサンドブラスト仕上げの質感やコントラストがうまく調和し、新しい感覚をもたらしている。

オーデマ ピゲがこのペリフェラル時刻表示を採用した新ムーブメントを開発したのは、間違いなく、今回のKAWSに限らず今後のキャラクター中心のコラボレーションのプラットフォームとして活用する意図があるのだろう。この仕組みは従来の時・分針方式よりも、こうしたデザインにはるかに適している。今後どのアーティストやポップカルチャーとコラボレーションを展開するのか、非常に興味深いところだ。とはいえ、現時点ではこのル・ブラッシュとブルックリンが生み出した時計が注目すべき1本であることは間違いない。

基本情報
soldier shot of Kaws AP
ブランド: オーデマ ピゲ(Audemars Piguet)
モデル名: ロイヤル オーク コンセプト トゥールビヨン “コンパニオン”(Royal Oak Concept Tourbillon "Companion")
型番: 26656TI.GG.D019VE.01

直径: 43mm
厚さ: 17.4mm
ケース素材: チタン
文字盤: グレー
インデックス: インナーベゼルに5分刻みの目盛り
夜光: あり
防水性能: 100m
ストラップ/ブレスレット: 交換可能なライトグレーおよびスレートグレーのカーフスキンレザーストラップ

ムーブメント情報
キャリバー: 2979
機能: 時・分表示、ワンミニッツトゥールビヨン
直径: 32.3mm
厚さ: 10.4mm
パワーリザーブ: 約72時間
巻き上げ方式: 手巻き
振動数: 2万1600振動/時
石数: 39

価格 & 発売時期
価格: 20万スイスフラン(日本円で約3500万円。日本定価は要問い合わせ)
発売時期: オーデマ ピゲ ブティック限定
限定: あり、世界限定250本

『VERSACE』が 新作「DV ONE AUTOMATIC」を発表~

『VERSACE』の腕時計から、チーフクリエイティブディレクター「 Donatella Versace」の名を冠した「DV ONE AUTOMATIC」~ 成功を収めたデザインをベースにデザインした、高級素材「セラミック」を使用したコレクション、を2023年3月15日(水)発売

イタリアのファッションブランド『VERSACE(ヴェルサーチェ)』の腕時計部門から、艶やかなセラミック製の新作機械式時計『DV ONE AUTOMATIC (ディーブイ ワン オートマティック)』が3月15日(水)に発売されます。

VERSACE(ヴェルサーチェ)は、1978年に設立したイタリアのファッションブランドです。ヴェルサーチェの象徴であるメドゥーサやグレカ模様をデザインのアクセントとして取り入れ、「伝統」と「情熱」を表現したコレクションを多く展開。ヴェルサーチェの時計は、スイスメイドの高度な技術と品質で生産されています。

ロレックススーパーコピー 代金引換を激安最新作「DV ONE AUTOMATIC (ディーブイ ワン オートマティック)」
「DV ONE AUTOMATIC (ディーブイ ワン オートマティック)」は、チーフクリエイティブディレクター「 Donatella Versace (ドナテラ ヴェルサーチェ)」の名を冠した「DV ONE」シリーズに新たに加わるセラミックモデルのコレクションです。高級素材であるセラミックを踏襲することで、実用性と高級感が一体となった、エレガントな機械式時計が完成しました。

グレカ模様やメドゥーサなど、VERSACEのアイコンを同色でさりげなく配置。高級感の漂う艶やかなセラミック素材と相まって、手元をエレガントに装います。

《特長》
1、セラミック素材
肌なじみの良い高級素材「セラミック」を使用。ステンレスに比べて軽量で抗アレルギー素材なので、快適に着用できます。

2、自動巻き時計
スイス製自動巻きムーヴメントを搭載。最大巻き上げで、40時間のパワーリザーブを備えます。

3、限定ボックス
高級感のあるオールブラック特別仕様のボックスは、収納ボックスや、ディスプレイとして飾るのもおすすめです。

【概要】
DV ONE AUTOMATIC (ディーブイ ワン オートマティック)
品番:VE6B00123
価格:¥432,300(税込)
発売日:2023年3月15日(水)
販売場所:ヴェルサーチェ ブティック、大阪髙島屋 アクセサリーズウオッチ
輸入会社:株式会社ウエニ貿易

ムーブメント:自動巻
ケース:セラミック
防水性:5気圧防水
サイズ:ケース径 W40㎜×H40㎜

VERSACE WATCHES 公式サイト: https://watch.ueni.co.jp/versace/  
特設サイト: http://watch.ueni.co.jp/versace/news/680

【お問い合わせ】
株式会社ウエニ貿易
〒110-0008 東京都台東区池之端1-6-17
TEL:03-5815-3277 FAX:03-5815-5301

[ヴェルサーチェウォッチ]
ヴェルサーチェは、1978年に設立したイタリアのファッションブランドです。ヴェルサーチェの象徴であるメドゥーサ[註1]やグレカ模様[註2」をデザインのアクセントとして取り入れ、「伝統」と「情熱」を表現したコレクションを多く展開。ヴェルサーチェの時計は、スイスメイドの高度な技術と品質で生産されています。
[註1]メドゥーサのアイコン:ヴェルサーチェのロゴや裏蓋、ダイヤルに施されるシンボル“メドゥーサ”はギリシャ神話に登場する強く美しい女性の象徴。ヴェルサーチェのシンボルでありブランドのアイコンです。
[註2]グレカ模様:ブランドのシンボリックモチーフとして多用されるグレカ模様は古代ギリシャ風雷紋の装飾帯です。※「グレカ」とはイタリア語でギリシャを意味します。

ブルガリが 第46回日本アカデミー賞の祭典を華やかに彩る

映画と深い関わりを持つブルガリ第46回日本アカデミー賞の最高の祭典を華やかに彩る


第46回日本アカデミー賞の副賞協力のブルガリは、本年度の最優秀賞、話題賞、協会特別賞、新人俳優賞の受賞者たちへブルガリの時計を副賞として贈りました。
イタリア・ローマ誕生の世界的なハイジュエラーとして知られるブルガリは、長きにわたり映画産業と相思相愛の関係を築いてきました。その始まりは、1950年代に映画産業の黄金期を迎えたローマの映画撮影所「チネチッタ」に由来します。チネチッタでの映画製作のため、多くのハリウッド関係者たちがローマに長期滞在するようになると、映画「クレオパトラ」(1963年制作)の主演女優エリザベス・テイラーを初めとする数多くのハリウッド女優たちをとりこにし撮影の合間に彼女たちが足繁く通うようになったのが、ローマ・コンドッティ通りに本店を構えるブルガリだったのです。セレブリティと映画業界との長きにわたり深い関わりを持つブルガリは日本アカデミー賞の発展を願い、昨年に引き続き副賞協力をさせていただきました。


ブルガリスーパーコピー販売 優良サイトの時計を贈られた最優秀主演賞及び最優秀助演賞受賞の4名のみなさま


●(左)最優秀主演女優賞 岸井ゆきのさん「ケイコ 目を澄ませて」/(右)最優秀主演男優賞 妻夫木聡さん「ある男」


●(左)最優秀助演女優賞 安藤サクラさん「ある男」/(右)最優秀助演男優賞 窪田正孝さん「ある男」


第46回日本アカデミー賞において、以下の最優秀賞、話題賞、協会特別賞、新人俳優賞の受賞者に副賞として
ブルガリの時計が贈られました。
(敬称略)
【最優秀主演女優賞】 岸井ゆきの「ケイコ 目を澄ませて」
【最優秀主演男優賞】 妻夫木聡「ある男」
【最優秀助演女優賞】 安藤サクラ「ある男」
【最優秀助演男優賞】 窪田正孝「ある男」
【最優秀監督賞】   石川慶「ある男」
【新人俳優賞】    有岡大貴「シン・ウルトラマン」
【新人俳優賞】    番家一路 「サバカン SABAKAN」
【新人俳優賞】    松村北斗「ホリック xxxHOLiC」
【新人俳優賞】    目黒蓮 「月の満ち欠け」
【新人俳優賞】    小野花梨「ハケンアニメ!」
【新人俳優賞】    菊池日菜子「月の満ち欠け」
【新人俳優賞】    生見愛瑠「モエカレはオレンジ色」
【新人俳優賞】    福本莉子「今夜、世界からこの恋が消えても」


●左より:尾野真千子さん、吉岡里帆さん、のんさん、清野菜名さん

最優秀作品賞:「ある男」
最優秀アニメーション作品賞: 「THE FIRST SLAM DUNK」
最優秀外国作品賞: 「トップガン マーヴェリック」
最優秀脚本賞: 向井康介「ある男」
最優秀音楽賞 :RADWIMPS、陣内一真「すずめの戸締り」
最優秀撮影賞 :市川修、鈴木啓造「シン・ウルトラマン」
最優秀照明賞 :吉角荘介「シン・ウルトラマン」
最優秀美術賞 :林田裕至、佐久嶋依里「シン・ウルトラマン」
最優秀録音賞 :小川武「ある男」
最優秀編集賞 :石川慶「ある男」
話題賞・俳優部門 :松村北斗「すずめの戸締り」「ホリックxxxHOLiC」
話題賞・作品部門 :田中真弓「ONE PIECE FILM RED」
協会特別賞 :雨宮正信、川本征平、小池直実、福岡康裕


●話題賞 俳優部門を受賞した松村北斗さん


式典では以下の受賞者・プレゼンターの方々がブルガリのジュエリーとウォッチを纏って登壇しました。
(順不同)

●二宮和也さん

●大泉洋さん

●菊池日菜子さん

副賞商品情報

●(左)「セルペンティ トゥボガス」ステンレススティール x ダイヤモンド/(右)「オクト フィニッシモ 」ステンレススティール、自動巻ムーブメント、100m防水

●(左より)「ブルガリ・ブルガリ」ステンレススティール x ダイヤモンド x マザー・オブ・パール/「ブルガリ・ブルガリ」ステンレススティール x ピンクゴールド x ダイヤモンド/「ブルガリ アルミニウム」アルミニウム x ラバー x チタニウム、自動巻ムーブメント、100m防水

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