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ヴァシュロン・コンスタンタン オーヴァーシーズ クロノグラフ Ref.5520V/210A-B639 — “ブルー・ラコット®×自社クロノ”が綴る、三大高級ブランドのスポーツ美学

ヴァシュロン・コンスタンタン オーヴァーシーズ クロノグラフ Ref.5520V/210A-B639 — “ブルー・ラコット®×自社クロノ”が綴る、三大高級ブランドのスポーツ美学

「オーヴァーシーズ=三針かGMTだけ?」——その認識を刷新するのが、2025年に登場した「オーヴァーシーズ クロノグラフ」(Ref.5520V/210A-B639)です。1756年創業の老舗メゾンが、“日常から旅まで”をコンセプトに開発したこのスポーツウォッチは、独自開発のブルー・ラコット®(Laqué)ダイヤルと自社クロノグラフ Cal.5200 を組み合わせ、パテック・フィリップやオーデマ・ピゲとは一線を画す“フランス的洗練”を体現。果たして、なぜこの一本が“三大高級ブランド唯一の本格クロノ付きスポーツウォッチ”と称されるのか?公式情報をもとに、徹底解説します。

Q. スーパーコピー時計 代引きオーヴァーシーズ クロノグラフとは?

A. 「1996年にジャン・クロード・ビバー氏が提唱した“ラグジュアリー・スポーツウォッチ”の現代完成形」です。

歴史的背景:
原点:1977年 ロイヤル・オーク(AP)→ スポーツラグジュアリーの嚆矢
ヴァシュロンの回答:1996年 オーヴァーシーズ(デザイン:ジャケ・ディテル)
特徴:マロニエの葉をモチーフにしたベゼル+一体型ブレスレット
ブランド哲学:
> 「“Elegance is an attitude”——優雅さは態度である」

💡 注目点:「パテックのアクアノート・クロノやAPのロイヤルオーク・クロノとは異なり、オーヴァーシーズ・クロノは“控えめな存在感”が最大の魅力」。

Q. 新作 Ref.5520V/210A-B639 の特別仕様は?

A. 「ブルー・ラコット®ダイヤル+ステンレスケース+一体型ブレスレット」という、完璧なバランスが最大のポイントです。

デザイン詳細:
ダイヤル:ブルー・ラコット®(手作業による漆塗装)→ 深みのある光沢と質感
インデックス・針:18Kホワイトゴールド製(夜光塗料 Super-LumiNova® 搭載)
ケース:42.5mm径 × 12.8mm厚(ステンレススティール、防水150m)
ベゼル:
ステンレス製、マロニエの葉モチーフ彫刻
ブレスレット:
ステンレス+ラバーストラップ同梱(工具不要で交換可能)
クイックリリース機構付き

📌 注目点:「ラコット®仕上げはヴァシュロン独自の工芸——量産ブランドには真似できない“手仕事の深み”」。

Q. 機械的性能は?

A. 完全自社開発 自動巻き Cal.5200 を搭載し、高級クロノグラフの証であるコラムホイールを採用。

主な仕様:
振動数:28,800 vph(4Hz)
動力貯蔵:52時間
精度:日差-2/+4秒(自社基準)
技術的特徴:
コラムホイール+垂直クラッチ
シリコン製ヒゲゼンマイ → 耐磁性向上
裏蓋:サファイアクリスタル(24Kゴールドローター+メゾンロゴ)

💡 魅力:「1000万円台で“自社クロノ+ラコット®ダイヤル+一体型ブレス”は、他ブランドに絶対にない価値」。

Q. 誰におすすめですか?

A. 以下の3つの条件に当てはまる方に最適です。

「パテックやAPではなく、“三大ブランドの中で最も控えめで洗練されたスポーツウォッチ”を所有したい」と考える方
「クロノグラフ機能を実用的に使いたいが、派手すぎないデザインが欲しい」と願うビジネスエグゼクティブ
「時計通にしか分からない上質さを求め、“被らない三大ブランド”を探している」成熟層

パネライ ルミノール ドゥエ ゴールドテック™ Ref.PAM01435 — “38mm+ゴールド”が拓く、イタリアンラグジュアリーの新境地

パネライ ルミノール ドゥエ ゴールドテック™ Ref.PAM01435 — “38mm+ゴールド”が拓く、イタリアンラグジュアリーの新境地

「パネライ=47mmの大型ダイバーズだけ?」——その定説を覆すのが、2025年に登場した「ルミノール ドゥエ ゴールドテック™」(Ref.PAM01435)です。1930年代にイタリア海軍のために開発された伝統を受け継ぎつつ、初めて38mmという“女性や小柄な男性にも最適なサイズ”と、独自開発の赤みを帯びたゴールド合金「ゴールドテック™」を融合。果たして、なぜこの一本が“パネライ史上最も柔らかな傑作”と称されるのか?公式情報をもとに、徹底解説します。

Q. ルミノール ドゥエとは?

A. 「2020年に誕生し、“パネライスーパーコピーのDNAを小型化して日常に溶け込ませる”ことを目的としたコレクション」です。

歴史的背景:
従来のパネライ:42mm~47mmが主流(軍用由来)
ドゥエ(Due):イタリア語で“2” → 「2本目のパネライ」という意味合い
ブランド進化:
> 「“プロフェッショナル・ツール”から“ラグジュアリー・ライフスタイル”への転換点」

💡 注目点:「防水性能は100mを維持しつつ、38mmで着け心地を劇的に向上」。

Q. 新作 PAM01435 の特別仕様は?

A. 「38mmゴールドテック™ケース+アイボリーダイヤル+手巻き」という、パネライ史上初の組み合わせが最大のポイントです。

デザイン詳細:
ケース素材:ゴールドテック™(パネライ独自の赤金合金:高硬度・低アレルギー性)
ダイヤル:マットアイボリー(ヴィンテージ風)
インデックス・針:ポリッシュ仕上げ(夜光塗料 Super-LumiNova® 搭載)
特徴的ベゼル:固定式(回転しない)、サンドウィッチ構造
ケースサイズ:38mm径 × 11.2mm厚、防水100m
ストラップ:
ブラウンカーフレザー(内側:アリゲーター風エンボス)
バックル:ゴールドテック™製

📌 注目点:「ゴールドテック™は通常の18Kゴールドより硬く、傷に強く、色褪せにくい——実用性と美しさを両立」。

Q. 機械的性能は?

A. 完全自社開発 手巻き Cal.P.900 を搭載し、信頼性と薄型設計を実現。

主な仕様:
振動数:21,600 vph(3Hz)
動力貯蔵:3日(約72時間)
精度:日差-2/+4秒(自社基準)
技術的特徴:
ムーブメント厚さ:2.6mm → 薄型ケースに最適
裏蓋:ソリッドゴールドテック™(パネライロゴ+シリアル刻印)
装飾:円周彫り+青焼きネジ

💡 魅力:「500万円台で“自社手巻き+38mm+ゴールドテック™+100m防水”は、他ブランドにない価値」。

Q. 誰におすすめですか?

A. 以下の3つの条件に当てはまる方に最適です。

「パネライが好きだが、大型ケースが苦手だった」と感じる方(特に女性や小柄な男性)
「ゴールド時計を探しているが、派手すぎず、イタリア的感性を持つ一本が欲しい」と願う方
「既存のパネライオーナーで、“コレクションの新境地”として特別な一本を加えたい」上級愛好家

ランゲ「ザクセン 三問万年暦」:ドイツの至芸が、スイスの頂点に挑む

ランゲ「ザクセン 三問万年暦」:ドイツの至芸が、スイスの頂点に挑む

2025年、グロス・ウアーレンシュタット(Glashütte)の名門 ア・ランゲ・ウント・ゾーネ(A. Lange & Söhne)は、複雑時計の新たな金字塔を打ち立てた。
その名は——ザクセン 三問万年暦(Saxonia Minute Repeater Perpetual Calendar, Ref. 607.091FE)。

スーパーコピー時計これは単なる新作ではない。
明らかに、パテック・フィリップ Ref. 5374G(プラチナ製三問万年暦)を意識した“正面対決”であり、
ドイツ製表の最高峰が、スイスの伝統を凌駕する可能性を示す、歴史的な一本である。

⚖️ 寸法で勝る:40.5mm × 12.1mm の完璧なバランス

- ランゲ ザクセン三問万年暦:
 - 直径:40.5mm
 - 厚み:12.1mm

- パテック・フィリップ 5374G:
 - 直径:42mm
 - 厚み:12.28mm

一見すると僅差だが、直径で1.5mm、厚みで0.18mmの差は、実際の着け心地と視覚的エレガンスにおいて決定的だ。
特に「三問+万年暦」という二重複雑機構を搭載した機械式時計としては、40.5mmというサイズ感は極めて現代的で上品。
かつて“大ぶり複雑表”の代名詞だったランゲが、今や寸法管理の面でスイスを上回るとは、驚嘆すべき進化である。

📅 文字盤:伝統的レイアウトの完成形

文字盤は白琺瑯(ホワイトエマイユ)仕上げの18K金製。
その上に展開されるのは、伝統的な万年暦配置だが、ランゲならではの洗練が随所に施されている。

- 12時位置:大日付表示(ランゲの象徴)
- 3時位置:月+平閏年表示(過去は別々の小窓だったが、今回統合)
- 9時位置:曜日+24時間表示(昼夜も統合)
- 6時位置:小秒針+手彫り月相(星は一つひとつ職人が彫刻)

この配置は、「情報過多」になりがちな万年暦を、絶妙なバランスで調和させた傑作と評される。

🔊 三問機構:静粛性と信頼性の革新

三問の起動は、左側の「シャークフィン」推杆(鯊魚鰭型プッシャー)で行う。
特筆すべきは、以下の二つの技術を搭載している点だ:

1. 「オール・オア・ナッシング」機構:
 推杆を完全に押し込まないと音が鳴らない。中途半端な操作による誤作動を防止。

2. 「サイレント・インターバル」キャンセル機能:
 例えば「3時14分」の場合、通常は「3時 → 刻(15分)→ 1分戻し」という無音の動作があるが、
 本作は不要な刻の動作をスキップし、直接「3時14分」を報時。待ち時間が大幅に短縮される。

さらに、公式防水性能20mを謳っている点も画期的だ。
三問機構は推杆の隙間から水が侵入しやすいため、多くのブランドは「防水なし」としている。
ランゲは特殊シール構造により、日常生活での水濡れ(手洗い・雨など)を許容している。

⚙️ L122.2 機芯:複雑機構の統合革命

心臓部は、L122.2 手巻きムーブメント。
これは、既存の三問機芯 L122.1(リヒャルト・ランゲ三問用)に、万年暦を“モジュール追加”ではなく、“輪列内蔵” する形で統合したもの。

ランゲによれば、「モジュール方式だと厚みが14mmになるところを、12.1mmに抑えた」とのこと。

装飾も壮麗。
四分の三プレートには、通常のグラスヒュッテ・ストライプではなく、重量級モデルのみに使われる“粒子噴砂(サンドブラスト)を採用。
テンプ橋には手彫りの装飾、ローターには伝統のガチョウ首微調(エラスティック・レギュレーター)が備わる。

💰 価格と総評:595万円、限定50本

- 海外公定価格:715,000ユーロ(約595万円)
- 生産数:限定50本
- 国内価格:未公表(税込みで800万円前後と推測)

パテック・フィリップ 5374G の海外価格は約749,430米ドル(約1.1億円)。
ランゲは、価格・サイズ・技術のすべてで、より“民主的”かつ“現代的”な選択肢を提示している。

💎 編集部コメント:
ドイツの静謐な力が、スイスの王座を揺るがす

かつて、複雑時計の世界はスイスの独壇場だった。
しかし、ランゲはここ20年で、追針、トゥールビヨン、ミニッツレピティション、パーペチュアルカレンダーの各分野で、
スイスを凌駕する作品を次々と生み出してきた。

この「ザクセン 三問万年暦」は、その集大成ともいえる一本だ。
技術的優位性、美的完成度、着けやすさ——
すべてにおいて、現代の複雑時計のあるべき姿を示している。

「パテック vs ランゲ」の戦いは、
もはや“スイス vs ドイツ”の対立ではなく、
“伝統の継承”と“革新の追求” という、
時計製作者としての二つの哲学の対話である。
そして今、その対話の主導権は、
グロス・ウアーレンシュタットにある。

この時計は、コツをつかめば、大きな価値を発揮する。

トラベルウォッチの醍醐味は、その豊富なバリエーションにある(これは時計全体に言えることだが)。デュアルタイム、GMT、ワールドタイマー、特殊なベゼルなど、手首で複数のタイムゾーンを把握する方法は多数存在する。タイメックスはQ タイメックスの最新モデルとして、ハンサムで風変わりなスリータイムゾーン クロノグラフを発表した。このモデルは、バジェットを抑えてジェットセッターになる人たちのために、ヴィンテージ風のQをさらに特別なものにしたものである。

タイメックス Q スリータイムゾーン クロノグラフは、直径40mm、厚さ12mm、ラグ・トゥ・ラグ46.3mmのスティール製ケースを採用し、IWCスーパーコピー通常のQモデルよりも横幅と長さがわずかに小さく、手首の小さい方でも安心して使うことができるプロポーションを実現している。

50m防水、ミネラルガラス風防、スティール製クローズドケースバック(電池交換用ハッチつき)、ラグ幅18mmのスリータイムゾーン クロノグラフは、239ドル(約3万3000円、日本未発売)の希望価格に見あうスペックを備えている。薄くて快適なテーパードの効いたスティールブレスレット(クイックチェンジ式のバネ棒内蔵)も付属しているが、お好みでラバーストラップを選ぶことも可能だ。

このモデルが発表された当初、僕はこの時計が3つのタイムゾーンをどのように表示・管理するのかについて疑問を持った。数日間手首につけてみたところ、クォーツムーブメントによる興味深い、しかし柔軟性のある機能セットであることがわかった(タイメックス社からの詳細な情報はない)。

やや複雑すぎる文字盤だが、レイアウトはシンプルで、3つのタイムゾーンは、標準的なメルセデススタイルの時針と、GMT針のように見える先端の赤い矢印の針、ふたつの12時間針で区切られている。前述の通りどちらも12時間針であり、付属の12時間ベゼルによって3つのタイムゾーンに対応することができるのだ。もし、あなたが混乱するかもしれないなら、ご注意を...。

最初のタイムゾーンは、メインタイム表示によって示され、あなたのローカルタイムゾーンとなるだろう。メルセデス針は、リューズを使って1時間単位でジャンプセットすることができるが、前進(時間を進めること)しかできず、針は日付と連動しない。例えば、旅行中、この針と赤い針でホームタイムを表示し、新しいタイムゾーンに到着したら、ローカルタイムの針をジャンプセットして新しい場所を反映させることができる(必要なら、手動で日付を進めることも可能だ)。

この場合、赤い針はホームタイムを示すことになるが、GMTをよくご存じの方なら、赤い針が12時間針であるにもかかわらず、どうやってホームタイムのAM/PMを知ることができるのだろうと疑問を持つだろう。タイメックスは、12時位置のサブダイヤルに24時間表示を採用することで、この問題を解決した。つまり、ホームタイムではこのサブダイヤルで24時間表示を読み取ることができるのだ。

この24時間サブダイヤルによって、赤針は不要になるが(同じ時刻をふたつの異なる形式で示す)、付属の12時間ベゼルによって、3つめのタイムゾーンのオプションにつながるのだ。12時間ベゼルは、ふたつのタイムゾーン間のオフセット(時間単位)を捕捉し、時針で第2タイムゾーンを示す機能を生み出す。非常にシンプルで便利な方法である。

タイメックス Q スリータイムゾーン クロノグラフでは、ベゼルを2本の時針のどちらかに合わせて設定することが可能だ。そのため、自宅や任意の現地時間からのオフセットを管理することができる。例えば、ホームタイム、ローカルタイム、UTCタイムのすべてをひとつのダイヤルで管理したい場合、これは便利だ。このように、タイメックスは、GMT マスターのような時計とほぼ同じ機能を備えている(ただし、やり方は大きく異なり、日付の連動もない)。

すべてのタイムゾーンのほかに、このジェットセット Qはシンプルな60分クロノグラフとスモールセコンド表示を備えている。針の数は多いが、針とアプライドマーカーには夜光が機能的に施されているため、視認性は良好だ。文字盤はマットなブラックで、4時30分に日付がセットされている。ブラックの文字盤も嫌いではないが、もし僕が自分のお金を使うなら、ホワイトダイヤルにブラックのアクセントを加え、スティール製のブレスレットを選ぶのは間違いないだろうと思う。

僕の7インチ(約17.8cm)の手首にあわせたサイズで、総重量は121g、ブレスレットはケースとうまくマッチしており、ヴィンテージの雰囲気を纏った剛性感のあるスティール製だ。ベゼルはフリクションフィット式で、クリック感のない軽い動作で両方向に回転する。リューズはパッシブ式で、1番目の位置でローカルジャンプやデイトを操作し、2番目の位置で赤い針を牽引して時刻を調整することができる。

クォーツならではのシンプルさと、様々な使い方ができる機能で、タイムゾーンをひとつ、ふたつと増やしていくことができる。このタイメックスは、Qシリーズをさらに進化させたような意外性を持つ愛すべきモデルだ。予算が限られている旅行者や、高価な時計では危険な地域に行く旅行者にも魅力的な時計だと思う。

タイメックス Q スリータイムゾーン クロノグラフは、セットアップに少々手間がかかるものの、レイアウトを理解すれば、新しいタイムゾーンを旅するための資金を確保できる価格帯で、機能性と装着性に優れたトラベルコンパニオンとして手首にフィットしてくれるのだ。この時計なら旅先が3つに増えるかもしれない。

ブライトリング エアロスペース B70 オービターの新作情報です。

1999年に達成された世界的偉業の25周年を祝するべく、鮮やかなオレンジを纏って登場した新生エアロスペース。同モデルはそのデザインだけでなく、操作系においても明確なアップデートがなされた。

1884年創業のブライトリングにとって140周年にあたる記念すべき年だ。このアニバーサリーイヤーに合わせ、ブライトリングは一年をとおしてブランドの歴史に燦然と輝く“初挑戦の数々”を伝えていく予定だと語っている。そしてその鏑矢(こうし)として3月に放たれたのが、ブランドの“空”の分野における偉業を称えるエアロスペースの新作、エアロスペース B70 オービターだ。


ブライトリングスーパーコピーN級品代引きブランドのプロフェッショナルシリーズの一翼を担う多機能なアナ・デジモデルとして、1985年の登場よりエアロスペースは時代にあったアップデートを繰り返してきた。初代であるRef.80360からしてすでに永久カレンダーにクロノグラフ、第二時間帯表示などパイロットに必要とされる機能を備えており、軽くて錆びにくいチタン外装を採用することで高い着用感も実現していた。以降、他ブランドのアナ・デジウォッチ人気が衰えていったのちもエアロスペースは独自の進化を続け、ブライトリング B-1、クロノスペース、そしてエマージェンシーといった派生モデルを数多く生み出していく。特に1995年登場のエマージェンシーは救難信号発信機(ロケーター ビーコン)を搭載した画期的なモデルで、アンテナのコイルをほどくと国際航空遭難信号周波数で独自のSOS信号が発信され、墜落した救助者の場所を追跡することができた。その特殊性から同モデルはプロパイロットを中心に人気を博し、スイスの冒険家であり飛行家であるベルトラン・ピカール(Bertrand Piccard)氏もまた、エマージェンシー、ひいてはエアロスペースを愛用するひとりだった。


ピカール氏の手首に、オレンジダイヤルのブライトリング エマージェンシーの姿がある。

 今回新たに発表されたブライトリング エアロスペース B70 オービターと同名の気球、ブライトリング オービター3でピカール氏が熱気球による世界初の無着陸世界一周飛行に挑戦したのは1999年のことだ。彼とブライアン・ジョーンズ(Brian Jones)氏を乗せたオービター3は、スイスのシャトー・デーを同年3月1日に離陸、最長飛行距離4万814kmおよび最長飛行時間477時間47分を経て3月21日にエジプトの砂漠に着陸した。それまでにもリチャード・ブランソンやスティーブ・フォセットなど名だたる冒険家が挑み、ことごとく失敗していたことから、1999年のこの挑戦には大きな期待が寄せられていたという(ピカール自身も1997年、98年と二度の失敗を経験していた)。そして、このときのピカール氏の手首には、オービター3のカプセルと同じオレンジをダイヤルに纏ったブライトリング エマージェンシーが巻かれていた。

 今年の3月に発売されたエアロスペース B70 オービターは、ピカール氏による偉業の25周年を讃えるアニバーサリーモデルだ。1999年の冒険を想起させるように、オレンジカラーとミッンョンロゴを文字盤に採用した特別仕様となっている。


 ブライトリングは2019年にもオービター3の無着陸世界一周飛行の20周年記念モデルを発表しているが、今作ではケースバックをトランスパレント化し、オリジナルのオービター3の一部を封入することでさらに特別感を高めている。また、クリスタルには1999年の冒険のミッションロゴと、その周囲に“Firstnon-stop flight around the world 25th anniversary(初の無着陸世界一周飛行25周年)”が刻まれている。実際に歴史の一部を所有することができる貴重な仕様であり、(ブランドはこのモデルに限定数こそ設けていないものの)この機会を逃せば二度と手に入れることはできないだろう。


 エアロスペース B70 オービターのデザインを見ていこう。従来のエアロスペースに倣って、新作オービターも12時と6時方向に横長のデジタル表示窓が配置された。秒針はなく、時分針が視認性の高い大ぶりなアラビアインデックスの上を周回する。特徴的なライダータブが付いた両方向回転ベゼルも健在で、チタンケースの直径も43mmとエアロスペースのほかのモデルと変わらない。ケースの厚みだけ12.9mmと1mmほど増している(参考までにエアロスペース エヴォは10.8mm)が、これは裏蓋に気球の一部を封入したことが理由だと思われる。


 ただ、細部には各所に調整が加えられている。まず、ふたつのデジタル窓は視認性を高めるべく拡大。それに合わせるように針はやや太めになり、逆に印象的な3・6・9時のインデックスは少し細身にすることで文字盤上でのバランスが取られた。4ヵ所のライダータブはポリッシュからサテン仕上げに変更され、5分刻みで配置されていたベゼル上の数字はバーに置き換えられた。このほかミッションロゴがあしらわれたことによるウィングロゴの移動などもあるが、全体的にシャープでモダンな印象に寄せられている。

2013年に発売されたエアロスペース エヴォ。2023年に生産終了。

 新作オービターにおいて特に目に留まる変更点が、2時と4時のふたつのプッシャーの追加だ。3時位置にあったリューズもプッシュボタン式になっており、このボタンを押して機能を選択、上下のプッシャーによって機能の操作が行える。実際に時刻設定、デュアルタイム、クロノグラフとひととおり試してみたが、操作系がひとつのリューズに集約されていたとき(リューズをそのまま回す、引いて回す、短く押す、長く押すの4種の動作で操作していた)と比べると、より直感的な操作が可能になったように思う。

 また、ケースサイドのあしらいもプッシャーの追加によりアレンジが加えられた。下の写真を見てみると、淵を残しながら一段掘り込まれているのがわかる。これは装飾的なものというよりは、プッシャーが取り付けられたことによって正面から見た時のフォルムに影響が出てしまうことを防ぐ意味合いが強い。


エアロスペース B70 オービター


エアロスペース エヴォ

 実際に手首に巻いてみるとその効果は一目瞭然だ。直径43mmとやや大ぶりながらすっきりと見えている要因としては、ふたつのプッシャーを内側に隠したことが大きい。ちなみに、プッシャー部分だけでなくその周囲も一段掘り下げたことで、プッシュ時の操作感にも難はない。3時位置のリューズがプッシュボタンになったことも含め、手首に乗せたままでさまざまな機能をストレスなく楽しめる1本に仕上がっている。ちなみにエアロスペース エヴォからは約30gほど重量が増しているものの、軽量なチタンケース&ブレスレットのパッケージは手首のうえでの馴染みもいい。


 ムーブメントには、今作のために開発されたマニュアファクチュールキャリバー、B70が搭載された。標準クォーツの10倍の精度を誇るスーパークォーツムーブメントであり、COSCクロノメーターも取得。機能としては100分の1秒から計測可能なクロノグラフ(スプリットタイム、フライバック機能付き)、カウントダウンタイマー、デュアルタイム表示、アラーム、ラップタイムにパーペチュアルカレンダーまで備えている。


 ベルトラン・ピカール氏の偉業を祝したアニバーサリーモデルでありながら、向上した操作性、よりモダンな調整が施された外装面を見てみても、今作はエアロスペースの正統進化と呼ぶにふさわしい一本に仕上がっている。もちろん、グラデーションが効いたオレンジダイヤルも日々のスタイルアクセントとして効果的だ。実際に編集長・関口と僕が身につけてみて、どんな思いを抱いたのか。動画ではここまでの内容に加え、それぞれのインプレッションも語っているのでチェックしてみて欲しい。

タグ・ホイヤーの3作目は12角形の回転ベゼルでお馴染みのアクアレーサーです。

チタンケースでソーラークォーツで200m防水のダイバーズウォッチなら国内ブランドの方が断然強くてお買い得。どちらもメーカー小売希望価格で10万円以下。

スイスブランドも最近ソーラームーブメントを採用しだしていますが技術もコスパもまだまだ。

タグホイヤー好き、アクアレーサー好きでないとオススメしづらいですね。

WBP1180.BF0000

タグ・ホイヤースーパーコピー時計 代引き アクアレーサー プロフェッショナル200 ソーラーグラフ
クォーツ ウォッチ – 直径40 mm
WBP1180.BF0000
¥ 368,500
ソーラーグラフ テクノロジー、ソーラー駆動型ムーブメントを取り入れた、ケース径40mmのタグ・ホイヤー アクアレーサー プロフェッショナル200 ソーラーグラフ。軽量でスリムなデザインと頑丈なグレード2チタンで、どんな状況でも最大限の堅牢性と汎用性を発揮します。スポーツと自然を愛するすべての人のための ウォッチです。

ケースサイズ 40 mm
防水性 200 m
素材 チタン サンドブラスト加工
ベゼル 回転式ベゼル チタン
リューズ ねじ込み式 スティール製
ケースバック サファイア – チタングレード2

ストラップ素材 チタン
仕上げ サンドブラスト加工
バックル フォールディングバックル プッシュボタン – サンドブラスト加工 チタングレード2仕上げ

ダイヤル サンレイ加工のサテン仕上げ
カラー ブラック

キャリバー TH50-00
ムーブメント クォーツ ウォッチ
機能 時, 分, 秒, 日付

アウトドアのためのウォッチ
ブラックのサンレイ加工サテン仕上げのダイヤルに控えめに添えられたアイスブルーは、北極圏の夜を照らすオーロラを思わせる、アイコニックなカラー。ウォッチの素材である、耐圧性に優れたサンドブラスト仕上げのグレード2チタンを際立たせます。

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太陽が駆動するウォッチ
無限のエネルギー源である太陽、人工の光、あらゆる光を原動力とするソーラーグラフ キャリバー。日中も夜間も途切れることなく比類のないパフォーマンスを提供します。

超軽量チタン
高い圧力にも耐え得る、サンドブラスト仕上げを施した3列構造のグレード2チタン製ブレスレットには、快適な着け心地に調整可能なエクステンションリンクをもつフォールディングバックルが付いて、タイムレスなスタイルと信頼性を誇ります。

トラベルポーチ
タグ・ホイヤー公式サイトでお求め頂くと、トラベルポーチを同梱した公式オンラインブティック限定パッケージで ウォッチをお届けいたします。

まとめ


いかがでしょうか?

タグ・ホイヤー WBP1180.BF0000 アクアレーサー プロフェッショナル200 ソーラーグラフ クォーツ チタン 40mm ¥368,500-」でした。

ソーラークォーツで格好良い系を作るなら2針の方が良いな~と思います。

動いてるかどうかの確認がしづらいけれども、カチカチ秒針が気にならなければ非常に便利ですもの。

ロイヤルオークとかアクアノートのソーラークォーツが100万円なら皆買うよね?(笑)

機械式時計にこだわりが無ければソーラーは本当に便利ですし、1本あっても損しないと思いますが、私にはG-SHOCKのタフソーラーがあればそれでオールOK。

シチズンのアナデジ・スポーツウォッチに、最新世代が登場。

2024年の夏、シチズンはエコ・ドライブを搭載したプロマスター ランドシリーズの次世代機を発表した。新たに開発されたアナデジムーブメントを搭載し、ブランドが得意とするモダンで複雑、かつ機能性を重視したデザインを採用したモデルである。この新作はシチズンが長年培ってきたクォーツウォッチの分野、とりわけ小型のデジタル液晶を備えたモデルの系譜をさらに発展させるものだ。こうした時計の世界観は個人的にも大好きで、スマートウォッチではなく、機械式やデジタルの融合によって多機能を実現する時計を求めている人にとって魅力的な選択肢となるだろう。

そして先週、マークが現在販売されているなかでも特にお気に入りの時計のひとつ、シチズン アクアランド JP2007の実機レビューを公開した。1980年代に誕生したこのモデルは、プロフェッショナルなダイビングツールとしての本格的な機能を備えている。ケースから突き出た深度センサーや、小さなデジタル液晶用の切り抜き窓が施された高輝度な夜光ダイヤルが特徴的だ。この時計は個人的にも愛用しており、パネライスーパーコピー 口コミ第1位数年前から手元に置いているがその魅力は尽きない。数値上のスペックよりもはるかに快適な装着感を持ち、ベゼルの優れた操作性、デジタル液晶を活用した多彩な機能、そして明るい夜光ダイヤルが備わっている。いわば“日本版プロプロフ”とも言える存在で、たびたびおすすめしているのだが、ダイバーズウォッチとしての個性が強いため万人向けではないことも承知している。

しかしシチズンのラインナップは多岐にわたる。そのため、より一般的なモデルを求める人も安心して欲しい。これまでに僕はより控えめなプロマスター セイルホークや、ユニークなプロマスター SST、さらには名作ブルーエンジェルス スカイホークを所有してきた(免税店で見かけたことがある人も多いのではないだろうか)。いずれのモデルも、デジタル液晶をアクセントに持つスポーツウォッチとして非常に優れた性能を誇る。そして今回新ムーブメントを搭載したプロマスター ランド U822が登場、この実直で愛すべきコンセプトを次世代に向けて進化させることとなった。

時計全体の説明に入る前に、まずはムーブメントについて詳しく見ていこう。Cal.U822はクォーツ制御のソーラー駆動ムーブメントで、Memory-in-Pixel(MIPS)ディスプレイを採用している。このディスプレイは120×48pxの高解像度を実現しており、従来のLCDスタイルのディスプレイと比較してより高いコントラストと鮮明な表示を可能にしている。

このムーブメントにはワールドタイム、クロノグラフ、アラーム、パーペチュアルカレンダーといった一般的な機能に加え、バックライトや光量インジケーターといった特別な機能が搭載されている。光量インジケーターは、光源が時計の充電にどれほど効果的かを測定できるだけでなく、過去1週間の発電履歴も記録する。またCal.U822の精度は月差±15秒とされ、フル充電時には省電力モードで最大3年間動作する。

時計全体に視点を広げると、このプロマスター ランドの新モデルはプロマスター誕生35周年を記念して2024年に登場しており、3種のバリエーションが用意されている。ここで紹介するのは、スティール×ブラックケースにポリウレタンストラップを組み合わせたJV1007-07Eだ。このほかには、グリーンダイヤルとグレーケースのJV1005-02W、そして5900本限定のJV1008-63Eがある。限定モデルはグレーIPコーティングが施され、スティールブレスレットと、ベゼルインサートおよびダイヤルにカモフラージュパターンを採用している。

外観の違いを除けば3モデルとも基本スペックは共通で、ケース径44mm、厚さ14.5mm、ラグ・トゥ・ラグは51.4mmとなる。ラグ幅は22mmで、ストラップ装着時の重量は107g、そして防水性能は200mだ。またプッシャーはねじ込み式のように見えるが、実際にはリューズと同様にパッシブなロック機構が採用されており、防水性能を確保するためにリューズやプッシャーを操作する必要はないので安心して欲しい。

もし僕と同じようにこの種の時計に魅力を感じるのであれば、スペックや技術はアナデジフォーマットの時計、特にシチズンのモデルに共通するものが多いことに気づくだろう。それは確かにそのとおりだ。ただし新しいディスプレイを除けばの話である。MIPSディスプレイは、現行のアクアランドやスカイホークに搭載されているものよりも、はるかにモダンな使用感を提供する。従来のLCDディスプレイはシンプルで、省電力性に優れ、コントラストが高く、数字をクリアに表示できるというメリットがある。しかし表示できる情報の柔軟性は低く、細かいディテールの描画にも限界があった

MIPSディスプレイではセグメントではなくピクセルで構成されているため、より高解像度な表示が可能であり、さらに変化のあるピクセル部分だけを更新することで電力消費を抑えることができる。また画面のリフレッシュ速度が速く、標準モード(白背景に黒文字)とネガティブモード(黒背景に白文字)の切り替えも可能だ。

画面のモード切替中の状態を示すこのリストショットでは、ディスプレイが反転し、黒文字が白背景に表示されている様子が確認できる。

シチズンはこの特性を生かし、ユーザーインターフェースを最適化している。通常の待機状態では、メインのリューズを押し込むことで画面が白黒から黒白へと反転する。さらにプッシャーを使って「カレンダー」、「ワールドタイム」、「クロノグラフ」、「タイマー」、「アラーム」、「設定」といった各機能を順番に切り替えられる。新しい機能を選択する際には再びリューズを押し込むことで決定し、画面表示は再び白背景に黒文字へと戻る。特定のモードが選択された状態では、2時位置のリューズを回すことで異なる表示オプションを切り替えられる。たとえば、ワールドタイムでは「第2時間帯の時刻のみ表示」、「ふたつの時間帯と日付を並べて表示」、「第2時間帯の拡張時刻・日付表示」などを選択可能だ。

どの待機状態(つまり、画面が黒背景に白文字表示されている状態)でも、4時位置のプッシャーを押せばスクリーンのバックライトが点灯する。このバックライトはディスプレイの上部に配置された赤みがかったオレンジ色のLEDを使用しており、暗所でも容易に視認できる。電子バックライトと、ダイヤルに施された驚異的な夜光塗料の組み合わせによる発光量はまさに圧巻だ。個人的にはインディグロのような全面発光のバックライトを望みたいところだが、このシステムでも十分に実用的で視認性の高い小型ディスプレイのメリットを最大限に生かしている。完全にデジタル表示に移行したくない、あるいはスマートウォッチには踏み切れないアナデジ好きにとって、この新しいスクリーンの導入はアナデジフォーマットの進化として意義のあるものだと感じる。

夜光は2種類。

また、Cal.U822にはちょっとした隠し機能も搭載されている。たとえば両方のプッシャーを同時に押すことで、メインの針が表示しているタイムゾーンを即座に切り替えることができる。また設定メニュー内には、針の位置がずれた場合に素早く簡単に再同期できる機能も備わっている。

興味深い点、あるいは少し不便に感じるかもしれない点として、クロノグラフ作動中には画面に計測時間が表示されないことが挙げられる。クロノグラフを開始すると“Running(作動中)”とだけ表示され、計測を停止するまでは具体的な経過時間を見ることができない(または、4時位置のプッシャーを押してスプリットタイムを記録した場合、その時点の時間が表示される)。個人的には、この仕様のためにクロノグラフを頻繁に使うことはなさそうだ。デジタル時計のクロノグラフ機能を使う主な理由は、計測中の経過時間をすぐに確認できることだからだ。しかしクロノグラフ機能を除けば、Cal.U822のユーザーインターフェースは非常に洗練されており、特にトラベルウォッチとしての実用性に優れている。GMT/ワールドタイム機能はわかりやすく整理されており、どのタイムゾーンの時刻も設定メニューから簡単に調整できる。また気になる人のために補足すると、メインの設定や各機能の時刻・日付・ロケーション設定に入ると時針と分針が素早く9時14分の位置に移動し、ディスプレイが見やすくなるよう配慮されている。

ムーブメントと小型ディスプレイ以外の要素に目を向けると、全体としては現代的なパイロットウォッチのデザインを踏襲している。太めのソード針、視認性の高い夜光インデックス、そして文字盤右側に現在のモードを表示するインダイヤル、左側にはクロノグラフの分計とパワーリザーブインジケーターが配置されている。

最後になるが、まだ触れられていないふたつの要素に気づいている人も多いであろう。それがダイヤルを囲むコンパスベゼルと、8時位置にあるタービンのようなデザインのリューズだ。このリューズはベゼルを回転させるためのもので、太陽の位置を基にした簡易的なナビゲーションが可能となる。普段なら「コンパスベゼルは実用性が低いし、もっと便利な方法がある」と言いたくなるところだが、プロマスター ランド U822はディスプレイ上でさまざまなナビゲーション機能を補完しており、さらにプロマスター ランドというカテゴリーに属していることを考えると、このコンパスベゼルはデザインの一環としても違和感なく馴染んでいる。

時計の細部や機能について多くの言葉を費やしてきたが、最後は実際の装着感について触れて締めくくろう。寸法(44×14.5×51.4mm)から想像がつくように、プロマスター ランド U822は決して小型の時計ではない。装着感は数値どおりで、特にラグ・トゥ・ラグのサイズは僕の7インチ(約17.8cm)の手首には許容範囲ギリギリといえる。ラグは手首に沿うように下向きに傾斜しており、時計のバランスを保つのに役立っているものの、やはりがっしりとしたスティールのケースを持つため、シャツのカフの下に収まるようなタイプではない。しかし数値だけでは測れないこともある。シチズンのいい点のひとつは、ほとんどのショッピングモールに店舗があり、実際に手に取って試着できることだろう。

ポリウレタン製のラバーストラップは快適で柔らかく、厚みもほどよい。このような要素が組み合わさり、極めて“マニア的”なアナデジウォッチでありながらスポーティでマスキュリンな印象を持つデザインが完成している。正直なところ、シチズンにはこのコンセプトを40mm径前後のサイズで展開してほしいと切に願っている。またダイヤルのインジケーターを減らし、ディスプレイに情報を集約することで、さらにすっきりとしたデザインになるのではないかとも思う。今後な話をするならば、このU822ムーブメントをほかのモデルにも搭載して欲しい。ダイバーズウォッチ、トラベルウォッチ、レーシングクロノグラフ、シンプルなフィールドウォッチなど、さまざまなスタイルに応用できる可能性を感じる。

アナデジのスタイルは万人向けではないが、小型ディスプレイに魅了された者にとって、この新しいディスプレイとムーブメントの視認性のよさは無視できないほどの魅力がある。僕としては、このムーブメントがどんな時計に搭載されるのかを想像するだけで胸が高鳴る。例えば、次世代のアクアランドに搭載されるとしたら……どうだろう?

今週市場に出ている掘り出し物のヴィンテージウォッチコラムで紹介しよう。

パテック フィリップ 恐ろしく魅力的なエリプス、アール・デコ様式のロンジン、ブシュロンの懐中時計など!

今回の5本は客観的に見ても注目に値する。信じて欲しい。とくに注目すべきは、きわめてコンディションのいいフルセットのパテック フィリップ エリプス。そして道中ではブシュロン、ロンジン、さらにはオールドイングランドにも立ち寄る予定だ。

パテック フィリップスーパーコピー代引き優良サイトまずは結果から! 2週間前にフィーチャーしたフィリップスのオークション出品、モバード テンポグラフは好調で、予想上限を上回る17万7800香港ドル(日本円で約326万円)で落札された。eBayに出品されたユニバーサル・ジュネーブ スペースコンパックスは9505ドル(日本円で約140万円)で終了。同じくeBay上では、ギャレット マルチクロン 30M “クラムシェル”が2353.88ドル(日本円で約34万円)で売却された。さらに、ウブロ MDM スーパービー クロノグラフは完売と表示されており、希望価格は2900ドル(日本円で約42万円)であった。

パテック フィリップ エリプス Ref.3938/101 ブレスレット仕様(ボックス・保証書・付属品付き)、1980年代製
1980s Patek Philippe Ellipse Ref. 3938/101
 現在の、定番外かつラウンド以外の腕時計が人気を集めるトレンドのなかで、パテック フィリップのエリプスは世界屈指の名門ブランドが誇る最も象徴的なモデルのひとつであるにもかかわらずあまり語られることがない。これはその成功の証なのかもしれない。この“シェイプド”ウォッチブームには、予想外の1本、他人とかぶらず多くのコレクターがこれまで見たことのないような時計を求める楽しさがある。だがエリプスは1968年のデビュー以来、一貫して展開されており、実際かなりの数が存在する。ただしこうした個体は決して多くはない。

 一歩引いて考えてみると、エリプスとはどういう存在なのか。コレクタビリティのジョン・リアドン(John Reardon)氏はこのモデルを、“パテック フィリップの物語を世界に語るためのキャンバス”と表現している。この言葉がずっと心に残っている。エリプスの開発と発表が進められていた当時、時計業界は迫り来るクォーツ危機の気配を感じ取っていた。1960年代を通じて技術は進歩し、やがて商業化され、機械式時計はかつてない脅威にさらされるだろうというのは明らかだった。こうした状況のなかでパテックは意識的な決断を下す。これまで外部の専門家に依頼してきたスイス随一の職人たちを自社に招き入れるというものだ。その結果、世界最高水準のブレスレット、ダイヤル、ケースの製造技術が、ひとつの屋根の下に結集されることとなった。

1980s Patek Philippe Ellipse Ref. 3938/101
1980s Patek Philippe Ellipse Ref. 3938/101
1980s Patek Philippe Ellipse Ref. 3938/101
 エリプスは、こうして新たに手に入れた製造技術の結晶であり、その真価がもっとも体現されているのが、本作のようなしっかりとした構造でありながら繊細な印象を与える、金の織り込みブレスレットモデルである。ダイヤルには無垢のゴールドが使われ、そこに熱処理を施すことで完璧なブルーに仕上げられている。ケースの形状は、いわゆる古代ギリシャの数学者たちによって導かれ、万人にとって美しく感じられるとされる黄金比率から着想を得ている。そして当時の広告はこのエリプスを“時計ではないもの”として打ち出していた。“ただ時刻を知るだけの人々は、時計を選ぶだろう。パテック フィリップを選ぶことはない”と説明していたのだ。エリプスはかつても今も、まさしく芸術作品である。

 この個体は1980年代のもので、付属の保証書にも記載されているとおり、リファレンスは3839/101。/101という型番が示すとおり、ブレスレット一体型の仕様は当初からのオリジナルである。もともとの購入者はドイツで本作を手に入れており、現在はその家族からの出品となっている。オリジナルのボックスや保証書はもちろん、1991年にパテックに時計をメンテナンスで送った際のスイス航空郵便のスタンプが押された外箱まで、すべてが残されている(写真はないが、間違いなく存在する)。ソリッドゴールドのブレスレットにエリプスらしいデザインを求めるなら、これ以上のものはまず見つからないだろう。

 出品者は、ニューヨーク在住のファウンドウェルのアラン氏。価格は2万7995ドル(日本円で約400万円)で、このパテック フィリップ エリプスを販売している。詳細はこちらから。

ロンジン ステップド・ラグ付き 18Kイエローゴールド、1940年製
1940 Longines with Stepped Lugs in 18k Yellow Gold
 ヴィンテージのロンジン製クロノグラフは、これまでも、そして現在も、将来的にも間違いなく非常にコレクタブルで率直に言って価値が高い。一方で、同時代のロンジン製3針モデルに対するコレクターの関心は、やや浮き沈みがあるのも事実だ。2015年ごろのことだが、いつか手に入れたい時計をリストアップしたAppleのメモアプリをつくったことがある。そこにはロレックス GMTマスター 1675(ちなみに、今では“ペプシ”の魅力は薄れてしまった)、パテック Ref.96 カラトラバ、ポール・ニューマン デイトナ(これはさすがに野心的だったが)などが並んでいた。そしてお察しのとおり、1940年代のロンジン製3針モデルもそのなかに入っていた。具体的には、35mm径のトレタケ。スクリューバックの初期“防水”ケースで、たぶんセクターダイヤルのものを想定していた。言いたいのは、当時のコレクター界隈ではロンジンの3針モデルに熱狂的な注目が集まっていたということだ。ただ最近では、そこまでの盛り上がりは見られない。もちろん今でも執念深く探し続けている熱心な愛好家はいるはずだが、あの頃のような広がりのある熱狂ではない、というだけの話である。

 20世紀前半のアメリカ市場においては、ロレックス以上に人気を博していたブランド、それがロンジンである。腕時計というカテゴリが本格的に立ち上がった当時、ロンジンはクロノグラフからどこへでも着けていける3針モデルまで、フルラインアップを取り揃えていた。ヴィンテージ市場で見かける数からしても、当時の売れ行きは相当なものだったことがうかがえる。ただしこの年代のモデルなだけに、コンディションには注意が必要だ。とくにダイヤルの状態は慎重に見るべきポイントだ。幸いなことに、今回紹介するこの個体は驚くほど良好な保存状態を保っている。

1940 Longines with Stepped Lugs in 18k Yellow Gold
 このラグのデザインは、ロンジンではこれまで見たことがない。まさにヴィンテージ“カラトラバ”の秀逸な選択肢と言える1本だ。ケース径は当時としては標準的、あるいはやや大きめの32mm。アール・デコに着想を得たダブルステップのラグが装着時の存在感をいっそう引き立ててくれるだろう。レモンカラー調のダイヤルはケースとの相性も抜群で、誇らしげに配されたアプライドのアワーマーカーは、1940〜50年代にロンジンが多用したデザイン様式を踏襲している。スタート価格は3000ユーロ(日本円で約50万円)で、真剣に検討する価値がある。

 このロンジンは、6月9日(月)午前10時(米国東部時間)に開催されるフィナルテのFine Watchesセール ロット184に出品されている。予想落札価格は3000〜6000ユーロ(日本円で約50万~100万円)。詳細はこちらから。

ブシュロン オーバル型 懐中時計、1950年代製
1950s Boucheron Oval Pocket Watch
 そう、今回は懐中時計である。ただし、自分にとって特別な存在であるブランド、ブシュロンの時計だ。1970年以前に製造されたフランス製の時計には、なんとも言えない魅力がある。これまで幾度となく当時のカルティエ製時計の重要性について語ってきたが、やはりフランスの時計メーカーには手作業によるつくり込みの美しさと創意工夫に満ちた独自性がある。カルティエ、ブシュロン、ヴァン クリーフ&アーペル、そしてブレゲといった面々だ。なかでも、イーグルヘッド(イエローゴールド)やドッグヘッド(プラチナ)のホールマークを見つけると、つい目が覚めるような感覚になる。スイスとは一線を画しつつ、これらのフランス人デザイナーたちは、ケース形状やダイヤルのディテールにおいて常識にとらわれず、高品質なムーブメントだけは南東の隣国スイスから調達するというアプローチを取っていた。

 この時代のブシュロンには、非常に個性的でギルト調の濃いデザイン言語が存在していた。多くのダイヤルには署名すら入っていない。それもそのはず、当時のブシュロンは時計ブランドというよりジュエラーとしての性格が強かったからだ。リングやネックレスに大きくブランド名を刻むことがないように、時計に名前を載せる必要もない、という発想だったのだろう。そんな流れに逆らって、本作にはしっかりとしたサイズ感のブランドサインが施されており、ブシュロンがその名を印字し始めた時期として正しい書体が使われているのだ。もちろん、あの名匠デレク・プラット(Derek Pratt)がウルバン・ヤーゲンセン(Urban Jürgensen)のために手がけた、オーバル型懐中時計の廉価版とまでは言わないが、少なくとも形は同じだ。私はこれを懐中時計と呼んでいるが、オークションハウスは“ペンダント”として出品している。たしかに彼らの言い分も正しいかもしれないが、ポケットに忍ばせることも十分可能だ。サイズは横幅33mm、高さ48mm。

1950s Boucheron Oval Pocket Watch
 このブシュロンの懐中時計は、オーダップ&アソシエが主催するJewelry & Watches - Silverwareセールにて、ロット97として出品されている。開催は6月5日(火)午前7時30分(米国東部時間)。予想落札価格は2500〜3500ユーロ(日本円で約40万~57万円)となっている。詳細はこちらから。

ミネルバ 防水クロノグラフ “サーモン” ダイヤル仕様、1940年代製
 ミネルバは、ヴィンテージ市場においていまだ過小評価されているブランドのひとつである。モンブランが2004年にブランドを買収し、ミネルバ由来のヴィンテージムーブメントを用いた高価格帯の現行モデルを展開しているにもかかわらず、オリジナルのヴィンテージ品はいまだに、その内容からすると驚くほど安価で手に入るのが現状だ。ミネルバのクロノグラフは自社製ムーブメントを搭載し、当時としては最高水準のケースを採用していた優れた時計である。そして特筆すべきはダイヤルだ。とりわけ本作のように“サーモン”トーンを採用したモデルは、見た目にも非常に魅力的である。

1940s Minerva Waterproof Chronograph with 'Salmon' Dial
 eBayの出品者はムーブメントの写真を掲載していない(エステートセールで拾った品のようで、ケースの開け方を知らないのかもしれない)が、おそらく内部にはCal.13-20 CHが搭載されていると推測される。ちなみに現在、モンブランは公式サイトでモンブラン 1858 ミネルバ モノプッシャー クロノグラフ レッドアロー リミテッドエディション 88を524万6450円(税込)で販売している。このモデルに搭載されているのはCal.MB M13.21で、まさに本作に搭載されているであろうヴィンテージムーブメントをベースにしている。今回eBayにて3500ドル(日本円で約50万円)で出品されている本機は、その背景を踏まえると非常にお買い得と言えるだろう。

 出品者はミシガン州ドール在住のeBayセラーで、即決価格は3500ドル(日本円で約50万円)。詳細はこちらから。

オールドイングランド エリザベス女王 マーキン・シリーズスタンプダイヤル仕様、1971年製
 オールドイングランドの時計については過去のBring A Loupeでその全貌を取り上げたので今回は繰り返さないが、それにしてもこの価格でこのおもしろさは見過ごせない。たしかにつくりはそれほどよくなく、基本的には1960年代スウィンギング・ロンドンのカルティエ ロンドンが持っていた遊び心を、ギフトショップ向けにアレンジしたような存在だ。だがハマるときは本当にハマる。ヴィンテージの切手(スタンプ)をそのままダイヤルに用いた時計なんて、正直これまで見たことがない。あなたはどうだろう?

1971 Old England with Queen Elizabeth Machin Series Stamp Dial
 はっきり言っておこう。この時計のクオリティは高くない。eBayの出品ページなどでムーブメントの写真を見るかぎり、機械式ではあるもののそのつくりは笑ってしまうほど粗雑だ。ケースに至っては金メッキとさえ言えず、ゴールドトーンと表現しておくのが妥当だろう。それでも、数百ドルで手に入るリアルなヴィンテージウォッチとしてこのデザイン性は見逃せない。とくに気に入っているのは、エリザベス女王の1 ½ペンス切手(マーキン・シリーズ)がそのままダイヤル背景に使われている点だ。その上にOld England 1971の文字が、かつて郵便局で使い古された切手にスタンプを押したかのようなスタイルで重ねられている。この演出が実に楽しい。190ポンド(日本円で約4万円)未満で手に入る、遊び心満載の1本である...で、もうだいぶ前から出品されてるし、eBayで“ウォッチ中”なのが自分だけっぽい? まあ、それが何か?

オメガ 熱烈なスピーディ愛好家を歓喜させる2本のモデルが新登場。

オメガ 熱烈なスピーディ愛好家を歓喜させる2本のモデルが新登場。

2016年のオークションシーズンでは、オメガスーパーコピー代引き優良サイト目を見張るような素晴らしい時計が数多く出品された。そのなかでも特に注目されたのは、フィリップスに出品されたステンレススティール(SS)製のパテック フィリップ Ref.1518だ。同オークションハウスはこれ以外にもティファニー・サイン入りのロレックス Ref.6263やカルティエ・サイン入りのパテック Ref.1463、その他のスティール製パテックや素晴らしいロレックスなど、超高級かつ華やかな時計を多数取り揃えていた。非常に見応えのあるカタログだ。しかしフィリップスのオークションリストを眺めたとき、個人的に最も印象に残ったのは、一般的にはすぐに注目されないかもしれない2本の時計だった。ただ信じて欲しい。これらは本当に素晴らしい時計であり、どちらもほぼ唯一無二といえる希少性を持ち、圧倒的な美的魅力を備えている。そして偶然にも、どちらもオメガなのだ。

オメガ スピードマスター プロフェッショナル アラスカプロジェクト プロトタイプ(NASAおよびオメガ・ミュージアムの旧所蔵品)
omega speedmaster alaska project nasa
これは、スピードマスター収集における“究極の1本”と言えるかもしれない。

以前にも話したが、私はスピードマスター プロフェッショナルを愛してやまない。そして素晴らしい点は、スピーディ(スピードマスターの愛称)が今でも約5000ドル(当時のレートで約57万5000円)で手に入るということだ。しかしもしスピーディに本気でのめり込みたいなら、さまざまなアプローチがある。実際、オリジナルのスピードマスターは5000ドルから15万ドル(当時のレートで約57万5000円〜172万5000円)という幅広い価格帯で入手可能だ(スピードマスターのバリエーションを完全網羅した歴史を知りたければ、こちらをクリック)。

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 6桁ドルの価格帯に達するようなモデルとは、当然ながら初代シリーズのRef.2915だ。なかでも、オリジナルの状態を維持したRef.2915-1(初期のシリーズのなかでも最初のモデル)を見つけるのはほぼ不可能に近い。しかし、まれにそのような奇跡が起こることもある。フィリップスが今回出品する時計は、ミントコンディションのRef.2915-1よりもはるかに希少であり、そのクールさは規格外といえる。

zinc dial omega alaska project speedmaster
このダイヤルには、ホワイトのマット仕上げで酸化亜鉛コーティングが施されている。

alaska project speedmaster caseback
この時計は、Ref.146.022-69 をベースにしている。

 この時計は、まさにプロトタイプなのだ。NASAはすでにスピードマスター プロフェッショナルを公式のスペースウォッチとして選定していたが(そして、それは見事なパフォーマンスを発揮した)、それでもオメガのエンジニアたちは、宇宙に特化した時計を開発することに執念を燃やしていた。フィリップスによればオメガは1969年の月面着陸成功以前から宇宙専用の時計の開発に着手し、驚異的なモデルを生み出していた。幸運なことに、私は2013年に“アラスカプロジェクト”の最初のモデルを目にする機会を得た。以下でその写真を見ることができる。この“アラスカプロジェクト”は、宇宙計画専用の特別な時計を開発するためのコードネームであり、実際には北米最北の州であるアラスカとは無関係だ。オメガが何を開発しているのかを極秘にするため、このような名称がつけられたに過ぎない。

original omega alaska project speedmaster
オリジナルのアラスカ プロジェクト プロトタイプはチタン製である。

 この時計は1969年に製造されたチタン製ウォッチである。そう、ホワイトダイヤルと視認性を高めるための特別なインダイヤル針を備えたチタンの塊だ。この時計は“アラスカプロジェクト I”と呼ばれるもので、間違いなく最も希少なスピードマスターである。しかしながら一般にはほとんど知られていないモデルだ。そもそものアラスカプロジェクトは2年間の研究の末、1971年に中止された。その後1972年に“アラスカプロジェクト II”が始動し、下の画像のようにより市販モデルのスピードマスターに近いデザインが採用された。

alaska project speedmaster omega
この時計は特別なマット仕上げのスティールケースを採用している。

alaska project speedmaster omega
ベゼルも通常より厚く設計されており、風防を保護する役割を果たしている。

 上記の時計は、2013年に見たアラスカプロジェクトのプロトタイプのなかでも特にお気に入りの1本だ。マット仕上げのスティールケースを採用し、風防を保護するための特別な隆起ベゼルが備えられている。

red aluminum case alaska project omega
鮮やかな赤いアルマイト加工のアルミニウム製ケースは、実は耐熱シールドである。

 アラスカプロジェクト II の時計は実際に1972年にNASAの試験に提供されており、今回フィリップスが出品する時計もそのひとつだ。この時計はごく一般的なスピードマスター Ref.145.022-69 にCal.861を搭載したモデルであり、チタンやマットスティールのケース、隆起ベゼルは採用されていない。しかしながらマット仕上げの酸化亜鉛コーティングが施されたホワイトダイヤル、特別仕様の針、そして宇宙での使用を想定して開発された赤いアルミニウム製の耐熱シールドを備えている。この時計は長らくNASAの所有物であったが、プロジェクトの終了後にオメガへ返還された。そして、このモデルこそが、のちにオメガが復刻版“アラスカプロジェクト”シリーズを製作する際のベースとなったのだ。

alaska project omega wristshot
アラスカプロジェクトのプロトタイプは、従来のモデルと同じ42mm径のケースを採用している。

 この特別な時計は現存する3本の“完全な”アラスカプロジェクト II のうちの1本であり、その来歴は疑う余地がない。オメガからNASAへ渡り、その後30年間オメガ・ミュージアムで保管されたのち、2007年のアンティコルム“オメガマニア”オークションに出品された。当時の落札価格は6万4000スイスフラン(当時のレートで約960万円)だった。

 フィリップスはこのオメガ アラスカプロジェクトのプロトタイプに10万~20万スイスフラン(当時のレートで約980万~1960万円)のエスティメートを設定している。この時計は圧倒的な存在感を放ち、ホワイトダイヤルが際立つ美しいデザインを備えている。最近ではRef.2915が6桁ドルの価格を超えるのが当たり前になっていることを考えれば、この時計も十分に注目に値する。またスピードマスター愛好家にとって特に興味深いのは、短期間しか生産されなかった“220”ベゼルを備えている点だ。

 このスピードマスター アラスカプロジェクト プロトタイプの詳細はこちらで確認できる。一般的なポール・ニューマン デイトナの価格で、真に特別な一本を手に入れることができるのだ。

ポーランドで発見された44mm径のセクターダイヤル Ref.CK2039
omega sector dial phillips 44mm
このセクターダイヤルのオメガは、44mmという圧倒的なサイズを誇る。

このオークションで出品されるもうひとつの素晴らしいオメガは、アラスカプロジェクトのスピーディとはまったく異なるタイプの時計だ。スピーディは20世紀後半の科学的革新と宇宙時代の楽観主義を象徴するモデルであり、実用性を重視し、努力を惜しまなかった“偉大なる世代”が築いた技術基盤と、その子どもたちが抱いた宇宙時代への野心が融合して生まれた時計である。一方このもうひとつの時計は、1939年というまったく異なる時代にヨーロッパで生まれた。それが、オメガ Ref.CK2039 だ。シンプルなカラトラバスタイルのスティールケースを備えたモデルだが、何よりも特筆すべきは44mmという圧倒的なサイズのオリジナルセクターダイヤルを搭載していることだ。

omega CK2039 movement
大型ムーブメントがケースいっぱいに収まっている様子も確認できる。

 さらにこの時計には、当時のオメガでは非常に珍しいギルト仕上げの初期キャリバーが搭載されている。そしてこの時計は1939年にポーランドへ納品され、長年にわたり鉱山技師の手首に収まっていた。その後時計職人へと譲られ、現在の出品者である孫の代まで受け継がれてきた。

omega sector dial phillips
セクターダイヤルにはいくつかの染みや汚れがあるが、それでも十分に魅力的だ。

gilt omega movement
このムーブメントのギルト仕上げは非常に珍しい。

 この時計の最大の魅力は、そのサイズと希少性にある。1930年代に44mm径の時計が製造されたこと自体が驚きだが、それ以上に引かれるのはオリジナリティと素晴らしいコンディションだ。ダイヤルは一切のリダンやクリーニングが施されておらず、ケースも手を加えられていないことが明らかである。そして75年の歴史のなかで3人のオーナーの手を渡り、そのうちのふたりが血縁者であり、すべてがポーランド国内で完結しているという背景も非常に興味深い。またこの時計が納品された1939年のポーランドと、アラスカ プロジェクトがNASAに届けられた1971年のアメリカ。このふたつの時代背景を比較してみると、まったく異なる世界が広がっていることに気づくだろう。

タグ・ホイヤー CBN201H.FC6553 “辰年” カレラ クロノグラフ イヤー オブ ザ ドラゴン 42mmが新登場。

タグ・ホイヤー CBN201H.FC6553 “辰年” カレラ クロノグラフ イヤー オブ ザ ドラゴン 42mmが新登場。

タグ・ホイヤースーパーコピー代引き 優良サイト今年もリリースされましたね、「イヤーオブ」シリーズ。

CBN201H.FC6553 は、2024年「辰年」をお祝いする300本限定のカレラ クロノグラフ42mmです。

文字盤中央に「龍」の文字が見えます(中語表記で日本の漢字ではないですね)。

ローズゴールドモデル CBN2048.FC8323は50本限定。

こちらは一昨年の寅年。

昨年の兎年。

そして、今年の新作「辰年」です。

背面の絵柄は格好良い。

ホイヤー02搭載の自動巻きクロノグラフ、国内定価は792,000円。

文字盤側はシルバーにレッドと「ドラゴン」感が無いのは、つまり・・・ターゲットが中華圏のお客様と言う事になります。


シグネチャー的タイムピース
サンレイ加工サテン仕上げのシルバーダイヤルの3時位置と9時位置には、レッドの “アズラージュ” 仕上げを施したサブダイヤルがコントラストを奏でます。カレラの象徴である逆 “パンダ” ダイヤルを大胆に再解釈したデザインです。

荘厳なドラゴン
100m防水を備えるサファイアケースバックには、中国の龍のプリントが施され、“One of 300”の刻印が添えられています。

素晴らしき精度
約80時間のパワーリザーブを誇る自社製ムーブメント、キャリバー・ホイヤー02を搭載した、高精度のハイエンドなタイムキーピングと最高レベルのパフォーマンスを併せ持つモデルです。

格調高いレッド
卓越したタグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ イヤー オブ ザ ドラゴンを収めるスペシャルボックスは、ウォッチと同じ深いレッドを基調とした、中国語で龍を表す文字がエレガントなベージュでデザインされています。

CBN201H.FC6553


タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ リミテッドエディション

自動巻クロノグラフ, 42 mm, スティール製
CBN201H.FC6553
¥ 792,000
華やかな辰年を祝う、クラシックなデザインを比類なきカリスマ性で再解釈したタグ・ホイヤー カレラの限定モデルが誕生しました。豊かな中国文化とタグ・ホイヤーのモーターレーシングにまつわるDNAをシームレスに融合したこのウォッチは、伝統と革新を体現し、恐れを知らないアイコン、龍の佇まいを捉えています。

レファレンスナンバー CBN201H.FC6553

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ムーブメント
キャリバー ホイヤー02自動巻ムーブメント
ムーブメント 自動巻クロノグラフ
自社製ムーブメント はい
パワーリザーブ(時間) 80
振動数 28800 (4Hz)
機能 時, 分, 秒, クロノグラフ:1/4秒計、30分計、12時間計, 日付
ケース
サイズ 42 mm
防水性 100 m
素材 スティール製 サテン/ポリッシュ仕上げ
リューズ スティール製
ケースバック サファイア – スティール製
ストラップ/ブレスレット
カラー レッド
バックル フォールディングバックル プッシュボタン – スティール製
ダイヤル
仕上げ サンレイ加工のサテン仕上げ
カラー グレー
インデックス アプライド

CBN2048.FC8323


タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ

自動巻クロノグラフ, 42 mm, ゴールド 5N
CBN2048.FC8323
¥ 2,827,000
辰年を祝う、大胆でエレガントなトリビュート。18K 5N ローズゴールド製タグ・ホイヤー カレラは、豊かな中国文化と、中国の龍が体現する成功をひとつにしたモデルです。それは、間違いなくタグ・ホイヤー カレラのサクセスストーリーにつながります。

ラグジュアリーなディテール
美しいレッドの “アズラージュ” 加工のカウンターを配した、18K 5N ローズゴールドプレートのサンレイ加工サテン仕上げダイヤル。レッドラッカーを施した中央の針と、6時位置の、中国語の「龍」を表す文字が特徴です。

数量限定エディション
サファイアケースバックには荘厳な中国の龍が描かれ、ウォッチの希少性を表す “One of 50” の刻印が施されています。コレクターにとって夢のタイムピースです。

力強い龍
自社製キャリバー ホイヤー02 ムーブメントを搭載し、100m防水を備えたこのモデルは、性能と大胆な革新を融合しています。どんな挑戦にも最適なウォッチです。

鮮やかなレッドに包まれて
卓越したタグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ イヤー オブ ザ ドラゴンを収めるスペシャルボックスは、ウォッチと同じ深いレッドを基調とした、中国語で龍を表す文字がエレガントなベージュでデザインされています。

まとめ


いかがでしょうか?

「【2023年新作】タグ・ホイヤー CBN201H.FC6553 “辰年” カレラ クロノグラフ イヤー オブ ザ ドラゴン 42mm」でした。

500本に増やした兎年モデルが完売しなかったのか新作辰年は300本に戻りましたね・・・

流石に毎年購入する方は少ないと思いますが、お子さんが生まれた記念などに選択する方はいらっしゃるのでしょう。

こちらのモデルは既に販売開始されていますので、気になった方はブティックで試着してみてください。

それではまた!

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