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H.モーザー 6500-1200 ストリームライナー スモールセコンド ブルーエナメル 39mmが新登場。

H.モーザー 6500-1200 ストリームライナー スモールセコンド ブルーエナメル 39mmが新登場。

H.モーザーから2025年の新作情報です。

シャネル時計スーパーコピー代引き 優良サイト大人気のラグジュアリースポーツモデル ストリームライナー にマイクロローターがセットされた新ムーブメント キャリバー HMC 500を搭載したストリームライナー スモールセコンド ブルーエナメル 6500-1200が登場。

以前センターセコンドモデルでストリームライナーの大ファンになりましたが、

今回のスモールセコンドモデルの文字盤はなんとアクアブルー フュメ「グラン・フー」エナメル。

独特な形状のエナメル文字盤にはH.MOSERのロゴがありません。

39mmのクッション型スティールケースは120m防水、一体型のブレスレットも中世の鎧の様な格好良さがあります。

シースルーバックから覗けるキャリバー HMC 500はパワーリザーブ 74 時間。

マイクロローターは初めて採用されたそうですよ。

お値段は29,900 スイス・フラン(約5,065,300円)。

さすがに凄く高い、ですが欲しくても買えないのでしょう・・・

6500-1200


STREAMLINER SMALL SECONDS BLUE ENAMEL

クラフトマンシップとプロポーションに重点を置き、スポーティな上品さを新たに表現した H. モーザーのストリームライナー・スモールセコンド ブルーエナメルは、一体型ブレスレットを備えた新しいスリムな 39mm 径ステンレススチール ケースと透明感のあるアクアブルー フュメ「グラン・フー」エナメル ダイアルを組み合わせたモデルで、現代的な仕上げが施された HMC 500 自社製自動巻きマイクロロータームーブメントを搭載しています。

価格 CHF 29 900
リファレンス 6500-1200

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ケースの素材 ステンレススチール
ストラップの素材 ステンレススチール
ダイアル アクアブルー フュメ エナメル
スタイル Original(オリジナル)

ムーブメント Automatic (自動)
キャリバー HMC 500

直径 39.0 mm
パワーリザーブ 74 時間
防水性 12 気圧

ムーブメント
この HMC 500 キャリバーは、H. モーザーで初となるマイクロローター機構を組み込んだ自社製自動巻きムーブメントです。コンテンポラリーでオープンな構造、スリムなプロポーション、そして全体に施された現代的な仕上げを特徴とする HMC 500 は、H. モーザーの持つ技術力と芸術的感性を融合させています。

機能
6時位置に配置されたスモールセコンドは、美しくミニマルでありながら、経過時間を明確に表示することができます。


ハイライト
ゴールドのベースに槌目仕上げによるパターンを施し、色の異なる 3 つの顔料を溶融させることで、伝統的なエナメルの技法に新しいダイナミズムが加わり、独特の質感と美しい濃淡の魅力によって現代的な仕上がりとなっています

まとめ


いかがでしょうか?

「【2025年新作】H.モーザー 6500-1200 ストリームライナー スモールセコンド ブルーエナメル」でした。

凄い素敵なモデルが出てきましたね。

文字盤違いでドンドン出してくるようなブランドではないので非常に希少性が高そうです。

表も楽しい、裏も楽しい、着けても楽しい、プレミアムにはならないかも知れませんが、とても魅力的なモデルでした。

エポス スポーティブ 3506 ラグジュアリースポーツ 41mm 厚さ10.7mmが新登場。

エポス スポーティブ 3506 ラグジュアリースポーツ 41mm 厚さ10.7mmが新登場。

ジェイコブスーパーコピー代引き 優良サイトこのブログでもほぼ取り扱ったことがありませんでした。

1980年代に創業したスイスの新興ブランドです。日本国内ではユーロ・パッションが代理店契約をして展開しております。

比較的安価なレンジで時計を製造販売しております。

そのエポスから「何かっぽい」新作が発表されましたのでご紹介。

エポス スポーティブ 3506!

確かにアレっぽいぞ・・・

これまでにも「何かっぽい」モデルを幾つもリリースしていますので、驚きはありませんし、使っている文字盤カラーもトレンドに準拠したものばかり。

しかしこれはエポスだけの流れではなく、アイコンモデルを持っていない多くのメーカーが同じデザインコードで新作を捻り産んでいるところです。

だいたい40mm前後(主にロイヤルオークに合わせて41mm)で、10気圧防水前後、無理やり見せる必要のないムーブメントを見せちゃうシースルーバック、そしてケースの厚みは頑張っても10mm切れない感じの量産型が大半。

もちろん今回の主役エポスの スポーティブ 3506 も41mm、キャリバーETA 2824、シースルーバック、10気圧防水となっております。


国内価格はまだ掲載されていませんので不明ですが、1,495 スイス・フランとの表示がホームページにはありました。だいたい252,000円くらいですかね?

他のスポーティブシリーズが20万円以下ですので、もう少し安い価格になるかも知れません。

3506.132.20.16.30 ブルー


エポス 3506
ベゼルが目を引く、スポーティでエレガントなドレスウォッチ。

スポーティでエレガントなドレスウォッチ、エポス 3506。10気圧防水のスポーツケースと人目を引くベゼルにより、完璧なディテールと機能性が融合しています。上質なステンレススティール製ブレスレットは、シームレスにデザインに溶け込み、洗練された雰囲気を醸し出しています。魅惑的なラッカー仕上げの文字盤(ブルー、ブラック、グリーンの3色からお選びいただけます)には、アプライド・インデックスに手塗りの夜光塗料が施され、暗闇で長時間輝きを放ちます。エレガンスと自信を表現するタイムピースで、大胆にスタイルを主張し、際立ちましょう。

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ケース
精緻なディテールと10気圧防水を備えた洗練されたスポーツケースに、個性的なベゼルが組み合わされています。

ブレスレット
ケースデザインとシームレスに融合した、上質なディテールのステンレススティール製ブレスレット。

文字盤
ブルーラッカーダイヤル。アプライド・インデックスには、暗闇で長時間発光するハンドフィルド・ルームを採用。

全体的にロイヤルオーク的な形状ですがケース一体型ではなくストラップ交換も市販のモノでできそうです。

クラウンガードもあり、ベゼルはモーリスラクロアのアイコン的な感じがします。

3506.132.20.15.30 ブラック

3506.132.20.13.30 グリーン

まとめ


いかがでしょうか?

「【2023年新作】エポス スポーティブ 3506 ラグジュアリースポーツ 41mm 厚さ10.7mm」でした。

ロイヤルオークが欲しくて、このエポスを購入するのは止めた方が良いでしょう。

関係なく、なんだか良い感じの時計だな!と手に取ってくれた方達が買ってくれることを願います。

あまりにも寄せすぎては面白味がありません。

もう少しエポスらしさがあれば良かったと思いました。

クラウンガードかな?

気になった方は是非。

それではまた!

メカニカルダイバーズ 1968 ヘリテージ GMT に60周年記念限定モデル SBEJ027 が登場。

1965年に誕生した セイコーダイバーから今年で60周年。

限定6,000本(うち国内:2,000本)だそうです。

そこそこ多いですね。

セイコー ダイバーズウオッチ 60周年記念モデル登場
セイコーのダイバーズウオッチは、今年で誕生60周年を迎えます。

1965年、セイコースーパーコピー 代金引換を激安国産初のダイバーズウオッチとして誕生して以来、独自のテクノロジーを搭載した革新的なモデルを次々と世に送り出してきました。
初代モデルは、信頼性と安全性を追求し、セイコーダイバーズの歴史を切り開きました。
1968年には、当時世界最高水準の10振動ハイビート300m空気潜水モデルを発表。
さらに、1975年にはチタンケースを採用した世界初の600m飽和潜水用防水モデルを発売し、
プロフェッショナルダイバーから絶大な信頼を得ました。
その後も、セイコーは独自の技術とノウハウを結集し、数々の革新的なダイバーズ ウオッチを生み出し、

多くの冒険家や探検家に愛用され、地球上の過酷な環境下でその信頼性を証明しつづけています。

本作は、セイコーの歴史的マイルストーンを反映したヒストリカルモデルを基に、
機能とデザインの両面で進化を遂げた60周年記念限定モデルが登場します。

「ウェーブマーク」を纏う、力強く美しいダイヤルデザイン
セイコーダイバーズウオッチの象徴である「ウェーブマーク」は、高い信頼性と卓越した技術力の証。その刻印はすべてのダイバーズウオッチの裏蓋に刻まれています。
本作では、この「ウェーブマーク」をインスピレーション源に、荒々しい海の情景を彷彿とさせるダイナミックな型押しパターンをダイヤルに施しました。見る角度によって表情を変えるダイヤルは、深みのある海の波を連想させます。

1968年のヘリテージデザインを基としたデザイン
1968年に発売されたモデルのデザインを基に、GMT機能を備えた「キャリバー6R54」を搭載し、さらなる進化を遂げたモデル。
防水性能が「1968 ヘリテージデザイン」では初めて300メートルの空気潜水用防水性能へスペックアップしました。

機能性、使い心地、外観の質感が向上した新開発の中留
新たに開発した中留は、最大約15mmの調整幅があり、約2.5mmずつ、6段階で調整を行うことができます。
これにより、潜水時の気圧の変化や、日常生活における腕周りの変化などにも対応ができ、常に快適な着用感を保ちます。

42mmとちょっと大きくて分厚いのですが、質感も良いのでこのシリーズはオススメできますね。

マリンブルーで海っぽさ全開。

夏時計って感じで腕元が見えるタイミングで非常に良さげなアクセントになりそう。

細かい精度を気にするような方には無理ですが、セラミックベゼル、防水性、耐磁性、GMT機能、3日巻きパワーリザーブとグッドポイントがたくさん!

価格は25万円ですよ。

サブマリーナーやGMTマスターIIの1/10の価格です。

こちらレギュラーモデルのキャリバー 6R54搭載機。

シーマスター300mと同じ42mm。

サブマリーナーデイト41mmよりちょっと大きくて重い。

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ブレスレットのフィット感を上げるなり、ラバーストラップにするなりで、細腕オジサンにも充分対応可能。

レギュラーモデルにはないウェーブダイヤルが格好良いので、まだ買えるなら限定モデルをオススメします。

この記念モデル SBEJ027はブルーを使わなくても良かったのにそうしたのだから、やはりレギュラーモデルのブルーグレーも人気だったんでしょうね。

そもそもプロダイバーにGMT機能が必要なのかは不明ですけど、丘の上では他国との時差を、海の中ではちゃんと潜れる性能を、そんなこと全く関係ない人にもフィットする万能時計として売り出されてるんです。

私は腕時計に日付すら要らないですけど、色々あった方が、色んな方に刺さるのかも知れません。

SBEJ027 SEIKO PROSPEX


SBEJ027
プロスペックス
Diver Scuba
247,500 円(税込)
セイコーダイバーズウオッチ 60周年記念 限定モデル
世界限定:6,000本(うち国内:2,000本)
セイコーグローバルブランドコアショップ専用モデル

裏ぶたシリアルナンバー入り
2025年6月6日発売予定

Specifications
ムーブメント
キャリバーNo 6R54
駆動方式 メカニカル 自動巻(手巻つき)
精度 日差+25秒~-15秒
駆動期間 最大巻上時約72時間持続
石数 24石
機能 24時針(デュアルタイム表示機能)
秒針停止機能
ケース・バンド
ケース材質 ステンレス (ベゼル:セラミックス表示板)
ケースコーティング ダイヤシールド
ケースサイズ 厚さ:13.3mm 横:42.0mm 縦:48.6mm
ガラス材質 サファイア
ガラスコーティング 内面無反射コーティング
ルミブライト あり(針・インデックス・ベゼル)
中留 ワンプッシュダイバーアジャスター方式
時計仕様
防水 300m空気潜水用防水
耐磁 あり
その他特徴
裏ぶた「LIMITED EDITION」表記
裏ぶたシリアルナンバー入り
逆回転防止ベゼル
ねじロック式りゅうず
ダブルロック中留
スクリューバック

まとめ


いかがでしょうか。

「【2025年新作】セイコー プロスペックス SBEJ027 メカニカルダイバーズ 1968 ヘリテージ GMT」でした。

セイコー プロスペックスから2025年の新作情報です。

1965年に誕生した セイコーダイバーから今年で60周年。

メカニカルダイバーズ 1968 ヘリテージ GMT に60周年記念限定モデル SBDX067 マリンマスター プロフェッショナル 45.4mm が登場。

シャネル時計スーパーコピー 代金引換を激安新しいムーブメント キャリバー8L45を搭載した高級機ですね。

45.4mmもの大きなチタン製ケースにスティールベゼルという組み合わせ、600m防水で飽和潜水に対応しているプロフェッショナルダイバーズウォッチです。

価格は715,000円で、チタン製のプラネットオーシャンやロレックスのサブマリーナーの約半額。

世界限定600本(うち国内200本)裏ぶたにシリアルナンバー入りで、2025年7月11日発売予定ですよ。

ケースの厚さが16mmもあるので、マッチョな方にしかフィットしないのが残念。

フラッグシップ機として見れば、大柄な方なら腕に馴染みスペックも悪くないですので60周年の限定モデルですしお買い得なのかも。

72時間のロングパワーリザーブがグッドポイント、あと精度がもう少し良ければねっ。

「マリンマスター」は、セイコーがダイバーズウオッチを開発する中で培った技術とノウハウを結集させた、ハイエンドなダイバーズウオッチです。その魅力は、卓越した性能はもちろんのこと、外装デザインの洗練された美しさや、細部に宿る精緻な仕上げにもあります。

そのフラッグシップモデルである「マリンマスター プロフェッショナル」は、より過酷で専門的なことに挑戦するプロフェッショナルダイバーの使用環境においても耐えうる仕様を有しています。
1968年にセイコーのダイバーズウオッチで初めてプロフェッショナルを冠したモデルが発売されて以降、ツールとしての実力のみならず、装身具としての審美的な魅力の両立が不可欠とされてきました。

新開発のメカニカルムーブメント「キャリバー8L45」を搭載し、
これまでにない美しさと性能を極めた60周年記念限定モデルがマリンマスターから登場します。

DESIGN
深海の神秘性が表現されたダイヤル
悠久の時が息づく深海の神秘的な世界に着想を得て、ダイヤルに精緻な波模様の型打ちを施しています。
新たな試みとして、ダイヤル表面を厚い透明な塗料で覆い、丁寧に磨き上げることで、かつてないほどの奥行き感と艶やかな質感を実現しました。

機能が担保された美しい外観
1968年に登場したダイバーズウオッチの特徴的なケース周囲の大胆な鏡面仕上げの輪郭を受け継いでいます。
また、ベゼル(ガラス縁)の表示板には、ステンレス素材にDLCコーティングを施すことで、約6倍の表面硬度を達成。擦り傷がつきにくく、美しい外観を保ちます。

進化を遂げたケース
チタン製ワンピース構造の600m飽和潜水用防水である本作は、優れた機能を維持しつつ、従来は回転ベゼルが外れるのを防ぐためにケースの表面に配置されていたねじをケースの裏面に取り付け、洗練された外観となっています。

美しさと性能を極めたフラッグシップモデルに合うメカニカルムーブメント
キャリバー8Lは、セイコーブランドが培ってきた機械式時計の製造加工技術と、職人の技により継承された妥協なきものづくりへの精神が宿る、高品質メカニカルムーブメントです。
本作に搭載される「キャリバー8L45」は、動力ぜんまいの形状や設計を改良し、厳密な精度調整を行うことで、セイコーの現行メカニカルムーブメントの中で最も安定した精度(日差+10秒~-5秒)と約72時間の長持続を実現しました。

セイコー プロスペックス マリンマスター プロフェッショナル
セイコーダイバーズウオッチ 60周年記念 限定モデル

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プロスペックス
Marinemaster Professional
715,000 円(税込)
2025年7月 発売予定
セイコーダイバーズウオッチ 60周年記念 限定モデル
世界限定:600本(うち国内:200本)
セイコーウオッチサロン専用モデル

品番

SBDX067

希望小売価格(税込)

715,000円

ケース・ブレスレット

チタン(ダイヤシールド(※5))・一部ステンレススチール

ガラス

デュアルカーブサファイアガラス(内面無反射コーティング)

防水性能

飽和潜水用防水(600m)

ケースサイズ

[外径]45.4mm(りゅうず・突起部含まず) [厚さ]16.0mm

限定数量

世界限定:600本(うち国内:200本)

発売予定日

7月11日(金)

取扱店

セイコーフラッグシップサロン、セイコードリームスクエア、セイコーブティック、セイコーウオッチサロン

メカニカルムーブメント キャリバー8L45
巻上方式    :自動巻(手巻つき)
時間精度    :日差+10秒~-5秒(気温5℃~35℃において腕に着けた場合)
パワーリザーブ :約72時間
石数      :35石
振動数     :28,800振動/時(8振動/秒)

まとめ

いかがでしょうか。

「【2025年新作】セイコー プロスペックス SBDX067 マリンマスター プロフェッショナル 45.4mm」でした。

文字盤が格好良いですね。

記念モデルのマリンマスター良いじゃないですか。

こんなのオメガやロレックスには70万円じゃ作れないでしょう。

チューダーくらいの値段がする高級機がプロスペックスから出てきましたので、ライバル関係も複雑になります。

アンダー100万円のプライスゾーンは益々激戦になってきましたが、プロスペックスは10万円台から買えちゃうので、価格幅が大きくちゃんとライバルを差し置いてお客さんに訴求できているか不安です。

70万円のプロスペックスか~・・・どうなんでしょ?

いくらマリンマスターだとしても、そう思う方も多いですよね。

懐中時計に範をとったケースシェイプやディテール、

“洗練された古典主義、純粋な機械的完璧さ”をよしとし、そしてモータレースへの情熱ゆえにル・マン 24時間レースに参加するなど、常に「夢の実現」を実現してきたローラン・フェリエの挑戦的なブランドフィロソフィーとは?

クォーツショックに見舞われたスイス時計業界の冬の時代に高級機械式時計の灯を守り続けたパテック フィリップからは、いくつもの才能が巣立った。ローラン・フェリエ氏も、そのひとり。ジュネーブ時計学校の首席だった彼は、1968年に名門メゾンに招かれ、37年間務め、2010年に自身のアトリエを設立した。

パネライスーパーコピー 代金引換優良サイト入社年と勤続年数、独立年の計算が合わないのは、入社早々に退社し、幼少期から時計と同じく情熱を傾けていたモーターレースの世界に飛び込んだから。自動車部品の販売会社を立ち上げ、週末にはレースに出るという生活を続けていたが、彼の才能を惜しんだパテック フィリップは、1974年にレース参戦を許すという条件で再びメゾンに招聘(しょうへい)した。時計師とレーサー、ふたつの夢を実現したフェリエ氏は、サーキットで運命の出会いを果たす。実業家のフランソワ・セルヴァナン氏である。彼の誘いで、友人のフランソワ・トリスコーニ氏とともに1979年にル・マン24時間耐久レースに参戦し、見事3位に入賞。「いつかまたチームを組もう」と互いの健闘をたたえ合ったフェリエ氏とセルヴァナン氏との約束は、31年後に果たされた。セルヴァナン氏が筆頭株主となり、時計ブランドのローラン・フェリエを創設したのだ。

グランドスポーツ トゥールビヨン パシュート Ref.LCF044.T1.RN1 3179万円(税込)

グランドスポーツ トゥールビヨン パシュートは、ふたりの創業者のモータースポーツへの情熱から生まれた。クッション型のベゼルをセットしたバレル型ケースとブレスレットが優雅なカーブを描く一連のフォルムは、レーシングカーがモチーフ。ダイヤルカラーは、サーキットでふたりが見た朝焼けを写し取った。搭載する“エンジン”は、ダブルヘアスプリングが備わるトゥールビヨンCal.LF619.01。これはふたりが再び組んだチームの記念すべき初作である。外装も機械も最上の手仕上げが行き渡る一方、装飾的なディテールを排したのは、特別な日のための華やかな時計ではなく、日常使いに適した控えめで信頼性の高い時計を目指しているから。時計としての純粋な機能美を追求することで、ローラン・フェリエは高級時計市場で独自の地位を確立する。

ローラン・フェリエ公式サイトへ

最上級のデイリーユースウォッチ
純然たる時計の機能を追い求める情熱は、むろんムーブメントにも注がれる。初作でトゥールビヨンとダブルヘアスプリングの組み合わせを選択したのは、時を示すという時計本来の機能をより正確にするためだ。180度向きを変えて取り付けられたふたつのヒゲゼンマイは、互い違いに伸縮して偏心を相殺し合い、テンワの振動を安定させる。さらにトゥールビヨンキャリッジの外周に歯を切り、3番車でダイレクトドライブしているのも、特筆すべき点である。これによりトルク伝達、回転が安定し、かつ耐衝撃性能も高まる。正確で頑強、さらに80時間ものロングパワーリザーブが備わるCal.LF619.01を積むグランドスポーツのケースは、100mの高い防水性も備え、デイリーユースにまさに向く。

ダブルヘアスプリング・トゥールビヨンで鮮烈的なデビューを飾ったローラン・フェリエは、そのわずか2年後、再び時計界を驚かせた。アブラアン=ルイ・ブレゲが考案したものの、ついには実用化に至らなかったナチュラル脱進機をよみがえらせたのだ。これは並列したふたつのガンギ車が、あいだに据えたレバーを交互に打ちテンワを振動させる仕組みで、振り角が変動しづらく、高精度が得られる。またスイスレバー式と比して、ガンギ車に生じる摩擦ははるかに小さくなる。極めて優れた機構だが、ガンギ車もレバーも形が複雑で、ブレゲが生きた時代の工作機械では完成させられなかった。それをローラン・フェリエは、最先端技術で実現した。

高級機を志向する小アトリエ系のウォッチメーカーは、往々にしてシリコンパーツやLIGAプロセスに懐疑的で、嫌悪すらしている。老舗高級時計ブランドでも、同様の考えを持つ設計者は少なくない。しかしローラン・フェリエは、これらふたつの技術でナチュラル脱進機を完成させた。ガンギ車はLIGAプロセスで、レバーはシリコンで、超精密成形をかなえたのである。ダブルヘア・トゥールビヨンのガンギ車もニッケル・リン製。すなわちLIGAプロセスで作られている。新技術を積極的に取り入れる姿勢は、フェリエ氏のキャリアからきているのだろう。LIGAプロセスとシリコンは、ムーブメントを高性能にし、磁気にも強い。さらにナチュラル脱進機はオイルをほぼ必要としない。メンテナンス期間を大幅に延ばすことができ、ユーザーフレンドリーであることが、ローラン・フェリエが新技術とナチュラル脱進機を導入した理由だ。

元来はクラシックでドレッシーなデザインそのままに、アイスブルーダイヤルと太めのステッチを入れたナチュラルカーフストラップでデイリーユースしやすいカジュアルな雰囲気に仕立て上げた。テンプの内側の3つの受け石がナチュラル脱進機用。テンプはフリースプラングで、オーバーコイルヒゲゼンマイを採用し、より精度を高めた。各パーツの手仕上げは、入念にして完璧。マイクロローターはらせんのハンドエングレービングで華やぐ。

これら初作と第2作目の独創的なムーブメントの製作を担ったのは、ローラン・フェリエ氏の息子、クリスチャン・フェリエ氏だ。彼がムーブメント開発で重要な役割を果たし、トゥールビヨンやナチュラル脱進機などの特徴的なキャリバー開発の技術面や全体設計を主導。彼が軸となり開発プロセスやアイデアの構築を進め、ラ・ファブリック・ドゥ・タンを率いるミッシェル・ナバス氏とエンリコ・バルバジーニ氏は彼のメンターとして、ローラン・フェリエ自社ムーブメント開発を支えた。

ブランドを象徴するナチュラル脱進機を搭載するCal.FBN229.01のテンプとマイクロローターのブリッジは、前出のトゥールビヨンのブリッジのデザインをうまく転用している。ゴールド製ローターは片巻き上げで、逆回転を防止するラチェットが備わるが、これはローターの摩耗を防ぐための工夫だ。また、クラシックコレクションでは伝統的なコート・ド・ジュネーブ仕上げとした。このクラシックのケースは、ブランドのファーストモデルとして生まれ、ラグやケースをつなぐラインをフェリエ氏が理想とする滑らかさにするのに苦労したという。

クラシックもグランドスポーツもダイヤルは、仕上げに凝っているが、デザイン自体はけれん味がなくシンプルで、視認性に優れる。またダイヤル側で複雑機構を誇ってもいない。控えめな美を奏でるローラン・フェリエの時計は、最上級の手仕上げによって静かに存在を主張するのだ。

伝説的なファミリーブランドとの関係を振り返る。

クルマにインスパイアされた時計や、自動車メーカーとパートナーシップを結ぶ時計ブランドは数多くある。しかしながら、ポルシェデザインほど名高く、クルマと時計の両業界から確かな評価を得ているブランドもないだろう。同ブランドの時計は単なるメーカー間の提携という試みにとどまらず、創設者であるフェルディナンド・アレクサンダー・ポルシェ(Ferdinand Alexander Porsche)のデザインDNAと哲学を受け継いでいる。その40年の歴史のなかで、革新的でコレクターの心をくすぐる重要な時計を数多く生み出してきたことは疑いようがない事実だ。

ポルシェデザイン クロノグラフI(1972年)

ポルシェデザインの時計を理解するためには、多くの事柄と同様にその始まりまでさかのぼる必要がある。1963年、ポルシェはフランクフルトモーターショー(ドイツ国際モーターショー)で当時の最新モデルであった911を発表した。ウブロスーパーコピー代引き専門店このクルマはブランドの人気モデルでありながら旧式となってしまった356の後継車であり、会社創設者の息子であるフェルディナンド・アレクサンダー・“ブッツィ”・ポルシェ(Ferdinand Alexander “Butzi” Porsche)が考案した、より新しく、ミニマルなデザイン言語を特徴としていた。もちろん911の成功については改めて説明するまでもないだろう。ジェームズ・ボンドの映画、ライカのレンジファインダー、そしてロレックスのサブマリーナーと並んで、その原型を保ちながら進化してきた真の文化的アイコンとなっている。

フェルディナンド・アレクサンダー・ポルシェ

形態はすべてのデザイナーにとって重要な概念である。バウハウスの哲学を信奉するドイツのデザイナーにとって、物の形態はその機能と密接に結びついている。この形態と機能の結びつきが、フェルディナンド・アレクサンダー・ポルシェによる911のデザインを導いたのであり、過去50年間の人気はその成功を証明している。F.A.ポルシェはその栄誉に甘んじることなく、また一発屋で終わることにも飽き足らず、彼は一族経営の企業を離れて独自のデザイン眼をクルマ以外の製品に向けるという大胆な決断をした。1972年にポルシェデザインを設立した彼の、その最初の製品が腕時計であった。

PVD、DLC、セラミック製の時計がいたるところにある今日、1972年以前にブラックの時計がなかったという事実はなかなかに信じがたい。ポルシェデザインが黒いスティールケースと黒いブレスレットを持つストイックなクロノグラフを発表したとき、時計界にセンセーションを巻き起こした。その時計は“クロノグラフ1”と呼ばれ、そのデザインのインスピレーションについてフェルディナンド・ポルシェは、航空機やクルマの計器で証明された、黒地に白のダイヤルマーカーと針の機能的優位性から得たと述べている。それから40年経った今でも、その時計は実用性の高いレイアウトにより驚くほどに現代的な印象を与えている。唯一、スイープセコンド針で赤を差しているが、これはレマニア製の自動巻きクロノグラフのセンター分針と区別するためであった。

ポルシェデザイン 限定サングラス(1978年)

先にも述べたようにポルシェデザインは常にデザインを主体としてきたブランドであり、時計だけでなく多くの象徴的な製品を生み出してきた。例えば1978年のサングラスは、一般のファッション愛好者に向けて初めて交換可能なレンズを提供した(軍用では、レイバンが1950年代に交換可能なレンズのアビエーターを製造していた)。そのほかにも、革新的なインクペン、靴、カバン、電子機器なども手がけてきた。最近では(それを好むか好まざるかにかかわらず)ブラックベリーと提携して新しいスマートフォンも発表している(記事執筆当時)。一見バラバラに見える製品群には、そのすべてに共通する独自のデザイン言語が潜む。それは先進的かつ機能的で、非常にポルシェらしいものだ。

時計製造の専門知識を持たないデザイン会社ゆえに、ポルシェデザインは時計を製造するためにほかの企業と提携を続けてきた。1972年の創業以来、最初はオルフィナ、その後はIWC、そして1998年以降はエテルナである。そのなかでもっとも実り多かった提携は、1978年から1997年までのIWCとの時代であったことは間違いない。スイス時計業界が厳しい時代であったにもかかわらず、ポルシェデザインとIWCは驚異的な時計を数多く生み出した。その大半は新しい素材の使用で新境地を開拓し、ドイツ的な機能美を強調したデザインを備えていた。

ポルシェデザイン コンパスウォッチ(1978年)

IWCとの協業による注目すべき最初の製品は“コンパスウォッチ”である。その名のとおり、時計のダイヤルとムーブメントの下に液体で満たされたコンパスを組み込んだものだった。一般的な腕時計のように装着すれば時間を通常どおりに読み取ることができるが、時計をヒンジで持ち上げるとその下にあるコンパスが現れる仕組みだ。同モデルのケースは、コンパスへの金属干渉を少なくするためにすべてアルミニウムで作られており、非常に軽量であった。この時計はフェルディナンド・ポルシェのデザイン哲学に完璧に合致したもので、非常に使いやすく、装着しやすく、読み取りやすかった。そしてポルシェデザインを特徴づける厳格なスタイリングを体現していた。

1980年には、ケースとブレスレットまでチタンで製作した世界初となる腕時計が登場した。ブラックのクロノグラフIと同様、今日ではチタン製の時計が多数存在するため、チタニウム・クロノグラフがいかに重要な時計であったかを見失いがちである。しかし、1970年代から80年代にかけてはまだチタンは珍しく、非常に高価で加工が難しい素材であり、その使用は航空宇宙産業に限られていた。しかしIWCはポルシェデザインのミニマルなラインに見合うよう、時計ケースに求められる厳密な公差でチタンを加工するための新しいツールと方法を開発し、ケース一体型のブレスレットと“見えない”プッシャーを備えたスリムなクロノグラフを誕生させたのだ。これはポルシェデザインのもっとも象徴的な作品のひとつであると同時に時計製造におけるマイルストーンであり、優れたケースビルダーとしてのIWCの地位を確固たるものとした。

ポルシェデザイン チタニウム・クロノグラフ

ポルシェデザインとIWCはチタニウム・クロノグラフで学んだことを活かし、伝説的なダイバーズウォッチ“オーシャン”を製作した。ドイツ軍の一部に向けて設計されたオーシャンにはいくつかのバリエーションがあり、そのなかには、機雷除去ダイバーが金属の近接に敏感な水中機雷を作動させる危険を冒さないように、完全非磁性に設計されたものもあった。同モデル独自のムーブメントに関する詳細は、今日に至るまで秘密とされている。オーシャン 2000は当時最高の耐圧性能である2000m防水を備え、女性ダイバー用により小型のオーシャン 500も製作された。すべてのバージョンには、ポルシェデザインにおいて特徴的な隠しクラスプ付きの一体型ブレスレットと、ウェットスーツの袖の上から着用するためのベルクロ式ダイブストラップが付属していた。

IWCとポルシェデザインのコラボレーションは、二者によって開発された革新的な時計だけでなく、その他の点においても重要な意味を持っていた。1970年代後半、IWCはポルシェを含む多くのドイツ製自動車の文字盤や計器類を製造していたドイツのVDO社の傘下にあった。このVDOとポルシェのシナジーこそが、IWCがポルシェデザインの時計を製造し始めた理由の一部であったのだ。その当時、IWCを率いていたVDOの責任者はギュンター・ブリュームライン(Günter Blumlein)であり、彼の決定によってスイス時計業界全体が苦しんでいた時代にIWCが生き残ることができたとされている(もしかしたら、ブラックベリーもそうなるかもしれない)。もちろんブリュームラインはジャガー・ルクルトの指揮もとっており、A.ランゲ&ゾーネを復活させた人物でもあるが、それはまた別の話である。そしてIWCとポルシェデザインは、1997年に提携を解消した。

ポルシェデザイン オーシャン 2000

エテルナ時代において、ポルシェデザインはオルフィナおよびIWC時代につくり上げたデザイン思想を継続していた。すなわちミニマルなダイヤル、一体型のブレスレット、計器的美学、そしてカーボンファイバー素材の導入などである。この数年前にエテルナが開発した“コンセプトダイバー”が市場に登場しており、ダイバーズウォッチ愛好者に高い人気を博していた。デザイン面での実験から始まったこのモデルは、Ref.P'6780としてポルシェデザインのレーベルから正式に発売されることになる。この時計のスティール製ケースは、スケルトン化されたチタンケージから前方にヒンジで開閉することで12時位置にあるロック機構のない巻き上げリューズにアクセスできるようになっている。タイミングベゼルはサファイアクリスタルの下にあり、第2のリューズを使用せずに外付けのベゼルリングで回転させる機構を採用。多くの魅力的な機能を持ちながらもこの時計はエレガントかつ控えめで、ポルシェデザインのポートフォリオにうまく調和している。

2012年はポルシェデザインの40周年であった。ウブロ時計コピー 代金引換優良サイトそれを祝してブランドは、3つの“ヘリテージ”エディションをリリースした。クロノグラフ1を再解釈したRef.P'6510、チタニウム・クロノグラフをアップデートしたRef.P'6530、そしてコンパスウォッチの新バージョンであるRef.P'6520である。これらはすべてオリジナルに忠実なアップデートであり、ムーブメントや素材に現代において必要な改善が施されていた。

ポルシェデザイン Ref.P'6780

フェルディナンド・アレクサンダー・ポルシェは2014年の4月に亡くなっている。その際、彼が手がけたポルシェ911というデザインアイコンが果たした役割に対して、多くの人々から惜しみない賛辞が贈られた。しかし彼の遺志は、彼が創設したブランドにおいて“形態は機能に従う”というデザイン哲学の継続へとつながり、時計やその他の製品において生き続けている。長い歴史がある時計業界のなかでわずか40歳という若いブランドであるが、その功績には驚くべきものがある。スイス時計業界にとって困難な時期に登場したブランドながら、過去に囚われていた時計業界に新しくより現代的なデザイン言語をもたらしたのだ。ポルシェデザインは時計職人と同様に時計デザイナーの重要性を正当化し、フェルディナンド・ポルシェは偉大な時計デザイナーの殿堂に名を連ねる存在となった。創設者が去った今、次の40年でブランドがどのように進化するか非常に興味深いところである。

ロンジンの伝統的なダイバーズウォッチを小型化することで、

現代のダイバーズウォッチは、何らかの理由で外付けのベゼルを備えた特定の外観を持つべきだとほとんど決めつけられている。ただし、これは常にそうだったわけではなく、最新の39mmロンジン レジェンドダイバーは今日ではその必要がないことを示している。

1959年、ロンジンはスーパーコンプレッサーダイバー Ref.7042を発表した。当時のユニバーサル・ジュネーブやジャガー・ルクルトなど、時の砂に埋もれてしまったほかの多くのブランドと同様、このダイバーズウォッチはエルヴィン・ピケレ社(Ervin Piquerez、EPSA)の“スーパーコンプレッサー”ケースを使用していた。このケースはインナー回転ベゼルとふたつのリューズが特徴だが、実際には防水技術で特許を取得しており、ロレックススーパーコピー 激安通販優良店水圧が高まるにつれてケースバックをさらに密閉する仕組みだ。

これは現代のロンジン レジェンドダイバーの起源である。2007年に登場し、現在(減少傾向にある?)のヴィンテージにインスパイアされたトレンドの最前線に立っていた。長年にわたり、ロンジンは42mm、36mm、グラデーションダイヤルなど、さまざまなレジェンドダイバーバージョンを発表してきた。しかし昨年リリースされたレジェンドダイバー 39mmは、私にとってすべての要素が完璧にそろった初めてのモデルだった。

2023年末にリリースされたスティール製レジェンドダイバー 39mmは、ブルーまたはブラックのラッカーダイヤル、そしてレザーストラップまたはライスブレスレットの選択肢がある。サイズとフィット感はダイバーズウォッチとしてほぼ完璧で、ケース径39mm、厚さ12.7mm、ラグからラグまで47mm、さらに300mの防水性能を備える。ボックス風防はインナーベゼルより高くなっており、スタンダードなアウター回転ベゼルよりも洗練された外観を与えている。これにより一般的な39mmダイバーよりも大きく見えるが、邪魔にはならない。2時位置と4時位置には大きなリューズがあり、それぞれベゼルの回転と時間調整用に使用される。オリジナルのEPSAケースと同様に、リューズはクロスハッチデザインという懐かしさを感じさせるディテールだ。

ポリッシュ仕上げのラグと薄いベゼル、サテン仕上げのミドルケース、サテン仕上げとポリッシュ仕上げが交互に施されたリンクなど、ケースとブレスレットにはポリッシュとサテンがミックスされている。最初はダイバーズウォッチにポリッシュ仕上げのラグがあることに疑問を感じたが、ロンジンが時計のフロントをポリッシュにしたことで、ほかの多くのダイバーズウォッチよりもドレッシーな外観(少なくともドレッシーに見せる可能性)を与えている点が実際には気に入っている。

私の6.3インチ(約16cm)の手首につけてみた。

インナー回転ベゼルのもともとの動機は、ダイビング中に誤ってぶつかってしまうことがないようにするためだったが、現在では標準的なアウターベゼルのダイバーズウォッチよりも少しエレガントな印象が強い。

レジェンドダイバー 39mmは厚さが13mm弱で、例えばチューダー ブラックベイ 58とほぼ同じだが、わずかに下向きのラグと薄いミドルケースのおかげで、実際にはより薄く感じる。クローズドケースバックには、ロンジンではなじみ深いレトロなダイバーモチーフが施されている。

ライスブレスレットは特に価格を考慮すると非常によく作られている。20mmのラグ部分からクラスプまで16mmにテーパーし、手首にきれいになじむ。レトロなライスブレスレットのデザインはレジェンドダイバーと完璧にマッチしており、ストラップバージョンよりも3万3000円多く支払ってでもブレスレットを選ぶことをおすすめする。ダブルセーフティフォールディングクラスプには5つの微調整位置があり、工具不要な微調整機能があればさらによいと思うが、それ以外の点ではブレスレットとクラスプのフィット感や仕上げはこの価格の時計に期待できるものだ。ここは明確にしておきたい。なぜなら、一部のブランドはブレスレットやクラスプの品質を明らかに落とし始めていると感じるからだ。

ダイヤルデザインは2世代目のオリジナルRef.7042にほぼ忠実だ。アプライドインデックスの横には夜光塗料が塗布されているため、ひと目でそれと分かる。筆記体の“Automatic”テキストは、オリジナルのRef.7042を直接引用したもので、この文脈では理にかなっている。

レジェンドダイバー 39mmは、グリーンとブルーのスーパールミノバを両方使用している。完全に夜光塗料が塗られた時針も、これまでのレジェンドダイバーのバージョンとは異なる特徴となっている。

夜光塗料の視認性は良好で、ほかの時計ではもっと強力な夜光が使われているかもしれないが、このモデルに塗布されたものは十分に役立つ。暗闇のなかで、ダイヤルと針に実際に2色のスーパールミノバが使われていることを発見するのも楽しい。

レジェンドダイバー 39mmの内部には、ETAベースの自社製Cal.L888.6を搭載。この自動巻きムーブメントは約72時間のパワーリザーブとシリコン製ヒゲゼンマイを備えている。ほかのレジェンドダイバーのキャリバーとは異なり、同ムーブメントはCOSC認定を受けており、日差-4~+6秒の精度を保証する。2万5200振動/時で動作し、ハック機能も装備。ダイヤルデザインはすでにビジーであり(悪い意味ではない)、レジェンドダイバー 39mmをつくったのは賢明だが、将来的に日付有りバージョンが追加されても驚かないだろう。

内外装の仕様は、ロンジン レジェンドダイバー 39mmがISO 6425に準拠していることを意味する。

ロンジン レジェンドダイバー 39mmが、実際にはオリジナルよりも小さくなっていることを指摘する人もいるだろう。オリジナルは42mmというおおぶりなサイズであった。このバージョンは直径を3mm縮小し、ラグからラグまでの長さも5mm短縮(52mmから47mm)、より多くの人の手首にフィットするようになった。それでもフィットしない場合は、ほかに36mmと42mmの2サイズがカタログに存在するためそちらをチェックだ。既存モデルは常に“ちょうどいい”サイズ感に、若干の不満を感じさせていたが、39mmモデルがその穴をしっかりと埋めた。

加えてこの時計のすべてのディテールは配慮が行き届いている。ロンジンが、熱心な愛好家の声に耳を傾けていることを明確に示したようだ。オリジナルと同様にノンデイト、39mmのダイバー、独自のCOSC認定キャリバーを搭載し、ほかの大手スイスブランドの競合モデルよりも低価格で提供されている。

39mmのレジェンドダイバーをつけているあいだに、偶然42mmのモデルに出合い、両者を比較するいい機会となった。

私は以前から、スーパーコンプレッサースタイルのダイバーズウォッチのファンであり、現代の市場や流行にもふさわしいと感じる。少なくとも一部の購入者は伝統的なスポーツウォッチに興味を示さなくなっているようだが、この時計は依然として本格的なダイバーズウォッチであり、その歴史が魅力のひとつでもある。それに加えて、よりフォーマルな場面にも適している点もポイントだ。

ロンジンは2000ドルから4000ドル(日本円の価格で約32万~64万円)の価格帯を得意とし、ほかの多くの(かつては)“手頃な高級”ブランドのようには価格を上げていない。レジェンドダイバー 39mmは、ロンジンがこのスイートスポットで導入した最近のヒット作のひとつだ。スピリットコレクションからマスターコレクションのドレッシーなオプションまで、ロンジンは競争力のある価格ながら、現代的かつ伝統を感じさせる時計を提供している。レジェンドダイバー 39mmはそのひとつであり、ロンジンのラインナップのなかで私が最も好きなダイバーでもある。

オメガ シーマスター ダイバー 300M ブロンズゴールドケースにバーガンディベゼルを備えた新作が登場

オメガのプロフェッショナルダイバーズウォッチが、ブロンズゴールドと温かみのあるバーガンディベゼルによってラグジュアリーに進化。

オメガからアイコニックなダイバーズウォッチ「シーマスター ダイバー 300M」の最新モデルが発表された。ブロンズゴールドのケースにバーガンディのベゼルを備えたもので、今回のモデルは2020年に公開された『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(原題: No Time to Die)』のために発表されたシーマスター ダイバー 300M 007 エディションを想起させる仕上がりとなっている。次のジェームズ・ボンド役が誰になるのかはまだ分からない。それについては、ぜひシェイクされたマティーニを片手に語り合いたいところだ。次のボンド映画の公開はまだ先かもしれない。しかし、ボンドが90年代に世界に広めたシーマスター プロフェッショナル 300Mの最新モデルはすでに手にすることができる。

このモデルは最信頼性の日本オメガスーパーコピー販売専門店!独自のブロンズゴールド合金を採用している。この素材はパラジウムとシルバーを配合することで、ブロンズの美しさとゴールドの高級感をシームレスに融合させたものだ。見た目は一般的なブロンズのように見えるかもしれないが、真の魅力は使い込むことで現れる。通常のブロンズとは異なってこの合金は優れた耐腐食性と色の安定性を備え、一般的なブロンズが引き起こす緑青(ろくしょう)によって肌が汚れるのを防いでくれる。

42mm径のブロンズゴールド製ケースにはバーガンディのベゼルインサートが組み合わされ、温かみのあるトーン同士で調和が生み出されている。マットブラックのダイヤルには、PVD加工が施された18Kブロンズゴールドの針と、ブラックコーティングされたインデックスをセット。いずれもヴィンテージ調のスーパールミノバが塗布されているため、優れた視認性を誇る。オメガはこのモデルに2種類のオプションを用意した。ひとつはフォールディングクラスプを備えたサテン仕上げのブロンズゴールド製メッシュブレスレット。そしてもうひとつはブロンズゴールド製のバックルを備えたブラックラバーストラップである。

シーマスター ダイバー 300Mの心臓部には、オメガ コーアクシャル マスター クロノメーター Cal. 8806が搭載されている。このムーブメントはMETAS(スイス連邦計量・認定局)による認定を受けており、0~+5秒/日という高い精度を保証するとともに1万5000ガウスもの耐磁性能を誇る。オメガ シーマスター ダイバー 300M ブロンズゴールドは、オメガおよび一部の正規販売店で購入可能だ。価格はメッシュブレスレット仕様が431万2000円、ブラックラバーストラップ仕様が214万5000円(ともに税込)となっている。

我々の考え
率直に言って気に入った。この時計は、バーガンディを好む自分の感性にしっくりくる。僕はまだ日常生活において300mの防水性能を活かす場面はない。しかしゴールドの時計にはちょっと興味がある。 一般的なゴールドブレスレットに完全に踏み込むのはためらうが、メッシュのブロンズブレスレットという珍しくも個性的なオプションがあることで、ゴールドの世界に足を踏み入れながらいきなり全身を浸すような大胆な選択をせずに済むのが魅力だ。もちろんゴールドが大好きなら、オメガにはこの時計以外にもよりクラシックな選択肢が用意されている。

シーマスター プロフェッショナル 300Mの歴史や影響をもっと知りたいなら、過去のThree on Threeの記事をぜひチェックして欲しい。この時計が本格的なダイバーズウォッチのコレクションにおいてどのような立ち位置にあるかについても、考える価値があるだろう。ブロンズが長年にわたり、海洋探査やプロフェッショナルなダイビングと深い関わりを持つ素材であったことを考えればなおさらだ。

オメガが極めて耐久性が高く、正確で、美しい時計を作るブランドであることは疑いようがない。そしてその魅力は、水中でも都会の洗練されたカクテルバーでも、見た目と機能の完璧な調和によって存分に発揮される。このモデルには2種類のストラップオプションが用意されており、好みに応じた楽しみ方ができるのも魅力だ。ブロンズゴールドの素晴らしさを存分に味わいたいなら、メッシュブレスレットを選ぶのもいい。これはアポロ11号記念モデルのムーンシャインゴールド×バーガンディの配色とも通じる、温かみのある雰囲気を演出する。一方でより控えめでシックな印象を求めるなら、ブラックのラバーストラップが最適だ。どちらを選ぶかは自分のスタイル次第だろう。

基本情報
ブランド: オメガ(Omega)
モデル名: シーマスター ダイバー 300M(Seamaster 300M)
型番: 210.90.42.20.01.003

直径: 42mm
ケース素材: ブロンズゴールド
文字盤色: マットブラック
インデックス: アプライド
夜光: スーパールミノバ
防水性能: 300m
ストラップ/ブレスレット: ブロンズゴールド製のメッシュブレスレット、またはブラックラバーストラップ

omega seamaster
ムーブメント情報
キャリバー: オメガ コーアクシャル マスター クロノメーター 8806
機能: 時・分・秒表示
クロノメーター認定: METAS認定

価格 & 発売時期
価格: ブロンズゴールド製ブレスレットモデルは431万2000円、ブラックラバーストラップモデルは214万5000円(ともに税込)
発売時期: 発売中

ブヘラ、2025年の幕開けを飾る限定コラボレーション

ユリス・ナルダン、ジラール・ペルゴ、ショパールがスイスの高級時計小売店とタッグを組んだ。

スイスの高級時計小売店であるブヘラがユリス・ナルダン、ジラール・ペルゴ、ショパールというオートオルロジュリー界の名だたる3ブランドとのコラボレーションを発表した。その結果生まれたのが、最先端の革新技術と伝統的な職人技を融合させた限定のタイムピース3作だ。それぞれのモデルが独自の特徴を持ち、革新的なムーブメントや数世紀にわたって継承されてきた伝統技法も取り入れて、スポーティなものからドレッシーなものまで幅広いスタイルがそろっている。

今回の特別なリリースは、3モデル合計でわずか34本のみの超限定生産となる。最近発表され、ブヘラ限定で展開されることになったこの3本のタイムピースを詳しく見ていこう。

ユリス・ナルダン フリーク X エナメル
ブヘラによる今回のコレクションのなかで最も多く生産されるのがこのユリス・ナルダン フリーク X エナメルで、18本限定となる。パテックフィリップスーパーコピー販売おすすめ優良サイト革新性を強みとするフリークコレクションは最新作においても一般的な針を使わず、文字盤の中央で回転するムーブメントが時刻を表示するという独創的な機構で時計製造の限界に挑み続けている。この革新的なメカニズムは特別なサファイアクリスタルをとおして、鮮明に視認できる仕様となっている。

中心には緻密に仕上げられたエナメルの時刻ディスクがあり、フリークの43mm径ケースからデザイン的にシームレスにつながっている。フリークの特徴ともいえるこのディスクの上では、通称“フライング・カルーセル”と呼ばれる機構が存在感を放つ。これは分針の役割を果たす回転機構であり、テンプが軸上で回転する様子を視認できる。従来の針が存在しないため、ダイヤルの中央に浮かんでいるかのように見えることから“フライング”と称されているのだ。

ダイヤルのディスクは、伝統的なギヨシェ装飾に鮮やかなグリーンエナメルを何層にも重ねている。ユリス・ナルダンはエナメルの技術を極めるためスイスのル・ロックルに自社工場を設立し、エナメルパーツの完全自社製造を実現している。ブヘラ限定のフリーク X エナメルはチタン製ケースとベゼルを採用しており、ブラックのラバーストラップにグリーンのステッチを施すことでグリーンダイヤルとの統一感を生み出している。

本作は18本限定で価格は3万8500スイスフラン(日本円で約640万円)。詳細はこちら。

ジラール・ペルゴ ロレアート トゥールビヨン
ジラール・ペルゴのロレアート トゥールビヨンは、1975年にミラノの建築家アドルフォ・ナタリーニ(Adolfo Natalini)がてがけたロレアートコレクションの伝統を受け継ぐモデルである。2016年の再ローンチを経て進化を遂げながらも、コレクションの核となる要素は変わっていない。八角形のベゼルと一体化したブレスレット、ダイヤルに施された特徴的なクル・ド・パリ装飾、そしてエレガントなプロポーションが象徴だ。

ひときわ視線を引きつけるのは、6時位置に配されたトゥールビヨンだ。大振りな43mm径のケースに収められたこの機構は、ジラール・ペルゴにとって特別な意味を持つ。1867年に発表されたスリー・ブリッジ トゥールビヨン以来、同社はこの機構の進歩に貢献し続けてきた。トゥールビヨンを引き立てるのは、クル・ド・パリ装飾を施した特別なアントラサイトグレーのダイヤル。ムーブメントにはジュネーブ・ストライプやペルラージュといった高度な仕上げが施されており、サファイアクリスタルのスケルトンバックを通してその美しさを堪能できる。

ブヘラ限定のロレアート トゥールビヨンには、軽量なチタン製ケースとブレスレットを採用。自動巻きのCal.GP09510を搭載し、マイクロローターを採用することで、トゥールビヨン搭載モデルでありながら厚さわずか11mmのスリムなプロポーションを実現している。

本作は8本限定、価格は11万2000スイスフラン(日本円で約1865万円)。詳細はこちら。

ショパール L.U.C. ストライク ワン
ブヘラによる新コレクションの締めくくりとなるのが、ショパール  L.U.C. ストライク ワンだ。今回の3本のなかで最もフォーマルな印象を持つモデルといえる。この洗練されたタイムピースにはショパールが特許を取得したソヌリ オ パサージュが搭載されており、1時位置には一体型のサファイア製ゴングを備えたパッシングストライカーが配されている。またストライク ワン コレクションでは初めて、ショパール独自の革新的な素材であるルーセントスティールをケースに採用した。80%以上がリサイクル素材からなる耐久性に優れた低アレルギー性合金で、環境にも配慮した素材となっている。

エシカルな18Kホワイトゴールド製の40mm径ケースには、手作業によるギヨシェ文字盤をセット。特徴的なライトブルーのハニカム模様が施されており、8時位置にはバゲットカットのダイヤモンドが配されている。これはブヘラの創業年である1888年を象徴する特別なディテールだ。さらにこのモデルはすべて“ジュネーブ・シール(Poinçon de Genève)”の認証を受けており、サファイアクリスタルのケースバックからは精緻に仕上げられた自社製ムーブメントを鑑賞できる。

この3本のうち唯一ストラップを選択できるモデルで、ハンドステッチ仕上げのアリゲーターレザーストラップまたはグレーグレインカーフレザーの2種類が用意されている。どちらもライトブルーダイヤルとの相性がよく、時計全体のフォーマルな雰囲気をいっそう引き立てる。

ナイトスカイとスターライト、銀河へのオマージュとして登場した。

ノモス グラスヒュッテのクラブ キャンパスは、毎年変わらず時計界における最も優れたバリュープロポジションのひとつであり続けている。無駄を省いたスリムな手巻きの3針モデルで、ケースサイズは36mmと38.5mmが用意されている。高い自社製造技術を誇るブランドが、2000ドル(日本円で約30万円)以下という手ごろな価格で提供するこのモデルは、初めての機械式時計を探している人、そしてスイスブランドの定番から少し外れた遊び心のある1本を求めるコレクターにも常に自信を持ってすすめられる時計だ。もちろんノモスの新作ということで、カラーバリエーションの楽しさも大きな魅力のひとつ。今年のアップデートでは“ナイトスカイ”と“スターライト”という2種類の新しいダイヤルが登場した。

All four variants of the Night Sky and Starlight
このシリーズの毎年のアップデートを追っている人なら、昨年登場した鮮やかな“ノンストップ レッド”や“エンドレス ブルー”を覚えているだろう。今年の新作は、やや落ち着いたカラーとして“ナイトスカイ”と“スターライト”が加わった。“ナイトスカイ”は深みのあるネイビーとパープルの中間色のダイヤルを採用し、ルミノバを施したカリフォルニアダイヤルの数字がピーチ色の輪郭で縁取られている。極上スーパーコピー販売専門店そら~外周の分目盛りの数字は淡いバイオレットでプリントされ、上品な印象を与える。一方“スターライト”は明るいイエローダイヤルで、夏の暖かい季節にぴったり。ルミノバが塗布されたローマ数字とアラビア数字のインデックスはライトオレンジで縁取られ、分目盛りの数字はパープルでプリントされている。どちらのモデルにも共通するクラブ キャンパスならではの特徴として、彩度の高いオレンジのスモールセコンド針がアクセントになっている。

前述のとおり、“ナイトスカイ”と“スターライト”はどちらも36mmと38.5mmの2サイズ展開で、ケースバックはソリッド仕様のほかにサファイアクリスタル製のシースルーバックも選択が可能。シースルーバックを選べば自社製の手巻きムーブメント、アルファキャリバーの鼓動を覗くことができる。ソリッドバック仕様よりも若干価格は上がるが、この価格帯では珍しいムーブメントの仕上げを楽しめることを考えるとサファイアを選ぶのも悪くない選択だろう。ケースの厚さは36mmモデルが8.2mm、38.5mmモデルが8.5mmとなっており、どちらもスリムなプロポーションを維持している。また全バージョンともに10気圧(100m)防水を備えており、ブランドによればスイミングにも対応できる仕様といい、さらにグレーのヴィーガンベロアストラップが標準で付属し、洗練された雰囲気を演出している。

wrist shot of starlight dial
Case Side of the Campus
Sapphire Caseback of the campus
ノモス グラスヒュッテのクラブ キャンパスとクラブ キャンパス 38のスターライトおよびナイトスカイバージョンはすでに販売中で、生産数に制限はない。スタンダードなクラブ キャンパスの価格は24万2000円、クラブ キャンパス 38が26万4000円(ともに税込)となっている。どちらの価格もソリッドケースバック仕様のバージョンのものだ。

我々の考え
ノモスのクラブ キャンパスラインは、毎年新しいカラーバリエーションが追加されるシリーズのなかでも特に頻繁にアップデートが行われているモデルのひとつだ。これらのカラーは次のリリースまでの限定生産というわけではなく、新色と同時に以前のカラーバリエーションも継続して販売している。これにより公式サイトや正規販売店で購入できる幅広い選択肢が生まれ、顧客は新作と既存のデザインから自由に選ぶことができる。僕はこのシリーズで明るく個性的な新色が登場するたび、思わず笑顔になってしまう。ノモスはクラブ キャンパスにおけるダイヤルの頻繁なカラーチェンジをブランドの個性として確立しているため、これまでのところそうした変化に飽きを感じることはまったくない。

Night Sky wrist shot
ノモスの多くの時計に共通する特徴として、ケースサイズの数値以上に大きく感じられる点が挙げられる。これは、他ブランドのケースと比較してラグが長めにデザインされているためだ。しかしクラブ キャンパスでは2種類のケース径が用意されているため、さまざまな手首のサイズに対応できる設計となっている。このサイズ展開は意図的なもので、クラブ キャンパスが比較的若い世代をターゲットにしていることを考えれば納得できる。たとえば高校を卒業する人へのギフトや、大学を卒業し初めてのボーナスを手にした若者が、HODINKEEを読みすぎた結果として手にする1本としても最適だろう。36mmモデルが24万2000円(税込)という価格で提供されるこの時計は、同価格帯の多くのマイクロブランド製品と比べても、時計製造技術や歴史の面で大きなアドバンテージを持っている。ノモスがこの分野で確固たるポジションを維持し続けているのも納得であり、生産数の面から見ても同ブランドがドイツ最大の機械式時計メーカーである理由を改めて実感させられる。

基本情報
ブランド: ノモス グラスヒュッテ(Nomos Glashütte)
モデル名: クラブ キャンパス & クラブ キャンパス 38(Club Campus and Club Campus 38)
型番: 718(クラブ キャンパス スターライト)/719(クラブ キャンパス ナイトスカイ)/721(クラブ キャンパス 38 スターライト)/722(クラブ キャンパス 38 ナイトスカイ)

直径: 36mm(クラブ キャンパス)/38.5mm(クラブ キャンパス 38)
厚さ: 8.2mm(クラブ キャンパス)/8.5mm(クラブ キャンパス 38)
ケース素材: ステンレススティール
文字盤: スターライトまたはナイトスカイ
夜光: あり、スーパールミノバ
防水性能: 100m
ストラップ/ブレスレット: グレーのヴィーガンベロアストラップ

Closeup of Night Sky dial
ムーブメント情報
キャリバー: アルファ
機能: 時・分表示、スモールセコンド
直径: 23.3mm
厚さ: 2.6mm
パワーリザーブ: 約43時間
巻き上げ方式: 手巻き
振動数: 2万1600振動/時
石数: 17

Alpha Caliber
価格 & 発売時期
価格: ソリッドケースバックの36mmモデルは24万2000円、ソリッドケースバックの38mmモデルは26万4000円(ともに税込)
発売時期: 発売中
限定: なし