ウニマティックが一般発売する初の機械式クロノグラフは、カナダのメンズウェア小売業者ヘンリー・シンガーとのコラボレーションによるものである。
ルイヴィトンスーパーコピー代引き 激安先週、ウニマティックは、カナダのメンズウェア小売業者であるヘンリー・シンガーとの新たなコラボレーションとして、機械式クロノグラフのモデロ トレ U3S-HSを発表した。もっとも厳密にはこれが“初”ではなく、実際には昨年発表された一点物のU3S-TFAがそれにあたる。このモデルはスイス・インスティテュート主催のTimeForArtオークションに出品され、2万ドル(当時のレートで約300万円)をわずかに超える価格で落札された。収益はスイス・インスティテュートの各種プログラムに充てられた。
Modello Tre Henry Singer
U3 Lume Shot
Caseback U3
そのオークションでの成功を受け、この機械式モデロ トレ クロノグラフの一般向けモデルが登場することは当然の流れといえる。ユニークピースが白黒の強いコントラストで構成されていたのに対し、この一般モデルではそのコントラストを抑え、ホワイトプリントをアクセントにしたゴーストグレー一色という配色となっている。ウニマティックらしい無骨なステンレススティール製ケースは、直径40mm、厚さ15.2mmというサイジングだ。さらにグレーのセラミック製ダイビングベゼルインサートを備え、インデックスにはスーパールミノバが充填されている。ねじ込み式リューズと大型のねじ込み式プッシャーを採用し、300mの防水性能を確保している。
U3S-HSの裏面を見れば、サファイアクリスタルのシースルーバックが目に入る。ウニマティックでは珍しい仕様だ。その奥には、セリタ製の自動巻きクロノグラフムーブメントSW510 BH Bが搭載されており、62時間のパワーリザーブを誇る。また、U3S-HSには全面ヘアライン仕上げのSS製ブレスレットと、グレーのレザーツーピースストラップが付属。総生産数はわずか36本限定で、価格は2950ユーロ(日本円で約48万円)。ウニマティックおよびヘンリー・シンガーの販売チャネルにて展開される。
我々の考え
モデロ トレのメカクォーツ版を何年も展開してきたウニマティックが、その機械式バージョンを投入するのは時間の問題だったと言えるだろう。ブルータリズムを感じさせるケースデザインと調和する、非常に洗練されたデザインに仕上がっている。そして、我々HODINKEEの面々としては、グレートーンで統一された時計にはどうしても引かれてしまうのだ。
Wristshot of U3
ウニマティックとヘンリー・シンガーによる最初のコラボレーションは、まさにホームランだった。記憶が確かなら、固定ベゼルを備えたモデロ クアトロのGMT仕様を初めて見たのがこのモデルだったはずだ。ビーズブラスト仕上げのSSケースにベージュのアクセントを加えたデザインは、極めて魅力的だった。それに対して、今回の新しいモデロ トレは同じグレーベースを継承しながらもさらに冷ややかなトーンを選んでいる。
誤解のないように言っておくと、これはかなり大きな時計である。ブレスレットのエンドリンク(接続部)がしっかりとした存在感を放っており、その装着感は明らかに大振りだ。もしあなたが私のように、モデロ ウノですら“やや大きいかも”と感じるタイプなら、この機械式のモデロ トレはなかなか手強いかもしれない。まあウニマティックのコレクターの多くは、標準的もしくはやや大きめの手首を持っているだろうから、その場合は間違いなく“これぞウニマティック”という装着体験を楽しめるに違いない。
基本情報
ブランド: ウニマティック × ヘンリー・シンガー
モデル名: モデロ・トレ
型番: U3S-HS
直径: 40mm(ベゼルを含めると41.5mm)
厚さ: 15.2mm
ケース素材: ステンレススティール
文字盤色: グレー
インデックス: プリント
夜光: あり
防水性能: 300m
ストラップ/ブレスレット: SS製ブレスレットと、グレーのクイックリリース式レザーストラップが付属
ムーブメント情報
キャリバー: SW510 Bh b
機能: 時・分・秒表示、クロノグラフ
パワーリザーブ: 62時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時
石数: 27
クロノメーター認定: なし
価格 & 発売時期
価格: 2950ユーロ(日本円で約48万円)
発売時期: ウニマティックおよびヘンリー・シンガーの店舗にて
限定: 36本限定