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番外編:ジョージ・コックスといえばクリーパーじゃないの?

ファイル 4-1.jpgGOLOSH BROGUES ウイングチップ
イギリスのシューブランド「ジョージ・コックス」の靴といえば、ロック通だと、普通は厚い靴底のクリーパーを思いだします。多くのミュージシャンが愛用している事でも有名。
クリーパーと呼ばれる靴は、ラバソーとも呼ばれる4~5cmもあるような厚いゴム底(ラバーソール)が特徴。クリーパーは、1949年にジョージ・ハミルトン・コックスが作ったのですが、メーカー諸説によると、当初「この靴は、物好きしか履かない。」と言われていたデザインだったそうです。

ただ、私が思うには、パンク系?のハンド関係の方々(言い方が古る~ッ。)が使用している印象が強い。正直、それが正しいかは、わかりませんが・・・。

今回紹介する靴はクリーパーでは無く、レッドウイングのセッターと同じ6インチ丈のオーソドックスな編上げのブーツです。つま先はウイングチップとなっており、特に着る洋服を選びません。

このブーツを買うことになった原因は、ロンドンに行った時、知合いのイギリス人大学教授がヘリンボーンのジャケットスーツにこの靴を履いていたのを見て、どこで買ったのかを聞いたら、わさわざお店まで連れて行ってくれたので購入しました。
ロンドン郊外に住む彼の話では、一歩外に出ると道が悪く、泥や砂が入るのでブーツが重宝すると言っていました。
事実、市内でも主要道路以外、道の悪いところが多く、助かった記憶があります。
ただ、お店に行ってから350ドルもする価格を見て、懐の寂しかった私は、一瞬失神しそうになりました。また、その時ほどクレジットカードをありがたく思った事はありませんでした。

余談ですが、同じような靴をノーザンプトンにあるTRICKER'S(トリッカーズ)というメーカーが出しています。そこはたしかチャールズ皇太子御用達ブランド?だったと思いますが・・・う~ん、不明。
しかし、まあイギリスではこの手のデザインの、ブーツ需要があるということは確かなようです。


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使用されている皮は、非常に柔らかく上質、
かつシッカリしており、靴底もコマンドソール仕様と
なっており、見た目とは違いハードに使用しても
大丈夫な造りの靴となっています。

今は、ジーンズにジャケットの時や、コーデュロイの
パンツを着る際に、重宝しています。