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オメガの価格設定はここ数年で徐々にそして確実に上がっていき、

今回はいつも「コスパ最強!」とオススメしていた中古のムーンウォッチが、段々と高くなってきていますよ!と言う内容です。

1つ前のムーンウォッチ(プラ風防)311.30.42.30.01.005は2014年にリリースされ、当時の定価は518,400円でした(3570-50は最終409,500円)。現行機310.30.42.50.01.001(プラ風防)の定価は1,078,000円ですので、10年で2倍です。

当然2次流通価格も引っ張られ、数年前は安く買えたモデルまでも2倍近くに相場を上げています。

20年ちかく前は20万円くらいで買えたムーンウォッチ3570-50も、今では50万円以下では見かけません。

現在の価格がどのくらいなのか、オメガスーパーコピー 代金引換を激安記録として残しておきましょう。

楽天市場でオメガ スピードマスターを検索し並べなおし。

手巻きモデルで1番お安いのは不完全なファーストレプリカ 3594-50でした。

3594-50


まずはファーストレプリカ 3594-50を見てみましょう。

基本的に3570-50とスペックの違いはありませんが、3594-50(3594.50.00) は厳密にはスピードマスタープロフェッショナルではありません。

1998年にリリースされた3594-50は左右非対称のケースを流用した「パっと見」のファーストモデルです。

1997年のスピードマスター40周年ミッションズコレクションのオマケ的な存在がこちら。

当時はセットでしか手に入らなかったファーストレプリカ。

一般の方の声が販売につながったのでしょうね。

普通に格好良いんです。

50周年のトリロジーと比較すると3594-50は色々と言いたいことはありますが、40万円題で購入できる手巻きモデルとしては1番お安くお勧めできるのです。

実際に着用すると視認性の悪さと、ファーストレプリカの格好良さが伝わってくるはずです(笑)

好きな人好き、嫌いな方は嫌い、けっこうハッキリしそう。

少し古いですし、雑に扱われることが多かったでしょうから、中古品もボロボロのものが多いかも知れません。

購入の際は実際に手に取って見た方が良さそうですね。

3570-50

次にお安く買えるのが1998年から2013年くらいまで製造されたロングセラーモデル 3570-50(3570.50.00)です。

40万円台はブレスレットの無い個体で、ブレスレットが残っているものは50万円を超えています。

10万円台後半で買えた頃に見ていた私としては非常に驚くべき値上がりです。

これぞ「ムーンウォッチ」と言ったデザインで、オメガの入門機であり玄人も好む最高にタフでイカしたベーシックモデルです。

現行機も大きくデザインが変わらないことが安心につながり、古いモデルでも充分に着用出来ますし、使われたムーンウォッチはツール感は増し最高に格好良いんです。

オメガもストラップ交換を推奨していますので、ブレスレットが無い個体を選んでご自身の好きなストラップをセットして楽しむのありですね。

50~60万円は決して安いお買い物ではありませんが、ずっと長く使えるので気になった方は是非。

3590-50

セミヴィンテージと言っても良い3570-50の前のモデル 3590-50(ST145-022 / 3590.50.00)。

トリチウム仕様なので、3570-50より一部では人気になっています。

お気軽に素敵になヴィンテージスポーツモデルがゲットできますからね。

3570-50とはムーブメントが少しだけ異なり、キャリバー861(月に初めて行ったムーブメントがコレ)を搭載しているのです。

90年頃にオメガの型番システムが変更となりST145-022が3590-50になりました(同じもの)。

古くても新しいモデルと見た目があまり変わらないのがムーンウォッチ。

個人的にオススメはシースルーバックの3592-50。

トリチウムのヤレ感も、プラ風防の良さも、メッキ仕上げのムーブメントも1度に楽しめます。

311.30.42.30.01.005


そして1つ前のモデル 311.30.42.30.01.005。

3570-50の改良版(主にブレスレット)と言った立ち位置で、現行機のキャリバー3861みたいな大きなトピックスはありません。

強いて言うなら「箱」が大きいことかな?

オマケもたくさん。

型番システムが変わったと思えばだいたい合ってます。

中古は70万円台。

個人的には311.30.42.30.01.005買うくらいなら、3570-50で良いと思います。

310.30.42.50.01.001


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最後が現行機 310.30.42.50.01.001 。

先ほども言いましたが国内定価は1,078,000円です。

高いけど、まだ安い?

ロレックスのエクスプローラーと同じくらいだと考えると、かなりお買い得。

マスタークロノメータームーブメント キャリバー3861を搭載していますので磁気帯びの心配は不要です。

ブレスレットの細かいパーツ具合がまた良いのです。フィット感最高。

その分、中古価格もそれなりなお値段。

新品で75%くらい、中古はその9掛けくらいですね。

中古の9掛けは人気モデルの証です。

良いですね。

初めての機械式腕時計を購入される若い方で「新品」にこだわる方には間違いなくオススメできるのがムーンウォッチ。

サブマリーナーやエクスプローラーも良いですが、クロノグラフが欲しいならムーンウォッチです。

ブラックベイクロノは格好良くて安いけど、分厚く重いのでセカンドウォッチ向きだと思いますし、その他のクロノグラフでファーストウォッチにお勧めできるモデルが思い浮かびません。

まとめ


いかがでしょうか。

「【ムーンウォッチ】オメガ スピードマスタープロフェッショナルが高くなってきた!」でした。

そのうち現行機の中古も100万円以上になるかも知れません。

数が出回ってない白文字盤は100万円以上ですしね。

気になった方は是非。

ムーンウォッッチは黒ベゼルが人気、なんですけどファーストレプリカもオススメ。

それではまた!

セイコー5スポーツ の最新コラボレーションモデルSBSA283(SRPL37K1)が登場。

ニックネームの「ジーンメイカーズウォッチ」を今回も引き継いでおり、限定本数も価格も前回と同じで、2000本中250本が国内販売、定価59,400 円となっております。

黒を基調としたミリタリー調で格好良い!

SEIKOによるウオッチブランド Seiko 5 Sportsとのコラボレーション限定モデル第2弾を発売
DENHAMより、セイコーウオッチ株式会社「セイコー 5スポーツ」とコラボレーションした数量限定モデル第2弾を4月18日(金)より発売いたします。ブライトリングスーパーコピー 代金引換を激安全世界2,000本の数量限定です。

DENHAMのデザインエッセンスを融合させた限定モデル、DENHAM x Seiko 5 Sports「THE FIELD WATCH」
本作は、世界で人気の高いSKXシリーズをベースに、DENHAMのデザインエッセンスを融合させ、特別仕様にアレンジした限定モデルです。「デニムワークウェア」をデザインコンセプトに、ミリタリーカラーを基調としたカラーリングに、時針・分針・秒針をデニムのリベットをイメージしたゴールドカラーで配色しました。さらにDENHAMならではのディテールへのこだわりが施されています。

ダイヤルの12時位置のインデックスは、通常のSKXモデルのデザインとは上下が逆となる、正三角形(▲)を採用し、そこにDENHAMのトライアングルロゴを模したマークが印刷された特別仕様です。

さらに、ダイヤルリングは、デニムを象徴するステッチをモチーフとしたデザインとしました。

裏ぶたには、限定モデルの証である「LIMITED EDITION」の文字とシリアルナンバーが配置され、DENHAMの象徴的なシザースロゴと、コンセプトである“THE TRUTH IS IN THE DETAILS(細部に見出される真実)”が印刷されています。

また、腕時計が収められるスペシャルボックスにも、このロゴとフレーズが印刷されています。

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「デニムワークウェア」というデザインコンセプトのもと、全体の色調をミリタリーカラーに纏めました。
さらに、時分秒針はデニムのリベットをイメージしてゴールドカラーにアレンジしました。

アムステルダム誕生のデニムメーカーなのでヨーロッパの方が認知度が高いのでしょうね。

個人的には今回のSBSA283(SRPL37K1)の方が好き。

SBSA283
5スポーツ
SKX series
59,400 円(税込)
2025年4月 発売予定
DENHAM コラボレーション限定モデル
世界限定:2,000本(うち国内:250本)
セイコーブティック専用モデル

MOVEMENT
キャリバーNo.4R36
駆動方式 メカニカル / 自動巻(手巻つき)
精度 日差 +45秒 ~ -35秒
駆動期間 最大巻上時約41時間持続
石数 24石
機能 秒針停止機能 カレンダー(日付・曜日)機能つき
CASE / BAND
ケース材質 ステンレススチール(ブラック硬質コーティング)
ケースサイズ 厚さ : 13.4mm 横 : 42.5mm 縦 : 46.0mm
ガラス材質 カーブハードレックス
ルミブライト あり(針・ダイヤルリング)
バンド材質 ナイロン
腕周り長さ(最長) 225.0mm
OTHER DETAILS
防水 日常生活用強化防水(10気圧)
耐磁 あり
重さ 95.0g
その他特徴
裏ぶた「LIMITED EDITION」表記
裏ぶたシリアルナンバー入り
逆回転防止ベゼル
シースルー・スクリューバック

まとめ

いかがでしょうか。

「【2025年新作】セイコー5スポーツ SBSA283(SRPL37K1)x DENHAM “ジーン・メーカーズ・ウオッチ 第2弾”」でした。

最初から2回目も予定されていたんですかね。

前回のディテールのまま、色味を変えてきていますが渋くて素敵だと思います。

価格も安いし、ミリタリーウォッチが欲しかった方にも、デンハム好きの方にも刺さる良モデル。

20世紀で最も著名なファッションデザイナーは、1970年代にシチズンと共同で時計を製作していた。

クォーツ技術は、1970年代の時計美学の進化に大きく寄与した。これにより、パテック フィリップを含むスイスの高級時計メーカーは、新技術に直面して実験的なデザインに取り組むしかなかった。また、HODINKEEの元エディターであるジョー・トンプソンが以前“ファッションウォッチ革命”と呼んだ現象の出発点でもあった。電池式時計の登場から10年で、ウォッチメイキングの大部分は計時機能よりも外見に重点を置くようになり、ついには時間を知らせるだけのファッションアクセサリーへと進化した。

日本から輸入されたこの技術は、大手で非常に有名なファッションブランドによる時計会社とのライセンス契約の増加を生んだ。クリスチャン・ディオール、グッチ、イヴ・サンローランといったブランドは、安価なクォーツウォッチのダイヤルに自社のロゴを付けて、大衆市場での利益を上げることができるようになった。

イヴ・サン=ローラン(1936年~2008年)、1982年1月にパリのスタジオにて。Image: John Downing/Getty Images.

パネライスーパーコピー 激安通販優良店多くのファッションブランドがライセンサー/ライセンシーとして利益を追求するなか、イヴ・サン=ローラン(Yves Saint Laurent)を取り上げることは現代のファッション界を分析する上で最も明白な選択である。彼は既成のドレスコードに鉄槌を下した革新者であり、最終的に20世紀後半の女性ファッションを定義づけた。サンローランのメゾンは、1960年代にはパリの女性の服装を保守的で堅苦しいマンネリから解放し、“オピウム(香水)”や1970年代のセックスセールス戦略で世界を騒がせ、1980年代にはあらゆるものに自信を持ってその名を刻み込んだ。

1983年にメトロポリタン美術館で開催された回顧展において、ファッションの女帝でありコスチューム・インスティテュートの大御所であるダイアナ・ヴリーランド(Diana Vreeland)によって“生きる天才”および“ファッション界の導師”として称えられたイヴ・サン=ローランは、ファッション界のエリートたちから“天才”やその類義語を与えられて絶えず称賛されてきた。これは現代の時計デザインの流れを変えた天才的な開拓者としてしばしば称えられる、ジェラルド・ジェンタ(Gerald Genta)に対する時計愛好家の賞賛の仕方に似ている。

1983年12月6日、ニューヨークのメトロポリタン美術館で開催されたコスチューム・インスティテュート・ガラの“イヴ・サンローラン: デザインの25年”にて、ダイアナ・ヴリーランドとイヴ・サン=ローラン。Image: Getty

1957年にクチュリエの巨匠であるクリスチャン・ディオールが急逝したあと、若き見習いとしてキャリアをスタートさせたイヴ・サン=ローランは、わずか21歳でディオールの後継者となった。その3年後には、自身の名前を冠したブランドを設立する。その後は、モンドリアン・ドレス、ル・スモーキング、サファリ・ルック、そして1976年の“バレエ・リュス”ショーなど、多くの名作を生み出した。このショーは、「イヴ・サン=ローランが本日発表した秋のクチュールコレクションは、ファッションの流れを変えるだろう」とニューヨーク・タイムズ紙の一面を飾った。彼は1960年代から80年代にかけて、オートクチュール界の北極星となったのだ。

イヴ・サンローランのオートクチュール、春夏2002コレクションにて登場したモンドリアン・ドレス。Image: Getty Images.

イヴ・サンローランのレディ・トゥ・ウェア(プレタポルテ)レーベル、“リヴ・ゴーシュ”は1966年に設立。オートクチュールがお金を惜しまず、またオーダーメイドのワードローブのフィッティングに時間を費やせる社交界の人々のために存在する一方で、リヴ・ゴーシュはパリの若者やトレンディな人々が集まる左岸にて若者向けの既製アイテムを販売し、もう少し手ごろな価格でYSLの世界に足を踏み入れる方法を提供した。リヴ・ゴーシュの成功の原動力を理解することは、最終的に大量のライセンス契約によってその評判を確立した会社のビジネスモデルを理解する上で欠かせない。それはYSLの世界を拡大するための道筋でもあった。

パートナーであり共同創業者、そして後に社長となったピエール・ベルジェ(Pierre Bergé)は、60年代と70年代にイヴ・サンローランというブランドのイメージを築き上げた。ベルジェは、YSLが代表するライフスタイルを顧客に受け入れさせるという点で、時代を先取りしていた。パリのファッション界の舞台裏にある陰謀を利用し、ベルジェはクチュリエであるサン=ローランを中心に立て、ブランドの魅力的かつ強力な象徴に仕立て上げた。サン=ローラン自身も広告キャンペーンに登場しており、男性用香水のYSLプールオムの発売時にヌードで登場したことは有名な話だ。

1978年9月20日、ニューヨークのスタジオ54で開催されたオピウムパーティにて、左からホルストン(Halston)、ルル・ド・ラ・ファレーズ(Loulou de la Falaise)、ポタッサ(Potassa)、イヴ・サン=ローラン、ナン・ケンプナー(Nan Kempner)。Image: Getty.

化粧品とフレグランスは、さらに広範なグローバルライセンス契約の前兆に過ぎなかった。1975年には、シチズンが日本市場向けに限定してYSL(イヴ・サンローラン)とライセンスを結び、時計を製造・販売し始めた。YSLがデザインを担当し、シチズンが製造を行っていたのだ。最初の製品ラインは手巻きの2針式で、薄型の正装時計に対する需要に基づいてつくられた。初期のデザインは、YSLのエレガントな美学に緩やかに沿ったものであり、このコラボレーションの結果、スマートにデザインされ、金メッキが施された高品質のクォーツウォッチ(いくつかの機械式も含む)が誕生したのである。

YSL×シチズンのクォーツウォッチ。80年代頃に製造されたモデル。Image: Courtesy of Beverlyna Indonesia

スリムで洗練されたデザインは、リッチなブラウンやパープル、またはシンプルでクリーンなブラックのパレットで彩られ、正確に配置されたラインが実験的なテクスチャー(スネークスキン!)とカラーを引き立てていた。1970年代という“何でもあり”の時代にあっても、これら初期のシチズンYSLモデルはスムーズかつ控えめで洗練されていたのだ。時計に刻まれたファッションの影響は魅力的であり、威圧的ではなかった。

今日、シチズンは豪華さや華やかさのイメージを強く喚起しないかもしれないが、初期のシチズンYSLコラボレーションはデザインが優れており、品質もかなりよかった。70年代半ば、すべての日本の時計メーカーがこぞってクォーツ技術を採用し、手ごろな価格と高級感の融合を試みた。誰もが認めるリーダーはセイコーだったが、同じく東京のライバルであるシチズン(当時はセイコーの売上の約4分の1に過ぎなかった)もクォーツ美学革命の最前線に立っていた。それは大いなる実験の時代であり、時計を比較的安価につくることができたため、ひとつの正しい美学的解答は存在しなかったのだ。

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社内向けのヴィンテージシチズンカタログ。Image: Courtesy of Citizen.

コラボレーションの開始当初と初期の数年は、YSLの世界観と、ある程度計算された美学的なクロスオーバーが少なからずあった。これらの時計はスリムでセクシーであり、1970年代の誘惑的な享楽主義(オピウムの香り)に満ちたサン=ローランの世界観と見事に一致していた。イヴ・サンローランのクチュール全体ではなく、手ごろな価格でYSLの一部分を楽しむことができたのだ。

YSL reverse watch
1970年代の機械式YSL、“レベルソ”。Image: Courtesy of C4C Vintage Watch Store.

YSL reversos
機械式とクォーツの“レベルソ”。Image: Courtesy of a Portuguese watch collector.

それでは、なぜオートクチュール、グラマー、カトリーヌ・ドヌーヴのようなフランスのイットガールたちで構成される世界観を持つ、グローバルに評価されるパリのメゾンであるYSLが、低価格帯の大衆市場向けウォッチを販売するライセンス契約に自らの名前を付けることを望んだのか? ベルジェは皮肉にも会社を宣伝することに成功した。彼は社長として単なるファッションハウスだけでなく、YSLロゴの力を利用し、グローバルなマスマーケット向け企業としても運営する。80年代から90年代にかけていたロゴマニアのはるか前から、同ロゴには販売力があったのだ。1998年のFIFAワールドカップ決勝戦(世界中17億人の視聴者が生中継を見ていた)前に、イヴ・サンローランはスタッド・ド・フランスで大規模なファッションショーを開催し、300人のモデルがピッチ上で巨大なYSLロゴを形成した。

そのロゴはやがて、薄れた栄光の遺物ともいえる一抹の絶望を帯びるようになった。サンローランはサングラスから寝具、さらにはタバコに至るまで、あらゆるものに名前を署名することで、強くフランスらしさを象徴するブランドイメージを消耗させ始めた。1997年、シチズン ウォッチ カンパニー オブ アメリカは、アメリカとカナダで販売するためのイヴ・サンローランウォッチコレクションを開発し、販売するライセンスを取得した。実際、YSLのライセンスは、時計、ジュエリー、レザーグッズ、ペンなど、YSLアクセサリーの世界的なマスターライセンシーであるカルティエがシチズンに与えたものである。

90s Citizen watch for YSL
90年代のシチズン×YSLモデル。

高価格帯ブランドカテゴリのライセンス製品の流入が増加するなか、百貨店や小売店の消費者は有名ブランドをますます好むようになった。これにより、ほかの製品カテゴリから非常に魅力的で有名なレーベル(ライセンスブランド)が、時計メーカーの独自ブランドと並んで参入できる絶好の環境が整ったのである。この期間中、YSLウォッチの製品開発はアメリカチームが主導し、フランスYSLの承認を得て進められたが、製品ラインナップは北米市場向けに限定されていた。コレクションは1997年4月に、ジュネーブとバーゼルで開催された高級宝飾品と時計の見本市でデビューを飾る。百貨店や高級宝飾店を対象とし、“スポーティエレガンス”をコンセプトにしていた。ラインナップは主にペアウォッチに焦点を当てており、価格帯は150ドルから500ドル(当時の相場で約1万8000~6万2000円)の範囲であった。

1996年の春夏オートクチュールショーのあと、イヴ・サン=ローランを囲むカーラ・ブルーニ(Carla Bruni、左)とカレン・マルダー(Karen Mulder、右)。Image: Getty.

これらの時計は、せいぜいかつての活力に満ちたイヴ・サン=ローランのスタイルを薄めただけに過ぎなかった。80年代から90年代にかけて、あらゆる製品に自信満々に名を刻んだブランドにとってこれは避けられない結果であった。YSLは1999年に、プレタポルテ事業をグッチに約10億ドル(当時の相場で約1139億円)で売却し、2002年にサン=ローランが引退した際にはクチュールハウスを閉鎖した。

グッチのトム・フォード(Tom Ford)がイヴ・サンローランの指揮を執り、フランスの名門ファッションハウスを支えていたライセンス契約を終了させ一掃した。「ファッション製品に自分の名前を刻むことは、かつては金儲けの手段だった。今や賢いデザイナーは、殺しのライセンス(不要なライセンス契約を排除するための決断)を求める」と、ジャーナリストのスージー・メンケス(Suzy Menkes)は2000年7月のニューヨーク・タイムズ紙で発表した。「理論としては、クライアントにより優れたサービスを提供し、デザイナーが自分の店舗でより大きな利益率を享受できる、無駄のない洗練された高級世界を創り出すことだ」

YSL watch
真の美的革命は容易に起こるものではない。そしてここで言う革命とは、大規模で時代を定義し、古いシルエットを覆し、新しいシルエットを押し付けるサルトリアの世界的浸透を意味する。20世紀後半、イヴ・サン=ローランはファッションの反乱を先導し、見事に勝利を収め、ファッション界で最も尊敬されるメゾンのひとつを創り上げると同時に、リヴ・ゴーシュで事実上プレタポルテを発明した。ファッションウォッチも同様、革命的な道を歩んだものの、その華やかさははるかに劣っていた。日本の先見性と技術は、時計業界の現状を一変させたのだ。

今日、ライセンス契約による時計はフレグランスやサングラスと並んで、ミドルラグジュアリーの高級品に位置づけられている。2024年、“ファッションウォッチ”は再定義されており、大手メゾン(ディオール、エルメス、シャネル、ルイ・ヴィトンなど)は自社独自の機械式時計製造施設を追求するか、有名なスイスのサプライヤーとの提携を進めている。しかし、クォーツ革命やYSLとシチズンのような初期のライセンス契約がなければ、ルイ・ヴィトンがタンブールをつくることも、シャネルがJ12をつくることもなかったかもしれないと言えるのではないだろうか。

H.モーザー ストリームライナー・コンセプト

ブレスレット一体型のステンレススティール(SS)製スポーツウォッチの需要が完全に廃れてしまったわけではないものの、過剰に評価されていた時代はもう過ぎ去ろうとしている。多くの人が求めてやまない、特定の人気モデルを思わせるデザインを持つ一部の時計は一時的に盛り上がりを見せていたようだが、その波もすぐに収束してしまった。しかしながら、H.モーザーのストリームライナーは健在だ。それどころか、時折このように期待を超えてくる製品を発表したりもする。以下はH.モーザーの新作、ストリームライナー・コンセプト ミニッツリピーター トゥールビヨン ブルーエナメルである。

H. Moser & Cie. Streamliner Concept Minute Repeater Tourbillon Blue Enamel
オメガ時計コピー 代金引換優良サイトストリームライナーが長きにわたって愛され続けている理由はいくつかある。そのひとつが、ほかのブレスレット一体型デザインとは一線を画していることだ。滑らかで丸みを帯びたケースシェイプ、リンクが横に真っ直ぐ伸びたブレスレット、そして(ケース同様に)年々洗練を続ける大胆な文字盤、これらすべてを組み合わせることでモーザーらしさを表現している。また、ストリームライナーはクロノグラフ、パーペチュアルカレンダー、トゥールビヨンなど素晴らしいコンプリケーションを搭載した数々のモデルのプラットフォームとしても機能しており、そのどれもがストリームライナー以外の何ものでもない一貫したデザインを有している。

今作は、ストリームライナーのケースにミニッツリピーターを格納した初めてのモデルというわけではない。モーザーとMB&Fによる“ストリームライナー・パンダモニウム”ミニッツリピーターは、延期の末に開催された今年のOnly Watchオークションにおいて30万〜40万スイスフランの想定落札価格に対し38万スイスフラン(当時のレートで約6540万円)で落札された。しかし同オークションの開催にあたっては、クリスティーズに対するサイバー攻撃、それによるオンライン入札の中止などいくつかの問題が発生していた。

Streamliner MB&F
H.モーザーとMB&Fによる“ストリームライナー パンダモニウム”ミニッツリピーター

MB&Fとのコラボレーションでもなく、文字盤上にDJパンダもいない新しいストリームライナー・コンセプト ミニッツリピーター トゥールビヨン ブルーエナメルは29万6000ドル(日本円で約4700万円、日本の販売価格は要問い合わせ)とやや控えめなプライスながら、(私の見識では)価格以上のパフォーマンスを見せてくれている。(この記事はバリュープロポジションではないが)近代的なミニッツリピーターでそのレンジにハマるものはちょっと思いつかない。パンダやフローティングテンプの代わりに、ワンミニッツトゥールビヨンを備えている。

H. Moser & Cie. Streamliner Concept Minute Repeater Tourbillon Blue Enamel
昨年のストリームライナー・スモールセコンドのリニューアル時に、この文字盤を見たという人もいるかもしれない。モーザーはこれについて、同じアクアブルーのフュメを持つ“グラン・フー”エナメルに槌目模様を施したものだと説明しているものの、私の目にはさっぱり区別がつかない。最新のスモールセコンドモデルに見られるデザインは素晴らしいと思う半面、サーキュラーグレイン仕上げが施されたインダイヤルが文字盤の美しさを損なっているように見えるのはあまり好きではなかった。新作ではミニッツリピーターのハンマーとトゥールビヨンに合わせて文字盤がくり抜かれているが、ダイヤルの質感とぶつかり合っている様子もなく見た目にも美しく仕上がっている。なお、モーザーについて語るとき、フュメと琺瑯(vitreous enamel)文字盤の説明のくだりでアンオルダインが頻繁に登場する。しかしモーザーは歴史的にこれらの技法に取り組んできたブランドのひとつであり、加えてこのふたつは価格帯も大きく異なるので、文字盤の仕上げが似ているというだけで競合することはないだろう。

H. Moser & Cie. Streamliner Concept Minute Repeater Tourbillon Blue Enamel
新作は縦・横・厚さのいずれもが約3.5mm大きくなっているにもかかわらず、驚くほど快適に着用できる。SS製のケースは直径が42.3mmで厚さが14.4mmだが、この時計に搭載された複雑機構を考慮するとさもありなんという感じだ。素材となる金属は、ミニッツリピーターにとって最適なものが選択されている。まあ、これについてはまたのちほど。針にはグロボライト®️によるインサートが施されており、暗闇でリピーターのチャイムを鳴らしたくない場合でも針で時刻を知る(時計の本来の用途のひとつだ)ことができる。

モーザーの仕上げに対するこだわりが私は大好きだ。アンスラサイトのブリッジとプレートにはモーザーのダブルストライプが施され、大手独立系ブランドの30万ドル近い価格の時計に期待される要素をすべて盛り込みつつ、精悍な印象を与えている。さらに細かく見てみると、ほかの大手ブランドがこの価格帯の時計で見落としてしまっている気配りが随所に散りばめられている。

H. Moser & Cie. Streamliner Concept Minute Repeater Tourbillon Blue Enamel
その最たるものが歯車で、下の写真では特に2番車が強調されているが、輪列内の小さな歯車にもこだわりが及んでいるのが見て取れる。モーザーはブリッジ付近だけではなく、歯車の軸やその周りの内角にも仕上げを施している。また、ムーブメントには奥行きもあり、これはランゲのようなブランドでも高く評価されているポイントである。デッドスペースを完全に排除することはできないため、美観的に優れた手法でそれをアクセントとして生かしているのだ。


ご存じのとおりトゥールビヨンはただ複雑であることが価値となっている場合が多く、モーザーはこのリリースで精度の具体的な数値を公開していない。ときにブランドが自らの時計製造の限界を超えるべく挑戦する必要があることは理解しているし、それはこの時計に関しても同様だ。モーザーには長年にわたり、素晴らしいトゥールビヨンウォッチを作ってきた歴史がある。ただし、この時計がミニッツリピーターとしてどのような評価を受けるかは見てみたい。

H. Moser & Cie. Streamliner Concept Minute Repeater Tourbillon Blue Enamel
さて、リピーターに話を戻そう。実機をチェックしていたとき、リピーターを何度か異なる環境で作動させてみた。時計は音を増幅する特別なディスプレイスタンドに設置されていたが、手に持ったり手首につけたりした状態で鳴らしてみたりもした。リピーターには、品質を語るうえでのふたつの主要な要素(音量と音質)がある。いずれのパターンにおいても、私がこれまで聴いたなかでもっとも大きな音量でも、もっともクリアな音量のリピーターでもなかった。素材とリピーターの構造に関する物理学的な話はもう少し調べる必要がありそうだが、音響性能に影響を与えているであろう要因がいくつか見受けられた。

H. Moser & Cie. Streamliner Concept Minute Repeater Tourbillon Blue Enamel
音は空気分子が振動して波となって移動することで生じ、その波が通過する素材が振動することで発生する。例えばある素材はこの伝達効率がほかの素材よりも高いが、密度の低い素材ほど音をよりよく伝えると言われている。これがF.P.ジュルヌが自社のチャイムウォッチにSSを好む理由である。パテックなどほかのブランドは、ケースの内部や文字盤の設計を利用して音をよりよく増幅する“アドバンストリサーチ”プロジェクトを試みている。サファイアガラスはSSよりも密度が低いため、理論的には音をよりよく伝えるのだが、ミニッツリピーターはクローズドケースバックのほうが大きな音がすると言われている(A/Bテストをする機会はないのだが)。ダイヤル側にチャイム機構があるほかのブランド(モーザー以外)の時計だと、F.P.ジュルヌのミニッツリピーターの音を聴いたことがあるが、そちらのほうがチャイムの音が大きかった。今回のモデルだと、厚さ2.2mmのドーム型サファイア風防が音を妨げている可能性がある。

H. Moser & Cie. Streamliner Concept Minute Repeater Tourbillon Blue Enamel
全体のパッケージを振り返ってみると、やはりなかなかに素晴らしい時計だと言える。細部をバラバラに取り上げるのではなく時計全体を見ることが大事だと考えているのだが、これが最初にストリームライナーを好きだと言った理由につながってくる。シンプルなものからとんでもない複雑機構を搭載したものまですべてを内包しつつ、ストリームライナー以外のなにものでもない優れたプラットフォームだ。同時に、細部のディテールが非常にうまく機能している。

ケース一体型のブレスレットには、モーザーのブランドロゴが刻印された3つ折りクラスプが取り付けられている。また、2.2mm厚のサファイアクリスタルも特徴的だ。モーザーがクリスタルありとなしでそれぞれのパターンの測定値を送ってくれるのはありがたい。皮肉屋は、クリスタルなしでは時計をつけられないじゃないかと言うかもしれないが、この数値は時計が手首にどのように収まって見えるかを正確に示すものである。このようなブレスレット一体型の時計の場合、ブレスレットはかなり高い位置でケースにセットされているため、ドーム型風防はMB&Fのそれほど手首から離れているようには見えない。私の感覚からすると、非常にバランスが取れていた。

H. Moser & Cie. Streamliner Concept Minute Repeater Tourbillon Blue Enamel
私はH.モーザーの以前からのファンだ。初めてスイスを訪れた際、最初に触れたブランドであり、技術的にも審美的にも成長し続けていることに感銘を受けた。また、複雑機構のスペシャリストであるアジェノーSAへの投資を通じて製造面でも着実に力をつけていることからも、今後もモーザーから多くのコンプリケーションが供給されることは間違いないだろう。

H. Moser & Cie. Streamliner Concept Minute Repeater Tourbillon Blue Enamel
H.モーザー ストリームライナー・コンセプト ミニッツリピーター トゥールビヨン ブルーエナメル Ref.6905-1200。直径42.3mm、厚さ14.4mmのSS製ケース、50m防水。槌目仕上げでアクアブルーの“グラン・フー”エナメル文字盤、時針と分針にグロボライト®️のインサート。時・分表示、トゥールビヨン上にスモールセコンド、ミニッツリピーター機能搭載。ムーブメントは手巻き式のCal.HMC 905、35石、2万1600振動/時、アンスラサイト仕上げ、プレートとブリッジにモーザー・ダブルストライプ装飾、パワーリザーブ90時間。SS製ブレスレット。価格:29万6000ドル(日本円で約4700万円、日本での販売価格は要問い合わせ)。

クラシックなデザインにハイテクな機能を載せたカシオ コレクションの新作

1988年生まれの僕と同世代の人なら、カシオ スタンダードという名前のほうが聞きなじみがあるかもしれない。現在まで続くロングセラーである1987年のMQ-24、1989年のF-91Wをはじめとし、バリューな価格に高い性能を備えたカシオ スタンダードは2021年7月に「カシオ コレクション」と名前を変えた。そして、それ以降積極的にラインナップを拡充してきている。昨今のカタログを見ると、トレンドを汲んだ爽やかなアイスブルーや鮮やかなグリーンダイヤルのアナログモデルもあったり、G-SHOCKを思わせるタフな外装の多機能モデルもあったりと、バリエーションも豊かだ。本日7月16日(火)にもダイヤルにケース、バンドまでをカラフルに染め上げたカラーバリエーションが一斉に発表されている。

ウブロスーパーコピー 代引きそして同じタイミングで、このABL-100もリリースされた。一見すると往年のカシオウォッチのようだが、6時位置には見慣れない“Bluetooth”の文字がある。そう、ABL-100はモバイルリンクを可能にしたモデルなのだ。

Bluetoothでスマートフォンに接続後、公式アプリのCASIO WATCHESで各種操作が可能だ。

デザインを見てみると、1995年に登場したA168の面影が強い。液晶の外周をぐるりと囲むブルー&ホワイトのラインに、各ボタンの機能を示す表示、色こそ変わったが“ILLUMINATOR”や“WATER RESIST”(とWRのアイコン)なども共通している。そのうえでさりげなく、右上にあった“ALARM CHRONO”が“STEP TRACKER”に置き換わっているのも面白い。トノー型のケース形状に変わりはないが、現行のA168と比較するとサイズは横幅が41.6mmと3mm増、縦が37.9mmで1.6mm増、しかし厚さに関しては8.2mmと1.4mmもシェイプされている。モバイルリンクに加えて歩数計測、デュアルタイムと機能的には大きく拡充しつつ、薄型化を実現している点は素晴らしい。オシアナス、G-SHOCKで培われた高密度実装技術の恩恵を受けているように思う。重さも60gと、10gのみの増加にとどまっている。

歩数表示やBluetoothのアイコンなど表示内容は増えてはいるものの、デジタル数字のフォントやアンバーな液晶は1989年のA159W(そしてカシオのデジタルウォッチにおいてアイコン的な存在であるF-91W)から続く雰囲気を踏襲している。また、ブレスレットのデザインも、1980年代前半のT-1500やCFX-200など当時のメタルモデルによく見られたフラットな多列ブレスを想起させるものになっている。しかも、作りも昔懐かしい巻きブレスだ。総じてルックスはとことんクラシックに寄せられている。

今回のリリースではシルバーカラーのABL-100WEに加え、全面にゴールドIPが施されたABL-100WEGも用意された。価格はABL-100WEが1万1000円、ABL-100WEGが1万3750円(ともに税込)で、今年8月に発売を予定している。

ファースト・インプレッション
古きよきカシオファンのツボをつく1970〜80年代のデザインを踏まえながら、現代的な機能を搭載。このギャップに僕はすっかりやられてしまった。現在ではG-SHOCKでもほとんどのモデルにも搭載されるようになったモバイルリンク機能だが、まさかカシオ コレクションの見た目でライフログがとれるようになるとは思ってもいなかった。あえてスマートフォンと接続できる新モデルとしてではなく、なじみ深いデザインに同機能を載せたところにカシオの遊び心が感じられる。価格こそカシオ コレクションでは珍しく1万円を超えているが、機能を拡充しながらも極力キープされたケースサイズ、クラシックながら着用感に優れるブレスと、細部に目を向けると値ごろ感さえある。動力がタフソーラーではなく電池式になっている点だけ惜しくはあるが、その結果ダイヤルの質感が変化したり、G-SHOCKのプライスレンジに突入してしまったりするのならこのままでもいいと僕は思う。あくまでこの時計はカシオ コレクションであり、気軽に手が出せる存在であるほうがしっくりとくる。

昨年、G-SHOCK初代モデルが立体商標を取得したことがニュースになった。G-SHOCKというプロダクトが長い時間をかけて僕たちの生活の一部となった結果だが、ABL-100で採用されたこのフォルムもまた、カシオのデジタルウオッチにおけるスタンダードだと思う。今日では、SNS上でも国境を超えてA168、A159といった名機が愛されている様子が日々アップされている。それだけ認知された存在だからこそ、ハイテクな“チプカシ”という今回の新作はシャレが効いていて思わずニヤリとしてしまう。僕はひと目でそれとわかる、シルバーのABL-100WEを手に入れるつもりだ。このクラシックな液晶でワールドタイムを操作してみるのが、今から楽しみでならない。

基本情報
ブランド: カシオ コレクション(CASIO Collection)
型番: ABL-100WE-1AJF(シルバー)、ABL-100WEG-9AJF(ゴールド)

直径: 41.6mm
厚さ: 8.2mm
ケース素材: メッキ加工を施した樹脂素材
文字盤色: ブラック(ABL-100WE)、ゴールド(ABL-100WEG)
夜光: LEDライト
防水性能: 日常生活防水
ストラップ/ブレスレット: ステンレススティール
追加情報: モバイルリンク機能(自動時刻修正、ライフログデータ、簡単時計設定、タイム&プレイス、ワールドタム、携帯電話探索)、デュアルタイム、歩数計測機能、100分の1秒ストップウォッチ、タイマー、時刻アラーム(5本)

価格 & 発売時期
価格: ABL-100WE 1万1000円、ABL-100WEG 1万3750円(ともに税込)
発売時期: 2024年8月発売予定

NASAの飛行テストを合格したスピーディーに捧げる、モノクロームのオマージュモデル。

1960年代、NASAが宇宙飛行に使用する時計を募集した際、応じたブランドはオメガ、ウィットナー、そしてロレックスの3社であった。1965年3月1日に過酷なテストが完了した時点で、すべての試験を通過したのはオメガのスピードマスターだけであり、そのあとの歴史は周知のとおりである。この歴史を称えるべくオメガとスウォッチは、その試験から60周年を迎える今年、新たなムーンスウォッチを発表する。今回のモデルは限定ではなく、モノクロームのカラーリングを採用し、NASAの試験を通過したオリジナルのリファレンスにオマージュを捧げたデザインとなった。

Omega x Swatch Moonswatch 1965
NASAの試験を受けたRef.105.003のスピードマスターはブラックダイヤルを採用していたが、新しいムーンスウォッチはその配色を反転させ、極上オメガスーパーコピー販売専門店そら~ホワイトダイヤルにグレーのバイオセラミック製ケース(42mm×13.25mm)、さらにグレーのベルクロストラップを組み合わせた。そこにヴィンテージリファレンスへのオマージュも随所に盛り込んでいる。オリジナルのオメガロゴ、フォント、針が使用されており(もちろんスウォッチの要素も追加されている)、さらにアプライドロゴも採用されているのだ。

Omega x Swatch Moonswatch 1965
UVライトを照らしてみると、クロノグラフのカウンターがアップデートされているのがわかる。これまで“60”と表示されていた部分には“19”が、“10”の位置には“65”が配置されており、どちらも青く発光するスーパールミノバを採用している。さらに、通常どおり“60”と表示されるスモールセコンドも発光する仕様だ。これはトライアルの年である1965年とその60周年にちなんだものである。

しかし、これは単なる視覚的な演出ではなく、実用上の機能として組み込まれている。ムーブメントが改良され、合計19時間65分までクロノグラフの計測ができるのだ。つまり、時間表示は65分ごとに1時間としてカウントされるという、やや奇妙な仕組みである。さらに64分が経過すると、ブランドが“ラップ・オブ・オナー(栄誉の1周)”と呼ぶ動作が発生し、上部のふたつの針が1周してから次の時間を示すというユニークな動きをする。

Omega x Swatch Moonswatch 1965
この限定ではないモデルは、2025年3月1日よりスウォッチストアで販売開始される。価格はほかの(ムーンフェイズを除く)ムーンスウォッチと同じく4万700円(税込)だ。

我々の考え
今朝、Instagramでこの時計のティザーを見たとき、正式発表までまだ時間があると思っていた。実際には発表までではなく、店舗で手に取れるまでの時間があるということだったようだ。興味深いリリースではあるが、NASAの試験を通過したブラックダイヤルの時計を称えるにあたって、ホワイトダイヤルを選んだのは少し意外に感じる。

Omega x Swatch Moonswatch 1965
もしかすると、ムーンスウォッチシリーズはすでに数多くのバリエーションを展開してきたため、新たなアイデアやアレンジの方向性が限界に近づいているのかもしれない。もともとスピードマスターは長年にわたり一貫したデザインと信頼性を誇る時計であり、その枠組みのなかで新たな解釈を生み出すのは難しくなってきているのだろう。ヴィンテージフォントやそのほかのディテールを除けば、今回の新作は、昨年私がレビューしたホワイトラッカー仕上げのスピードマスターを思い起こさせる。真っ白なダイヤルにブラックの針が映えるデザインは印象的で、やや“アラスカプロジェクト”を思わせる雰囲気を持ちつつも、赤いケースや針がないぶんよりシンプルで洗練された選択肢となっている。

Omega x Swatch Moonswatch 1965
基本情報
ブランド: オメガ × スウォッチ(Omega × Swatch)
モデル名: スピードマスター ムーンスウォッチ 1965(Speedmaster Moonswatch 1965)
型番: SO33M106

直径: 42mm
厚さ: 13.25mm
ケース素材: バイオセラミック
文字盤: ホワイト
インデックス: プリント&アプライドロゴ
夜光: あり、グレードA スーパールミノバ(針とインデックスはグリーン夜光、数字の19・65・60はブルー夜光)
防水性能: 30m
ストラップ/ブレスレット: グレーのベルクロストラップ(ライトグレーのステッチ入り)、グレーのバイオセラミック製ループ

Omega x Swatch Moonswatch 1965
ムーブメント情報
キャリバー: 特殊カウンターを備えた改良型クロノグラフムーブメント
機能: 時・分表示、スモールセコンド、クロノグラフ
巻き上げ方式: クォーツ

価格 & 発売時期
価格: 4万700円(税込)
発売時期: 2025年3月1日発売予定
限定: なし

新たなサイジング、そして洗練されたダイヤルデザインにより、

フレデリック・コンスタントはコラボレーションモデルを数多く手がけてきたが、今回のウォッチエンジェルス(Watch Angels、独立時計師やブランドと協力し、独自の時計を製造・販売するスイスのプラットフォーム)との共同プロジェクトは特に注目に値する。ウォッチエンジェルスは時計収集家コミュニティでありながら、アビヤージュ(外装)製造も手がける存在だ。今回の限定モデル、ワールドタイマー マニュファクチュールは、従来の42mmから約40mmへとサイズダウン。ケースは新たに再設計され、ステンレススティール製のケースにはヘアライン仕上げをあしらうほか、ベゼルはポリッシュ仕上げとした。ダイヤルも視認性と明瞭さを重視して再考されており、日付表示のインダイヤルを排除。都市ディスクを傾斜させることで立体感を演出した。さらに昼夜表示のサン&ムーンディスプレイも、洗練されたシンプルデザインへと見直された。

この新しいSS製ケースは、傾斜のついたラグと鋭い面取り加工を特徴とし、サイズは40.5mm×13.4mm。シースルーバックを採用しており、そこからフレデリック・コンスタントの自社製Cal.FC-718を眺めることができる。このムーブメントは、時・分・センターセコンドに加えてワールドタイム機能も備え、すべての操作をリューズのみで行うことができる。パワーリザーブは約38時間とやや短めだが、ケースは50mの防水性能を確保している。また本作では、サンバースト仕上げのブルーダイヤルが鮮やかな輝きを放ち、サークルグレイン仕上げが施されたミニッツトラックが繊細な質感を加えている。さらにロジウムプレート仕上げのアプライドインデックスと、手作業で磨かれたロジウムカラーの時・分・秒針が、全体のデザインをより一層洗練された印象に仕上げている。針の形状はローラン・フェリエを思わせるアセガイ(槍)型となっており、エレガントな雰囲気を漂わせる。

限定モデルはウォッチエンジェルスを通じたサブスクリプション方式のクラウドファンディングによって、2025年3月13日まで先行購入が可能となっている。最信頼性のオーデマピゲスーパーコピーそれ以降は、718本限定のうち残りのモデルが2025年10月からフレデリック・コンスタントにて販売される予定で、価格は4995ドル(日本円で約75万円)だ(編注;日本未発売予定)。

我々の考え
フレデリック・コンスタントが本領を発揮するのは、優れた価値を手の届きやすい価格帯で提供することに成功したときだと思う。たとえば、ハイライフ パーペチュアルカレンダーは市場における最もコストパフォーマンスに優れた機械式永久カレンダーモデルのひとつと言える。私はハイライフ ワールドタイマーを所有しており、このキャリバーの使いやすさにはなじみがある。さらに、私がHODINKEEに加わって間もないころに執筆した初期の記事のひとつが、ブルーダイヤルのワールドタイマー マニュファクチュールについてだった。その時計には多くの魅力を感じたものの、いくつかの点で惜しい部分もあったと記憶している。

提供された写真を見る限り、ダイヤルとケースの仕上がりは見事であり、標準モデルに感じていた課題(ダイヤルの一体感の欠如や、やや不格好なケース形状)を大幅に改善しているように思える。ケース径が小さくなったことで、より多くの人にとって装着しやすくなった点も評価できる。価格は5000ドル(日本円で約75万円)弱と依然として手ごろであり、市場におけるフルスペックのワールドタイマーとしては最も手の届きやすいモデルのひとつだ。競争相手として挙げられるのは、109万5600円(税込)のノモス チューリッヒ ワールドタイマーあたりだろう。

しかし、このキャリバーにはいくつかの弱点もある。まずパワーリザーブが約38時間とやや物足りない。また、自動巻きムーブメントとしてコストパフォーマンスを優先した設計のため、厚さは13.4mmとやや分厚い。一方でノモス チューリッヒ ワールドタイマーは2.5mm薄い(もっともノモスのモデルはワールドタイム機能をリューズ操作で完結できるわけではなく、また、すべてのタイムゾーンを同時表示するクラシックなワールドタイマーではない)。さらに日付表示がないため、その点を求める人には物足りないかもしれない。しかし今回のデザインでは日付を省略したことで得られた視認性や、デザインの統一感のほうが価値があると感じる。とはいえこのモデルはスポーティなGMTではなく、手ごろな価格のトラベルウォッチを探している人にとって、間違いなくおすすめできると言えるだろう。

基本情報
ブランド: フレデリック・コンスタント × ウォッチ・エンジェルス(Frederique Constant x Watch Angels)
モデル名: ワールドタイマー マニュファクチュール リミテッドエディション(Worldtimer Manufacture Limited Edition)
型番: FCWA.718.SS.2.1.1

直径: 40.5mm
厚さ: 13.4mm
ケース素材: ヘアライン仕上げとポリッシュ仕上げを組み合わせたステンレススティール製3ピースケース
文字盤: サンバースト仕上げのブルー、ミニッツトラックにサークルグレイン仕上げ
インデックス: ロジウムプレート仕上げのアプライド
夜光: なし
防水性能: 50m
ストラップ/ブレスレット: ブラックのハンドメイドカーフレザーストラップ(同色ステッチ)、フォールディングバックル

Frederique Constant x Watch Angels Worldtimer Manufacture Limited Edition
ムーブメント情報
キャリバー: FC-718
機能: 時・分表示、センターセコンド、ワールドタイマー
パワーリザーブ: 約38時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時
石数: 26
クロノメーター: なし
追加情報: すべての機能をリューズ操作で調整可能、反射防止加工を施したドーム型サファイアクリスタル、刻印入りのシースルースクリューバック

価格 & 発売時期
価格: 4995ドル(日本円で約75万円)
発売時期: ウォッチエンジェルスでのサブスクリプション注文受付は2025年2月13日開始、フレデリック・コンスタントでは2025年10月より販売予定
限定: あり、世界限定718本(編注;日本未発売予定)

腕時計型メトロノームのテンポ・ルバートとは

一見すると、“テンポ・ルバート(Tempo Rubato)”は時計として本来備えているべきもの、つまり針が欠けているように見える。しかし、この22歳の岡田 樂(がく)氏による独創的な卒業制作は、そもそも時間を表示するためのものではない。その特徴的な大きな音で刻まれるチクタクという音こそが、この時計の本質であり世界初の純粋な腕時計型メトロノームなのだ。

岡田 樂氏は、東京のヒコ・みづのジュエリーカレッジに在籍する大学院生であり、時計製作とジャズドラムというふたつの情熱を融合させた革新的なデザインを生み出した。北海道出身の彼は、幼少期から時計学に強い関心を抱き、スーパーコピー販売おすすめ優良サイトその道を究めるために、浅岡 肇氏が率いる東京時計精密株式会社で修業を積んだ。まだ22歳ながらも、音楽的なリズムと伝統的な時計製作の技術を独創的に融合させた作品を生み出し、その創造力はすでに際立っている。

セイコーインスツルメンツ(日本の時計業界を代表する巨大企業の一部門)はかつて、メトロノーム機能を備えたクォーツウォッチを製造していた。しかし、“テンポ・ルバート”は機械式の革新性において独自の地位を確立している。この39.5mmの時計のようなデバイスは、世界初の純粋な機械式腕時計型メトロノームだ。ポリッシュとヘアライン仕上げが施されたスティール製ケースに、流麗なラグが組み合わされ、そして何よりも注目すべきは、リューズが存在しないところだ。8時位置のプッシャーでメトロノームをスタート/ストップできるが、リューズが見当たらない。この仕様はある疑問を呼び起こす...どのようにしてゼンマイを巻き、テンポを設定するのか?

テンポ・ルバートのベゼルは、ユリス・ナルダン フリークをほうふつとさせるふたつの機能を備えている。サファイアクリスタルの下には固定されたマットブラックのチャプターリングが配置され、繊細な白いブレゲ数字がビート・パー・ミニッツ(BPM)を示している。そしてこのギザギザのベゼルこそが動力源となり、テンポの調整機構を兼ねている。時計回りに回せば主ゼンマイを巻き上げると同時にBPMが上昇し、反時計回りに回せばリズムが減速する仕組みだ。

この洗練されたシステムは、中央のSS製キャリッジによって作動する。キャリッジは平行に配置されたスティール製のロッドに沿って垂直に移動し、その動きはマットブラックの扇形の開口部から垣間見ることができる。この開口部を通じて岡田 樂氏独自のムーブメントの一部がのぞく仕掛けだ。キャリッジが上昇するとメトロノーム針の振れ幅が小さくなり、振動数が増加する。逆に下降すると振動数は低下する。特筆すべきは、この調整がメトロノームのビートを崩すことなく、シームレスに行える点である。実際の動作を見てみたい? ぜひ、同僚の和田氏とHODINKEE Japanによる素晴らしい動画をチェックしてみて欲しい。

テンポ・ルバートの心臓部は、脱進機のガンギ車の歯形とアンクルのルビーが精密に再設計された特別な脱進機が搭載されており、アンクルの動きを完全に対称で制御することが可能となった。この高度な設計は、どんな時計職人にとっても驚異的なものだが、それが新卒の若者によるものだと考えるとなおさら驚かされる。彼の革新的なアプローチには、浅岡 肇氏と片山次朗氏(大塚ローテックで名高い)のもとで修業を積んだ経験が大きく影響している。特にミネベアミツミの極小ボールベアリングの活用はその代表例であり、これには直径1.5mmから3mmの計15個のベアリングが組み込まれている。この技術は今年1月にHODINKEEで取り上げた大塚ローテック 5号改にも採用されていたものと類似している。

巻き上げ機構の歯車は、ベゼルを回転させることでメトロノームの中央針に直接力を伝え、内部を作動させる。この設計において、通常のウォッチメイキングで採用されるルビーの軸受けでは強度が不足するため、ボールベアリングが採用された。テンポ・ルバートを時計ではなく、腕に装着する楽器と考えればこの頑丈さを重視したエンジニアリングのアプローチが理にかなっていることがよくわかる。そしてこの視点こそが、本作の魅力をより一層際立たせているのだ。

テンポ・ルバートの設計は、岡田 樂氏が2024年2月にCAD上で着手したものであり、そのころょうど浅岡 肇氏の東京時計精密株式会社でのアルバイトを開始した時期でもあった。ムーブメントにはETA 7750の基本構造が一部採用されているが、使用されているのは香箱と2番車のみであり、脱進機は完全にオリジナル設計となっている。このプロジェクトの本質的な課題を考えれば、岡田氏がこれをエルゴノミクスを考慮したSSケースに収め、さらに耐衝撃性といった日常的な使用に配慮した設計を組み込んだことは特筆に値する。

特徴的なフォルムとバランスの取れたオープンワークのレイアウトは、ヘアライン仕上げとサンドブラスト仕上げを組み合わせ、さらに埋め込み式の整然と配置されたネジや面取りが施されている。6時位置に配されたロゴは、将来的な自身のブランド設立を示唆しているかのようだ。全体を貫くのは、自由な発想と造形の新鮮さでありながら強いプロポーションの意識に支えられたデザインである。

我々は前例のない画期的なプロジェクトに取り組むうえでの課題について、岡田 樂氏に尋ねた。「今回最も難しかったのは、ムーブメントのおもしろい機構部分を見せつつ、ダイヤルをデザインすることでした。メトロノームを動かすこと自体、最初から困難でしたし、可動機構を損なわずに最終的なデザインをまとめ上げるのも非常に苦労しました」

テンポ・ルバートの洗練されたプロポーションと革新的な機能を目の当たりにすると、岡田 樂氏の次なる挑戦が気になるところだ。「今は、このメトロノームの新バージョンに取り組んでいます。時・分・秒を表示する時計としての機能を加えたもので、少数ながら販売する予定です」と彼は語る。ウェアラブルなサイズにメトロノームと時計の両方を組み込むことは、若きクリエイターにとって新たな課題となるだろう。その実現がどのような形になるのか、想像が膨らむばかりだ。

ウォッチメイキングの未来、そして私のようなライターとしての生業も含め、この歯車の世界が存続していくためには若い世代を取り込むことが不可欠だ。マーケティングの力でZ世代の関心を引くことはできるかもしれないが、業界が直面するより差し迫った課題は別にある。それは時計職人の高齢化だ。特にヨーロッパや北米では、多くの職人が50歳を超え、引退を迎えようとしている。

このような人口動態の変化により、岡田 樂氏のような若い才能を発掘し、育成することがますます重要になっている。そのためLVMHプライズ フォー ウォッチメイキング スチューデント(LVMH Prize for Watchmaking Students)のような取り組みが、業界においてきわめて重要な役割を果たす。岡田氏がこのようなコンペティションに参加するかは不明だが、彼が東京時計精密株式会社で浅岡 肇氏のもとで修業を積んだ経歴を考えれば、ウブロ 時計 コピー 代引きその将来はとても有望だ。同社はクロノトウキョウやタカノといったブランドを手がけるほか、片山次朗氏の大塚ローテックとも協力関係にある。こうした環境のなかで、岡田氏の才能はさらなる飛躍を遂げることだろう。

我々は彼に、自身の将来についてどのように考えているかを尋ねた。「卒業後は、自身のブランド“GAKU”を立ち上げる予定です。浅岡さんが率いる東京時計精密株式会社がブランドをサポートしてくれることになっています。私は、音楽や楽器からインスピレーションを得た作品をつくり、これまで存在しなかった独自の機械式ムーブメントを設計していきたいと考えています」。この謎めいた言葉を聞けば、浅岡氏の確かな指導のもとで、彼が次にどんな作品を生み出すのか目が離せないことは間違いない。岡田 樂氏のさらなる作品をチェックしたい方は、ぜひ彼のInstagramをフォローして欲しい。そこでは、この若き時計師が自身の創造的なアイデアを数多く発信している。

Watch Media Online オフラインミーティング レポート

某月の祝日のある日、銀座にて、コロナ禍でオフ会を控えていたWATCH MEDIA ONLINEのオフ会(WATCH MEDIA OFFLINE)が、編集人のKitamura(a-ls)さんとCC Fanさんの出席で久々に開催されました。

まず参加者全員の自己紹介の後、オーデマピゲスーパーコピー 代引き優良サイト自身の名前で独立された関口陽介さんへのエールなど、普通のオフ会ではなかなか聞かれない話題から歓談が始まりました。

知識の宝庫であるCCFanさんが、Watch Media Onlineのブログにも書いていた関口さんの誠実な人柄、彼が選ばれたサプライヤー、そして関口さんのヤーゲンセンスタイルへのこだわりと時計の仕上げに関して語られ、続いて自身のペンネームにも使われているクリストファークラーレの所有モデルに関する機構説明などに話題は展開していき、さらには複雑機構で定評のある独立時計師アンドレアス・ストレーラやハルディマンの話に。

「わからないことがあったら時計師に直接聞けばいいから」と、フランクにすごいことを語る姿はさすがでした。

そんな会話をしながら食事が進み、皆様のコレクションが卓上を華やかに彩りました。
パテック、オーディマピゲ、ランゲ、ブレゲなど至高のブランドに加えて、時計を知っている人だから選ぶこだわりのブランドが集まりました。

ノーチラス、オデュッセウス、ロイヤルオーク、オーヴァーシーズと、いわゆるラグスポ時計が揃う中、圧倒的な存在感を漂わせて参加者全員を虜にしていたのが、ランゲ&ゾーネのプールルメリット。

プロイセンの最高の名誉勲章プールルメリットを模範にしたランゲシンプルなデザインの中にブランドの精度を追求する姿勢が表れた時計です。1994年にランゲが復興した際に作られた作品で、ゼンマイの動力伝達にフュージという鎖引きで手間のかかる機構を使用しております。フュージを使わなくても高精度の時計は作れますがそこをあえて手間のかかる時計を作ったランゲ。パテックに並び立つことを謳ったメゾンの再興への熱き想いを感じさせます。

他にも素晴らしいコレクションが沢山集まっておりましたが、私のレポートはこの辺で。
集まった素晴らしいコレクションの写真を最後に載せておきましょう。

今回参加なさった方々、ごくろうさまでした。

【追記】
Satoさんレポートありがとうございました。
WATCH MEDIA ONLINEのKitamura(a-ls)です。ずいぶんと間が空いてしまいましたが、久々にOFF会を行いました。もともとWMOを立ち上げた理由のひとつには、ユーザー間のコミュニケーションを膨らませたいという意図があり、コロナ前は積極的にいろいろなイベントや会合をやっていたのですが、長い自粛の期間があったことで、どうやらまた、一からやり直しという気持ちでおります。
定期的なOFF会やユーザメリットに繋がりそうなイベントをいろいろ企画しているのですが、たくさんの時計を集めた会合を開くのも、なんか物騒な最近の時節柄もあって、以前のように一般に告知して募集という形よりも、当面はお知り合いやその推薦をいただいく"半会員制"のような形で行くべきなのかなと思っています。ま、焦らずに一歩一歩進めていきます。

近々では、今月の27日(土)に、わたくしKitamuraとCCFanさんのトークで、『Watches&Wonders2023 報告会』を都内で開く予定です。すでにほぼ満席状態なのですが、参加ご希望の方がいらっしゃいましたら、若干名お席をお作りします。ご興味をお持ちの方は、この記事のコメント欄に非公開でコメント&ご連絡可能なメールアドレスを残してください。 
宜しくお願いいたします。

ペキニエ 39mmのフレンチマニュファクチュール「 ATTITUDE 」が、遂に始動

カリブルヴァンテアン株式会社(ペキニエ日本輸入総代理店)は、アンダー 40mmのフレ ンチマニュファクチュール「 ATTITUDE 」 を 2023年5月より発売開始します。

フランス・ ジュラ地方のモルトーに位置するペキニエは、 1973 年以来、フランスの時計製造のノウハウを継承し 続け、今年 50 年の節目となりました 。

2008 年に独自のオートオルロジュリー研究所を開設 以後、 第三の ペキニエ オリジナルキャリバーとなる EPM03 を擁した ATTITUDE は 、 E PM01,02 搭載の ROYALE 同様に 自由でオリジナリティーに溢れ 、そして 高い品質を 提供します 。

フランス時計産業 発展 ・拡大 意思の表れ からネーミングされた ATTITUDE ( 姿勢 )は、 エレガントとメカニカルを融合させ た デイリーユースを コンセプトとし 、機械式腕時計入 門者からコレクターまで幅広い方々に 向けられたコレクションです。

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Watch &Wonders 2023で拝見することができた実機写真をお送りします。


今回、パネライスーパーコピー 代金引換優良サイトW&Wに初参加のペキニエ。
「バーゼルの小規模メーカー」が集まる「パレス」の名を冠したセクションに出展しています。
元々W&Wに居た小規模メーカーが集まる「カレ・ド・オロロジ」とはまた違った雰囲気です。


ブランドイメージの統一のために象徴的なオレンジ色で飾られたブース。
色遣いやフォントによるデザインコードを厳格にすることでよりブランドイメージを明確にしていく戦略のようです。


デモンストレーション用のトレイもオレンジでまとめられています。


50周年という事で盛り上がるペキニエ、色々なニュースもお伝え出来そうです。

【ケース】
直径:39 mm
厚さ:9.05mm
316Lステンレススティール
5ATM
ドーム型反射防止サファイアクリスタル、ポリッシュ仕上げケース
シースルーバック
「 Fleur - de - Lys 」のロゴがエンボス加工されたリューズ
反射防止サファイアクリスタルを使用したねじ込み式ケースバック

【ムーブメント】
EPM03 Calibre Initial
( カリブル イニシャル )
28,800振動、65時間パワーリザーヴ、
ヴェルサイユ宮殿の噴水(フォンテーヌ)と フランス王家の紋章(リース)で 彩られた タングステン・ ローター
- 2 件の国際特許 -
1. カレンダー(操作禁止時間帯無しの ジャンピング・デイト )
2.両方向自動巻上機構(ペキニエオリジナル・ラチェット式)

【ストラップ】
アリゲーター【バックル】 リースマーク付き 2 つ折れタイプ

Ref,9060333
550,000(税込)
Sunray silvered with roman
Bluesteel hand’s


Ref,9060313
550,000(税込)
Sunray white opaline


Ref,9060343
550,000(税込)
Sunray charcoal grey

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