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オリス ヘルシュタインエディション2025が新登場。

オリスはブランドのバースデーを祝し、今年も年に一度の限定モデルであるヘルシュタインエディションの第6弾を発表した。これはコレクターたちの興味を引きつけ続けるために、毎年少しずつ趣向を変えて展開される限定ウォッチである。過去には個性的な文字盤カラーや、ブランドの1990年代に見られたフルスティール製トラベルタイムの意外な復刻、さらに昨年はオールブラック仕様のダイバーズ65が登場した。2025年版はそれらと比べて控えめな仕上がりとなったものの、思わず笑顔がこぼれるような遊び心が加えられている。

オリススーパーコピー代引き優良サイトひと目見て分かるのは、2025年モデルには白黒以外のカラー要素がまったくないということだ。ベースとなったのは、デイト表示を省いたプロパイロットの特別仕様。ケース径41mm、厚さ11.9mmのステンレススティール製ケースには、全面にブラックDLCコーティングが施されている。対照的に文字盤にはホワイトのスーパールミノバが使われ、マットブラックのアプライドインデックスとミニッツトラック、オリスのロゴなどが黒でプリントされ、ケースとのコントラストを際立たせている。

 マットブラック仕上げの時・分針が、このステルス感あふれる外観を完成させている。夜光ダイヤルはすでに珍しくない存在となっているが、オリスはそこにひと工夫を加えてきた。暗闇のなかで、3時と4時のあいだにオリスベアの顔のシルエットがふわりと浮かび上がるのだ。そのほかの文字盤部分は、スーパールミノバではおなじみのグリーンの輝きを放つ。

caseback of oris
 この時計の内部で鼓動を刻むのは、オリス自社製のCal.400である。パワーリザーブは120時間を誇り、裏側からサファイアクリスタルのシースルーバック越しにその姿を確認できる。今回、このクリスタルにはスーパールミノバのリングがプリントされており、コレクション名と製造年が暗闇で光って浮かび上がる。ねじ込み式の裏蓋外周リングには“001/250”のようにシリアルナンバーが刻印されている。以上が全個体に共通の仕様だ。ストラップはレザーライニングを施したテキスタイル製で、“LIFT”と刻まれたクラスプにもDLCコーティングが施されている。

 ヘルシュタインエディション2025はオリスの直営ブティック、公式オンラインショップ、ならびに一部正規販売店にて販売され、価格は72万6000円(税込)となっている。

我々の考え
私がこのヘルシュタインエディションシリーズを愛している理由は、何よりもその創造的なアプローチにある。毎年、特定のコレクションに縛られることなく、実験的なモデルをリリースできる仕組みが整っている点が魅力だ。これはあくまで個人的な推測だが、ブランドにとっての大きな利点は、市場の反応を試しつつ、新たなデザインや製造プロセスをテストできるという点にあるのではないだろうか。たとえば、今回のモデルに見られるオリスベアの影を用いた遊び心のある表現は、将来的な“夜光仕様”の文字盤展開を示唆しているのかもしれない。

lume dial example
 ここ数年のヘルシュタインエディションのなかで、もっとも日常使いしやすいモデルだと感じている。そして、暗闇のなかで現れるあの笑顔のクマをとても気に入っている。あれはオリスが得意とする、“ちょっとした遊び心”を象徴する存在だと思う。正直に言えば、このクマ抜きのバージョンがすでに通常コレクションに存在していても不思議ではない。オリスの“遊び心”を楽しみたいけれど、それを手首に堂々と載せるのには少し気が引ける。そんな人にとっては、非常に魅力的な一本になるのではないか。あくまで実用的な時計でありながら、ほんの少しのひねりが効いた、クリーンなデザインである。

基本情報
ブランド: オリス(Oris)
モデル名: ヘルシュタインエディション2025
型番: 400 7803 4781-Set

直径: 41mm
厚さ: 11.9mm
ケース素材: ステンレススティール(DLCコーティング)
文字盤色: ホワイトのスーパールミノバ
インデックス: アプライドおよびプリント
夜光: あり
防水性能: 100m
ストラップ/ブレスレット: テキスタイルストラップ(DLCコーティングのオリス製“LIFT”クラスプ付き)

ムーブメント情報
キャリバー: 400
機能: 時・分表示、センターセコンド
パワーリザーブ: 5日間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時
石数: 21
クロノメーター認定: なし

価格 & 発売時期
価格: 72万6000円(税込)
発売時期: 発売中
限定: 250本