【2026年新作】エルメス「H08 スケレット」が示す次なる飛躍。専用設計Cal.H1978Sと「S」の正体
2021年の誕生以来、エルメスのメンズウォッチを牽引するフラッグシップコレクションへと成長した「エルメスH08(Hermès H08)」。
そのH08が、2026年の「ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブ」にて、新たなステージへと突入しました。
それが、コレクション初となる「エルメスH08 スケレット」です。
単に文字盤をなくしただけではありません。H08特有の「角が丸みを帯びたクッション型」ケースに合わせて専用設計されたスケルトンムーブメントを搭載することで、エルメスのウォッチメイキングは新たな次元に達しました。
本稿では、この野心作が放つ「S」のメッセージと、その実力について深掘りします。
⚙️ 妥協なき「専用設計」。Cal.H1978Sが変えるH08の常識
世の中のスクエア型やクッション型ウォッチの多くは、丸いムーブメントを無理やり角型のケースに収めるため、スペースに無駄が生じたり、バランスが悪くなったりする課題がありました。
しかし、今回の「エルメスH08 スケレット」は違います。
エルメススーパーコピー時計ケースとムーブメントの完全な調和
搭載されるCal.H1978Sは、H08のケース形状に合わせて設計された専用ムーブメントです。
ブリッジの素材: ケースと同じチタンを採用し、一体感を演出。
ローターの形状: ケースの輪郭に沿うようにカーブした、独自の形状を採用。
視覚的リンク: 文字盤側のインナーミニッツトラックにも、ケースのフォルムがリフレインされています。
「四角いケースに丸いムーブメントを詰め込んだ」ような不格好さは皆無。ケースから裏蓋、そして内部のメカニズムまでが完全に調和した「本物感」が、このモデルの最大の魅力です。
🎨 2つのバリエーションと装着感
ラインナップは、文字盤のカラーリングが異なる2種類が展開されます。どちらもケース素材はブラックDLCコーティングを施したチタン、ベゼルにはブラックセラミックスを採用し、軽さと強度を両立しています。
ブルーアクセントモデル
Ref. W408393WW00
針とインデックスに鮮やかなブルーの蓄光塗料が施されたモデルです。スケルトン特有の視認性の低さをカバーしつつ、ブラックのケースとのコントラストが際立つ、スポーティーでモダンな一本です。
モノクロームモデル
Ref. W408556WW00
全体をグレーで統一したモデル。視認性よりも「機械の美しさ」を優先したデザインで、多彩なカラーのラバーストラップ(別売または選択式)と組み合わせることで、よりカジュアルな印象にドレスダウンできます。
スペックと装着感
サイズ: 縦42mm × 横39mm(ラグからラグまで)
厚さ: 11.69mm(従来モデルより1mm以上増)
防水: 10気圧
厚みは増しましたが、ダークトーンで統一されたビジュアルとチタンの質感により、実際の手首への収まりはコンパクトに感じられます。10気圧防水という実用性も健在です。
🤝 ヴォーシェとの協業が生んだ「S」の正体
このCal.H1978Sを手掛けたのは、エルメスが株式を保有する高級ムーブメントメーカー「ヴォーシェ・マニュファクチュール・フルリエ」です。
彼らはパルミジャーニやリシャール・ミルなどにも供給を行う実力派。エルメスにとって、このムーブメントを「インハウス」と呼ぶか「マニュファクチュール」と呼ぶかは議論の余地があるかもしれませんが、確かなのは「既存のCal.H1837のハードルをさらに超えた」という事実です。
「S」が意味するもの
ムーブメント名「Cal.H1978S」の末尾にある「S」。
これはもちろん「Skeleton(スケルトン)」を意味しますが、同時に「Standard(標準)」や「Series(シリーズ)」への布石ではないか、と業界では囁かれています。
将来的に、スケルトンではない通常モデルにも、この専用設計ムーブメント(Sの付かないバージョン)が搭載される可能性があります。つまり、このモデルはH08コレクション全体の「格上げ」を告げる序章なのです。
📊 スペック比較まとめ
型番 特徴 発売時期(予定)
W408393WW00 ブルーインデックス 2026年7月
W408556WW00 モノクローム(グレー) 2026年11月
共通スペック
ムーブメント: 自動巻き Cal.H1978S(28,800振動/時、約60時間パワーリザーブ)
ケース: ブラックDLCチタン(39mm)+セラミックベゼル
価格: 3,465,000円(税込)
📌 まとめ:350万円が生む「完全なる調和」
従来モデルの価格の2倍以上となる346万5000円。
この価格設定は、H08を「遊び心のあるエントリーモデル」から「本格派の高級時計」として再定義するものです。
しかし、ケースの輪郭に合わせて削り出されたローターや、チタンの質感が内部から輝く様を見たとき、その価格に見合うだけの「美しさ」と「技術」がそこにはありました。
「ただのファッションウォッチ」と思わせておいて、中身は超一級品。エルメスH08 スケレットは、そんな大人の遊び心と、時計愛好家の目を満足させる一台です。