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ジョージ・スマイリーがつける時計は何かを予想する

ジェームズ・ボンドの映画に夢中になったのは自然なことだったと思う(高校2年生の悲惨な年に文学的なジェームズ・ボンドが存在することに気づき、学校の隣の図書館でボロボロのペーパーバック版を読んで乗り切った。学校は学びの場というより刑務所のような灰色の建物だったが、それはまた別の話)。ボンドが気晴らしを提供してくれた一方で、もうひとりの架空のスーパースパイ(と呼んでいいのかどうかわからないが)であるジョージ・スマイリーが、早熟で皮肉屋になった青年にとっては倫理的な不確実性と道徳的腐敗の影の領域で、欠点を持つヒーローたちが無意味に争っているような、みすぼらしい世界だということを確認するようなものだった。もちろんジョージ・スマイリーのことを指している。彼はOBE(大英帝国勲章)受賞者であり、誠実な警官が“ファニーズ”と呼ぶスパイのひうとりである。かつて非公式にMI6、正式には秘密情報局と呼ばれる組織の長を務め、スマイリーの生みの親であるジョン・ル・カレ(John Le Carré)によって皮肉を込めて“ザ・サーカス”と名付けられた。この名称は本部がケンブリッジ・サーカスにあることに由来するが、口コミ第1位のオーデマピゲスーパーコピー代引き専門店『寒い国から帰ってきたスパイ』を書いたル・カレの作品には二重の意味が込められていることが多い。

ジョージ・スマイリーがどんな腕時計をつけていたかを考えるようになったのは、時計コミュニティにいるジェイソン・ヒートン(Jason Heaton)とのメールやり取りがきっかけだった。ジェイソンは時計業界で最もボンドに近い存在だが、両者とも冒険を好む旅慣れた紳士であるという意味においてのみで、アルコール依存症やタバコ中毒、人命の価値や人間本来の尊厳を蔑ろにするようなことはしない。またジェイソンはスパイではない…少なくとも我々が知る限りでは)。ジェームズ・ボンドデーを記念したお気に入りのQ課のガジェットウォッチを紹介したことがきっかけで、スマイリーがどんな時計をつけていたかを考えるようになった。ボンドの時計は冷酷で無慈悲な実直な性格を投影しているが『007/カジノ・ロワイヤル(原題:Casino Royale)』でエヴァ・グリーン(Eva Green)氏演じるヴェスパー・リンドがMI6のエージェントについて、“元SAS隊員で、笑顔が素敵で高価な時計をつけている人たち”と描写している)、スマイリーにとってそのようなものは逆に忌避すべき対象だったと考えるのが妥当だと思う。

BBCシリーズ『スマイリーと仲間たち(原題:Smiley's People)』でジョージ・スマイリーを演じるアレック・ギネス(Alec Guinness)。

ジョージ・スマイリーは実際、物語のなかで注目を集めるような行動を非常に嫌う人物として描かれているが、これはスパイ活動に従事する者として自然なことである。スマイリーが“ボンドはある目的を果たしているが、あの派手な時計や高価なクルマ、機会があればすぐに暴力に訴えるようなやり方は作戦上安全とは言えない”と呟く様子が容易に想像できる。

スマイリーがどんな時計を所有していたかを考えるには、彼の架空の経歴を簡単に振り返ってみたい。スマイリーは1915年頃に生まれ、目立たない存在であったことを美徳とし、職業とした。オックスフォード大学で現代言語を学び、バロック時代のドイツ文学を専門としていた彼は、学問の世界での将来に希望が持てなかったため、家庭教師のジェベディーに勧誘されてサーカスに入ることになった。

スマイリーはその後、長期にわたる冷酷なキャリアを築く。彼はいくつかの初期のル・カレ小説に登場するが、特に『寒い国から帰ってきたスパイ』では小さな役割ながらも重要な存在である。この作品で、諜報員のひとりであるリーマスがガールフレンドに自分の正体をバラしたことを知り、リーマスが言うところの“汚くてろくでもない作戦”に彼女を組み込んだ。まあネタバレは避けるが、もしまだ読んでいないなら(ぜひ読むべきだ)、1960年代の東ベルリンでの汚くてろくでもない諜報活動がどう終わるかはおそらく想像がつくだろう。スマイリーは冷戦時代のヨーロッパを放浪し、『重力の虹』のゾーンにおけるタイロン・スロートロップのように現れては消える。しかし彼の原型はスマイリー三部作で最も明確に固まり、特に1974年の小説『裏切りのサーカス』ではサーカスに潜む“二重スパイ”を暴くことでその姿が描かれた。スマイリーは虚栄心、貪欲、不安定など人間の醜い特性を持つ人々に囲まれており、愛国心は彼らの動機のなかで最も低い位置にあるが、スマイリー自身は深く愛国的を持っており、少なくとも民主主義の理想に深くコミットしている。

スマイリーをひと言で言えば、秘密主義と思慮深さが個人的な好みであると同時に職業的な義務でもある人物だ。物理的なものに対してはあまり興味がなく、技術的なことにも特別な関心を示さない。彼はスパイ技術に付随する技術的な問題に精通している。例えばスマイリー三部作の最終作では、盗まれたネガから自分でプリントを作成する手間を惜しまず、また『裏切りのサーカス』クライマックスでは銃器の扱いにも堪能であることが描かれている。しかし、一般的に彼は肉体的に不器用とまではいかなくとも技術的な事柄やメカニズムに対する真の魅力を感じさせない、ある種抽象的な印象を与える(自動車にはほとんど興味がなく、『スマイリーと仲間たち』では、非常に危険な救出作戦の最中同僚のポルシェに乗り込む際、“なんてひどい小さなクルマだ”と本当に軽蔑した様子で叫ぶシーンがある)。また彼が個人のスタイルを示すために、時計を所有することも考えにくい。ボンドが少し粗野な魅力ときわめて男性的な魅力で注目される一方、スマイリーはその点で著しく魅力に欠けているようだ(彼の美しい妻は何度も彼に不貞を働いている)。彼は些細なことにうぬぼれが強く、帽子をかぶると滑稽に見えるため(少なくとも小説では)かぶるのを拒む。彼の服は非常に高価だが、サイズが合っておらず、そのことに気づいていないようだ(小説によると、これは仕立て屋が追加の生地代を高く請求して彼から奪おうとしたためである)。要するに、スマイリーはペン、カメラ、時計などの品質にはこだわるが、それを評価する際に自己疑念に悩まされるため、信頼できる保守的な時計に多額の金を費やすきらいがある。その時計が何年にもわたって正確な時間を提供し、問題を起こさないことを期待してしているのだろう。

ここでル・カレが描くスマイリーの姿を簡潔に紹介する。『裏切りのサーカス』の冒頭で、スマイリーは大雨が降る深夜のロンドンにて、“小柄でふっくらとしており、せいぜい中年に見える彼は、ロンドンの地味な人々のひとりに見えた。足は短く、歩き方はぎこちなく、服装は高価だが似合っておらず、ひどく濡れていた”と描写される。

では、スマイリーはどんな時計を使うのだろうか? ひとつの可能性として、学生時代には懐中時計を愛用していたことが考えられる。1930年代のオックスフォードでバロック・ドイツ文学を学ぶ学者にとっては十分にあり得ることだ。ハンドメイドの英国製懐中時計であれば高価だったが、彼の運動嫌いと控えめで規則的な生活を考えると、スティールケースのオメガのような時計が非常に適していただろう。ただスカウトされたあとは、懐中時計よりも少し扱いやすいものを求めるようになったかもしれない。スマイリーの特徴である誤った忠誠心から、できる限り長く懐中時計にこだわった可能性もあるが、1935年にドイツで始めた本格的かつ独立した現地での活動は、より使いやすい時計を必要としただろう。戦争が始まる直前、彼がチューリッヒを訪れ(彼は昔からスパイのメッカであるスイスを頻繁に訪れていた)、バーンホフ通りのベイヤー・クロノメトリーに立ち寄る姿が容易に想像できる。スマイリーはその歴史と堅実さのオーラに安心感を覚えたに違いない。

こちらのパテック カラトラバ Ref.96は、2017年にフィリップスで販売された個体。このモデルの生産は1932年に開始され、これはスマイリーがSISに採用された年にあたる。

おそらく彼には少し余裕があった。扶養する家族もおらず(彼は戦後まで結婚せず、子どももいなかった)、質素な生活習慣を持っていたため、給与は貯まる一方だっただろう。腕時計という問題を1度で解決しようと考えていた彼なら、パテック フィリップを選んだ可能性は高いと思う。もしかしたらパテック フィリップの存在を知っていたかもしれず、その非常に高い品質の評判に引かれたかもしれない。私の推測では、スマイリーはイエローゴールドのRef.96 カラトラバを購入し、それを腕につけて店を出たのだろう。この時計は、その控えめさ、慎重さ、必要なときに現れ、不要なときに消える能力を備えており、完璧なスパイにとって理想的な時計であった。

そしてスマイリーは毎朝無意識にリューズを巻き上げながら、何十年にもわたってその時計にほとんど考えを巡らせなかっただろう。ただ時折、価格で騙されたのではないかと疑うことがあったかもしれないけれど。

オメガ スピードマスター ムーンウォッチ プロフェッショナル ホワイト

時計収集にはこんな格言がある。“スピードマスターの所有は通過儀礼である”。私はそれを念頭に早い段階で時計の世界に飛び込んだ。スピードマスターを所有することが “時計マニア”であるための必須条件であるならば、ヴィンテージスピードマスターの全リファレンスをひと目で見分けられるようになるべきだと思い込んだものだ。ラグの形状、“ドット・オーバー90”のタキメータースケール、フォント、エングレービング、表記、ダイヤルなど、あらゆることを学習したが、1週間後にはまたすぐに忘れてしまった。スピードマスターを購入する前に、私は燃え尽きてしまっていたが、私は気を取り直して前に進んだ。以来、私はスピードマスターの購入を真剣に考えたことはなかったが、最近になってふたつのオプションが私の心に刺さり始めた。

口コミ第1位のオメガスーパーコピー代引き専門店最初の候補は新作“エド・ホワイト”であった。これはヴィンテージのRef.105.003にインスパイアされたストレートラグを持つモデルで、Cal.321を搭載した初代スピードマスターの復刻版である。私はヴィンテージウォッチが大好きだが、取り扱いに気を使わず身につけるのは難しい。この新作には、そもそも私がヴィンテージスピードマスターに引かれた伝統をほうふつとさせる上、経年劣化の心配も少ない。

Ed White speedmaster
2020年、編集部は“A Week On The Wrist”でその“エド・ホワイト”復刻版のスピードマスターを取り上げた。

ダニエル・クレイグ、当時未発売だったホワイトダイヤルのスピードマスターを着用

2023年秋、ダニエル・クレイグがオメガのイベントのレッドカーペットを歩いたとき、彼のラウンドタイプのアイウェアに目を奪われなかったなら、彼の手首で輝くホワイトのスピーディに気づいたことだろう。

そして今年初め、オメガはおそらくここ数年で最も期待されたスピードマスター(あるいは、あらゆる“何とか”マスター)を発表した。2023年秋にニューヨークで開催されたイベントで、ダニエル・クレイグが当時まだ知られていなかったホワイトダイヤルのスピードマスターを着用しているところを目撃されたことも、この熱狂の炎に油を注いだ。この目撃情報は多くの憶測を呼んだ。スピーディファンにとって苦悩の数カ月後、2015年の45周年記念モデル“シルバー スヌーピー”以来となる、(ほぼ)完全なホワイトダイヤル仕様の新作スピードマスターが登場した。しかも限定モデルではないという。それこそが、オメガ スピードマスター ムーンウォッチ プロフェッショナル Ref.310.30.42.50.04.001である。長らく待ち侘びた甲斐があったというものだ。

Week on the Wrist
米国版のIntroducing記事には175以上のコメントが寄せられ、閲覧数は数十万ビューに達した。ほとんどの販売店ではすでに1年以上、もしかしたらもっと長いウェイティングリストになっているそうで、正規販売店の関係者ふたりが少なくともあと数カ月はこの記事を書かないでくれと冗談めかして懇願してきた。「もうこれ以上、この件で電話をかけてくる人は勘弁してほしいのです」

 実物を見かけたのは1度だけだった。私はこの新しい時計に興奮し、最初のスピードマスターとしてこの時計を手に入れたとしても、間違った決断だと後悔しないと思っていた。しかし、その後考え直した。結局のところ、スピーディがアイコンである理由のひとつは、ブラックダイヤルの美しさゆえなのだろうか? もしあなたがその結論に迷っていて、ホワイトラッカーダイヤルについてもっと知りたいと思うか、あるいはホワイトダイヤルのスピードマスターの歴史について知りたいなら、私たちに任せてほしい。

オメガ スピードマスター ムーンウォッチ プロフェッショナル Ref.310.30.42.50.04.001とは何か?
 最近の“A Week On The Wrist”のなかで、ベンはロレックス デイトナ ル・マンが発表されたとき、自分がどこにいたかを覚えていると語っていた。私もホワイトダイヤルのスピードマスターで同じ経験をした。というのも、私は普段、メーカーが新しいダイヤルカラーを発表するからといって関心を持つことはないからだ。だが、ジョン・メイヤーが自身が関わった新しいロイヤル オークをプレス向けにプレビューした直後、私はホテルで取材をまとめようとしていた。するとスピードマスターが発表され、私の朝の予定はすべて吹っ飛んだ。

 ホテルのロビーで割高なクラブサンドイッチを食べながら、オメガのプレスリリースや画像など、取材に必要な情報にアクセスできないことに気づいた。ダニエル・クレイグのチラ見せをじっくり見たわけでもなかったが、ここ数年で最も期待の寄せられたスピードマスターであることはすぐにわかった。この時計が私の胸をときめかせたのは、それらの問題を整理し、記事を書き始めてからだった。ホワイトかつスポーティで目を引くこの時計は、久しぶりに私の目を奪ったスピードマスターだったのだ。

White Speedmaster
 ここがおそらく最も非難を浴びるところだろうが、私がスピードマスター、少なくとも一般的なブラックダイヤルの“ムーンウォッチ”を買おうと思わなかった理由のひとつは、どれも似たように見えるからだ。月面着陸まで(そしてそれ以前まで)遡ることができるモデルの素晴らしい点、つまり非常に緩やかで思慮深い進化は、諸刃の剣でもあるのだ。

 数週間前、私は別々の日にスピーディプロを着用している人を見かけた。遠目には見分けがつかなかった。つまり、彼らがなぜスピーディーをつけているのか、その理由もよく分からなかった。私は誰かを見て、4桁、5桁、6桁リファレンスのロレックスを見て、彼らが時計コレクターなのか、一般的な消費者なのか、父親から引き継いだ4桁のロレックスを持つ20代の若者なのか、それともそれではないほかの何なのかを推測するのが好きだ。また、スピーディに関してめったにすることのない会話への扉を開くこともある。

White Speedmaster
 ホワイトダイヤルを採用したスピードマスターはこれまでにもいくつか存在した。そのうちのいくつかは追って紹介するとして、ステンレススティール製のホワイトダイヤルとしては初の通常生産(限定版ではない)の主力モデル(スピードマスター ムーンウォッチ プロフェッショナル)である。それ自体が信じられないだろう。オメガの正規販売店に立ち寄れば、“ホワイト・サイド・オブ・ザ・ムーン”から数種類の“スピードマスター レーシング”やその他の2カウンタークロノグラフまで、ホワイトダイヤルのスピードマスターを目にすることができる。しかしムーンウォッチは別格だ...アイコンであり、失敗が許されないモデルなのだ。2024年3月5日を、オメガがホワイトダイヤルでムーンウォッチを台無しにした残念な日とみなす人もいるだろう。しかしオメガがホワイトダイヤルを採用し、これほどまでに個性的な腕時計を生み出したという事実は、このラインナップに大きな新風を吹き込んだと言える。

Week on the wrist
Omega 3861
オメガ マスター クロノメーター認定コーアクシャルムーブメント、Cal.3861。

 2021年、オメガはSS製スピードマスター プロフェッショナルの最新世代を発表した。SS製にはふたつのオプションが存在し、ひとつは宇宙ミッションで使用されたスピードマスターと同じヘサライト(プラスチック)風防を備えたモデル、もうひとつは表(風防)と裏(ケースバック)にサファイアクリスタルを備えたサファイア“サンドイッチ”モデルで、内部の新型(現行世代)Cal.3861 コーアクシャルマスター クロノメーター手巻きムーブメントを眺めることができる。見栄えのいいムーブメントで、動作を眺めているだけで楽しくなり、量産品にしてはよく仕上がっている。Cal.3861の有名なコーアクシャル脱進機に加え、テンプはフリースプラング方式で、Si14シリコン製ヒゲゼンマイを採用し、1万5000ガウスまでの耐磁性も実現している。また、このムーブメントは50時間のパワーリザーブを備えている。手巻きのクロノグラフムーブメントは、少なくともデイト表示やカレンダーを気にする必要がなく、しばらく着用せずに置いておける場合には、常に私の最初の選択肢となり得る存在だ。そして、これほどアイコニックな系譜を持つものは少ない。

Omega 3861
Cal.3861をサファイアケースバック越しに眺める。

 このモデルはサファイア“サンドイッチ”のホワイトダイヤルバージョンで、直径42mm×厚み13.18mm、ラグからラグまでの長さは47.5mm、ラグはツイストされた形状を持つ。これは基本的にバズ・オルドリンが月面で着用した初代ムーンウォッチ(Ref.105.012)と同じ外寸で、50mの防水性を備えている。ダイヤルを拡大するヘサライトの歴史を感じさせる意匠はない。またケースバックの “ヒッポカムポス(海馬)”ロゴも、最新世代のために施された新しいエングレービングもない。その代わり、風防とケースバックには耐傷性の高いサファイアが採用されている。ケースバックの縁には、“CO-AXIAL MASTER CHRONOMETER”、“THE FIRST WATCH WORN ON THE MOON(月面で着用された最初の時計)”と記されたエングレービングが施され、ダイヤルにはプリントではなくアプライドされた“オメガ”のロゴマークを配置。ベゼルはSS製、インサートはアルミニウム製で、タキメータースケールにはオリジナルモデルと同様に“ドット・オーバー90(D.O.N.)”の意匠が刻まれている。このD.O.N.ベゼルのようなディテールひとつ取っても、1本の時計がほかの時計とどこが違うのか、その些細な差異の研究に多くの時間を費やすスピードマスター愛好家にとって、天と地ほどの違いがあると言っても過言ではない。

Bracelet
新世代のスピードマスターには、より洗練されたブレスレットが採用されている。

 この世代におけるその他の改良点は、大規模なものからわずかなものまで多岐にわたる。日常の使用において最も大きな改良点は、20mmから15mmにテーパーがかかったブレスレットで、3分の1から3分の2のリンクが延長可能だ。以前のブレスレットに比べ、繊細さや脆弱性が軽減され、つけ心地もはるかによくなった。最初の数回は腕の毛が引っ張られることもあったが、やがてそれもなくなった。さらに微妙な変化として、1974年頃までスピードマスターのブラックニス仕上げのダイヤルにあった“ステップ(段差)”が復活したことだ。そう、その段差は新しいホワイトダイヤルにも残っていて、見た目はいいのだが、それが最初に目につくことはない。

Omega Speedmaster
 ダイヤルというひとつのデザインの要所を変更するというこの決断は、オメガがスピードマスターを歴史的にどのように発展させてきたかをよく表している。セラミック製ベゼルや新しいケースデザインのような大々的な変革は避け、この新作では1点のみしっかりと変更を加えている。ダイヤルには、“スピードマスター”表記とクロノグラフ針の先端にレッドが彩られている。これは購入者のあいだで少し賛否が分かれているが、私はこのアクセントが好きだ。また、ブラックPVDで覆われたブラックの表記、ダイヤモンドミラーポリッシュ仕上げのアプライドインデックスや針も際立っている。針とインデックスのスーパールミノバはホワイトで、グリーンに発光する。この1週間、私は時計をじっくりと眺め、手首から外し、各パーツを研究するのに多くの時間を費やした。しかし完成されたパッケージとしても、ぱっと見ただけで、ホワイトダイヤルの機能性は驚異的に素晴らしい。悪目立ちする要素はひとつもない。月並みな表現だが、この新しいダイヤルを眺めるたびに私から笑顔が溢れた。

White Speedmaster
Omega White Speedmaster
 プレスリリースによると、アポロ宇宙飛行士の白いNASAスーツと、1970年のアポロ13号以来、司令官の階級を強調するスーツの赤いラインからインスピレーションを得たということだ。どのプレスリリースも時計も、ストーリーテリングのために多少の辻褄合わせが行われるが、私は外観そのものもいいと感じている。オメガはほかの情報源にて、すべてのディテール(インダイヤルのサーキュラーグレイン仕上げなど)をはっきり見せながら、ホワイトラッカーダイヤルを製造するのは非常に複雑であり、それが当ブランドの生産を遅らせる元凶だと明かしているそうだ。それでもホワイトダイヤルの価格は従来のサファイア“サンドイッチ”よりも2万2000円高いだけの125万4000円(税込)だ。

Speedmaster
 スピードマスターがご無沙汰だった私のような者にとっては、少し高く感じるかもしれない。初期のスピードマスター、たとえばRef.145.022のような初期のスピードマスターなら、まずまずのコンディションの個体が半額程度で手に入るからだ。しかし、これはまったくの別物である。本作はオメガが現在取り組んでいるすべてを盛り込んだ最高級品なのだ。またスペック上では少し大きかったり厚かったりするように見えるかもしれないが、1週間以上着用している間、1度もそう感じたことはなかった。オメガが60年以上も前に、最初からほぼ完璧なものを完成させていたことを思うと信じられない思いだ。完全なパッケージとして、この時計は私の次の時計の新たな候補となった。もし手に入れることができれば、の話だが。

そのほかホワイトダイヤルを持つスピードマスターの数々
 ホワイトダイヤルのスピードマスターはムーンウォッチの通常のラインナップとしては目新しいかもしれないが、オメガにとっては決して新しいものではない。オメガ スピードマスターの歴史と宇宙開発との結びつきは、おそらく誰もが知るところだろう。NASAのジェミニ4号ミッションの一環として、アメリカ初の宇宙遊泳の際に着用されたこともある。その後、1969年7月20日のアポロ11号ミッションで、月面を歩いた宇宙飛行士が初めて着用した時計としても有名だ。

 これらの偉業に携わった時計は、現在のスピードマスターとほぼ同じ外観、特にブラックダイヤルであったが、月面着陸と同じ年に遡るホワイトダイヤルのスピードマスターの長い歴史もある。競合モデルとの比較に移る前に、ムーンウォッチのラインナップからほかのホワイトダイヤルモデルを見てみよう。歴史がお好きな方はシートベルトを締めて。現行品がお好みな読者は、読み飛ばしていただいて結構だ。私は恨んだりはしない。

アラスカ・プロジェクト
 1960年代後半、NASAのエンジニアであったジェームズ(ジム)・H・ラガン氏は、以前アポロ計画で時計やカメラのテスト手順に携わっており、将来の有人宇宙飛行で宇宙飛行士が使用する機器の仕様を開発していた。オメガは、コードネーム “アラスカ・プロジェクト”と名付けられた彼らの提案に取り組み始めた。プロジェクト名の “アラスカ”は、名前以外にアラスカ州とはほとんど関係がない。オメガは産業スパイによる被害を減らすため、多くのプロジェクトにコードネームを使用しており、このコードネームは1970年代まで使用された。その結果、最初のホワイトダイヤルのスピードマスターが誕生したのである。

Alaska Project Mark I
2017年の記事に登場した、極めて変則的な形状のチタンケースを備えたアラスカ・プロジェクトの初代プロトタイプ。

 耐衝撃性と高い耐温度性というふたつの目標をクリアするために、オメガがこれらの要求仕様に沿って完成させた最初のスピードマスターのプロトタイプが、1969年のチタン製アラスカ・プロジェクトである。オメガのCal.861をベースにしたムーブメントには、高温に耐えるために異なる素材とオイルが使用され、チタンケースは陽極酸化アルミニウム製の赤いアウターケースで保護されていた。さらに重要なのは、太陽光と熱を反射しやすくするためにシルバー/ホワイトのダイヤルを採用し、視認性を高めるためにスペースカプセル型のインダイヤル針を備えていたことである。

Alaska Project II
2016年のフィリップスにて、15万6250スイスフラン(当時の相場で約1724万円)で落札されたアラスカ・プロジェクトII。

Soyuz
Photo: courtesy Moon Watch Universe

 より伝統的なケースとマットな亜鉛メッキのホワイトダイヤルを備えたこの時計のセカンドバージョン“アラスカ・プロジェクトII”は、NASAのテスト用に製作されたが、NASAからは高価すぎるとして却下された。オメガがスピードマスターの改良を試みたのは、(依頼されずとも)これが最後ではなかった。しかし、この時計は最終的に1977年から1981年までソ連の宇宙飛行士の手首に装着され、宇宙へと旅立った。

“イタリアン・アルビノ”Ref. 3593.20.00
Speedmaster 3593.20.00
Photo: courtesy Roy and Sacha Davidoff

オメガ時計コピー 代金引換優良サイトがホワイトダイヤルのムーンウォッチを再び発表するのは、1997年、スピードマスター誕生40周年記念モデルとして、イタリア国内でのみ販売され、1年間に500本のみ生産された限定モデルが登場してからである。このモデル、Ref.3593.20.00は、“イタリアン・アルビノ”または“ビアンコ・イタリアーノ”として知られるようになった。

この時計のダイヤルは、純白ではなくクリーム色だ。メインインデックスはホワイトで、ブラックの囲みとブラックの文字、そして針はブラックにホワイトの夜光塗料を塗布している。この黒い囲みはダイヤルから浮き上がって見えるが、新型スピードマスターとはまた違った趣だ。このモデルは、サファイアケースバック越しに眺められることを念頭においたCal.1863を搭載した最初のスピードマスター ムーンウォッチのひとつである。つまり、これはRef.3573.50以前の初のサファイア“サンドイッチ”ムーンウォッチ(サファイア風防とケースバックを備えたモデル)ということになる。また、1997年に夜光塗料としてトリチウムが廃止されたあとは、ダイヤルマーカーと針にルミノバが採用されている。

日本限定の三越スピードマスターとアポロ11号35周年記念スピードマスター
2003年、オメガは日本最古の百貨店である三越とコラボレーションを行った。300本限定のこの“パンダ”スタイルのスピードマスター(Ref.3570.31)は、一種のカルト的人気を誇っている。実際、私がその昔、最も注目していたスピードマスターのひとつだった。三越限定モデルの相場が高騰してしまったため、アフターマーケットで似たようなダイヤルを自作する人さえ存在する。そのため、正しい個体を見つけるのはかなり困難となっている。

手作業による仕上げなど伝統的な時計づくりが調和したスタイルが特徴のローマン・ゴティエ。

現代的なウォッチメイキングに軸を置きながら、その背景には創業者ローマン・ゴティエ氏の出自、そして出生地であるジュウ渓谷の伝統的な時計づくりを融合させたブランドフィロソフィー「進化する伝統」があった。

以前ローマン・ゴティエの工房を訪ねた際、デスクに何げなく置かれた図面に目が留まった。微細なチューブの設計図の脇に内径0.75mmミクロンとある。「どうやって作るのか?」と尋ねると、ゴティエ氏は「棒状の鋼材から切削加工する」と答えた。これほど細いチューブを切削加工できる工房はスイスでもまれだ。

ゴティエ氏は、かつてル・ブラッシュにあった部品メーカーのプログラマー兼オペレーターとしてキャリアをスタートさせ、2002年にMBAを取得後、フィリップ・デュフォー氏に師事。彼は部品加工技術と経営学、伝統的な手仕上げの術を身に付け、2005年に満を持してブランドを立ち上げた。フィロソフィーは“TheEvolution of Tradition”、進化する伝統である。

口コミ第1位のブライトリングスーパーコピー代引き専門店「スイスの高級時計製造の伝統は、ジュウ渓谷で育った私にとって自身の一部です。先人たちの遺産を受け継ぎ、未来につなげたい。そのためには伝統に敬意を払いながら、技術や職能を向上させ、新たな地平を開拓しなければいけません」

ロジカル・ワン ホワイトゴールド。鎖引き機構を革新した、メゾンの代表作。ケース右上のリューズは時刻合わせ専用で、動力ゼンマイはケース9時位置のボタンを押して巻き上げる設計とした。ダイヤルはグラン・フー エナメル製。

インサイトマイクロローター プラチナ。メゾン初の自動巻きコレクション。ダイヤル左側の開口部に宙づりになったローターは比重が高い22K製で、回転効率に優れる。エナメルダイヤルも内製している。

伝統を進化させた好例が、2013年にジュネーブ時計グランプリ(GPHG)の最優秀メンズ・コンプリケーションウォッチ賞に輝いたロジカル・ワンである。ゴティエ氏は、最も古典的なコンスタントフォース機構であるフュゼチェーンのフュゼ(円錐滑車)をスネイルカムに置き換えることで、同じ効果を圧倒的な省スペースでかなえてみせたのである。

「ユーザーに喜びを提供するには、すべての要素が適切な場所に美しく整理されていなければなりません。ロジカル・ワンでは、右側に時計、左側に複雑機構という構成が適切だと考えました。そしてエンジニアリングをデザイン的に統合するために、設計とデザインを同時に進めました。このコンセプトは、インサイトマイクロローターにも反映されています」

インサイトマイクロローターは、オフセットダイヤルの左側にマイクロローター、右側に輪列を見せ、巻き上げ機構を表舞台に立たせた。文字盤にあらわになったテンプは、さしずめ名脇役だ。


C by ローマン・ゴティエ プラチナエディション(ブルーダイヤル) Ref.MON00550 1419万円(税込)

ローマン・ゴティエ公式サイトへ

圧倒的な加工精度と入念な手仕上げで美を創出
オフセットダイヤルとスモールセコンド、テンプを一直線に並べ、その脇に特徴的な機構を並べる──。ロジカル・ワンでは鎖引きによる駆動伝達、インサイトマイクロローターでは香箱の巻き上げ機構に、それぞれ針を動かすための秩序ある連続性をダイヤルで感じられる。ソリッドダイヤルのC by ローマン・ゴティエでは、シースルーバックに姿を見せる並列配置の直線的なブリッジとして連続性を表現。これはジュウ渓谷伝統のフィンガーブリッジの再解釈で、“進化する伝統”の表れでもある。すべての歯車が花びら状のオープンワークであるのも新鮮だ。これらすべてのムーブメントは、ゴティエ氏が設計した自社製であり、創業以来設備投資を続け、現在では部品内製率が95%に至っているという。

「私は常に自由と創造性を維持するよう努めてきました。だからこそ、最高のツールや機械への投資、最も才能ある時計師や製造職人の雇用や育成を推進し、すべて自社内で高級時計のムーブメントを製造できる体制を整えることを最優先してきたのです」

スイス時計業界でも、いち早くCAD設計を導入し、ミクロン単位の公差設定が可能な超精密加工ノウハウを確立したローマン・ゴティエの工房は、パーツ製造を請け負う一級の部品メーカーとしても名をはせる。ブランドとしての年間生産数は、たった100本前後。部品メーカーとしての仕事が、設備投資の大きな原資となった。すべての工作機械にはオイルクーラーを追加。大型の空調も導入し、切削時の温度と室温を一定に保ち、部材の熱膨張を完璧にコントロール。さらに加工する部品に最適なバイト(刃)の素材と形状を常に研究し、更新してきた。

「ツールや機械の進化によって、創造の可能性が広がりました。どのように設計、デザイン、製造するかを考えるのは、とてもエキサイティングです。そのなかには手仕事でしかできないものがあり、素晴らしい技術を持った人たちと一緒に仕事をすることは、何よりも楽しい」

C by ローマン・ゴティエのフィンガーブリッジも実は曲面が非常に多く、面取りと仕上げに手間と時間がかかる。ブリッジをフレーム状に縁取り段差を設け、内側に手彫りでディンプル加工を施したことで、よりモダンな印象となった。

ブリッジ曲面の完璧な仕上げは、ローマン・ゴティエの見どころのひとつ。工房での面取り作業には4つの工程があるが、最終的にはジュウ渓谷の伝統にのっとり、高原に広く自生するリンドウの一種、ジャンシャンの茎で仕上げをする。

圧倒的な加工精度で生み出されるすべてのパーツは、ゴティエ氏によれば“手仕上げすることを前提に設計している”という。

「例えばブリッジの面取り自体は単純なことですが、先端の微細な角の部分にはっきりとした輪郭を表すためには、高い技術が求められます」

この角が、インサイトマイクロローターのダイヤル側のブリッジでは特に鋭い。ロジカル・ワンのブリッジはオープンワークのため、内側にも角がある。C by ローマン・ゴティエのフィンガーブリッジも付け根部分は鋭利な角を持つ。それらは手仕上げで見事に形作られている。

また、C by ローマン・ゴティエ プラチナエディションの大きな特徴はケースがプラチナ製で、文字盤やインデックス、ムーブメントブリッジ、そして地板が18KWG製という点だ。ローマン・ゴティエはチタン製ムーブメントを作る高い技術を持っているが、美しさを引き立てるゴールドでムーブメントを製作することもできる。本作ではゴールド素材を用いることで、技術的な正確さと芸術的な美しさを両立させたいというメゾンの強いこだわり、哲学を表現した。

加えて入念な手仕上げはケースにも行き届き、C by ローマン・ゴティエの多面体のベゼルと裏ぶたは、完璧な鏡面でフォルムが際立つ。本作のようにプラチナケースのほかにチタンケースもあるが、どちらのモデルにおいても鏡面で仕上げる技術を有する。

「私はスペシャリストのチームを擁していることに喜びを感じ、彼らとともに常に伝統を進化させ、コレクターの皆さんにエキサイティングなものを提案し続けることができると信じています」

ゴティエ氏による次なる一手を、期待に胸を膨らませ心待ちにしたい。

インディーズブランド、新たに2本の“モノクローム”モデルをリリース。

昨年の夏、カルティエのシニア・ウォッチ・デザイナーであり、クラシックなカルティエ デザインの再解釈から、「サントス デュモン リワインド」のような大胆な時計まで手がけた人物、ラファエル・アベイヨン(Raphaël Abeillon)氏がカルティエを離れ、聞いたこともないアルト(ALTO)というブランドに加わると聞いて少し驚いた。しかし、多くの点でそれは納得のいく話でもあった。

アルトはパリを拠点とする新ブランドであり、自動車、アート、建築に情熱を注ぐティボー・ギタール(Thibaud Guittard)氏によって設立された。ギタール氏はオーデマ ピゲに勤務していた経歴を持ち、数年前にラファエル・アベイヨン氏と出会い、一緒に仕事をするアイデアを持ちかけた。しかしその当時アベイヨン氏はカルティエに留まることに満足していたため、この話は実現しなかった。そこでギタール氏は約5年の歳月をかけて、自身の時計ブランドの構想を現実のものとするために取り組んだ。

このブランドのコンセプトは、極上カルティエスーパーコピー販売専門店そら~時計づくりの根幹から芸術的なアプローチを採用し、1970年代のウェッジシェイプ(くさび形)を特徴とするカーデザインのアイコンからインスピレーションを得ることにあった。もしフィリッポ・サピーノ(Filippo Sapino)氏や彼がてがけたコンセプトカー(フェラーリ 512S ベルリネッタ・スペチアーレ、ランチア ストラトス HF ゼロ、VW-ポルシェ タピロ)の名を知っているなら、この時計はまさにあなたの琴線に触れるかもしれない。

この時計は、多方面の専門家によるコラボレーションの結晶である。作家兼写真家のマチュー・セザール(Mathieu Césa)氏、時計デザイナーのバース・ヌスバウマー(Barth Nussbaumer)氏、アーティストのヨルゴ・トルーパス(Yorgo Tloupas)氏、そしてムーブメント開発を手がけるル・セルクル・デ・オルロジェ(Le Cercle des Horlogers)が協力し、それぞれの知見を結集させた。そしてついに最初のアート 01が完成したとき、ギタール氏とアベイヨン氏は再びつながり、彼らが共有するクルマとアートへの情熱を再確認した。アベイヨン氏にとっても新たな挑戦を試みるには絶好のタイミングだった。その結果生まれたのがこの2本の時計、アート 01 モノクロームのグレーとブラックである。

新しいアート 01 モノクロームは、これまでと同様にファセット加工が施された角張ったデザインのチタンケースを採用し、サファイアクリスタル、ファセットと曲線を融合させた外装形状、そして半球状のインナースペースを備えている。文字盤には六角形の幾何学模様が刻まれた真鍮製のダイヤルを採用し、ビーズブラスト加工のあとにブラックコーティングを施している。これにより現在の時計業界でトレンドとなっているシェイプウォッチ(独自のケースフォルムを持つ時計)の流れに合致しつつも、カルティエ タンクやロレックス キングマイダスといった過去の名作の単なる焼き直しではない、独自の一体感を持つデザインに仕上がっている。さらに、チタンケースにはブラックまたはグレーのDLC(ダイヤモンドライクカーボン)コーティングをすることで新たな効果を生み出す。しかしこの時計の魅力はそれだけにとどまらない。

我々がなぜ気に入ったのか
これらがデザイン性を前面に押し出した時計であることは間違いない。風防、ダイヤル、ケースが光と影とともに織りなす表情は魅力的であり、デザインと時計製造の融合を目指したほかの時計と比べても単調さがない。彫刻的でありながら、従来の時計デザインとは一線を画す存在だ。時計業界はこうしたアプローチにもう少し注目すべきではないだろうか。だがこれは単なるデザイン重視のモデルではない。

Alto Art 01
本作に搭載されるCal.A01マイクロローター・ムーブメントは、文字盤側のデザインと見事に調和した魅力的な構造を持つ。メインプレートにはチタンを採用し、直線的なブリッジには無垢のままのサテン仕上げが施され、さらに高級ムーブメントに求められる面取りもていねいに施されている。そのフォルムは独特の角ばったデザインで、洗練されたインダストリアルな美しさを備えている。このムーブメントはバース・ヌスバウマー氏が設計し、ル・セルクル・デ・オルロジェが製造を担当。2万8800振動/時(4Hz)の振動数を持ち、約48時間のパワーリザーブを誇る。基本構造はスピーク・マリンやトリローブでも採用されているが、本作はそれらとは一線を画す独自の個性を放つ。

Alto Art 01
Cal.A01ムーブメントの最も奇妙な特徴は、秒針だけが逆回転することだ。これは最近登場したいくつかの時計が取り入れている“時間の概念を遊ぶ”アプローチに通じる。たとえばカルティエ サントス デュモン リワインドやジェブデ・レジェピ(Xhevdet Rexhepi)氏のミニット・イネルテが思い浮かぶ。ただし本作はそれらとは異なり、一貫した視認性の高い時刻表示を備えている。さらにサファイア風防の製造は複雑だったに違いないが、実際に着用してみると視認性に問題はなかった。

Alto Art 01
Alto Art 01
最後に、41mmのスクエアケースというサイズにもかかわらず、この時計の装着感はとても快適だ。重量はわずか56gと軽量で、ラバーストラップが手首にしっかりとなじむ。アートピースのような時計はしばしば実用性とのバランスに苦戦するものだが、アルトのアート 01はその点においても見事な仕上がりとなっている。

価格は“要問い合わせ”とされているが、最初のリリース時は約2万ドル(日本円で約300万円)であった。新興ブランドといえば“マイクロブランド”の価格帯を想像しがちだが本作はそれとは異なり、エントリーレベルの価格設定とは言えない。しかし最初のアート 01は非常に高い評価を受け、すでに完売している。この新作モノクロームも同様に、すぐに市場から姿を消すことになるかもしれない。

Alto Art 01
次に来るもの
アルトのチームは今後のモデル展開について多くの構想を持っているが、その詳細はまだ明かされていない。ただ、ギタール氏とアベイヨン氏は、今年後半に登場予定のアート 01の新バージョンを見せてくれた。それはコレクションに新たな魅力を加える、非常に興味深いモデルになりそうだった。アベイヨン氏は、アート 01で確立したデザイン言語をどのように進化させるかが、これからの大きな挑戦になると語っていた。カルティエでは長い歴史を背負ったデザインのなかでの仕事だったが、アルトではまったく新しいものを生み出す機会に恵まれている。この挑戦が彼にとって新たな創造のステージとなることは間違いない。

Alto Art 01
アルト アート 01 モノクローム ブラック&モノクローム グレー。Ref.MK2 TI(ブラック) 、Ref.MK3 TI(グレー)。41mmのグレード5チタン製ケース、ビーズブラスト仕上げ。30m防水。7つのパーツで構成されたマットなビーズブラスト仕上げのブラックラッカー仕上げ真鍮製ダイヤル。ファセット加工が施された針、スーパールミノバ塗布。時・分・秒表示(秒針のみ逆回転)。マイクロローター式自動巻きムーブメント、2万8800振動/時、パワーリザーブ約48時間。グレード5チタン製メインプレート。

今回はラバーストラップを備えた八角形のアイコンモデルに登場。

本日、G-SHOCKはフラッグシップである高級ラインMR-Gシリーズに新たなモデルMRG-B2100R-2AJRを発表した。数年前、5000シリーズの角形G-SHOCKのアイコンがMR-G仕様として登場したが、昨年初めて大人気の2100シリーズがラグジュアリーなアップグレードを受けた。これまでにチタン製とコバリオン(COBARION)製の2モデルが登場している。

新年の幕開けとして、G-SHOCKはMRG-B2100の第3弾を発表した。今回はMRG-B5000BAでも採用された人気の青墨カラーを取り入れたモデルである。ブラックDLCコーティングが施された光沢のあるチタン製ケースに、日本の墨流し技法から着想を得た深いブルーのアクセント、そしてわずかに配されたゴールドが特徴だ。このモデルも同シリーズの八角形ベゼルを持つほかのバリエーションと同様、日本の木組み技法にインスパイアされたダイヤルデザインを採用した。立体感のあるダイヤルにはブルーの格子状パターン、その上にアプライドインデックスを配しており、小さな開口部からソーラー充電機能を支える暗色のソーラーパネルが垣間見える。

MRGB2100R on blue paint background
dial for solar charging
crown view
G-SHOCKのアイコンモデルがMR-G仕様になってもそのシルエット自体は、はるかに低価格な通常モデルと変わらない。しかし数千ドル級のカシオが際立つ理由のひとつが、外装の仕上げの品質とその複雑さである。これは実際に手に取って見なければその真価を実感するのは難しいだろう。リシャールミルスーパーコピーコバリオン製のベゼルは、27個のパーツを精密に組み合わせて構成し、44.4mmのケースを形成している。さらに一部の小さなパーツにはブルーPVDコーティングをあしらい、ダイヤルトーンと統一感を持たせている。MR-Gラインのポリッシュ仕上げには、同じジャパンブランドから言葉を借りると“ザラツ研磨”が採用されている。

2100MRGシリーズとしては初めて、約1年前に登場したMRG-B5000R-1から採用された新しいラバーストラップを導入。これは一般的なG-SHOCKの薄い樹脂ストラップとは大きく異なる装着感を提供する。ストラップのエンドリンク部分にはチタンインサートが成形されており、チタン製のツイントリガークラスプを採用。さらにストラップには適切なサイズにカットするための溝が設けられており、余分なストラップのはみ出しを防ぐ仕様となっている。つまりこのモデルでは、自分の手首に合わせてサイズを調整する必要があるのだ。

case breakdown
技術的な面では、G-SHOCKの持つ機能がすべて詰め込まれている。ダイヤルを通じたソーラー充電に加え、MRG-B2100R-2AJRはマルチバンド6(いわゆる電波受信機能)、スマートフォンと連携できるBluetooth接続による簡単な時刻調整やタイムゾーン変更機能、さらにデイト窓とデイインジケーターのための自動調整型永久カレンダーを搭載している。さらにすべてのMR-Gシリーズと同様、このモデルもハイエンドモデル専用の山形カシオ「プレミアムプロダクションライン」で製造されている。

MRG-B2100R-2AJR 青墨の価格は55万円(税込)で、現在発売中だ。

我々の考え
多くの人にとって、G-SHOCKに約50万円の価格がつくというのは理解しがたいことだろう。その気持ちはよく分かる。しかし同時に、私はこのカテゴリーの時計が大好きだ。誰もが知る普遍的なデザインの時計を一切の妥協なく仕上げるという発想...そこがいい。これは高級クォーツのグランドセイコーや、プラチナケースにメテオライトダイヤルを備えたムーンウォッチと同じコンセプトだ。購入を考えたことがなくても、こうした時計には心引かれるものがある。

実物を手に取ると、この時計の持つ存在感に圧倒される。確かに、そのつくり込みは価格に見合ったものだ。そして多くの人がデジタルウォッチのブランドとして認識しているG-SHOCKにおいて、この精巧なクラフトマンシップと手作業の仕上げこそがMR-GをMR-Gたらしめている要素のひとつだ。忘れてはならないのは、グレード5のチタンが手作業でザラツ研磨されている点である。

caseback
case side
soldier shot with case underneath
このラバーストラップはまさにゲームチェンジャーだ。個人的に所有しているMRG-B5000R-1(そう、昨年発売されたときに購入し、今も愛用している)もその快適さは圧倒的で、正直なところ価格が3倍するスイス製機械式時計の高級ラバーストラップよりも優れていると感じる。G-SHOCKのストラップに関して、個人的に不満だったのは、多くのモデルでストラップが長すぎることだ。しかしこのカット・トゥ・サイズのデザインなら自分の手首にぴったりとフィットする。もしこの時計をすぐに手放す予定がないのであれば、より洗練された解決策と言えるだろう。

しかしMR-Gラインの新しい2100シリーズによって、G-SHOCKはこれまでで最もシンプルなアナログウォッチを提供することになった。MRG-B2000シリーズよりもはるかにエレガントで、日常使いしやすいデザインだ。価格帯としてはスポーティなグランドセイコー 9Fクォーツモデルと正面から競合するが、ターゲットとする顧客層はまったく異なる。青墨のカラースキームをこのモデルに採用するのは、シリーズの進化として自然な流れに思える。ただひとつ願うとすれば、G-SHOCKがコーティングを施していないモデルで、もっと大胆なカラーバリエーションに挑戦してくれることだ。

基本情報
ブランド: G-SHOCK
モデル名: MR-G
型番: MRG-B2100R-2AJR

直径: 44.4mm
厚さ: 13.6mm
ケース素材: チタン/コバリオン(COBARION)
文字盤: ブルー
インデックス: アプライド
夜光: LED
防水性能: 200m
ストラップ/ブレスレット: ラバーストラップ

ムーブメント情報
キャリバー: 5718モジュール(タフソーラー)
機能: 時・分・秒表示、永久カレンダー(曜日・日付)、電波受信機能、Bluetooth接続、ソーラー充電

価格 & 発売時期
価格: 55万円(税込)
発売時期: 発売中
限定: なし

ルイ・ヴィトンがイエローゴールド、プラチナ、ブラウンセラミックからなる新作

“新生”ルイ・ヴィトンのリリースサイクルが徐々に見えてきた。ブランドはタンブールとエスカルを交互に展開しており、2023年はタンブール、2024年はエスカル、そして今年のLVMH Watch Weekでは再びタンブールのタイコ スピン・タイムが登場した。このスピン・タイムはLVMH Watch Weekで大きな注目を集めたが、それとは別に、もうひとつのタンブールコレクションが展示され、多くの人々を興奮させた。この新作は2023年にリローンチされたモデルのスタイルを踏襲している。公式に発表のタイミングが制限されていたわけではないが、ブランドは今週になってようやくプレスリリースを配信した。今回登場するのは、プラチナケースにレインボージェムセッティングをあしらった限定モデル、オニキスダイヤルとサフランカラーのサファイアをあしらったイエローゴールドの限定モデル、そして限定ではないブラウンセラミックモデルという3種類である。

Louis Vuitton Tambour Ceramic
3モデルすべてのケースサイズは40mm×8.3mmで、優れたバランスを持ち、“ジャンボ”ロイヤル オークやノーチラスと非常に近いプロポーションとなった。特にブラウンセラミックモデルは、ブランドの象徴的なブラウンのモノグラムキャンバスをほうふつとさせる。このキャンバスは、バッグやウォレットはもちろん、タンブールの専用ウォッチボックスにも使用されているものだ。文字盤もブラウンで、中央部分にはサテン仕上げを採用している。また18Kローズゴールドのアクセントが随所に配されており、インデックスや夜光塗料を施した針に加え、一体型ブレスレットのセンターリンク部分にも使われている。

このブレスレットデザインは非常に興味深い。リンクの側面からピンが見えないよう、ブラウンセラミックのパーツを、RG製の可動式フレームの上に組み合わせた構造となっている。これはセラミックの薄型ブレスレットを設計する際に、多くのブランドが直面する“耐久性の問題”を巧みに解決する方法だ。日常使いに耐えうる強度を確保しつつ、洗練された外観を維持するという点で非常に優れたアイデアと言える。

Tambour Ceramic
ルイ・ヴィトンスーパーコピー 優良サイト限定モデル、タンブール プラチナ レインボーは、まさにその通りのモデルだ。ケース素材はプラチナで、今回はシルバーのセクターダイヤルを採用し、ベゼルとインデックスにはグラデーション状に配置されたレインボーサファイアとルビー(合計2.19カラット)が輝く。針、アウターインデックス、ジェムセットインデックスのセッティングはすべて18KWG製。さらにプラチナ製ブレスレットには、WGの三つ折り式デプロイヤントバックルが採用されている。

最後に紹介するのはタンブール イエローゴールド オニキス。その名のとおり、オニキス製のダイヤルを採用しており、ラッカー仕上げやコーティングによって似た質感を表現する一般的な手法とは一線を画している。プラチナ レインボーと同じく、このモデルも贅沢なジェムセッティングが施されている。文字盤とベゼルに計48個のサフランカラーのサファイアが配され、華やかさを際立たせている。

3モデルすべてに搭載されるのはCal.LFT023.01だ。これはル・セルクル・デ・オルロジェ(Le Cercle des Horlogers)製のCH200.CHSAをベースとしたムーブメントである。このムーブメントはマイクロローター式の自動巻きで、2万8800振動/時(4Hz)の高振動と約50時間のパワーリザーブを備えている。サイズは直径30.6mm、厚さ4.2mmとコンパクトで効率的な設計となっており、タンブールのスリムなプロポーションを実現する要因のひとつとなっている。またこれは過去のタンブールモデルにも採用されてきた、実績のあるムーブメントである。

プラチナ レインボーとイエローゴールド オニキスは限定モデルとなっており、前者が50本限定で2046万円、後者が30本限定で1771万円で販売される。一方ブラウンセラミックモデルは定番コレクションに加わり、価格は1021万9000円(すべて税込)に設定されている。

我々の考え
先日発表されたタンブール タイコ スピン・タイムは、新生ルイ・ヴィトンの高級時計部門から登場したなかでも、特に魅力的なモデルのひとつだった。だが正直に言うと、LVMH Watch Weekのグループミーティングでは、今回の3本の新作が最も注目を集めていたと言わざるを得ない。当初、これらの時計はあくまで展示用であって発表の中心ではなかった。しかしなんとか説得してケースから出してもらい、実際に手に取る機会を得た。

今回のLVにはどこか見覚えのあるデザイン言語が取り入れられている。特にYGケースにオニキスダイヤルを組み合わせサフランカラーのサファイアを配したスタイルは、どことなくロレックス デイトナ Ref.116588SACOを思わせる。ただしこちらはサファイアをベゼルのサイドエッジにさりげなく組み込み、より控えめかつ洗練された仕上がりとなっている。派手さを抑えつつも、しっかりとした個性が感じられるデザインだ。またオニキスダイヤルの選択も特徴的で、ラッカー仕上げで似た質感を再現することも可能だったかもしれない。ただ実際に手に取ると、15枚のブラジル産オニキスを使用したダイヤルには奥行きと立体感があり、写真では伝わらない存在感を放つ。ブランドによれば、このモデルのデザインは1911年に発表されたヴィットナイト(Vuittonite)トランクに着想を得たという。このトランクはまさにイエローとオレンジのカラースキームが特徴であり、そのエッセンスが時計にも反映されている。

オニキスと同様、レインボーはロレックスのイメージが強いが、ルイ・ヴィトンはまたしても独自の洗練された解釈を見せてくれた。特に48個のサファイアとルビーによるレインボーグラデーションが、デザインの主役ではなくさりげないアクセントとして取り入れられている点が魅力的だ。この配色は時計全体の一部として巧みに調和しており、レインボーを全面に押し出すのではなく、細やかなディテールとして組み込まれているのが素晴らしい。さらに写真には収められなかったが、ルイ・ヴィトンは裏蓋に1.6mmのサフランサファイアをセットし、プラチナモデルの証としている。これはパテック フィリップがラグのあいだにダイヤモンドを埋め込む手法を思い起こすが、洗練された心憎いディテールだ。

Tambour Platinum Rainbow
グループミーティングではしばしばどの時計も絶賛されがちで、これまでで最高のリリースだとか、久しぶりに一番気に入った時計だといった言葉が飛び交うものだ。正直なところ、すべての新作がそうとは限らない。本当に重要なのは自分が何を気に入ったのか、どこが優れているのか、あるいは何がうまくいっていないのかを率直に語ることだ。そうすることでブランドも自分たちのリリースをより客観的に捉えることができる。だからこそベン(・クライマー)がミーティングで何度も称賛する時計があれば、それは本当にクールな1本だと分かる。今回はブラウンセラミックのタンブールがそうだった。

確かにオーデマ ピゲもトラヴィス・スコット ロイヤル オーク パーペチュアルカレンダーでブラウンセラミックを採用し、それ以前には“デニムストラップ”も取り入れていた(それがクールかどうかは議論の余地があるが、個人的には気に入っている)。だがルイ・ヴィトンは今回、デザイン、技術(特にブレスレット)、仕上げの面で非常に優れた仕事を成し遂げた。また市場全体を見渡しても、競争力のある価格設定になっている点も見逃せない。ルイ・ヴィトンによれば、ブレスレットの製造時間の80%が手作業による仕上げに費やされているとのこと。ブラッシング、面取り、ポリッシュのすべてがハンドフィニッシュで施されているのだ。また針とインデックスにはブルー発光のスーパールミノバを採用。文字盤は中央が縦方向のサテン仕上げ、時間表示とアウタートラックはサンドブラスト仕上げ、スモールセコンドはサーキュラーのスタンプ仕上げと、細部にまでこだわった意匠が目白押しだ。

Tambour Ceramic
今回のタンブール オトマティック セラミックの価格(1021万9000円)を、オーデマ ピゲのモデルと比較してみよう。APのラインナップでは、34mmのブラックセラミックモデルが786万5000円(税込)、一方でダブルバランスホイール・オープンワークのような複雑モデルは10万1100ドル(日本円で約1500万円)と、幅広い価格帯がある。そのあいだに位置するルイ・ヴィトンのこの新作は、ちょうどいいスイートスポット に収まっているように感じる。それにブラウンキャンバスのネヴァーフルと合わせるなら、この時計はまさに必須アイテムでは? とはいえ自分としてはブラックバージョンを待ちたい。ダミエ・グラフィットのウォッチロールと組み合わせたら最高だろう。必要ではないけど、めちゃくちゃ欲しい。

基本情報
ブランド: ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)
モデル名: タンブール オトマティック プラチナ レインボー(Tambour Automatic Platinum Rainbow)/タンブール オトマティック イエローゴールド オニキス(Tambour Automatic Yellow Gold Onyx)/タンブール オトマティック セラミック(Tambour Automatic Ceramic)
型番: W1PT10(レインボー)/W1YG20(オニキス)/W1CR10(セラミック)

直径: 40mm
厚さ: 8.3mm
ケース素材: プラチナ(48個のサファイア&ルビー、合計2.19カラットをセット)、18Kイエローゴールド(48個のサフランサファイア、合計2.22カラットをセット)、セラミック&18Kピンクゴールドケースとセラミックベゼル
文字盤: グレー(レインボー)/オニキス(オニキス)/ブラウン(セラミック)
インデックス: 18KWG製の発光加工を施した針、サファイアとルビーをセット(レインボー)/18KYG製の発光加工を施した針、サフランサファイアをセット(オニキス)、18KRG製の発光加工を施した針と数字(セラミック)
夜光: あり
防水性能: 50m
ストラップ/ブレスレット: プラチナ製ブレスレット、18KWG製つ折れバックル(プラチナ)/YG製ブレスレット、18KYG製三つ折れバックル(オニキス)/セラミック&18KPG製ブレスレット、18KPG製三つ折れバックル(セラミック)

Louis Vuitton Tambour Ceramic
ムーブメント情報
キャリバー: LFT023.01
機能: 時・分表示、スモールセコンド
直径: 30.6mm
厚さ: 4.2mm
パワーリザーブ: 約50時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時
石数: 31
クロノメーター: あり、ジュネーブにあるクロノメーター検査機関による認証済みクロノメーター(ISO 3159規格)
追加情報: サファイアクリスタル(反射防止コーティング)、サファイアケースバック

価格 & 発売時期
価格: プラチナは2046万円、イエローゴールドは1771万円、ブラウンセラミックは1021万9000円(すべて税込)
発売時期: 発売中
限定: プラチナは世界限定50本、イエローゴールドは世界限定30本、ブラウンセラミックは定番コレクション(非限定)

ローマン・ゴティエの「コンティニュアム チタン エディション」にブレスレット仕様の "ルヴェドゥ ソレイユ"カラー文字盤発表

コンティニュアム チタン エディション ブレスレット 「ルヴェドゥソレイユ」カラー文字盤


ジュウ渓谷の寒い冬の朝に見られる、雪の白さと太陽のオレンジが混じり合ったわずかにピンクがかった色からインスパイアされ、「ルヴェドゥソレイユ/日の出」と名付けられた色。この新しい文字盤カラーのバリエーションは時の新たな表現であり、コンティニュアムコレクションが開いたブランドの新しい地平線を示すもので、時計全体と調和する輝かしい色となっています。

地平線の上に
コンティニュアム チタン ブレスレットエディションはケースのファセット、ブレスレットの異なる仕上げ、ムーブメント装飾のテクスチャー、暗い中で光を放つインデックスや数字など、全体的に光の遊びが表現されていますが、スーパーコピー 代引き激安通販新しいバリエーションも「日の出」のように光の角度によって色の見え方が変わり、光の魅力を表現しています。

軽量で快適な着け心地、ローマン・ゴティエのブレスレット
2021年、ローマン・ゴティエが発表した「コンティニュアム」コレクションは、ブランドを新しい地平線へと導く新しいキャリバーであることを明確に宣言し、2022年にはブランド初のメタルブレスレット エディションの発表によって、さらに進化が続いていることを示しました。

ブランド初のメタルブレスレットの製作のためには、現代的で落ち着きがあり、どのようなスタイルにも順応できるコンティニュアムが最もふさわしいモデルであることは明確でした。なぜならファーストエディションのコンセプトにおいて、すでに現代性や快適さを求め、人間工学に基づいた製作が始まっていたからです。よって、このチタン製ブレスレットを持つ時計の開発は、軽量、しかも耐久性に優れ、現代的で洗練されているというコンセプトをさらに強化したものと言えます。

「美しさ」を考えると、ブレスレットと時計が一体になっていることはローマンにとって重要なことでした。彼はこう言います。「ブレスレットがケースでもあり、ケースがブレスレットでもある」と。こうした要求はこの二つの要素の融合、まさに切り離すことのできない時計全体に反映されています。

ローマンのビジョン「進化する伝統」に従い、技術を要するこの現代的なエレメントにも高いレベルの職人技の手作業による仕上げが施されています。ブレスレットのリンクそれぞれがハンドポリッシュとサテン仕上げを組み合わせて光の織りなす効果を見せており、ブレスレットと時計全体の技術的な本質を反映しています。

コンティニュアムの詳細

調和のとれた時計のために統合されたデザイン
ローマン・ゴティエのメタルブレスレットは、軽量で快適な着け心地をもたらすグレード5ナチュラルチタン製です。軽いというだけでなく、腕に着けていることを感じないほどの完璧な装着感をもたらすように設計されており、フォールディングクラスプがブレスレットに組み込まれているので非常に薄く仕上がっています。

ブレスレット本体はわずかにカーブしたラグによってケースと一体化していており、手首に自然に沿うようになっています。自然な装着感という目的のため、あらゆるタイプの手首に合うように正確に連結させ組み立てられています。

ローマンは美しさのために、伝統的な職人技を特徴としながらも現代的なブレスレットを開発しようとしました。そこで時計と同じようにそれぞれのリンクに対照的な仕上げを施したのです。表面全体はサテン仕上げですが、連結部分はハンドポリッシュというリンクがブレスレットに個性とエレガンスの両方をもたらしています。

独特なダイヤルに表現された連続性
コンティニュアムとは現代性と連続性がそのすべてです。それはムーブメントの設計だけでなくダイヤルデザインについても同様です。時計をよく見ると分かりますが、時分針がオフセンターダイヤルで、インデックスは実にわずかですが徐々に細くなるようにデザインされ、しかもそれぞれの長さが異なっています。また、7時位置にあるスモールセコンドで色のついた5秒毎の目盛は、インデックス同様にそれぞれ長さが違っており、ラインの先端が細くなっています。

ローマンは、ダイヤルになぜこのような凝った見え方を持たせたのか、その目的を説明しています。「時計製造の中でよく見るような『囲まれて閉じた円』より、オープンで風通しのよいダイヤルにしたいと思っていました。ダイヤル上のインデックスの伸びたラインは中心軸に向かって徐々に細くなり、やがてほとんど見えないくらいの点になるというイメージです。これこそが『連続性』という考えを強調しています。」



テーパードの立体的な針は18Kホワイトゴールド製の小さな塊から加工されており(モノブロック構造)、高い視認性を確保するためにスーパールミノバが塗布されています。

インデックス
数字やバーインデックスはスーパールミノバの完全なモノブロック構造で、視認性を高め、時計の現代的な印象を強めています。

ダイヤル
ナチュラルチタンで作られ、<ルヴェドゥソレイユ>カラーのダイヤルには、紫外線防止の特別なコーティングがされています。

目を惹きつけるケースとストラップについて

ベゼル
ダイヤルを取り囲むチタン製のベゼルで目を惹く幾何学的な輪郭は、これまでのローマン・ゴティエの時計では見られなかったフォルムです。ベゼルはまずラウンドシェイプに機械加工され、丸みのある面が作られます。次にベゼル表面の6か所にまっすぐなカットを入れて、平らな6つのファセットを生み出します。このファセットにポリッシュ加工をして光を反射させることによってベゼルに光沢をもたらす一方で、残りのサテン仕上げ部分が光を和らげます。これと同様のファセット加工は時計裏面のサファイアアクリスタルの周囲にも再現されています。

ケースバンドとラグ
ベゼルとケースバックの間にはワンピース構造になったケースバンドとラグが、サテンとポリッシュ仕上げを取り入れながら幾何学的に作られており、巧みに生み出されたフォルムの美しさを楽しむことができます。緩やかなカーブのラグにはフォールディングクラスプのついたチタン製ブレスレットが続いており、あらゆる手首にフィットするよう調整されています。そして、ケースから自然に広がって続くデザインのようにケースバンドとひとつにまとまって見えます。

ブレスレット
ケースのファセットに見られる仕上げがブレスレットのリンクにも繰り返されており、サテン仕上げと手作業によるポリッシュとのコントラストが光の効果を強めています。また、コンティニュアム チタン ブレスレット エディションは全体を見て良さがわかる時計でしょう。それぞれのディテールが互いに繋がり、様々な種類の仕上げがケース、ムーブメント、そしてブレスレットを特徴づけています。


リューズ
さらにローマンの製品ではお馴染みですが、2時位置に巻上げと時刻設定の役割を持つリューズを配置し、手首の動きを妨げないようなスペースを工夫しています。フルーテッド加工によって溝をつけたリューズは手巻きがしやすくなり、目を引く美しいアクセントになっています。


スネイルカムを採用した賢いストップセコンド機構
ローマンがコンティニュアムに搭載したストップセコンド機構によって時刻を正確にセットすることができます。その仕組みは他の多くのストップセコンド機能と同様に、リューズを引いた瞬間、テンプ(テンワ)にブレーキをかけるというものです。しかしローマンは動きを止めるために、ストレートあるいはL字型のストップレバーを使わずに、スネイルカムを採用することを選択しました。これには2つの機能を持たせています。まずリューズを引くとスネイルカムがテンワに触れてその動きを止めます。次にリューズを押し戻した時に、スネイルカムが止めた位置から回転しますが、カムの段々と広くなるフォルムが回転することによって、再びテンワが勢いよく動き始めるための助けとなります。

設計と装飾が現代性と出会う自社製ムーブメント
手巻きの自社製ムーブメントに受け継がれた現代性と連続性というテーマが、ケースバックのディスプレイを通して見事に表れています。
主役はフィンガーブリッジです。これはローマンの生まれ故郷、ジュウ渓谷の時計製造の歴史の中で代表的なものですが、この時計では現代的に解釈されています。これらのブリッジはそれぞれ水平に構成されており、「階段状」の形を成しています。これはロジカル・ワンのブリッジと同様の構造になっていますが、この時計での効果はムーブメントにボリューム感と奥行をもたらすだけでなく、ブリッジが文字通り歯車やテンプの上で、切れ目なく流れているような感覚を与えます。

ケースやダイヤルと同様に、ブリッジも軽量のグレード5チタンから作られており、様々な仕上げを施すことによって対照的なトーンや質感を持たせました。それぞれのブリッジの外側のエッジは二重の面取りが特徴的です。また、ブリッジのフラット面とルビー周りは一段高く縁取りされておりへアライン仕上げになっています。この縁の内側には、ローマン・ゴティエの工房にいる手作業仕上げのスペシャリストが特別な手彫りの技術を使い、全くのオリジナルで小さな窪みをたくさん彫り込んだような独特の質感を生み出しました。ブリッジの下にあるムーブメントのメインプレートには手作業でフロスト加工を施しています。

印象的な装飾はブリッジやメインプレートだけに留まりません。ローマンのトレードマークである、面取り加工されたリングを繋げた形状のスポークが特徴の歯車やラチェットホイールには円形模様の装飾(サーキュラー・グレイニング)が施され、クリックやスネイルカム、ローマンのもうひとつの特長でもあるS字型の溝を持つスクリューは美しいポリッシュ仕上げで磨かれています。また、主ゼンマイを収めた香箱の蓋は素晴らしい渦巻状の模様(スネイリング)で装飾されています。

コンティニュアムの調速機構は、わずかにカーブしたアームを持つテンワ、極小の目盛が付いた偏心の補正ねじと最大剛性のために三角形状になったアンクルと、ローマン・ゴティエらしい特徴を備えています。

【技術仕様】
コンティニュアム チタン エディション ブレスレット 「ルヴェドゥソレイユ」
Ref.MON00581-ルヴェドゥソレイユ(サーモンカラー)文字盤
グレード5ナチュラルチタン製、限定本数なし。

[特徴]
オフセンターの時針、分針
7時位置のスモールセコンド
グレード5ナチュラルチタン製のケース、ダイヤル、ムーブメントブリッジとメインプレート
自社製ムーブメント/ストップセコンド機構
グレード5ナチュラルチタン製ブレスレット

[ダイヤルと針]
サンドブラスト加工のグレーまたはルヴェドゥソレイユ(サーモンカラー)、
グレード5ナチュラルチタン製ダイヤル(紫外線防止コーティング)
オフセンターの時針、分針
7時位置のスモールセコンド/5秒毎に色をつけたテーパードライン入り
スーパールミノバを塗布した18Kホワイトゴールド製針
スーパールミノバ製モノブロック構造による数字とバーインデックス

[ムーブメントと仕上げ]
自社製手巻ムーブメント
サイズ:32.10mm×5.50mm
60時間パワーリザーブ
24石
部品数:154個
振動数:毎時28,800回/4Hz
部品素材:チタン、スティール、ステンレススティール、ジャーマンシルバー(洋銀)
仕上げ:最高級レベルの手作業による装飾
チタン製ブリッジとロジウム仕上げの歯車

[ケース]
素材:グレード5ナチュラルチタン
サイズ:41mm×9.55mm、ラグからラグまでのサイズ47.8mm
防水性:50m/5気圧/160フィート
巻上げと時刻セットのためのリューズ(2時位置/フルーテッド加工)
パネライスーパーコピー 代引き激安通販内側に無反射コーティング加工のサファイアクリスタル(ダイヤル側、ケースバックともに)

[ブレスレットとフォールディングクラスプ]
ブランド初のメタルブレスレット、グレード5ナチュラルチタン製、
グレード5ナチュラルチタン製フォールディングクラスプ(あらゆる手首にフィットするようにハーフサイズのリンクが付属)
総重量:85g(チタン製ブレスレットとフォールディングクラスプ含む)

価格:7,260,000円(税込)

【お問い合わせ】
ローマン・ゴティエ日本総輸入代理店
スイスプライムブランズ株式会社
〒104-0045 東京都中央区築地2-15-19 ミレニアム築地ビル8F
03-6226-4650

〈セイコープレザージュ〉から、3DAYSパワーリザーブを実現した、新メカニカルムーブメント搭載の新作が発売

セイコーウオッチ株式会社は、<セイコー プレザージュ>のデザインシリーズ「Sharp Edged Series」より、ブランド初となる、3日間(約72時間)のロングパワーリザーブ性能を備えるメカニカルムーブメントを搭載したモデル4機種を発売します。チタン製の2機種は5月26日(金)より、オープンハート仕様の2機種は6月23日(金)より発売し、希望小売価格は各165,000円(税込)です。


セイコー プレザージュ初となる、パワーリザーブ3日間(約72時間)のメカニカルムーブメントを搭載。その証として、ダイヤルに「AUTOMATIC 3DAYS」と表記しています。最大に巻き上げた状態で金曜日に外し、週末に着用せずとも、翌月曜日にそのまま使用可能な実用性を備えています。

スーパーコピー 代金引換優良サイトダイヤルにはシリーズの特徴である「麻の葉紋様」が施されています。麻の葉紋様は平安時代から織物などに用いられ、植物の麻は丈夫で早く育つことから、日本では健やかな成長の象徴とされてきました。精緻な紋様のグラデーションダイヤルを透明樹脂で覆った後、平坦に磨き上げ、吸い込まれるような奥行き感を表現しています。


 
見やすさを配慮した太い時針と分針に加え、秒針の先端をダイヤル側に曲げることで目盛りとの距離を近づけ、時刻の読みやすさを追求しています。また、デュアルカーブサファイアガラスの採用により、ケースの厚みを最小限に抑え、腕元をスマートに演出します。

ケースは側面から裏ぶたに向かって絞り込まれ、すっきりとした印象に仕上げています。造形を際立たせるように、側面を鏡面と筋目に磨き分け、シリーズの特徴であるシャープなシルエットはそのままに、美しさと上質さを際立たせています。

メカニカルの楽しさを実感する、オープンハート仕様のモデル
パワーリザーブ3日間(約72時間)を実現する、新開発のオープンハート仕様のメカニカルムーブメント キャリバー「6R5J」を搭載。9時位置のオープンハート部からは、ダイヤルのデザインに合わせた麻の葉紋様のモチーフ越しに、搭載するメカニカルムーブメントが時を刻む様子をお楽しみいただけます。多層構造のダイヤルと、グラデーションカラーを組み合わせ、高い質感を生み出しています。日本の伝統色を採用したダイヤルカラーには、光沢ある純白の練絹を表す白練(しろねり)と、藍色を帯びた鉄色を表す藍鉄(あいてつ)の2種類をご用意しています。


軽やかな装着感が魅力のチタンモデル
シンプルな表情のチタンモデルには、パワーリザーブ約72時間のメカニカルムーブメント キャリバー「6R55」を搭載。ケースとブレスレットには、肌に優しく軽量なチタン素材を使用。快適な着け心地を追求しました。

従来のSharp Edged Seriesよりも細かな麻の葉紋様をダイヤルに施し、繊細な表情に仕上げています。ダイヤルカラーは、光沢ある純白の練絹の色を表す白練(しろねり)と、黒に近い灰黒色(かいこくしょく) を表す墨色(すみいろ)の2色展開です。


<セイコー プレザージュ>は、100年を超える腕時計づくりの伝統を継承し、世界に向けて日本の美意識を発信するウオッチブランドとして、機械式に興味を抱くユーザーから、独自のユニークなデザイン性により高い評価を得ています。

【仕様】
<セイコー プレザージュ>Sharp Edged Series

品番:SARJ001
ダイヤルカラー:白練(しろねり)


品番:SARJ003
ダイヤルカラー:藍鉄(あいてつ)

[共通]
ケース/ブレスレット:ステンレススチール(ダイヤシールド[※1])
ガラス:デュアルカーブサファイアガラス(内面無反射コーティング)
防水性能:日常生活用強化防水(10気圧)
ケースサイズ:[外径]40.2mm(りゅうず含まず)/[厚さ]13.5 mm
発売予定日:6月23日(金)
希望小売価格(税込):165,000円

[その他仕様]
https://www.seikowatches.com/jp-ja/products/presage/sarj001
https://www.seikowatches.com/jp-ja/products/presage/sarj003

[ムーブメント仕様]
メカニカルムーブメント :キャリバー 6R5J
巻上方式:自動巻(手巻つき)
時間精度:日差 25秒~-15秒(気温5℃~35℃において腕に着けた場合)
パワーリザーブ:約72時間
石数:24石
振動数:21,600振動 / 時(6振動 /秒)


[※1]ダイヤシールド:日常使いの擦り傷や小傷から、時計本来の美しい輝きやきれいな仕上げを守るため、セイコーが独自に開発した表面加工技術です。


品番:SARX115
ダイヤルカラー:白練(しろねり)


品番:SARX117
ダイヤルカラー:墨色(すみいろ)

[共通]
ケース・ブレスレット:チタン(ダイヤシールド)
ガラス:デュアルカーブサファイアガラス(内面無反射コーティング)
防水性能:日常生活用強化防水(10気圧)
ケースサイズ:[外径]40.2mm(りゅうず含まず)/[厚さ]13.0 mm
発売予定日:5月26日(金)
希望小売価格(税込):165,000円

[その他仕様]
https://www.seikowatches.com/jp-ja/products/presage/sarx115
https://www.seikowatches.com/jp-ja/products/presage/sarx117

[ムーブメント仕様]
メカニカルムーブメント キャリバー 6R55
巻上方式:自動巻(手巻つき)
時間精度:日差 25秒~-15 秒(気温 5℃~35℃において腕に着けた場合)
パワーリザーブ:約72時間
石数:24石
振動数:21,600振動 / 時(6振動 /秒)

ウブロスーパーコピー 代金引換優良サイト本リリースの内容は発表日時点の情報です。予告なしに変更になる場合がございますので、あらかじめご了承ください。


セイコーウオッチ(株)の公式Webサイトアドレス:
https://www.seikowatches.com

<セイコー プレザージュ>Sharp Edged Series 特設サイト:
https://www.seikowatches.com/jp-ja/products/presage/special/sharp_edged_series_3/index

【お問い合わせ】
セイコーウオッチ(株)お客様相談室
0120-061-012(通話料無料)

モンブラン Watches&Wonders新作「スターレガシー ブルーエクスプローディングスター」

1906年創業のモンブランのブランド名は、ヨーロッパで最も有名な山を共有する国であるスイス、フランス、イタリアの上質なクラフツマンシップの象徴として、創業者を惹きつけてやまなかったこの有名な山の名にちなんで付けられました。モンブランの山頂は、常に高みを目指し続けることの象徴となりました。

モンブランエンブレムは、 1913年に考案されたもので、モンブラン山と 6つの氷河に覆われた谷を鳥瞰した姿を表しています。 1997年の最初のモンブランスターレガシーウォッチコレクションにインスピレーションを与えたのはこのエンブレムでした。そして今回は、モンブラン峰の鳥瞰図を再現した大胆なブルーのダイヤルとエクスプローディングスター(モンブランの星形のエンブレムが波紋状に広がる)ギョーシェ模様でこの スーパーコピー時計 激安通販2種類の新たなリミテッドエディションのタイムピースを進化させています。

ギョーシェの歴史
ギョーシェは、最もエレガントな仕上げ技術の一つであり、その起源は 16世紀まで遡ります。しかし 18世紀まで使用されることなく、主にアブラアン・ルイ・ブレゲ( 1747-1823年)の作品により、時計製造において有名になりました。この技法は、精密で複雑な模様を金属に彫るローズエンジン旋盤を使用して実現されます。現在では、主にオートオルロジュリーのタイムピースにギョーシェが装飾されていますが、モンブランのスターレガシーラインでは、エクスプローディングスター模様に命を吹き込む特別なスタンプでこの表現が再現されています。

モンブランスターレガシーのデザインコード
モンブランスターレガシーコレクションには、多くのデザイン要素が詰め込まれています。その形状は、 19世紀後半と 20世紀初期のミネルバのポケットウォッチからインスピレーションを得ており、丸みのあるポリッシュ仕上げのぺブル型ケースとオニオン型のリューズが特徴です。また、リューズのモンブランエンブレムと、ルミネセントで強調されたローズゴールドコーティングの先のとがったソード型の針が目を惹きます。

2種類の主要モデル
これら 2種類のリミテッドエディションは、オートマティックデイトとクロノグラフデイデイトで構成されています。両モデル共に、それぞれ 800点の限定で、サテンおよびポリッシュ仕上げのディテールが特徴の 43mmステンレススティールケースに収められています。また、オープン式のケースバックなので、着用者は内部の機械式ムーブメントの仕組みを眺めて楽しむことができます。ケースサイズは、 2020年に 43㎜に拡大されており、新たなサイズになっただけでなく、全く新しい方向性と表現で、タイムピースをエレガントに仕上げています。

モンブラン スターレガシー オートマティックデイト

美しいブルーダイヤル、ローズゴールドコーティングの針とナンバーを備えたモンブランスターレガシーオートマティックデイトは、 38時間のパワーリザーブを備えた MB 24.17オートマティックムーブメントを搭載しており、時、分、秒と日付を表示します。このタイムピースは、 5分ごとのルミネセントの小さなドットと 15分ごとのオレンジで強調されたミニュトリーが、美しいカラーコントラストを生み出しています。

モンブラン スターレガシー クロノグラフデイデイト

モンブランスターレガシークロノグラフデイデイトは、クロノグラフ、デイデイト機能を搭載したオートマティックデイトと同じデザイン要素をすべて備えています。モンブランスターレガシーのデザインと便利な表示が組み合わせられ、伝統的な時計製造とカジュアルなエレガンスが美しく融合しています。 48時間のパワーリザーブを備えた MB 25.07オートマティックムーブメントを搭載しており、あらゆるシーンで活躍するウォッチです。

【仕様】
モンブラン スターレガシー オートマティックデイトリミテッドエディション– 800
ID番号:130956

ムーブメント:キャリバーMB 24.17
ムーブメントタイプ:自動巻きの機械式ムーブメント、デイト
ルビーの個数:26
パワーリザーブ:約38時間
テンプ:フラットフープ
振動数:28,800 A/h (4 Hz)
ヒゲゼンマイ:フラット
表示:センターの時、分、秒。3時位置に日付窓。エクステリア
ケース:ポリッシュ仕上げおよびサテン仕上げのステンレススティールケース
クリスタル:耐傷性、ドーム型サファイアクリスタル、反射防止コーティング
バック:サファイアクリスタルのはめ込みペイン付きステンレススティール
サイズ:ケース径= 43 mm、厚さ= 15.02 mm
防水性:5気圧(約50m)
リューズ:モンブランエンブレムの入ったステンレススティール製
ダイヤル:モンブランのエクスプローディングスターギョーシェ模様のブルーダイヤルとブルーフランジ
・ホワイトルミネセントローズゴールドコーティングのローマ数字
・ホワイトルミネセントローズゴールドコーティングのソード型時針と分針
・ローズゴールドコーティングの秒針
リストバンド:アリゲータープリントのブルーの交換可能なスフマートカーフレザーストラップ
・ステンレススティール製トリプルフォールディングクラスプ付き

リミテッドエディション:800点
税込価格:¥460,900
発売予定:2023年6月
◆交換可能なステンレススティール製ブレスレット(ID番号130957/税込価格¥503,800)もあり

モンブラン スターレガシー クロノグラフデイデイトリミテッドエディション– 800
ID番号:130973

ムーブメント:キャリバーMB 25.07
ムーブメントタイプ:自動巻き機械式ムーブメント、クロノグラフ、Day & Date
石数:25
パワーリザーブ約:48時間
テンプ:フラットフープ
振動数:28.800 A/h (4 Hz)
ヒゲゼンマイ:フラット
表示:センターの時針と分針、9時位置にスモールセコンド。ダイヤル中央のクロノグラフ秒針
・3時位置の窓にDay & Date
・12時と6時位置に30分経過カウンターと12時間経過カウンター
ケース:ポリッシュ仕上げおよびサテン仕上げのステンレススティールケース
クリスタル:耐傷性、ドーム型サファイアクリスタル、反射防止コーティング
バック:サファイアクリスタルのはめ込みペイン付きステンレススティール
サイズ:ケース径= 43 mm、厚さ= 14.76 mm
防水性:5気圧(約50m)
リューズ:モンブランエンブレムの入ったステンレススティール製
ダイヤル:モンブランのエクスプローディングスターギョーシェ模様のブルーダイヤル
・サンレイブルーのカウンターとブルーフランジ
・ホワイトルミネセントローズゴールドコーティングのローマ数字
・ホワイトルミネセントローズゴールドコーティングのソード型時針と分針
・ホワイトの秒針、ローズゴールドコーティングのクロノグラフ針
リストバンド:アリゲータープリントのブルーの交換可能なスフマートカーフレザーストラップ
・ステンレススティール製トリプルフォールディングクラスプ付き
リミテッドエディション:800点
税込価格:¥691,900
発売予定:2023年6月
◆交換可能なステンレススティール製ブレスレットも(ID番号130972/¥734,800)あり。

※SuperLuminovaÒは、モンブランに帰属しない登録商標です

[ミネルバ]
1858年、スイス、ヴィルレのジュラバレーに設立されたミネルバマニュファクチュールは、約 165年もの間、時計製造を続けてきました。クロノグラフとスポーツ用カウンターを専門に製造していたミネルバは、その精度において、長年世界中で数々の称賛を浴びてきました。ミネルバムーブメントが他と一線を画すのは、各ムーブメントが、最初から最後まで一人の時計職人により組み立てられているところです。さらに、ミネルバムーブメントにしか見られない、重要なディテールがいくつかあります。伝統的なジャーマンシルバー製のブリッジとベースプレートの見事な仕上げ、先端が矢の形をした槍を常に手に持っていた古代ローマの女神に敬意を表したミネルバの矢、ヴィルレの時計工房の窓から見えていた山々の景色にインスパイアされた珍しい「V」型のブリッジ、オメガスーパーコピー時計 激安通販社内製造のヒゲゼンマイ、特別な渦巻仕上げなどです。

モンブランとミネルバは共に、美と技術面において卓越性の限界を押し広げました。私たちは、精巧なクラフツマンシップ、そして山と渓谷によって結びついています。私たちは、完璧性の追求によって結びついています。モンブランはミネルバであり、ミネルバはモンブランなのです。

[モンブラン]
優れたクラフツマンシップとデザインの代名詞であるモンブランは、 1906年に創業し、瞬く間に筆記文化に革命をもたらして以来、その革新性の境界線を押し広げて来ました。創意工夫とイマジネーションを原動力として、ラグジュアリーな筆記具や時計をはじめ、レザーグッズ、ニューテクノロジーやアクセサリーに至るまで、いずれのカテゴリーにおいても優れたクラフツマンシップの表現を進歩させています。大胆なアイデアとアルチザンのスキルから生み出されるラグジュアリーな‘ビジネスライフスタイルパートナー’を作るという、果てしない使命を反映したモンブランの白い星形のエンブレムは、パフォーマンス、品質、洗練されたスタイルの象徴となっています。世界に足跡(そくせき)を残そうとする人々をサポートするという継続的な取り組みの一環として、モンブランは世界中の教育プログラムへの協賛と、人々に潜在能力を最大限に発揮させることを目的としたイニシアチブを継続的に実施しています。

オメガの最新「シーマスター」はエミレーツ・チーム・ニュージーランドへのトリビュート

2024年にバルセロナでの開催が迫りつつあるアメリカズカップ。オメガは、前回チャン ピオンであるエミレーツ・チーム・ニュージーランド(ETNZ)に敬意を表し、彼らのチームロゴからインスピレーションを得た新作モデルを製作しました。この「シーマスター プラネットオーシャン ディープブラック ETNZ エディション」は、スペイン・ビラノバでの予選大会でオメガが開催したイベントで発表されました。

オメガ スーパーコピーオークランドを拠点とするETNZのクルーは、1年後には世界最古のスポーツトロフィーを 死守するために全力を尽くすことになります。彼らがいい風に乗ることを願って、今回、ETNZのロゴに描かれている帆のデザインからインスピレーションを得て、アメリカズカップにちなんだ個性的なコレクションアイテムを製作しました。

オメガ社 社長兼CEOのレイナルド・アッシェリマンは、新作タイムピースとそのインスピ レーションとなったクルーに敬意を込めて次のように述べました。

『1年後はあっという間に やってくるでしょう。その速さは、オメガの友人であるETNZが誇るスピードとよく似ています。アメリカズカップ開催を控えた今こそ、私たちが真価を発揮する時です。今回オメガが発表したレース仕様のタイムピースは、その高い性能と同様にルックスも素晴らしく、才能あるクルーと彼らが代表する国へのトリビュートとしてふさわしいものです。』

45.5mmのシーマスター プラネットオーシャンは、深みのあるブラックとETNZのロゴのターコイズブルーが調和したタイムピースです。

ブラック セラミックのケースを引き立てるのは、サテン仕上げのブラック セラミック製逆回転防止ベゼルです。ベゼルにはホワイトエナメルのダイビングスケールと、12時位置のドットが三角形のフレームにあしらわれています。このドットには、暗闇でグリーンに光るホワイト スーパールミノヴァが塗布されています。

マットなセラミックダイアルの3時位置には、レースのスタートを計測するためのカウント ダウン表示を配置し、レース前の雰囲気を演出しました。カウントダウン表示の針とサブダイヤルのリングには、ETNZのロゴと同じターコイズブルーが。

また、ミニッツトラック、12の数字、アメリカズカップトロフィーのカウンターウェイトを備えたクロノグラフ秒針もすべてターコイズブルーで彩られています。さらにサテン仕上げのブラックセラミック製プッシャーのリング、ヘリウムエスケープバルブの「He」の文字、そしてリュウズのオメガのロゴもすべて同色にこだわりました。
ニュージーランドのクルーに敬意を表して、ナイアードロック システムを採用したケースバックには、ターコイズブルーのシダの葉をモチーフにしたETNZのロゴとホワイトの文字がデザインされています。

この時計を駆動するのは、オメガ マスター クロノメーター キャリバー9900です。
このウォッチに合わせられているのは、ターコイズのステッチが施され、ブラックセラミック製クラスプが付いたブラックとターコイズの立体的なラバーストラップです。

また付け替え用のラバーストラップと2本のNATOストラップも付属しているので、さらに 3通りのスタイルを楽しむことができます。
時計を陸上で安全かつドライに保管するため、このセーリング ウォッチは、ETNZのロゴに インスパイアされた特別仕様のボックスに収められています。

オメガはトリビュートウォッチを製作することで、1995年以来ETNZをサポートしてきましたが、オメガの役割はそれだけではありません。

世界的に有名なレガッタの第37回大会で、 オフィシャルタイムキーパーをつとめます。2000年、2003年、2021年に続き、オメガがアメリカズカップの計時を行うのは4回目となり、大海原を舞台に栄光を競い合う世界最高のセー ラーたちに貢献できることを誇りに思っています。

【仕様】
シーマスター プラネットオーシャン ディープブラック ETNZ エディション

Movement:Cal. 9900
・自動巻き
・54石
・毎時28,800振動(4Hz)
・パワーリザーブ:60時間
・コーアクシャル脱進機
・COSC認定クロノメーター取得
・スイス連邦計量・認定局(METAS)によるマスター クロノメーター取得
・15,000ガウスの超耐磁性能
Case:ブラックセラミックケース
・径:44.5mm、厚さ:19.0mm
・防水性:600m
・サテン仕上げのブラックセラミック製逆回転防止ベゼル(ホワイトエナメルのダイビングスケール
・12時位置に三角形のフレームとグリーンに発光するホワイトスーパールミノヴァを塗布したドット)
・10時位置にヘリウムガスエスケープバルブ(ターコイズブルーで「He」の文字)
・ケースバック:ナイアードロック採用
・ターコイズブルーのシダの葉をモチーフにしたETNZのロゴとホワイトの文字をデザイン

Display
・センター時・分針、クロノグラフ秒針
・9時位置にスモールセコンド
・3時位置にレースのスタートを計測するカウントダウン表示と経過時間表示
・6時位置に日付窓
Dial
・マットなセラミックダイアル
・ターコイズカラーのミニッツトラック、Seamasterのロゴ、12および防水性を表す数字
Hands
・ブロードアローの時・分針
・クロノグラフ秒針:ターコイズブルー~白のグラデーション
・カウンターウェイトにアメリカズカップのトロフィーであるオールドマグのデザイン
Strap
・ブラック&ターコイズの立体的なラバーストラップ(ターコイズのステッチ、ブラックセラミック製クラスプ付)
・付け替え用ストラップ:ターコイズのラバーストラップ
・2本のNATOストラップ

Price:¥2,057,000(税込)
発売予定日:2023年9月20日(水)


【お問合わせ】
オメガお客様センター
TEL:03-5952-4400